コードの構成音・成り立ちを理解しよう!

[記事公開日]2013/8/12 [最終更新日]2021/4/6
[編集者]神崎聡

様々なコードの成り立ちについて理解を深めることで、バッキングギター/コードワークなど楽曲のアレンジに役立てることができます。オリジナルの楽曲のギターアレンジを追求したいという人は、是非参考にしてみて下さい。

このページの項目を理解するには半音と全音音程についてについての知識が必要です。また、各コードの押さえ方についても。ある程度は覚えておいたほうが良いでしょう。ギターコード表のページで色々なコードの押さえ方を覚えておきましょう。

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1: コードとは? 1.1: コードネームの読み方 2: 3声和音(トライアド)の成り立ちを覚えよう 2.1: メジャー・トライアド:◯ 2.2: マイナートライアド:◯m 2.3: オーギュメントトライアド:◯aug 2.4: ディミニッシュトライアド:◯dim 2.5: メジャーセブンス:◯M7 2.6: セブンス:◯7 3: 4声和音の成り立ち 3.1: マイナーメジャーセブンス:◯mM7 3.2: マイナーセブンス:◯m7 3.3: メジャーセブンス・オーギュメント:◯M7aug 3.4: セブンス・オーギュメント:◯7aug 3.5: マイナー・セブンス・フラットファイブ:◯m7(b5) 3.6: ディミニッシュセブンス:◯dim7 4: 3度堆積ではないコード 4.1: サスフォー:◯sus4 4.2: セブンス・サスフォー:◯7sus4 4.3: シックスス:◯6 4.4: マイナー・シックスス:◯m6 4.5: アドナインス:◯add9

コードとは?

コード(和音)とは「異なる3音以上の集まり」です。

「異なる」に1オクターブ違いの音は含めません。
違う音ならば「ド・レ・ミ」でもコードと言い、2度づつの重なりやいろいろな形のものがあります(混合されたものもあります)。

通常使われるコードは一つの音の上に3度ずつ音を重ねてできる和音です。

3音の集まり

この”3度ずつ音を重ねてできる和音”を「3度堆積和音」とい、重なりの元になる音をルート(根音)といいます。

ルートから上に重なる音は順に
3度音、5度音、7度音、9度音、11度音、13度音と奇数で重なっていきます。

ルートから上に重なる音

コードネームの読み方

コードネームの表記は、ルートからの音程によって他の音を分類して記号化したものです。
コードネームの書き方に決まりはありません。
例えばCマイナーセブンというコードは
「Cm7」「C-7」「Cmin7」
と様々な書き方で表記されます。

コードネーム コードネーム記号化の原則

コードネームの読み方にはある程度の規則性があり、通常は

ルート、3度、7度、5度

の順に読みます。

六弦かなで

まずはよく使うコードだけ覚えてみよう!

このページでは様々なコードを網羅的に紹介していますが、初心者の人は全てを覚えなくても大丈夫。まずは

など、ジャンルを問わず頻繁に登場するコードから覚えていきましょう。

3声和音(トライアド)の成り立ちを覚えよう

コードでは一つの音の事を「声(せい)」と言います。
3音からなる和音です。

3度堆積のトライアドには

  • 長3和音(メジャー・トライアド):◯
  • 短3和音(マイナー・トライアド):◯m
  • 増3和音(オーギュメント・トライアド):◯+(◯aug)
  • 減3和音(ディミニッシュ・トライアド):◯º(◯dim)

の4つがあります。
4つのトライアドの違いをしっかり覚えてください。

長3和音(メジャー・トライアド):◯

メジャー・トライアド、いわゆるメジャーコードは

  • ルート
  • 長3度
  • 完全5度

の順に重なる和音で、明るい響きのコードです。

Cメジャーの構成音

ルート 長3度 完全5度
C
E
G

ルートをCとするメジャー・トライアドは「Cメジャー・トライアド」と呼び、コードネームでは「C」と表記します。

Cメジャートライアド:5線譜 Cメジャーの5線譜上の表記

Cメジャートライアド:指板上の位置1 Cメジャーの指板上の位置1

Cメジャートライアド:指板上の位置2 Cメジャーの指板上の位置2

ギターの指板上ではすべて同じ形の押さえ方をずらすだけでC – D – E – F …となりますが、音で書くと同じメジャー・トライアドでもシャープが付いたり、フラットが付いたりします。これは音程がそうなっているからで、コードの構成音を理解するためには音程をしっかりと覚えてください。

