ディストーション・エフェクターのおすすめモデル

[記事公開日]2024/4/28 [最終更新日]2024/6/13
[編集者]神崎聡

ディストーション・エフェクター

オーバードライブよりもさらに激しく歪んだ音が特徴のディストーション。コードストロークアルペジオといった和音中心の繊細なプレイには不向きですが、パワーコードやリフ・プレイ、ギターソロをパワフルに彩りたい時に活躍する歪みペダルです。真空管アンプがなくても深い歪みを手に入れたい時、ゲインブースターとして歪みを足したい時など、ポップスやロックはもちろん、ハードロック・ヘヴィメタル・パンク・オルタナティブロックなど、ロックから派生した様々なジャンルで使用されるエフェクターです。


はじめてのディストーション・エフェクター【ギター博士】 / Blackstar LT-Dist

ディストーション・ペダルの接続順

ディストーションは「ギター直後」に接続します。ワウペダルやコンプレッサーを使用するなら、それらの後に接続するのがセオリーです。エフェクターの接続順に正解は無いので、色々と試してみると良いでしょう。
エフェクターのつなぎ方 – Supernice!エフェクター

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ディストーション・ペダルのおすすめモデル

ディストーション・ペダル創世記の1970〜1980年代に登場した定番機種、近年登場した人気機種、ハイエンドなディストーション・ペダルまで、おすすめモデルを紹介していきます。

紹介するおすすめペダル一覧
画像 製品 発売時期 電池駆動 特徴
MXR
M-104 Distortion+
1974年 サスティーン豊かに歪む・上品なオーバードライブといった感じ
Proco
RAT2
1986年 歪みペダルの定番、かき鳴らす系のギターサウンドとの相性が良好
BOSS
DS-1 Distortion
1978年 カリッとした質感の象徴的なハイゲイン、ディストーション・ペダルのスタンダード
BOSS
MT-2 Metal Zone
1991年 ハードロックからメタルまでこのペダル1台でカバーする定番メタル・ディストーション・ペダル
BOSS
DS-1X Distortion
2014年 歪みのレンジが広く、分離感とノイズの少なさに優れた理想的なディストーション・サウンド
MXR
M116 Fullbore Metal
3バンドEQに加えMIDノブの中心周波数をコントロールするFREQノブ搭載、凶悪なサウンドのディストーション
TC ELECTRONIC
Fangs Metal Distortion
2016年 リーズナブルなメタル・ディストーション・ペダル
Effects Bakery
Croissant Distortion
2018年 x コスパに優れたディストーション・ペダル
BOSS
DS-1W Distortion
2022年 細部に至るまでこだわって製造、DS-1のサウンドにカスタムモードのサウンドを加えたモデル
BOSS
MT-2W Metal Zone
2018年 モダン・メタルにまで対応するメタル・ディストーション・ペダル
Suhr
Riot MINI
2018年 x 名作ディストーション「Riot」をコンパクトな筐体に落とし込んだリニューアル・モデル
Mad Professor
STONE GREY DISTORTION
エクストリームなゲインを生み出すコンパクトなモダンハイゲイン・ディストーション・ペダル
Walrus Audio
Eras Five-State Distortion
2021年 5つのクリッピング・モードを搭載、ドライ/ウェットをブレンドできるハイゲイン・ディストーション・ペダル
Strymon
Sunset
2017年 2つのチャンネルを搭載、計6種類の歪みモードの切替が可能な多機能ディストーション・ペダル
Gamechanger Audio
PLASMA PEDAL
2018年 x キセノンガスと電極によって生み出される革新的な歪みとゲート・サウンド
Diezel
Herbert Pedal / VH4-2 Pedal
2017年 Diezelを代表するアンプヘッドのサウンドを生み出すことができるディストーション/プリアンプ・ペダル

MXR M-104 Distortion+

MXR Distortion+

ディストーション・エフェクターとして最初に世の中に登場したのが、1975年に発売されたMXR「Distortion+」です。このペダルはオジー・オズボーン・バンドのギタリストであるランディ・ローズ氏が使用したことで広く知られています。
サスティーン豊かに歪むのが特徴で、サウンドはディストーションというよりも上品なオーバードライブといった感じ。2ツマミのみとシンプルで使いやすく、ハードロック系サウンドとの相性は抜群で、DISTORTIONツマミの操作によって甘いオーバードライブから荒いディストーションサウンドまで設定することができます。
単体のディストーション・ペダルとして使うのはもちろん、アンプの歪みをさらにプッシュする”ゲインブースター”として使うことでも、その威力を発揮します。

