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イコライザー・エフェクターについて

イコライザー・エフェクター

イコライザーは特定の周波数レベルを「ブースト」、あるいは「カット」して音作りをするエフェクターです。設定によって様々な使い方ができますが、基本的には「音質調整・補正」のために使われます。レコーディングでは、ギターだけでなくあらゆる楽器の音質補正に使われます。

身近なのがギターアンプに搭載されているイコライザーです。 BASS、MIDDLE、TRABLE といったツマミでギターの音作りをした経験があるかと思います。イコライザーはギタリストにとって「最も基本的なエフェクター」と言えるでしょう。

イコライザーの使い方

イコライザーは調整したい周波数のツマミを動かして使います。周波数は製品によって異なりますが、 100Hz から 6.4kHz までのツマミが搭載されている物が多いです。

また、各周波数には「役割」のようなものがあり、それぞれカット、ブーストすることで音質を調整していきます。周波数を大きく分けて3つに分類した場合、

  • 低音周波数:100Hz、200Hz(音の鳴りを調整する役割)
  • 中音周波数:400Hz 、800kZ(音の太さ、粘りを調整する役割)
  • 高音周波数:1.6kHz 、3.2kHz、6.4kHz(音全体のアタック感、音抜けを調整する役割)

となります。目的に合わせて必要な分だけ調整するのが望ましいです。過度なブーストあるいはカットは音質劣化の原因になるので注意しましょう。

ブースターとしても使える!

ちなみに、高音域である 3.2kHz 付近をブーストすると、音抜けの良いサウンドになるので、イコライザーを「ブースター」として使うこともできます。特定の周波数をカットすると「ハウリング対策」にもなり、多種多様な使い方ができるのもイコライザーの魅力です。

使用機材

  • メイド・イン・ジャパン・ストラトキャスターIbanez RGメイド・イン・ジャパン・テレキャスター

    エレキギター

    Fender MIJ Hybrid 60s Stratocaster / Ibanez Prestige RG2770QZA-WPB / Fender Japan Exclusive 60s Telecaster

  • MXR M108S 10 Band EQ

    エフェクター

    MXR M108S 10 Band EQ

  • Roland Blues CubeBOSS KATANAアンプ

    アンプ

    Roland Blues Cube Stage / BOSS KATANA 50

clear

六弦かなで「色んな使い方ができるエフェクターだね♪」

音作り

全ての演奏でエフェクターの使用は「MXR M108S 10 Band EQ」のみ。

0:06〜1:04 Roland Blues Cube Stage。
1:05〜2:03 BOSS KATANA 50。
2:04〜 Roland Blues Cube Stage。

イコライザーの種類

グラフィックイコライザー

ARION MEQ-1 EQUALIZER YAMAHA 2系統31バンド・グラフィックイコライザー「Q2031B」

グラフィックイコライザー(通称グライコ)は、各周波数を視覚的に捉えて操作できるイコライザーです。周波数毎に上下にスライドするツマミがあり、上に持ち上げるとブースト、下げるとカット、という具合です。左から右にかけて低域→高域という並びになっているので、使い続けるうちに各周波数帯域の役割を掴んでいくことができます。レコーディング機材のイコライザーの多くがグラフィックEQを採用しているので、まずはこのタイプの操作に慣れておくと良いでしょう。

パラメトリックイコライザー

Empress Effects ParaEQ Empress Effects ParaEQ

パラメトリックイコライザー(通称パライコ)は、グライコで固定されていた周波数の幅を調整できるようにした上級者向けのイコライザーです。一つのポイントで広範囲の周波数を調整できる他、通るフィルターが少ないので、音質劣化が少ないのが特徴です。グライコと比べて操作が難しいため、扱いには慣れが必要です。

定番イコライザー・ペダル

BOSS GE-7

BOSS GE-7
GE-7 は BOSS 製品の中でもトップクラスの売上を誇るベストセラーペダルで、コンパクトイコライザーの定番モデルです。 100Hz から 6.4kHz までの周波数をゲインコントロールすることができる他、独立したマスターレベルも搭載されています。

グラフィックイコライザーなので、操作に慣れていないギター初心者の方でも簡単に使いこなすことができます。音質調整だけなく、ブースターとして使っているギタリストも多い万能ペダルです。

BOSS GE-7 – Supernice!エフェクター

MXR 6 Band EQ / MXR 10 Band EQ

MXR Band EQシリーズ 左から:
MXR M109 6 Band Graphic EQ
MXR M109S 6-Band Graphic EQ
MXR M108 10 Band Graphic EQ
MXR M108S 10 Band Graphic EQ

BOSS GE-7 に肩を並べるイコライザー・ペダルの定番モデルが MXR「Band EQシリーズ」です。6バンドと10バンドのモデルが用意されており、それぞれ±18dBまでのゲインコントロールが可能です。ツマミのノブにLEDを採用し、スイッチをオンにすると各ノブが光るので、薄暗いステージ上でも難なく操作することができます。
10バンドのモデルでは周波数帯域を個別に調節できるほか、VOLUME、GAINツマミを搭載しているため、クリーンブースターとしてもゲインブースターとしても機能します。