メジャー・トライアドの5線譜

指板上でメジャー・トライアドを確認しよう

弦3本づつでCメジャー・トライアドを見てみると

Cメジャー・トライアド指板上の位置:123弦 Cメジャー・トライアド指板上の位置:123弦
Cメジャー・トライアド指板上の位置:234弦 Cメジャー・トライアド指板上の位置:234弦
Cメジャー・トライアド指板上の位置:345弦 Cメジャー・トライアド指板上の位置:345弦
Cメジャー・トライアド指板上の位置:456弦 Cメジャー・トライアド指板上の位置:456弦

と、同じ弦上で3つの形が必ずできます。これは他のトライアドも同じです。
様々な指板上の位置を覚えるとアドリブなどの時に応用できるようになります。

短3和音(マイナー・トライアド):◯m

マイナー・トライアド、いわゆるマイナーコードは

  • ルート
  • 短3度
  • 完全5度

の順に重なる和音で、寂しい響きのコードです。

Cmの構成音

ルート 短3度 完全5度
C
Eb
ミ♭
G

Cマイナートライアド:5線譜 Cmの5線譜上の表記

Cマイナートライアド:指板上の位置1 Cmの指板上の位置1

Cマイナートライアド:指板上の位置2 Cmの指板上の位置2

3度音について

コードの3度の音はコードの明暗を決める音です。
「長3度」なら明るく、「短3度」なら暗い響きになります。

増3和音(オーギュメント・トライアド):◯+(◯aug)

オーギュメント・トライアドは

  • ルート
  • 長3度
  • 増5度

の順に重なる和音で、ちょっと不思議な感じのするコードです。

Caugの構成音

ルート 長3度 増5度
C
E
G#
ソ#

Cオーギュメント・トライアド:5線譜 Caugの5線譜上の表記

Cオーギュメント・トライアド:指板上の位置1 Caugの指板上の位置1

Cオーギュメント・トライアド:指板上の位置 Caugの指板上の位置2

5度音について

コードの5度音はコードの安定性を決める音です。
メジャー・トライアド、マイナー・トライアドの5度音は「完全5度」で、その場合は落ち着いた響きに感じられるのに対し、オーギュメント・トライアドは「増5度」、後で説明するディミニッシュ・トライアドは「減5度」です。
完全5度でないコードは不安定な響きになります。

減3和音(ディミニッシュ・トライアド):◯º(◯dim)

ディミニッシュ・トライアドは

  • ルート
  • 短3度
  • 減5度

の順に重なる和音で、やや怖い感じの響きです。

Cdimの構成音

ルート 短3度 減5度
C
Eb
ミ♭
G♭
ソ♭

Cディミニッシュ・トライアド:5線譜 Cdimの5線譜上の表記

Cディミニッシュ・トライアド:指板上の位置1 Cdimの指板上の位置1

Cディミニッシュ・トライアド:指板上の位置2 Cdimの指板上の位置2

4声和音の成り立ち

4声和音は

  • ルート
  • 3度音
  • 5度音
  • 7度音

から構成される和音です。
トライアドに7度音が加えられたものと考える事もできます。

メジャーセブンス・コード:◯△7(◯M7)

メジャーセブンス・コードは

  • ルート
  • 長3度
  • 完全5度
  • 長7度

で構成される和音です。

CM7の構成音

ルート 長3度 完全5度 長7度
C
E
G
B

Cメジャーセブンス:5線譜 CM7の5線譜上の位置1

Cメジャーセブンス:指板上の位置1 CM7の指板上の位置1

Cメジャーセブンス:指板上の位置2 CM7の指板上の位置2

7度音について

長7度の音は譜面上ではルートから遠い音に感じますが、実はルートの半音下の音です。
メジャーセブンス・コードはメジャー・トライアドにルートの半音下を加えると覚えてください。