発売時期 1974年
電池駆動
消費電流 9mA
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Proco RAT2

Proco RAT2

1978年に作られ1984年に改良が施され、今でも歪みペダルの定番として高い人気を誇るのが「RAT(ラット)」、ジェフ・べック氏が使用したことで有名になったペダルです。ディストーションとありますがクランチ程度の歪みにセッティングしても良好で、かき鳴らす系のギターサウンドとの相性が良好です。深く歪ませることもでき、FILTERツマミの操作によってファズのように荒々しい歪みも得れるなど、幅広い使い方ができます。3ツマミのみと操作もシンプル。基本的にはカラッとしたサウンドが特徴で、シングルコイルのエレキギターにもマッチします。

発売時期 1986年
電池駆動
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BOSS DS-1 Distortion

BOSS DS-1

BOSS初のディストーション・ペダルである「DS-1」は、1978年の発売以来現在に至るまで多くのプレイヤーに愛されている定番機です。手に入れやすい価格と音作りがしやすいシンプルなノブ、そして何よりカリッとした質感の象徴的なハイゲイン・トーンはプロアマ問わず人気が高く、ディストーション・ペダルのスタンダードとして君臨し続けています。ボリューム・ノブやピッキングへの追従性にも優れているほか、歪量を調節する「DIST」ノブをゼロ、もしくは低く設定すればブースターとしても使用できるという汎用性の高さも持ち合わせています。一台持っていて損はないといえる、まさに王道のディストーション・ペダルです。

発売時期 1978年
電池駆動
消費電流 4mA
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BOSS MT-2 Metal Zone

BOSS MT-2 Metal Zone

1991年に登場して以来、BOSS製品トップクラスの知名度と人気を誇る人気ハイゲイン・ディストーション・ペダルが、黒いボディにオレンジの文字が特徴的な「MT-2 Metal Zone」です(通称メタルゾーン、親しみを込めて”メタゾネ”などと呼ばれることもあります)。クリーントーンのアンプに単体で繋いでもかなり歪むため、ハードロックからメタルまでこのペダル1台でカバーすることができます。
3バンドEQを搭載し、中域のブースト/カットする周波数帯域を調節することができるなど、細かい音作りが可能。ただ、ツマミの利きが良いため初心者にとっては使いこなすのが難しいかもしれません。自分好みのサウンドになるまで、様々なセッティングを試してみることをオススメします。

発売時期 1991年
電池駆動
消費電流 20mA
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BOSS DS-1X Distortion

BOSS DS-1X

定番機「DS-1」のナンバリングを背負う、BOSSのノウハウと最新技術を凝縮した珠玉の一台です。入力された信号をリアルタイムで瞬時に解析し最適な処理を行う独自技術「MDP」により、分離感とノイズの少なさに優れた理想的なディストーション・サウンドを実現しています。ディストーションと銘打たれているものの歪みのレンジは幅広く、ヘヴィなサウンドはもちろんのこと、軽く歪んだクランチ・サウンドまで対応します。操作できるノブは4つとシンプルですが、1つのノブを操作するだけで複数のパラメーターが内部で有機的に連動するため、直感的な操作で優れたサウンド・メイクを行うことができるのも嬉しいポイントです。

発売時期 2014年
電池駆動
消費電流 45mA
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オーバードライブとディストーションを比べてみた【ギター博士】

MXR M116 Fullbore Metal

MXR M116

エフェクター業界を今も牽引し続ける定番ブランド、MXRが手がけるメタルのためのウルトラ・ハイゲイン・ディストーションです。一般的なMXRサイズのコンパクトな筐体でありながらコントロールが非常に豊富で、ゲイン、ボリュームに加えて3バンドのEQ、さらに「MID」ノブの中心周波数をコントロールする「FREQ」ノブも装備しています。これらに加えて中音域を削り高/低音域を持ち上げる「SCOOP」ボタンやノイズ・ゲートなどの機能も搭載しており、小型ながらも多機能な一台です。コンパクトで使いやすく、そして何より凶悪なサウンドのディストーションを求めているプレイヤーにはうってつけの一台であるといえます。