「M108」「M109」はすでに生産完了。トゥルーバイパス化/ノイズリダクション回路を搭載したシルバーボディのモデル「MXR M109S」「MXR M108S」が、2017年に登場しています。エレキギターでのイコライジングのみを考えている人は6バンドの「M109S」を、ベースやアコースティックギターでの使用を考えている人は10バンドの「M108S」を選ぶと良いでしょう。

MXR M109 6 Band Graphic EQ
MXR M109S 6-Band Graphic EQ
MXR M108 10 Band Graphic EQ
MXR M108S 10 Band Graphic EQ – Supernice!エフェクター

メタルリフの音作りに最適「Mesa Boogie FIVE BAND GRAPHIC」

Mesa Boogie FIVE BAND GRAPHIC

ハードロックやメタルのギタリストに好まれているメサブギーから、コンパクトサイズのグラフィックイコライザーが発表されました。 FIVE BAND GRAPHIC の特徴は、80Hz/240Hz/750Hz/2.2kHz/6.6kHz といった周波数を調整できることです。

これは同社のオーバードライブペダル、 Flux Five のイコライザー部分を単体で抜き出したモデルになります。調整できる周波帯が少し変わっていますが、これがメサブギー特有のアメリカンサウンドを作る美味しいポイントなのかもしれません。
Mesa Boogie FIVE BAND GRAPHIC – Supernice!エフェクター

格安イコライザー・ペダル

ARION MEQ-1 EQUALIZER

ARION MEQ-1 EQUALIZER

ARIONの格安イコライザー・ペダル「MEQ-1」は、7バンドの周波数帯域が調節可能なグラフィックEQです。低音域100Hz〜高音域6.4KHzの範囲の7つの帯域を ±15dB のブースト/カットが可能、レベルコントロールも搭載しているためクリーンブースターとしても利用することができます。

ARION MEQ-1 EQUALIZER – Supernice!エフェクター

Donner Equalizer

Donner Equalizer

中国の激安エフェクターブランド「Donner」のグラフィックイコライザー・ペダル、5バンドの周波数帯域の調節が可能なモデルです。ミニサイズでエフェクターボードにも組み込みやすく、とにかく安いので、とりあえずイコライザーが1つ欲しいといった時に候補に入るでしょう。

Donner Equalizer – Supernice!エフェクター

ハイエンド・イコライザー・ペダル

EMPRESS ParaEQ

EMPRESS ParaEQ

冒頭でも紹介した EMPRESS のパラメトリック・イコライザー ParaEQ。7つのツマミ・4つのミニトグルスイッチを装備した上級者向けイコライザー・ペダルです。ペダルとしては最高品質ですが、操作が複雑なので初心者が手を出すと迷子になってしまいそうなモデルです。周波数帯域の知識をしっかり持ってからチャレンジするといいかもしれませんね。

イコライザーとは別にクリーンブースターが個別に搭載していて、これが非常にハイクオリティな仕上がりとなっています。

EMPRESS ParaEQ – Supernice!エフェクター

JHS Pedals Colour Box

JHS Pedals Colour Box

たかがイコライザーと侮ることなかれ。JHS Pedalsの「Colour Box」はただ単に帯域を調節する役割を持つだけのペダルではありません。Colour Boxは「Neve」と呼ばれるミキシングコンソールの回路を通した音を再現したプリアンプ的なペダルとなっており、Colour Boxに繋ぐだけで往年の偉大のロックバンドの傑作レコードと同じ音になると言われるエフェクターです。Neveの良さやプリアンプの重要さがわからないと効果が実感できないため、玄人好みのペダルと言えます。

JHS Pedals Colour Box – Supernice!エフェクター

Free The Tone「PROGRAMMABLE ANALOG 10 BAND EQ」シリーズ

JHS Pedals Colour Box

プロ向けの音響機器やエフェクターの開発で知られる国産ブランド「FREE THE TONE」の10バンドイコライザー。好みのセッティングのプリセット保存が可能、パラメーターコントロール部分はデジタル回路/イコライザー回路は全てアナログ回路で構成となっており、単体のEQペダルとしては最高峰のクオリティを実現しています。
ラインナップはギター用に「PA-1QG」、ベース用に「PA-1QB」、アコースティックギター用に「PA-1QA」という3機種を用意。いずれもステージパフォーマンスを強力にサポートするプロユースのモデルです。

Free The Tone PROGRAMMABLE ANALOG 10 BAND EQ – Supernice!エフェクター

イコライザーの接続順

イコライザーは基本的にどの位置に繋いでも良いですが、「歪み系ペダルの前後」によって出音が変わります。オーバードライブなどの前段に繋ぐと、「ギターサウンドそのもの」の周波数を調整することになり、後段に繋ぐと「歪んだサウンド」を調整することになります。イコライザーの接続順に正解は無いので、色々と試してみることをオススメします。

イコライザー・エフェクター一覧 – Supernice!エフェクター