指板上でコードを把握しよう

できるだけいろんな形のメジャーセブンス・コードを把握できるようにしてください。これが他のコードを覚える際にも役立ちます。
コードそのもの形を覚えるのではなく、ルートからの他の音の配置を覚えて、自分でいろいろなコードの形を見つけられるようにすると良いでしょう。

下のダイアグラムの中で

・R、3度音、5度音、7度音のすべてを(重複しても構いません)押さえる
・左手で押さえられること
・1本の弦上で二つの音は押さえられない

ということを目安に、自分でメジャーセブンス・コードを見つけてみてください。

CM7:ダイアグラム

この中だけで10個以上のメジャーセブンス・コードが作れます。
みなさんはいくつ見つけられましたか?

セブンス・コード:◯7

セブンス・コードは

  • ルート
  • 長3度
  • 完全5度
  • 短7度

で構成される和音で、メジャーセブンスに比べると”やや”捉えづらい響きです。

C7の構成音

ルート 長3度 完全5度 短7度
C
E
G
B♭
シ♭

Cセブンス:5線譜 C7の5線譜上の表記

Cセブンス:指板上の位置1 C7の指板上の位置1

Cセブンス:指板上の位置2 C7の指板上の位置2

トライトーン

セブンス・コードの3度音と7度音とでできる減5度の音程は、全音3つ分の開きがあります。
減5度(増4度)のことをトライトーン(3全音)ともいいます。

トライトーン

この音程がセブンス・コードを不安定に感じさせます。
減5度(転回すると増4度)は音楽に起承転結を与える大事な音です。

不安定な響きが落ち着く

こうすると終わる感じに聴こえます。

倍音列について

一つの音は実は副次的に倍音(いわゆるハーモニクス音)を含んでいます。
この倍音の含まれ方(ある/なしではなくどこが強調されるか?)で楽器の音色が変わります。

倍音が強く出る音は太い音に聴こえます。
ギターのクリーントーンは倍音が小さく、歪んだ音は倍音が強調されています。
クリーントーンに比べ、歪みの音のほうが1つの音を弾いただけで強く感じられると思います。
これは倍音の違いによるものです。

またCの音に含まれる倍音は次のようになっています。
(この上にさらに倍音はありますがここでは基本的な倍音のみをあげます)

倍音

この倍音の元の音(基音)に近い5次倍音までのところでメジャー・トライアドができます。
ギターの各弦で12F、7F、5Fとハーモニクスを鳴らすとそれぞれ開放弦をルートとするメジャー・トライアドがでます。
さらに6次倍音までいれるとセブンス・コードができます。
音楽の中でメジャー・トライアドが多く使われるのは倍音として含まれる音だから、ということです。
また同じような理由で、セブンス・コードはそれだけで弾くと落ち着かない響きに感じますが、実はごく自然な音ということがわかります。

マイナー・メジャーセブンス・コード:◯m△7(◯mM7)

マイナー・メジャーセブンス・コードは

  • ルート
  • 短3度
  • 完全5度
  • 長7度

で構成される和音で、ラインクリシェ等の進行でよく使われます。

CmM7の構成音

ルート 短3度 完全5度 長7度
C
E♭
ミ♭
G
B

Cマイナー・メジャーセブンス:5線譜 CmM7の5線譜上の位置1

Cマイナー・メジャーセブンス:指板上の位置1 CmM7の指板上の位置1

Cマイナー・メジャーセブンス:指板上の位置2 CmM7の指板上の位置2

マイナー・セブンス・コード:◯m7(◯m7)

