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Gretsch Electromatic(エレクトロマチック)シリーズ

GRETSCH electromatic collection

国内では「エレマチ」と略される「グレッチ・エレクトロマチック・コレクション」は、ロックンロールの定番機「グレッチ」をリーズナブルな価格で提供するシリーズです。グレッチを取り扱う神田商会ではグレッチの「プロフェッショナル・コレクション」と分けて扱っているので、あたかも別のブランドであるかのように見られる事があります。

本記事でも便宜上プロフェッショナル・コレクションを「本家」という言い方で表現していますが、エレクトロマチックは同一ブランドの廉価版ラインナップという位置にいます。

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1: グレッチ・エレクトロマチックの歴史 2: グレッチ・エレクトロマチックの特徴 2.1: とにかくカッコいい 2.2: 本家と共通のパーツ 2.3: グレッチ・エレクトロマチック・シリーズの愛用者 2.4: グレッチ・エレクトロマチックのサウンド 3: グレッチ・エレクトロマチックのラインナップ 3.1: フルアコ「ホロウボディ」シリーズ 3.2: セミアコースティックモデル 3.3: チェンバード・ボディ「ジェット」シリーズ

グレッチ・エレクトロマチックの歴史

グレッチ・エレクトロマチック

本家のグレッチは1883年にニューヨークのブルックリンで、バンジョー、タンブリン、ドラムなどのメーカーとして創業されました。ギターは1950年代にヒットしましたが、フェンダーやギブソンに押されて衰退。その後ブライアン・セッツアー氏の活躍で復活し安定的な人気を得るようになり、シェア拡大のため1995年頃に廉価版ラインナップとしてエレクトロマチック・コレクションが立ち上げられました。

グレッチ・エレクトロマチックの特徴

とにかくカッコいい

Gretsch Electromatic G5422TDCG ホワイトファルコンの美しいルックスを継承した G5422TDCG

グレッチの最大の特徴は「とにかくルックスがカッコいい」ことです。フラッグシップモデルである「ホワイトファルコン」は「世界で最も美しいギター」として知られています。エレクトロマチックは韓国や中国で生産することで生産コストを大幅にカットしていますが、グレッチのレトロかつゴージャスなルックスは完全に継承されています。

本家と共通のパーツ

G5422Tのコントロール G5422Tのコントロール系統

「フィルタートロン」や「ハイロートロン」といったグレッチの代表的ピックアップ、またビグスビーのトレモロシステムは本家と同じものがマウントされています。これによって廉価版でありながら本家に近いサウンド、またフィーリングが得られます。

グレッチ・エレクトロマチック・シリーズの愛用者

ティム・アームストロング(Tim Armstrong、1966-、Rancid)

G5191BK Tim Armstrong Sig. G5191BK Tim Armstrong Sig.

パンクロックバンド「ランシド」の左利きギターボーカル。ニューアルバムでももうすぐ50歳とは思えないパワフルなプレイが魅力です。氏のシグネイチャーモデル「G5191BK Tim Armstrong Sig.」は、マン・サーモンと名付けられた薄いピンクにゴールドハードウェアをマッチさせたナッシュビルタイプのフルアコで、ビグスビートレモロの有無と右利き左利きで4種の仕様がラインナップされています。

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Fall Back Down – Rancid [Official Music Video]

OK GO


OK Go – Needing/Getting – Official Video

「OK GO」は、砂漠で自動車を走らせて演奏するというスケールの大きなPVが日本でも話題になった米国の人気バンドです。ギターソロのパートでは300本近くのギターが並べられましたが、ここで使われたのがCVTシリーズという3ピックアップのソリッドボディモデルで、実際に撮影で使用されたギターも、写真と証明書付きで限定販売されました。

グレッチ・エレクトロマチックのサウンド

G5422T Electromatic Hollow Body Double-Cut with Bigsby

Gretsch Electromaticシリーズのギターを、ギター博士が弾いてみた!

使用機材

  • G5422T Electromatic Hollow Body Double-Cut with Bigsby

    エレキギター

    G5422T Electromatic Hollow Body Double-Cut with Bigsby

  • CMATMODS Butah
    TC Electronic HYPERGRAVITY COMPRESSORTC Electronic Ditto LooperTC Electronic Alter Ego 2

    エフェクター

    CMATMODS Butah / TC Electronic HYPERGRAVITY COMPRESSOR / TC Electronic Ditto Looper / TC Electronic Alter Ego 2

  • KEMPERRoland Blues Cube

    アンプ

    KEMPER / Roland Blues Cube Stage

六弦かなで

六弦かなで「ロック、ロカビリー、ジャズ、パンクにも使えるんだねー!博士ぇ!!」

音作り

0:10〜1:09 「KEMPER」アンプのみ。

1:10〜2:25 以降アンプは「Roland Blues Cube Stage」を使用。ルーパー「TC Electronic Ditto Looper」、ディレイ「TC Electronic Alter Ego 2」、コンプレッサー「TC Electronic HYPERGRAVITY COMPRESSOR」を使用。

2:26〜4:08 歪み「CMATMODS Butah」、ディレイ「Alter Ego 2」を使用。

4:09〜 ディレイ「Alter Ego 2」、コンプレッサー「HYPERGRAVITY COMPRESSOR」を使用。

Gretsch Electromatic G5422T

サムネイルをクリックして拡大
  • Gretsch Electromatic G5422T
  • G5422T:ボディ
  • G5422T:ボディバック
  • G5422T:ネック
  • G5422T:ブリッジ
  • G5422T:ジョイント部分
  • G5422T:コントロールノブ
  • G5422T:ピックアップセレクター
  • G5422T:ペグ
  • G5422T:fホール
ギター博士

ギター博士から一言

今回弾いた「G5422T Electromatic Hollow Body Double-Cut with Bigsby」は、フルアコ構造でダブルカッタウェイ、そしてビグスビー搭載という個性的なルックスがとてもカッコいいと感じたゾィ!

