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メキシコ製フェンダー・テレキャスター徹底分析!

モダン(現代的)なスタイルのテレキャスター

スタンダード・シリーズ

Standard Telecaster
Special Edition White Opal Telecaster
Standard Telecaster HH

Fender Standard Telecaster Standard Telecasterの5つのカラーラインナップ

「スタンダード・テレキャスター」は、前述したように現代という時代に合わせた、まさに標準的な仕様のテレキャスターになっています。また、「スペシャル・エディション」として、ホワイトパールカラー、マッチングヘッド仕様が限定生産されました。

「スタンダード・テレキャスターHH」は、ハイゲイン志向のハムバッカーを2基搭載した、ヘヴィ仕様のテレキャスターです。ギター本体の仕様はスタンダード・テレキャスターと共通ですが、ブリッジはヴィンテージ・スタイルのものが採用されており、6連サドルは鉄板を曲げた「ベントサドル」となっています。ヘヴィ志向のギターではありますが、コイルタップが付いているのでシングルコイル特有の細く鋭いサウンドも出すことができます。それでいてスタンダード・テレキャスターと同じ価格設定なのがうれしいところです。
コイルタップって何?コイルタップできるエレキギターについて


Fender Standard Telecaster HH Demo | Fender
太いサウンドから繊細なサウンドまで、懐の深いギターですね。

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デラックス・シリーズ

「デラックス・シリーズ」は、現代的な仕様をベースにアレンジを推し進め、性能をアップさせたシリーズです。テレキャスターでは、現在2タイプがリリースされています。全くキャラクターの異なる両機ですが、同シリーズゆえの共通点がいくつかあり、このシリーズの特徴となっています。まずはそこを見てみましょう。

ボディ材 アルダー
指板の仕様 ナット幅42mm
フレット数22
指板R12インチ(305mm)
ナロートールフレット使用
ピックアップ Vintage Noiseless
ジョイント部 ヒールカット
ブリッジ ブロック型6連サドル
ペグ ヴィンテージ・スタイルのツマミを使用した、ロッキングチューナー

表:デラックス・シリーズの主な共通点

アーティストモデルで多く見られる「12インチの指板R」が共通して採用されているところが、注目すべき特徴でしょう。これはギブソンの標準的な指板と同じですが、ギターソロなどリードプレイの多いギタリストに好まれる仕様です。またナロートールフレット、ロッキングチューナーが採用されており、スタンダード・シリーズよりグレードが一段上がっているのが分かります。ナロートールフレットはその名の通り、通常のミディアムジャンボに比べて幅が狭く(narrow)高い(tall)もので、ピッチをシビアに合わせる精度と押弦のしやすさを両立させています。

ハイポジションでの演奏に寄与するヒールカットが施してあるほか、ヴィンテージタイプのノイズレス・ピックアップが採用されており、繊細でクリアなサウンドが得られます。では、それぞれについてチェックしていきましょう。

Deluxe Nashville Tele

Deluxe Nashville Tele

カントリーの名所「ナッシュビル(テネシー州)」の名を冠する、3ピックアップ仕様のテレキャスターです。テレキャスターにストラトのセンターピックアップを追加するのは、特にカントリーのミュージシャンがよく実践するカスタマイズです。

3つのシングルコイルはいずれもノイズレス・ピックアップになっており、ハムノイズから解放されたクリアな音色が手に入ります。ピックアップセレクターは5Wayになっており、

  • Position 1:リア単体
  • Position 2:リア+センターのハーフトーン
  • Position 3:センター単体
  • Position 4:フロント+センターのハーフトーン
  • Position 5:フロント単体

という5音色を出すことができます。


Patrick Droney Demos the Fender Deluxe Nashville Tele | Fender

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Deluxe Tele Thinline

Deluxe Tele Thinline

一見ふつうに見える「シンライン」ですが、デラックス・シリーズ特有の現代的なアップグレードに加え、4Wayセレクタ―スイッチを採用することでサウンドバリエーションを増強しています。

  • Position 1:リア単体
  • Position 2:リア+フロントの並列(=ハーフトーン)
  • Position 3:フロント単体
  • Position 4:リア+フロントの直列(←SPECIAL)

