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JOHN5 の使用機材やギタープレイの特徴

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JOHN5 は中世的なルックス/新しい独自なテクニカルなプレイスタイル/タトゥーの和彫りにメイクといった独特のスタイルで知られ、マリリン・マンソンのバンドによって世界的に有名なったギタリスト・作曲家。

サポートミュージシャンとして活動していた時期が長くありながら、アーティストとしても経験豊富。
ロックを主軸としながらも時にはカントリーを基礎とした独特な奏法を行うなど、タイトで正確な安定したプレイに加え速弾きの際のピッキングの粒立ち/タッピング/スウィープ/弦飛びなどのテクニカルなプレイといった技術面、作曲能力、音楽性の幅広さなど多方面で優れた才能を発揮しています。

そのルックスから音楽的にダークな印象も受けますが、ギターインスト・ミュージックでありながら非常にストレートでキャッチーな楽曲作りで知られています。

JOHN5:Biography

1971年7月31日、ミシガン州出身。
5歳の頃に映画「ウッドストック」に出演していたジミヘンドリックスを観て、感動のあまり衝撃的にギターを手にすると、その後ギターレッスンも受け理論とテクニックを学びます。
エドワード・ヴァンヘイレン、イングウェイ・マルムスティーン、スティーブ・ヴァイ、ジョン・マクラフリン、アルバート・リー、チェット・アトキンスなどのギタリストに影響を受け少年時代を過ごし、12歳になるとバンドを結成、翌年出場したコンテストにおいて最優秀ギタリストに選出されます。
その後18歳でLAに移り住み本格的なバンド活動を開始。LAに来て最初に結成したバンド「アリゲーター・スープ」でのある日のライブで、オジーオズボーンのメンバー「ルディ・サーゾ」に見初められ、彼の個人バンドへの参加をきっかけに音楽業界入りを果たし、デイブリーロスや、k.dラング、チープトリック、ロブハルフォードなど数々のミュージシャンのセッションやサポート活動を行います。

マリリン・マンソンのバンドでブレイク

1999年にマリリン・マンソンのバンドの正式メンバーとなった彼は、大規模なワールド・ツアーに参加。4作目のアルバム『HolyWood』、5作目のアルバム『The Golden Age Of Grotesque』のレコーディングに参加。
1999年、2001年、2003年と3度に渡る来日公演を経て国内でも広く知られる存在になりました。

2004年には同バンドを脱退、その後はソロ活動で6枚のアルバムをリリースするかたわら、ロブ・ゾンビ、フィルター、アリス・クーパーなど、数多くのバンドのサポートギタリストとしても活動しています。

JOHN5:プレイスタイルの特徴

JOHN5 の最も特徴的なプレイが、歪んだギターにカントリーベースのスタイルを応用した高速のフィンガーピッキング(チキンピッキング)です。
右手の指を使用するという難易度の高いピッキングですが、歪ませたサウンドで高速で演奏することでマシンガンのようなスリリングなサウンドを生み出しています。
フレージングについてもアウトスケールを多用するなど、独特の怪しく妖艶な音使いが特徴的です。

John 5 – ‘Jerrys Breakdown’ – from ‘Careful With That Axe’

エレキ・ギタリストとしての印象が強いですが、アコースティックギターの演奏クオリティも目を見張るものがあります。アコースティックギターを中心として楽曲を演奏するなど、テクニカルな部分だけでなく基礎的なテクニックが高いのも、サポートギタリストとしての長いキャリアが所以かもしれません。

アコースティックギターの演奏

JOHN5 の使用機材

ギター

マリリン・マンソン加入当初はカスタム・メイドのアイバニーズの AX、RG などを使用していましたが 2000年 にフェンダーと契約、以降は一貫してフェンダー・テレキャスターを使用しています。
ピックアップはハムバッカーを使用するケースが多く、普段はあまり使いませんがアーム使用時はビグズビーアームを使用(J5 Bigsby Signature Telecaster)。これらは「サウンドだけでなくテレキャスの形同様、歴史を感じられるから」だそうで、この発言からもテレキャスターに対する愛情を感じます。
弦はサウンドの質感変化を嫌い、チューニングに関係なく基本的には009-42を使用。

J5 Telecaster

J5 Telecaster Frost Gold

Squier by Fenderからは JOHN5シグネチャーモデル のエレキギターが発売されています。彼の独創性が光るギターで トーン・コントロールがないかわりにピックアップ毎にボリューム・コントロールが独立しています。ピックアップについてもJOHN5使用のパワフルなサウンドが特徴となっています。

Squier by Fender:John5 シグネイチャー・モデルのテレキャスターに新色「J5 Telecaster Frost Gold」登場! – エレキギターニュース.com

またビンテージギターに興味も持ち、 1950年の ブロードキャスター を所有する他、歴史的価値の非常に高い50〜60年代フェンダービンテージ・ギターを数十本所有。
「ギターが弾けなくなったらビンテージギターのディーラーになりたい」と発言するなど、コレクター的一面も見せています。

John 5 Signature Telecaster

John 5 Signature Telecaster John 5 Signature Telecaster

フェンダー・カスタムショップからは、本人が使用しているのと同スペックのシグネチャーモデルが販売されています。

John 5 Signature Telecasterを…
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アンプとセッティング

基本的にはマーシャル、場合によってはLaneyなどハイゲインアンプを使用。アンプでほとんど音を完結して作りあげるため、歪みのエフェクターはリードでオーバードライブを踏む程度。
最低限のエフェクターにより音質劣化と配線トラブルを最低限に抑えるのと、音質的にごまかしが一切効かないためJOHN5のスキルの自信の現れとも受けとることができると思います。

Discography

Vertigo

マリリン・マンソンで活躍し評価を集めたJOHN5がさらにソロギタリストとしてのキャリアをスタートさせた1枚。
特に1曲目の1. Needles, CAは様々な技法が凝縮され、ギターインスト界に強烈なインパクトを残しました。とにかく今までのサポートからは伺えないJOHN5の一面、可能性を世間に見せつけた1枚です。

Art of Malice

楽曲の展開に聞き応えのある1枚。
JOHN5と言えば良い意味で弾きたおすイメージが強いですが、その長所も生かしつつポップな一面も垣間見せる楽曲の展開が美しい 1枚となっています。
最後の12.Last Page Turned, Theではアコースティックギターのソロ演奏となり新たな今後の可能性を見せたアイディアも満載でオススメの1枚です。

God Told Me to

マイケルジャクソンの「Beat It」のカヴァーも収録。名曲の良さを崩さずJOHN5らしくアレンジされています。
そして、人気が高いのが1曲目のWelcome To Violence
デビューからさらにパワーアップした音圧、テクニック、スピード感を感じられます。
前作のArt of Maliceから予感させていたようにアコースティックギターの楽曲も多数収録され、エレキと比較しても半々くらいとなっておりこちらのアルバムもストレートでありながらバラエティーに富んでいます。アコースティックギターの技術の高さ、基礎力の深さを感じる事ができるアルバムです。