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伝統の継承者たち~進化したストラト10選~

進化したストラト Ibanez AZ2204

フェンダー・テレキャスターの後継機種として1954年に登場したストラトキャスターは、

  • 身体にフィットし、ボディバランスが良く、ハイポジションも弾きやすい抜群の演奏性
  • 3つのピックアップによるサウンドバリエーションと、アームによる表現力

というこれまでになかったアドバンテージを持ち、瞬く間に「エレキギターの王道」の地位を築きました。ボディ、ネック、電気系をバラバラに生産できる高い生産性もあって、後に続く様々なエレキギターブランドがストラトの基本構造を参考にしています。

ここでは、そんなフェンダー・ストラトキャスターが切り拓いたエレキギターの伝統を受け継ぎ、独自の進化を遂げたギターたちを10モデル厳選していきます。

備考:

「ストラトキャスター」を名乗ることができるのはフェンダースクワイアのものだけで、今回チェックする「進化したストラト」たちは、ざっくり「ストラトキャスター・タイプ」と総称されます。

発表!「進化したストラト」10選

ではさっそく、代表的な「進化したストラト」を1ブランド1モデルに絞ってみていきましょう。選定基準は、

  • アーティストモデルではない、レギュラーモデルであり、かつ定番機種であること
  • コピーモデルではなく、ブランドの個性が色濃く反映されていること

この2点です。ストラトキャスターの伝統は、いろいろな開発者の想いを受け、さまざまなギターを生み出しました。

Ernie Ball Music man

フェンダー社を退いた(1965年)レオ・フェンダー氏が1972年に立ち上げたのが「Music Man社」で(1985年にアーニーボール社が買収)、フェンダーの伝統やブランドイメージから解放された自由な立場から、新しい製品をリリースしていきました。
Ernie Ball Music Man のギターについて

Silhouette Special

Music Man Silhouette Special

ミュージックマンの定番機種「シルエット(HSH配列、トレモロレス)」は、後に続く様々なモデルの手本となっています。「シルエット・スペシャル」もその一つで、SSHピックアップ配列に、ヴィンテージ・スタイルのトレモロユニットを備えています。ミュージックマン製品の大きな特長は、「ボディ形状を大幅に見直すことによって実現できた、意味不明なフィット感による高い演奏性」です。ボディエッジの立体的な加工も演奏性のためで、結果として今回チェックするなかで「最もストラトキャスターから遠ざかったルックス」になっています。

弦長(スケール)はフェンダーサイズのままなのに、指の運びが非常にラクです。また、同社オリジナルの「サイレント・サーキット」も注目です。パッシブピックアップのピュアなサウンドはそのままに、ノイズだけが大幅に減少します。


Ernie Ball Music Man Silhouette Special Guitar
木材構成やブリッジの構造など、フェンダーの築いた伝統をしっかり受け継いで、その上でオリジナリティを出しているギターです。

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G&L

ミュージックマン社を退いたレオ・フェンダー氏が1972年に立ち上げたのが「G&L」です。フェンダー社製品からかなり遠ざかったミュージックマンと違い、フェンダーのスタイルを踏襲しつつ性能を前進させ、新しい機能を加えています。

Tribute S-500

G&Lの大きな特徴の一つに「ポールピースの高さを調整できるシングルコイルピックアップ」があります。弦ごとの音量を揃えることができるため、クリーンサウンドでピッキングニュアンスを意識した演奏が特に美しく映えます(なお、ピックアップ単体での販売はしていません)。サウンドは涼しくきらびやかで、フェンダーサウンドをさらにもう一歩クリアにしています。

また、ストラトタイプではアームダウン/アームアップが良好にできる独自のトレモロユニットを備え、トーン回路は高音域と低音域それぞれを調節できます。ポットに仕込まれたスイッチの操作で「フロント+リア」及び「ピックアップ全部」という通常のストラトではできなかったピックアップの組み合わせも可能です。今回チェックするギターの中では比較的手に入りやすい価格に収まっているというのもポイントです。


Fender Strat vs G&L S500 Which Do You Like More?
名曲のリフでつづる、フェンダーのストラトとS-500との比較です(何の曲かわかりましたか?)。両者のサウンドは、等しくシングルコイルでありながら、かなり違いますね。

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Schecter

ハイエンドモデルの老舗「シェクター」は、交換用ギターパーツのメーカーからギターメーカーへと成長していったブランドです。もともとパーツメーカーだっただけあり、回路やピックアップに独自性の高い設計が採用されています。また、現在散見する「木材の雰囲気を演出した派手なカラーリングのスーパーストラト」は、シェクターが起源だといわれています。ホワイトパールのピックガードとビビッドなボディカラーの組み合わせは、「いかにもシェクターらしい」といわれます。