ポジション1~3までが通常のテレキャスター、ポジション4が「スペシャル」となっており、リアとフロントを直列につないで「擬似ハムバッカー」を作ります。ノイズレス・ピックアップの採用によりハムノイズの問題はすでに解消されていますが、直列につなぐことによってパワーが増し、そのほかの繊細なサウンドから一転させた太く甘いサウンドを得ることができます。

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モダン・プレイヤー・シリーズ

「モダン・プレイヤー」は、これまでさまざまな設計のギターを世に送り出すことで新たな可能性を模索していった「フェンダーの歴史」を継承したうえで、従来のスタイルにこだわらない新しさを盛り込んでいるシリーズです。これまでなかなか無かった仕様が採用されていて、とても面白いラインナップとなっています。それでいて「新しい仕様を世に問う」というコンセプトから、スタンダード・シリーズよりも価格を下げ、手に入れやすくしています。

このシリーズに共通する仕様を見てみましょう。モダン・プレイヤーの特徴だけでなく、どのポイントでコストダウンされているのかが見えてきます。

仕様 モダン・プレイヤーの共通仕様 スタンダードとの違い
ネック仕様 メイプル1Pネック
指板R9.5インチ(241mm)
“C”シェイプネックグリップ
ナット幅42mm
フレット数22
ポリエステル塗装
「スタンダード」にはローズ指板も有り。指板R、ネックグリップ、ナット幅は共通だが、こちらは21フレット、ウレタン塗装。
ピックアップ モダン・プレイヤー専用 Standard Single-Coil
ペグ ヴィンテージ・スタイル(クルーソンタイプ) ロトマチック・タイプ(Cast/Sealed)
ブリッジ ストラトタイプのハードテイル・ブリッジ(ベントサドル) 6連ブロックサドル

表:モダン・プレイヤーの共通仕様及びスタンダード・テレキャスターとの違い

ネック塗装がポリエステルとなっているのが、低価格化に寄与しています。しかしさすがにフェンダーだけあって、ピックアップはこのシリーズのために設計しており、このシリーズに対するフェンダーの本気度を感じることができます。

「モダン」という名が付きながらもペグとブリッジには軽量なヴィンテージ・スタイルが採用されているのが、モダンなのかトラッドなのか区別に困るところではあります。

Modern Player Telecaster Plus

Modern Player Telecaster Plus

「テレキャスター・プラス」は、ピックアップにSSH配列を採用した新しいスタイルのテレキャスターで、5Wayセレクタ―スイッチによってストラトキャスター同様に5種類のサウンドを出すことができます。さらにミニスイッチの操作でリアのハムバッカーをコイルタップすることができ、さらにサウンドバリエーションが拡げられています。

ボディ材に「パイン」が使われているのも、ちょっとしたポイントです。パイン材は北アメリカ産のマツ科針葉樹から作った木材で、建材に多く使用されるものです(決してパイナップルの木ではありません)。エレキギターの材料としては珍しさがありますが、木目が均一で美しく、高音から低音まで幅広く鳴る音響特性があり、何よりテレキャスター設計のヒントになったラップスチールのボディ材として使用されてきた、由緒正しい木材です。

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Modern Player Telecaster Thinline Deluxe

Modern Player Telecaster Thinline Deluxe

Modern Playerシリーズのテレキャスター・シンラインについてはこちらのページから↓
Modern Player Telecaster Thinline Deluxe

トラッド(伝統的)なスタイルのテレキャスター

トラッドなスタイルのテレキャスターは、歴史上リリースされてきたモデルを再現しつつ、ヴィンテージ・スタイルのペグ&ブリッジを採用しているところに共通点がありますが、現代のプレイスタイルにフィットさせるべく敢えて現代仕様をおりこんでいるものもあり、それぞれに特徴を持ったラインナップとなっています。フェンダーの製品群でも人気があるもののようで、カスタムショップやUSAのパーツを使用するものも目立ちます。

また、現代版の「スタンダード・テレキャスター」などと異なり、フロントピックアップはボディに直接マウントされていますから、高さを調節するためには一旦ピックガードを取り外す必要があります。