発売時期
電池駆動
消費電流 18mA
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TC ELECTRONIC Fangs Metal Distortion

Fangs Metal Distortion

リーズナブルかつ高品質で信頼性の高いペダルを取り揃える「Smorgasbord of Tones」シリーズからリリースされているディストーション・ペダルです。ゲイン、ボリューム、2バンドEQのシンプルなコントロールに加えて音色のキャラクターを切り替えるスイッチが搭載されており、「RAW」、「FAT」、「SCOOP」の3種類から選択することができます。それぞれのモードは主に中音域の抜け感が異なっており、アンサンブルや求める音色に合わせて1台で幅広いサウンド・メイクが行えるのが魅力です。またジャックが筐体上部に設けられているため、エフェクター・ボードのスペース節約という点でも優れたペダルです。

発売時期 2016年
電池駆動
消費電流 8mA
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Effects Bakery Croissant Distortion

Croissant Distortion

他メーカーと比較して頭ひとつ抜けてリーズナブルであるにもかかわらず、しっかりと「使える」サウンドのエフェクターをリリースするEffects Bakeryのディストーションです。アンプのゲインを上げたときの歪みを再現しており、コンパクトながらも太く伸びやかなサウンドが特長です。「ディストーション」と銘打たれているもののゲインの量は比較的少なく、アンプをプッシュする目的で使用すると素晴らしいサウンドが得られるペダルです。各コントロールの可変域も広く、ギターのボリューム・ノブやピッキングへの追従性にも優れており、さらに販売価格は5000円前後と非常に安価。コスト・パフォーマンスに優れた一台です。

発売時期 2018年
電池駆動 ○x
消費電流 6mA
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BOSS DS-1W Distortion

BOSS DS-1W

BOSSの技術力をふんだんに注ぎ込み、パーツの選定など細部に至るまでこだわって製造される「技 WAZA CRAFT」シリーズからリリースされた究極の「DS-1」です。オリジナルのDS-1のサウンドで演奏できるスタンダード・モードに加えて、中音域がよりプッシュされたカスタム・モードも搭載されています。アンサンブルの中にあっても非常に抜けがよく、またレスポンスの素早さという点でも非常に優秀なトーンです。またカスタム・モード選択時の「LEVEL」ノブはスタンダード・モードと比べて最大値で+6dBと拡張されており、ブースターとしてもさらに使いやすい一台に仕上がっています。

発売時期 2022年
電池駆動
消費電流 15mA
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BOSS MT-2W

BOSS MT-2W

2018年10月に登場した「MT-2W」は、「MT-2」のサウンドをさらにブラッシュアップさせ、現代のハイゲイン・ディストーションとして十分に対応できるようアップデートが施されたモデル。スタンダード/カスタムという2つのモードの切替ができ、従来のMT-2のサウンドが得られる「スタンダード・モード」はよりクリアでノイズの少ないトーンを実現、サウンドをさらにブラッシュアップさせた「カスタム・モード」はよりモダンなサウンドへと進化しています。
メタルゾーン独特の音痩せが解消され、深く歪ませても低域までリッチな図太いディストーションを獲得。7弦ギターやドロップ・チューニングなど超低域の出力にもしっかりと対応します。モダン・ハイゲイン・サウンドが得られるペダルが欲しいという人は是非チェックしてみて下さい。

発売時期 2018年
電池駆動
消費電流 35mA
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Suhr Riot MINI

Suhr Riot MINI

名作ディストーション、「Riot」をコンパクトな筐体に落とし込んだリニューアル・モデルです。ダウン・サイジングに伴ってON/OFFを外部機器で行うFx-Link端子は省かれたものの、ヴォイシングを切り替えるトグル・スイッチやノブ類など、基本的な機能についてはそのまま継承されています。スタック・アンプを思わせる重厚なトーンや、どのようなセッティングでもサウンドが破綻することのない優れたコントロールはオリジナルのRiotとなんら相違なく、多くのエフェクターを必要とし、ボードのスペースを少しでも節約したい現代的なギタリストにとっては素晴らしい選択肢となりうるペダルです。

発売時期 2018年
電池駆動 x
消費電流 8mA
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Mad Professor STONE GREY DISTORTION