EX-24-CTM-FRT

Schecter EX-24-CTM-FRT

日本製シェクターの代表機種、エクシードシリーズ、24フレット、4Aグレードキルトメイプルトップの特別仕様、フロイドローズ装備というスーパーストラトです。ハイエンドモデル(高級機)「エクシードシリーズ」は

  • フレット数(24か22)
  • ピックアップ配列(SSHかHSH)
  • ボディトップ(キルトメイプルかスワンプアッシュ)
  • ブリッジ(FRTかヴィンテージ・スタイル)

というように重要な仕様が選べるようになっており、カラーリングも大変豊富です。

シェクターの最も特徴的な仕様はオリジナルシングルコイル「モンスタートーン」で、ハムバッカーを凌駕するモンスター級の出力を持っています。これには「コイルタップ」が効き、通常出力のシングルコイルにすることもできます。

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Suhr

「現代のあこがれのブランド」との呼び声高い「Suhr(サー)」の創始者ジョン・サー氏は、レオ・フェンダー氏以降「ギターとアンプ両面の開発で世界的に成功を収めた世界で二人目」の存在です。ヴィンテージギターや電気回路を徹底的に研究したサウンドのノウハウを持ち、木材の特性を熟知した木工は「神話を終わらせる」とまで言われます。

Standard Pro

Suhr Standard Pro

「フレイムメイプルトップ、バスウッドバック、ワンピースメイプルネック」という木材構成は、木材を知り尽くしたジョン・サー氏が「最高」と称する組み合わせです。一見シンプルなギターですが、演奏性を極限まで追い詰めた設計とセットアップがなされており、軽いタッチでスイスイ弾ける謎の弾きやすさを持っています。

サーのピックアップは「音の立ち上がり」が早く、明瞭なアタック感が得られます。また、電池を使わない「SSC(サイレント・シングルコイル)回路」により、ノイズのないクリアな響きが得られます。美しいカラーリングは鮮やかながらいくぶん落ち着いており、先述のシェクターとはまた違った方向性のイメージを持っています。


Suhr vs. Fender – Full Look & Listen
やっぱりフェンダーと比べたくなってしまうんですね。しばらく対談していますが、10分手前あたりからサウンドチェックになります。

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Tom Anderson

Tom Anderson(トム・アンダーソン)」は、シェクター社で経験を積んで身を立てたギタービルダー、トム・アンダーソン氏が運営するハイエンドギターブランドです。いかにもシェクター出身だと納得できるビビッドなルックス、品質とサウンドの良さにとことんこだわり、いち早くステンレスフレットを取り入れ、独自のネックジョイント法や独自の電気回路を開発するなど、尖ったアイデンティティが人気です。

Drop Top Classic

Tom Anderson Drop Top Classic

ボディ右ひじ部分の局面に合わせてトップ材を湾曲させる「ドロップトップ」はトムアンから始まり、現代では多くのブランドで取り入れられています。操作系は一見シンプルですが、

  • アド・ブリッジ:リアピックアップを「ON」にする。「フロント+リア」と「ピックアップ全部」が可能
  • VAブースト:電源不要ながら、スイッチオンで出力が4デシベル上がる

という特殊回路が組み込まれているほか、シングルコイルとハムバッカーでボリュームポットの理想的な抵抗値を自動的に切り替える「ヴィンテージ・ボイシング」が備わっています。

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James Tyler

ジェームス・テイラー氏率いるギターブランド「James Tyler」は、業者から取り寄せた部品で組み上げる「コンポーネントギター」の草分けとして知られています。「マキシマム・プレイアビリティ(=めっちゃくちゃ弾きやすい)」と称される演奏性、どんなジャンルでも合格点以上をたたき出すサウンドクオリティ、そして一見してそれとわかる個性的なルックスが特徴です。

Studio Elite Burning Water

James Tyler Studio Elite Burning Water

「ジェームス・テイラーといえば、まずコレ」と言っても過言ではない、ルックス的にもサウンド的にも価格的にもインパクト絶大な代表機種。独特なボディカラーは「シャレでやってみたが、ウケたから採用」とのことです。1弦側ホーンを覆わない独特のピックガード形状は、この部分の「鳴り」を損なわないための重要な設計です。ボディ材の「マムヨ」は聞きなれない名前ですが、マレーシア産の木材にテイラー氏がつけた名称だとか。超高域と超低域がちょうどよく抑えられて中域が豊かに鳴る、まさにギターにうってつけの木材です。「強度が不足がちのため、ネジ穴が損傷しやすい」という泣き所は、埋め込んだ硬い木材にネジ穴を空けるというひと手間で解消しています。

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John Page Classic(JPC)