クラシック・シリーズ

「クラシック・シリーズ」はかつての名機を再現したものですが、あくまでも「新品」として生産されており、エイジド加工などは施されません。また比較的偏ったラインナップとなっていますが、標準的なソリッドボディのテレキャスターはジャパン・エクスクルーシブのラインナップに譲って、こちらではポイントを絞った生産をしているようです。

Classic Series ’72 Telecaster Custom
Classic Series ’72 Telecaster Deluxe
Classic Series ’72 Telecaster Thinline

Classic Series 72 Telecaster

70年代を象徴するテレキャスターが、3機種リリースされています。

  • カスタム:ソリッドボディ、フロントハム
  • デラックス:ソリッドボディ、2ハム
  • シンライン:セミホロウボディ、2ハム

というざっくりとした違いがありますが、細部にも違いが反映されています。この3機種の共通点と相違点をチェックしてみましょう。

共通点としては、

  • 3点留めネックジョイント、マイクロティルト装備
  • フェンダーの「F」が刻まれたヴィンテージ・スタイルのペグ
  • 「バレル(弾丸)」タイプのトラスロッドナット

が挙げられ、この時代の雰囲気をしっかりと演出しています。「マイクロティルト」は、ネックを外すことなくネックの仕込み角を調節する機能です。

モデル名 Custom Deluxe Thinline
ボディ材/構造 アルダー/ソリッド アルダー/ソリッド アッシュ/セミホロウ
ネック仕様 メイプルネック、ローズ指板、Cシェイプグリップ メイプル1Pネック、ラージヘッド、Cシェイプグリップ メイプル1Pネック、Uシェイプグリップ
指板仕様 7.25インチ指板R、ナット幅42mm、ヴィンテージ・スタイル21フレット 12インチ指板R、ナット幅42mm、ミディアムジャンボ21フレット 7.25インチ指板R、ナット幅42mm、ヴィンテージ・スタイル21フレット
フロントピックアップ ワイドレンジ・ハムバッカー ワイドレンジ・ハムバッカー ワイドレンジ・ハムバッカー
リアピックアップ Standard Single-coil Tele ワイドレンジ・ハムバッカー ワイドレンジ・ハムバッカー
操作系 2V2T、トグルスイッチ 2V2T、トグルスイッチ 1V1T、レバースイッチ
ブリッジ アメリカン・ヴィンテージ3連サドル ヴィンテージ・スタイルのハードテイル ヴィンテージ・スタイルのハードテイル

表:’72テレキャスター3機種の比較

ネックの仕様が3モデルとも異なっているのがポイントとなるでしょう。総じてヴィンテージ・スタイルの仕様を採用しながら、「デラックス」のネックは現代音楽での仕様を想定してか、バリバリの現代仕様となっています。

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Classic Series ‘60s Telecaster with Bigsby

Classic Series ‘60s Telecaster with Bigsby

60年代のスタイルでまとめたテレキャスターに、ビグズビーを取り付けたモデルです。ビグズビーによってアーミングが可能となるほか、サスティンが延長されるなどサウンドにも変化が現れます。バインディングを施したアルダーボディ、4点留めメイプルネックに7.25Rローズ指板、ヴィンテージ・スタイルピックアップといった仕様で、雰囲気充分のテレキャスターになっています。

Road Worn ’50s Telecaster

Road Worn Telecaster

「ロード・ウォーン」は長年の酷使に耐え抜いたかのようなキズやハガレ、サビを再現した「WORN」フィニッシュをボディ/ネック共に採用したシリーズです。本機は1950年代のテレキャスターをイメージしたトラッドなギター本体に現代的なアレンジを施し、WORNフィニッシュで仕上げられています。ボディ塗装にはMEXでは珍しくニトロセルロースラッカーが使用されており、これから使い込んでいくに従ってさらに味わいが深くなっていきます。

アッシュボディ、Cシェイプメイプル1Pネック、指板R7.25インチ、フレット数21、鉄製3連バレルサドル、といったクラシカルなギター本体ですが、「アメリカン・プロフェッショナル」にも採用されているナロートールフレットが採用され、名機「テキサス・スペシャル」のメキシコ版「TEX-MEX」ピックアップを搭載、パワフルでトゥワンギーなサウンドを持っています。