マイナー・セブンス・コードは

  • ルート
  • 短3度
  • 完全5度
  • 短7度

で構成される和音で、マイナー・トライアドよりもやや明るい響きがします。
ジャンルを問わずよく使われるコードです。

Cm7の構成音

ルート 短3度 完全5度 短7度
C
E♭
ミ♭
G
B♭
シ♭

Cマイナーセブンス:5線譜 Cm7の5線譜上の位置1

Cマイナーセブンス:指板上の位置1 Cm7の指板上の位置1

Cマイナーセブンス:指板上の位置2 Cm7の指板上の位置2

3、5、7度音でできるコード

マイナー・セブンス・コードはマイナー・トライアドよりもやや明るい響きがします。
これはマイナー・セブンス・コードの3、5、7度音でメジャー・トライアドができているためです。

Cm7 → Eb

4声和音の3、5、7度音でできる和音もできるだけ覚えるようにすると
よりコードに対する理解が深まります。

CM7 → C7 → CmM7

メジャーセブンス・オーギュメント・コード:◯△7+(◯M7aug)

メジャーセブンス・オーギュメント・コードは

  • ルート
  • 長3度
  • 増5度
  • 長7度

で構成される和音で、不安定な響きなのでジャズなどで使われるコードです。

CM7augの構成音

ルート 長3度 増5度 長7度
C
E
G#
ソ#
B

Cメジャーセブンス・オーギュメント:5線譜 CM7augの5線譜上の位置1

Cメジャーセブンス・オーギュメント:指板上の位置1 CM7augの指板上の位置1

Cメジャーセブンス・オーギュメント:指板上の位置2 CM7augの指板上の位置2

セブンス・オーギュメント・コード:◯7+(◯7aug)

セブンス・オーギュメント・コードは

  • ルート
  • 長3度
  • 増5度
  • 短7度

で構成される和音で、これも不安定な響きがしますが、アクセント的に使うと効果的なコードです。

C7augの構成音

ルート 長3度 増5度 短7度
C
E
G#
ソ#
B♭
シ♭

Cセブンス・オーギュメント:5線譜 C7augの5線譜上の表記

Cセブンス・オーギュメント:指板上の位置1 C7augの指板上の位置1

Cセブンス・オーギュメント:指板上の位置2 C7augの指板上の位置2

マイナー・セブンス・フラットファイブ・コード:◯m7(b5)

マイナー・セブンス・フラットファイブ・コードは

  • ルート
  • 短3度
  • 減5度
  • 短7度

で構成されるる和音で、慣れないとコード感がつかみづらいかもしれませんが、マイナー・キーで使うとよりマイナーらしさが出るコードです。

Cm7-5の構成音

ルート 短3度 減5度 短7度
C
E♭
ミ♭
G♭
ソ♭
B♭
シ♭

Cマイナー・セブンス・フラットファイブ:5線譜 Cm7(b5)の5線譜上の位置

Cマイナー・セブンス・フラットファイブ:指板上の位置 Cm7(b5)の指板上の位置

ディミニッシュ・トライアド+長7度

この形のコードはごくまれに使われますが、ディミニッシュ・トライアドの5度音と長7度音では完全4度と同じ開きができてしまいます。よってこの形は独立したコードとして扱いません。

ディミニッシュセブンス・コード:◯º7(◯dim7)

ディミニッシュセブンス・コードは

  • ルート
  • 短3度
  • 減5度
  • 減7度

で構成される和音で、とてもユニークな響きのコードです。
サスペンスものには欠かせません。

Cdim7の構成音

ルート 短3度 減5度 減7度
C
E♭
ミ♭
G♭
ソ♭
A

Cディミニッシュセブンス:5線譜 Cdim7の5線譜上の表記

Cディミニッシュセブンス:指板上の位置1 Cdim7の指板上の位置1

Cディミニッシュセブンス:指板上の位置2 Cdim7の指板上の位置2

減7度について

減7度は長6度と同じ音ですが、コードが3度堆積ということに合わせてこのような表記をしていますが、長6度と書いても間違いではありません。

ディミニッシュセブンス・コードの転回形

ディミニッシュセブンス・コードはすべての音が短3度づつの重なりでできています。

ディミニッシュセブンス・コードの転回

ということは、音の書き方の違いはありますが、上の図の「Cdim7」「Ebdim7」「Gbdim7」「Adim7」はすべて同じ構成音になります。これはCディミニッシュセブンス・コードの時にAディミニッシュセブンス・コードを押さえても構わないということです。
便利ですね。