John Page Classic(JPC:ジョン・ペイジ・クラシック)」は、フェンダー・カスタムショップで長らくマスタービルダーを勤め上げた伝説的なギタービルダー、ジョン・ペイジ氏の作る超高級ギターを日本の工場で再現するブランドです。「Uniquely Familiar(独特だが、親しみやすい)」というコンセプトのもとに設計されたギターたちはどれも独特のルックスを持っていながら、親しみやすさも兼ね備えています。

The Ashburn

John Page Classic The Ashburn

独特ながら親しみやすい雰囲気を帯びている「ジ・アッシュバーン」は、ほかのJPCギター同様、日本の工場でキッチリ作られたのち、いったんアメリカに送られ、改めてビシっとセットアップされて出荷されます。そのため買ったその日から弾きやすく、正確な音程が得られます。

JPCは「リアピックアップの傾きが、一般的なフェンダースタイルと逆になっている」点が大きな個性となっています。低音弦がタイトに、高音弦が甘く鳴るバランスは、右用ギターを左で演奏していたジミ・ヘンドリックス氏と同じです。ジョイント部は演奏性を考慮した形状に設計されていますが、「プレート(面)よりボルト(点)で固定したほうが音が良い」というコンセプトを採用した、独自のジョイント法も大きな特徴です。

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Ibanez

普通のエレキギターやベースにとどまらず、フルアコ/セミアコやアコースティックギター、ウクレレまで幅広くラインナップを展開する「アイバニーズ」は、各界で活躍するアーティストとのコラボレーションで現場主義のギターを開発し、世界的な支持を集めています。

AZ2204

Ibanez AZ2204

アイバニーズの「AZ」シリーズは、一見シンプルな本体にサウンドや演奏性の工夫を詰め込んだ意欲作です。いつもその時代の「モダン」を追求してきたアイバニーズが、そのノウハウのAからZまでを注ぎこんで、「モダンプレイヤーの理想を実現した」ギターだと言われています。
日本製上位機種「プレステージ」に属する「AZ2204」は22フレット、SSH配列のピックガードモデルで、

  • ネック/指板共に「エステックウッド(特許技術)」を世界初採用、鳴りの良さとチューニングの安定に優れる。
  • 演奏者の身体にフィットし、ハイポジションがやたら弾きやすいボディ形状
  • 専用ブリッジの下はザグリ加工され、激しいビブラートや程よいアームアップも可能
  • SSH配列ながら、特殊配線によって「疑似HH配列」としても使用できる

といった性能があり、一本でオールジャンルに対応できる頼れるギターになっています。
《ジャンルを超越したギター》Ibanez 「AZ」シリーズ特集


Ibanez AZ Electric Guitar – Story of the AZ
世界各地のモダンプレイヤーがAZをチェックし、その性能にびっくりしたようです。

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Jackson

変形ギターで名高い「ジャクソン」は、この分野でも大きな業績を残しています。ボディが小さめのスーパーストラト「ディンキー」はジャクソン発の名称ですし、スルーネックを採用した「ソロイスト」は、後進の偉大な手本となっています。設計図が何ページもの数式で埋まっていたといわれるほど計算づくの設計により、理想的な音響性能が独特のサウンドに生かされています。

Soloist SL2 MAH

Jackson Soloist SL2 MAH

スルーネックのスーパーストラト「ソロイスト」は、サウンドと演奏性に対するジャクソンのコンセプトが余すことなく注がれた名機です。ネック材がボディの端まで達する「スルーネック構造」は中域が豊かに鳴る音響特性とサスティン(音の伸び)に優れ、特にロック系のサウンドで活躍します。ネック内部にはグラファイト製のロッドが仕込まれており、十分以上の強度が得られています。

やや幅の広いネック、でかいフレット、12″から16″へ指板Rが変化する「コニカル・フィンガーボード(円錐指板)」がジャクソンの大きな特徴ですが、この仕様はギターソロをバリバリ弾くリードギターにうってつけです。


Jackson Guitars Pro Series Soloist SL2Q MAH
こちらはキルトメイプルをトップにあしらった高級仕様。ジャクソンのサウンドそれ自体はヘヴィというより軽やかさがあり、轟音のバンドサウンドの中でしっかり抜けてきます。

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SAITO GUITARS

埼玉県川口市に工場を構える「SAITO GUITARS」は、「ヴィンテージギターを研究し尽くした結果行き着いた」という自社製手巻きピックアップを武器に、音の良さと長年の使用に耐える設計上の強さを突き詰めたギターを発表し、急速に支持を伸ばしています。いくつかの仕様が選べるセミオーダーシステムが好評を博しており、送られたギターの写真をSNSに投稿するムーブメントが起きています。
男の意地と執念が生み出した革新的ギター:SAITO GUITARS訪問インタビュー