Mad Professor STONE GREY DISTORTION

フィンランドのハンドメイド・エフェクターブランド Mad Professor の「STONE GREY DISTORTION」は、ドロップチューニングや7弦ギターでのエクストリームなゲインを生み出すことができるコンパクトなモダンハイゲイン・ディストーション・ペダル。深く歪みながらもコードの分離感/和音の響きを失わない、高い解像度とクリアな音質を実現したモデルです。
シンプルな3ツマミの操作系統で、ゲインを下げるとクランチ程度の歪みとなり、歪みを上げていくとハードロック〜ヘヴィ・メタルに対応する激しいディストーションが得られます。

発売時期
電池駆動
消費電流 8mA
コンテンツの誤りを送信する

Walrus Audio Eras Five-State Distortion

Walrus Audio Eras Five-State Distortion

同社の「Ages Five-State Overdrive」にも採用されていた切り替え式のクリッピング・モードを搭載したディストーション・ペダルです。歪みのサウンドのキャラクターを決めるクリッピング方式を5種類から切り替えて使用できるため、これ1台で5台分のサウンドが手に入ったような感覚で使用できます。コストパフォーマンスという面においてはもちろんのこと、現場にサウンドの傾向の違う歪みをいくつも持ち込んだり、その場で歪みを繋ぎ変えたりせずとも簡単にキャラクターを変更できるのは大きな強みと言えます。またドライ・シグナルをブレンドできる「blend」ノブも搭載しており、激しく歪ませつつもクリーンをブレンドしてコード感を保つ、といったようなサウンドメイクも可能です。

Walrus Audio Eras Five-State Distortion – Supernice!エフェクター

Strymon Sunset

Strymon Sunset

「BlueSky」などの高品質な空間・揺れ系ペダルで名を轟かせ、今やすっかり定番ブランドとなったStrymonですが、歪みペダルにも抜かりはありません。本機は2つの歪みを1つの筐体に収めたデュアル・ドライブ・ペダルで、それぞれのチャンネルではクリッピング方式やキャラクターが異なる3種類の歪みを使用することができます。どの歪みもStrymonらしい高品位なもので、2つを組み合わせることでより深い歪みを生み出すことも可能です。また機能性という点でも素晴らしく、外部機器によるコントロールや各チャンネルの接続順の変更にも対応しており、歪みの「旅」を終わらせるのにも相応しい一台であるといえます。

Strymon Sunset – Supernice!エフェクター

Gamechanger Audio / PLASMA PEDAL

PLASMA PEDAL

オリジナリティ溢れるプロダクトを数多く取り揃えるラトビアのGamechanger Audioですが、その名を世に知らしめるきっかけとなったのがこのPLASMA PEDALです。LED回路やトランジスタ、IC、真空管など、従来のペダルにおいて歪みを生み出すために用いられていたパーツは使われておらず、キセノン管に数千ボルトの電流を放電することで歪みを得る、というユニークな機構を採用しています。サウンドについても非常に個性的で、稲妻のようにバリバリとした質感の歪み方は一般的なディストーション・ペダルでは一線を画すものです。独創的な歪みを求めているプレイヤーには、これ以上ないうってつけの一台です。

Gamechanger Audio PLASMA PEDAL – Supernice!エフェクター

Diezel Herbert Pedal / VH4-2 Pedal

Diezel Herbert Pedal / VH4-2 Pedal

Diezelを象徴するアンプ「VH4」のチャンネル3(ハイゲイン・ディストーション)とチャンネル4(メガ・ディストーション)のサウンドをそのまま抜き出してペダルにしたようなエフェクターです。VH4と同じく5バンドのEQとレンジの広い「GAIN」ノブを備えており、ハイゲインでコンプレッション感の強いサウンドはもちろん、クリアーなクランチまで、本物のアンプと同じようなサウンドを楽しむことができます。
コンパクトな筐体ながらゲインとマスター・ボリュームを2チャンネル個別に設定することができるため、一台でバッキング用とリード用のサウンドを分けて作ることもできます。アンプの前段に接続してエフェクターとして使用するのはもちろん、エフェクト・リターンに接続してプリアンプとして使用するのにも適しています。アンプのような生鳴り感とレスポンスが好みではあるものの、スタジオやライブ会場への搬入出の困難さから導入を諦めているプレイヤーには是非一度使って頂きたいディストーションです。

Diezelのペダル「VH4-2 PEDAL」「Herbert PEDAL」を弾き比べてみた!

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