3度堆積ではないコード

一部に3度の重なりではない部分を持つコードです。

サスフォー・コード:◯sus4

サスフォー・コードは

  • ルート
  • 完全4度
  • 完全5度

で構成される和音です。
メジャー・トライアドの3度音の代わりに完全4度が入ったものと覚えていくと良いでしょう。

Csus4の構成音

ルート 完全4度 完全5度
C
F
ファ
G

Cサスフォー:5線譜

Cサスフォー:指板上の位置1 Csus4の指板上の位置1

Cサスフォー:指板上の位置2 Csus4の指板上の位置2

サスフォー・コードの使われ方

メジャー・トライアドにつながるように使われます。

サスフォー・コードの使い方

セブンス・サスフォー・コード:◯7sus4

セブンス・サスフォー・コードは

  • ルート
  • 完全4度
  • 完全5度
  • 短7度

で構成される和音で、セブンス・コードへつなぐ形やセブンス・コードの代わりとしてよく使われます。

C7sus4の構成音

ルート 完全4度 完全5度 短7度
C
F
ファ
G
B♭

Cセブンス・サスフォー:5線譜

Cセブンス・サスフォー:指板上の位置1 C7sus4の指板上の位置1

Cセブンス・サスフォー:指板上の位置2 C7sus4の指板上の位置2

シックスス・コード:◯6

シックスス・コードは

  • ルート
  • 長3度
  • 完全5度
  • 長6度

で構成される和音で、優しい響きのコードです。
メジャー・トライアドに長6度を加えたもの、と考えるとわかり易いと思います。

C6の構成音

ルート 長3度 完全5度 長6度
C
E
G
A

Cシックスス:5線譜

Cシックスス:指板上の位置1 C6の指板上の位置1

Cシックスス:指板上の位置2 C6の指板上の位置2

シックスス・コードの転回形

シックスス・コードの6度を1オクターブ下に転回するとマイナー・セブンス・コードになります。

シックスス・コードの転回

CシックススとAマイナー・セブンスは構成音が同じということです。

マイナー・シックスス・コード:◯m6

マイナー・シックスス・コードは

  • ルート
  • 短3度
  • 完全5度
  • 長6度

で構成される和音で、マイナー・トライアドに長6度を加えたものです。

Cm6の構成音

ルート 短3度 完全5度 長6度
C
E♭
ミ♭
G
A

Cマイナー・シックスス:5線譜

Cマイナー・シックスス:指板上の位置1 Cm6の指板上の位置1

Cマイナー・シックスス:指板上の位置2 Cm6の指板上の位置2

マイナー・シックスス・コードの転回形

マイナー・シックスス・コードの6度を1オクターブ下に転回するとマイナー・セブンス・フラットファイブ・コードになります。

マイナー・シックスス・コードの転回

アドナインス・コード:◯add9

アドナインス・コードは

  • ルート
  • 長3度
  • 完全5度
  • 長9度(長2度)

で構成される和音で、メジャー・トライアドの代わりとしてよく使われます。

Cadd9の構成音

ルート 長3度 完全5度 長9度
C
E
G
D

Cアドナインス:5線譜

Cアドナインス:指板上の位置1 Cadd9の指板上の位置1

Cアドナインス:指板上の位置2 Cadd9の指板上の位置2

ナインスについて

詳しくはテンションノートの項を参照してください。
コードは冒頭で記述したように「3度づつの音の重なり」と考えるので、2度の音は7度音の上にできる音と考えます。
通常ナインスを含む場合は3度の重なりの下になる7度音は含まれるのですが、7度音は入らずにナインスが入る場合に「アド(add=加えるの意)」表記をします。

ナインス

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