見た目は厚みもあるので大きく感じるかもしれんが、ホローボディなのでとても軽いんぢゃ!!
フィルタートロン・ピックアップによるサウンドは、ウォームな中にズァリンとしたアタックもあるので、単音弾きだけでなく、コードでのリズムプレイも存在感があるゾィ!
そしてビグスビー。とても雰囲気のあるアーミングができるんぢゃよ!オレンジのカラーもオシャレぢゃの。

カッコいいルックスにフルアコの鳴り。フィルタートロンの音、ビグスビーの心地よい揺れ。とても個性的なギターぢゃワィ!!!

G5422T Electromatic Hollow Body Double-Cut with Bigsbyを…
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グレッチ・エレクトロマチックのラインナップ

エレクトロマチックでは、

  • フルアコの「ホロウボディ」シリーズ
  • チェンバード・ボディの「ジェット」シリーズ

この二つをラインナップの主軸としています。ルックスの良さを重要視するグレッチだけあり、基本モデルに加え、ビビッドなカラーを採用した限定モデルも多くリリースされています。

フルアコ「ホロウボディ」シリーズ

シングルカッタウェイの「G5420」ならびにダブルカッタウェイの「G5422」は、本家グレッチの「G6120ナッシュビル」をエレマチで再現したギターです。内部の空洞を大きく持つホロウボディは高音域の美しい、透明感のあるサウンドを生み出します。ボディが5層のメイプル板で作られており頑丈なため、歪ませてもハウリングが起きにくいのもポイントです。マスターボリュームポットには「トレブルブリード回路」が仕込まれており、ボリュームを絞っていっても持ち味の高音域が活かされるようになっています。

ローズウッド製のブリッジはボディに固定されているので、激しいプレイで位置が変わってしまう恐れが解消されています。

G5420T Electromatic Hollow Body Single-Cut with Bigsby

Gretsch Electromatic G5420T

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G5422T Electromatic Hollow Body Double-Cut with Bigsby

Gretsch Electromatic G5422T

ホロウボディの基本モデルとなる二機種は、

  • 「ブラックトップ・フィルタートロン」ピックアップ2基
  • 指板6弦側にのみ付けられるサムネイル・インレイ
  • シングルカッタウェイのG5420Tには、お値段そのままで左用あり

という特徴があります。特にダブルカッタウェイモデルは本家のグレッチでは現在(2018年7月)廃盤となっていて、貴重な存在です。

G5422TG Electromatic Hollow Body Double-Cut with Bigsby

Gretsch Electromatic G5422TG

ダブルカッタウェイの「G5422」には、ゴールドパーツとハンプブロック・ポジションマーカーで彩られたゴージャスなモデルもラインナップされています。

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限定生産

Gretsch Electromatic G5420TG

  • G5420TG Electromatic 135th Anniversary LTD Hollow Body Single-Cut with Bigsby®
  • G5420TG-FSR Electromatic Hollow Body Single-Cut with Bigsby® White
  • G5420TG Limited Edition Electromatic Single-Cut Hollow Body with Bigsby®

「Anniversary(記念)」、「FSR(ファクトリー・スペシャル・ラン。工場特別生産)」、「Limited Edition(限定生産)」といった特別仕様機は、見た目に美しいカラーリングやゴールドパーツに彩られます。楽器としての基本仕様は基本モデルと同じですが、「G5420TG Limited Edition」では50年代初期のラージサイズ・ヘッドストックが採用されるなど、マイナーチェンジが施されることもあります。

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セミアコースティックモデル

グレッチにはホロウボディ(フルアコ)とチェンバード・ボディ(Jetシリーズ)のイメージが濃厚ですが、ボディ内に「センターブロック」を配した「セミアコ」もラインナップされています。外観こそギター博士が演奏したダブルカッタウェイモデル「G5422T」にそっくりですが、楽器としての内容は大きく異なっており、音的なキャラ付けがしっかりとできています。

G5622T Center Block Double-Cut with Bigsby

Gretsch Electromatic G5622T

  • 75インチ(44.45mm)厚の薄型ボディ内にセンターブロックを設置
  • ブリッジはボディにダイレクト・マウント(直付け)
  • スーパー・ハイロートロン・ピックアップ2基
  • トレブル・ブリード回路を内蔵

という内容です。「ハイロートロン」ピックアップはグレッチ「G6119 テネシーローズ」に採用されている、ハムバッカーの外観を持ったシングルコイルです。トレブル・ブリード回路は、ヴォリュームを絞った際にもフル・ヴォリュームと変わらないトーンを得ることができます

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次のページでは、ソリッドボディのような外観でありながらチェンバード・ボディ構造となった「Jet」シリーズのラインナップについて紹介していきます。