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Classic Player Baja Telecaster
Classic Player Baja ’60s Telecaster

Classic Player Baja Telecaster 左3本:Classic Player Baja Telecaster、右3本:Classic Player Baja ’60s Telecaster

エンセナダ工場のあるバハ・カリフォルニア州に由来する「Baja(バハ)」テレキャスターは、フェンダー・カカスタムショップ所属のマスタービルダー、クリス・フレミング氏により設計されたスペシャルなテレキャスターです。レトロなルックスと感触を持つ普通のテレキャスターのように見えながら、特殊配線によってサウンドバリエーションが増強されています。また基本理念はそのままに、1960年代風のスタイルを持つ「バハ ’60S テレキャスター」もリリースされています。

モデル名 Baja Telecaster Baja ’60s Telecaster
ボディ材 アッシュ アルダー
ネック/指板 メイプル1P
ソフトVシェイプ
指板R9.5″(241mm)
フレット数21
ナット幅1.625″(41.3mm)
ローズ指板
’60s”C”シェイプ
指板R9.5″(241mm)
フレット数21
ナット幅1.65″(42mm)
フロントピックアップ フェンダー・カスタムショップ”Twisted” American Vintage ’52
リアピックアップ フェンダー・カスタムショップVintage-Style Tele American Vintage ’58
ブリッジ American Vintage ブラス製3連サドル American Vintage 3連クロームバレルサドル

表:「Baja」テレキャスター2機種の比較

さすがにカスタムショップの設計だけあり、ピックアップとブリッジにはグレードの高いものが採用されているのが分かります。

バハ・テレキャスター最大の特徴である「特殊配線」ですが、両機とも共通して

  • フロント+リア直列の疑似ハムバッカーが得られる4Wayセレクタスイッチ
  • ミックス時に「フェイズアウト」させるS-1スイッチ

を備えています。「フェイズアウト」は片方のピックアップの電極を逆転させたときのサウンドで、クセのある細いキャラクターを持っています。

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アーティストモデル

Taxman Telecaster

Taxman Telecaster

ロックバンド「The Bawdies」に所属するTAXMAN氏のシグネイチャー・テレキャスター。日本人アーティストのシグネイチャー・テレキャスターがレギュラー生産されるのは初めての快挙とのことです。ご本人が愛用するカスタムショップ製テレキャスターを再現したという本機は、

  • アッシュボディ、メイプル1Pネック、21フレット
  • ブラス製3連バレルサドル、クルーソンタイプペグ
  • 随所に使い込まれた風格を感じさせる「Road Worn」フィニッシュ

というヴィンテージ・スタイルのギター本体に、

  • ソフト”V”ネックグリップ
  • フロントピックアップ:セイモア・ダンカン’59
  • リアピックアップ:フェンダー・カスタムショップ「Nocaster Vintage Single-Coil Tele」

というご本人と同一仕様のアレンジが加えられています。TAXMAN氏のサインがヘッド裏に配置されていることもあって、The Bawdiesのファンに限らず、ヴィンテージ・スタイルの使えるテレキャスターを求めるギタリストに手に取ってもらえるギターになっています。


THE BAWDIES – THE EDGE MUSIC VIDEO
本格的なロックンロールサウンドが海外からも高い評価を得ている「The Bawdies(ザ・ボゥディーズ)」。ビシっと着こなしているスーツが全て「ANGLASAD」というファッションブランドのテイラーメイド(「オーダーメイド」は和製英語で、実はテイラーメイドが正しい英語なのだとか)というこだわりも大きなポイントです。

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Chris Shiflett Telecaster Deluxe

Chris Shiflett Telecaster Deluxe

ロックバンド「Foo Fighters」に所属するクリス・シフレット氏のシグネイチャーモデル。クラシック・シリーズの’72テレキャスター・デラックスと比べると指板がローズウッドなっているのに加え、ボディバックにはコンター加工が施されていて身体にフィットするところ、またこのモデル専用に開発された高出力なハムバッカーピックアップを搭載しているところが特徴です。ステージ映えするアークティックホワイトのボディカラーとパールのピックガードが目を引きます。