S-622

SAITO GUITARS S-622

ソリッドボディ、6弦、22フレットと意味する「S-622」は、SAITO GUITARSで最大の支持を誇るギターです。美観と演奏性を兼ね備えた「曲面を描くボディトップ」にはじまり、ヘッドの付け根やトレモロブロック内部など、剛性やチューニングの安定、サウンドのための見えない工夫や見えにくい工夫がいっぱい詰まっています。ナチュラルカラーの「ネイキッド」に最も人気が集まりますが、特殊なカラーオーダーも柔軟に受け付けており、まさに自分だけの一本が比較的低価格で実現できます。

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本家フェンダーの最新鋭ストラト

アメリカン・エリート・ストラトキャスター American Elite Stratocaster

群雄割拠する「進化したストラト」の中、本家も黙っちゃいません。フェンダーの「アメリカン・エリート・ストラトキャスター」は、一見すると普通のストラトですが、サウンドや演奏性に対する様々な工夫が込められています。現代の音楽シーンを見据えたサウンドと演奏性が考慮されている「モダン(現代的)スタイル」のフェンダー・ストラトキャスターとしては最高グレードのギターに仕上がっており、演奏性と機能を追求したアメリカン・エリートは「最新鋭の最強ストラト」だと言えるでしょう。
《最強最新鋭》Fender American Elite Stratocaster徹底分析

進化したストラトの猛者たち

いろいろな「進化したストラト」を見ていきましたが、世の中にはこうしたギターを発表しているブランドがまだまだたくさんあります。いろいろチェックして、納得のいく一本を選び抜いてください。以下の表は「進化したストラト」をリリースしている主だったブランドを並べています(コピーモデルやレプリカのみリリースしているところは除外しています)。

「進化したストラト」をリリースしている国内ブランド

「進化したストラト」をリリースしている海外ブランド

いったいどれを選べばいいんだ!

ごらんのように、多ジャンル対応型の高機能なストラトタイプのギターは枚挙にいとまがなく、選択の幅はものすごくあります。いかにストラトが優れたギターなのかがここからも類推できますが、それにしてもものすごい数ですね。

こうした製品群から最高の選択をするのは大変かもしれませんが、とっても楽しい作業なので頑張ってやり遂げてください。注目したギターの特徴をまとめていくと、目的に見合ったギターをある程度絞り込んでいくことができます。参考までに、チェックしておくとよさそうなポイントを3つピックアップしておきます。

1) ギターの方向性

「進化したストラト」は、

  • どんなジャンルにもフィットするもの
  • ロック系に特化したもの

の二つに大別できます。判断基準は、あなたの主観で大丈夫です。「ロック系への特化」は開発者の意図によることが多いいっぽうで、「ロック系のミュージシャンが使用することが多い」というような、それを選ぶプレイヤーの傾向によってイメージが作られることもあります。あからさまにメタルを志向しているようなギターの場合には、ピックアップのパワーがありすぎて制御しにくい、と感じるようなこともあり得ます。

2) フレット数と、ブリッジの仕様

買ってからの調整や改造でどうにかしにくいポイントが

  • フレット数
  • ブリッジの仕様

この二つです。22フレットなのか24フレットなのかは、演奏スタイルに大きく影響します。「大は小を兼ねるから、ひとまず24フレットが良さそう」、みたいな判断でも良いですが、フレット数は演奏性だけでなく「フロントピックアップの位置」を決定づけるため、サウンドにも影響します。

ブリッジについては、ヴィンテージ・スタイルのトレモロなのか、FRTなのか、固定式なのか、といったところだけでなく、アームアップができるかどうかもポイントです。特に大幅なアームアップがしたければ、ブリッジがボディから浮いていたり、ブリッジ下が彫ってあったりするものが必須になります。

3) 本当に弾きやすいのか?

これは実際に弾いてみなければ確認できないことですが、こうしたギターはストラトタイプのギターに親しんでいる人にとって、たいがい弾きやすく感じるようにできています。ですから、あまり心配しなくても大丈夫です。ギターの弾きやすさは主観的な判断も挟まりますが、「ちょっと気に入らないところがある」という程度なら、調整しなおすか、あるいは頑張って練習して慣れてしまえばいいのです。


以上、ストラトキャスターの伝統を受け継いだ「進化したストラト」を見ていきました。こうしたギターは、ストラトを出発点にしたいろいろな開発者が、おのおのの描いた夢を実現させた結果です。だからこそブランドごとの個性が出て、各ギターの面白みになっています。現代のストラトは、フェンダーばかりではありません。ぜひいろいろなギターをチェックして、納得のいく最高の選択をしてください。