エレキギターの総合情報サイト

アッパー・ストラクチュア・トライアド

アッパー・ストラクチュア・トライアド(以下USTと略します)とは、コードを構成する音(コードトーン)とそのテンション・ノートとを組み合わせてできるトライアド(3音の和音)のことです。USTを理解することで、アドリブの時のフレーズの素になったり、バッキングなどの際にも使用することでより現代的なコードサウンドにする事ができます。

USTタブ譜_01 USTをアドリブに使った例

USTタブ譜_02 USTをバッキングに使った例

key = C で考えてみよう

曲の各コードにはキーが何であるか?によってスケールが決まり、それに従いそのコードに対するテンション・ノートが決まります。

USTとはコードトーンとテンション・ノートとでできるトライアド(アボイド・ノートは含めない)の中で、通常はメジャー・トライアドとマイナー・トライアドのみを指します

CM7に対するUST

四角で囲んだものがCM7に対するUSTになります。上の譜面の場合、「G」「Am」ですね。
4声のコードには「ルート音、3度音、5度音」でできるトライアドと「3度音、5度音、7度音」とでできる二つのトライアドが含まれています。
主なコードを見てみると

ust_1_04

これらはUSTには含めませんが、これも覚えておくといろいろな場面で役立ちます。

USTは最低1音のテンション・ノートを含んでいる事、が条件です。
(テンション・ノートのみ、でも可、です)

基本的なUST

コードトーンの上にテンション・ノートを重ねてみると

Dドリアンスケール上のUST

これを最低1音のテンション・ノートを含むようにトライアドを作ると
この場合のDm7に対するUSTはAマイナーとCメジャーになります。

このように「コードの上にテンションを重ねると見えるUST」は基本的なUSTです。
忘れてしまったとしてもまだ音符に書けば見えますね。

しかし、コードの中には上のように重ねただけでは見えないものもあります。

GフリジアンスケールのUST

Cマイナー・キーにおけるG7の場合はAb音とEb音がテンション・ノートになります。
これをそのままG7の上に乗せるとディミニッシュ・トライアドとオーギュメント・トライアドができますが、これらはUSTに含めません。
ではこの場合のUSTは無いように見えますが、異名同音を考慮するとAbマイナー・トライアドができます。
このような場合はただコードトーンの上にテンション・ノートを乗せただけだと見えません。

これらはコードごとに覚えていくしかありません。

トライアドのフォーム

ではUSTの前に元となるトライアドを指板上で見てみましょう!

メジャー・トライアド

メジャー・トライアドTab譜

Cメジャー・トライアド:1,2,3弦

Cメジャー・トライアド:2,3,4弦

Cメジャー・トライアド:3,4,5弦

Cメジャー・トライアド:4,5,6弦

知っているコードと照らし合わせるようにすると覚えられると思います。
その時、まずはその中のどの音がコードのルートなのか?を覚えるようにしてください。

マイナー・トライアド

マイナー・トライアドTab譜

Cマイナー・トライアド:1,2,3弦

Cマイナー・トライアド:2,3,4弦

Cマイナー・トライアド:3,4,5弦

Cマイナー・トライアド:4,5,6弦

次回、各コードごとのUSTをお楽しみに!

ギター博士の30日間ギターチャレンジ リハーサルスタジオ