Foo Fighters – My Hero (Live on Letterman)
幾度となくグラミー賞を受賞しているロックバンド「Foo Fighters」。ライブでは観客総出で熱唱します。

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Jim Root Telecaster

Jim Root Telecaster

“猟奇趣味的激烈音楽集団”というキャッチコピーが付けられているヘヴィ・メタルバンド「SLIPKNOT(スロップノット)」に所属するジム・ルート氏のテレキャスターは、身体にフィットするコンター加工、ハイポジションの演奏性を向上させるヒールカットを施し、ボリュームポットをリアピックアップのすぐ近くに配置、セレクタスイッチを斜めに配置するなど、プレイアビリティを深く追求したギターとなっています。

  • EMGのハムバッカーを2基マウント
  • 漆黒のエボニー指板

というヘヴィ・ミュージック御用達の仕様が、ラインナップの中でひときわ異彩を放っています。


Fender Jim Root Telecaster
鋭さに特徴のある「いわゆるテレキャスターサウンド」とは真逆の、ピッキングハーモニクスをギコギコ言わせながらザクザク刻むのがとっても似合うギターになっていますね。

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J5 Triple Tele Deluxe

J5 Triple Tele Deluxe

JOHN 5氏(マリリンマンソン、ロブ・ゾンビ他)のシグネイチャーモデルは、3基のハムバッカーとシンクロナイズド・トレモロユニットを備えた大変個性的なギターになっています。3Wayのトグルスイッチでそれぞれ単体のピックアップを使用する設計で、1ボリューム1トーンというシンプルな操作系にまとめられています。

ブラックのボディにマッチングヘッド、ブラス製ミラーピックガードという組み合わせは、シンプルながら強烈な存在感を発揮します。

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インドネシア製のテレキャスター

「フェンダー」の名義で、インドネシアの工場で作られるテレキャスターも存在していますが、エンセナダ製と近いグレードの扱いなので、こちらで紹介します。両機ともセットネック仕様のギブソン的なギターに仕上がっているのが興味深いですが、ボディ塗装がウレタンとなっているところもポイントです。

Special Edition Custom Telecaster FMT HH

Special Edition Custom Telecaster FMT HH

限定生産された本機は、

  • フレイムメイプルトップ&マホガニーバックボディ
  • マホガニーセットネック
  • 15.75インチ(400mm)指板R
  • セイモアダンカン製ハムバッカー2基搭載

という仕様で、弦長が25.5インチであること以外おおよそフェンダーらしくないギターです。フロントピックアップは超定番の「’59」、リアには「パーリーゲイツ」が採用されています。パーリーゲイツはZZトップ所属のビリー・ギボンズ氏が所有するヴィンテージ・レスポールのピックアップを完全再現したハイグレードなピックアップです。

ボディトップは緩やかなカービング(削り)、ネックにもボディにもバインディングが施されるあたり、ここまで来るとテレキャスターの姿をしたレスポール・スタンダードのような印象ですが、まさにテレキャスターのスタイルでレスポールサウンドを出したいという人のためのギターだと言えるでしょう。

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JIM ADKINS JA-90 TELECASTER THINLINE

JIM ADKINS JA-90 TELECASTER THINLINE

「ジミー・イート・ワールド」の中心人物ジム・アドキンス氏のシグネイチャーモデルは、

  • セミホロウ構造のアッシュボディ
  • 弦長24.75インチ(ギブソンスケール)のメイプルネック
  • セイモアダンカン製P-90タイプピックアップ2基
  • TOMブリッジ

という仕様になっており、こちらもかなりギブソン的な印象を帯びています。


Jimmy Eat World – Praise Chorus (iHeart Radio Live)
商業的に最も成功した「エモーショナル・ハードコア(エモ)」バンドとして知られる「Jimmy Eat World」。日本でもCMに起用されるなど、広く認知されています。

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以上、エンセナダ工場で作られるテレキャスターをチェックしていきました。フェンダーUSAの「アメリカン・スタンダード」シリーズが無くなり、「スタンダード」はエンセナダ製のみになりました。これはエンセナダ製がフェンダーの「標準」であることを示唆しており、ここで生産されるギターの品質がそれだけの高さにあるということを物語っています。