ドリアンスケール(Dorian Scale)
ドリアンスケール(Dorian Scale)は「1・9・m3・4・5・6・m7」の7音から構成されている、長音階を2度から並べ直してできるマイナースケールです。通常のマイナー・スケールの第6音は短6度(m6)であるのに対して、ドリアンスケールでの第6音は長6度(M6)となっています。使用頻度が高いスケールです。
ドリアンスケールの音階
指板上のポジション
- Cドリアン・スケール
- D
- E
- F
- G
- A
- B
ギター博士がCドリアンスケールを弾いてみた!

ギター博士「フッ…アーバンでシャレオツな雰囲気がするのぅ、マドモアゼル♪」
ドリアン・スケールは、構成音を見れば判るように「マイナー・キー」で使うスケールです。試しにコードに合わせて弾いてみるとジャズの要素を感じられるかもしれません。
試してみてください。
このギターソロのポイント
Cドリアンスケール内の音から構成されるコードを使ったアイデア

Cドリアンスケール内にはBbメジャーセブンスコードを内包しています。
7小節目ではBbメジャーセブンス(ルートから全音下のM7)のアルペジオを弾いています。
このBbメジャーセブンスのコードトーンは、キーであるCマイナーに対してそれぞれ【9th, 11th, ♮13, b7】と効果的なテンションになっています。このフレーズによって浮遊感が漂っていますね。
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[記事公開]2016年7月29日 , [最終更新日]2018/07/14