「リバーブ(reverb)」は、「残響」を作るエフェクターです。コンサートホールや学校の体育館で手を叩いてみると「パァーーーン!」と音が鳴り響く、そんな効果が得られるわけです。隠し味として地味に使われることこそ多いですが、包み込むような残響にはリスナーを別の空間へいざなうほどの威力があります。今回は、このリバーブに注目していきましょう。
はじめてのリバーブ・エフェクター【ギター博士】
残響がギターの音を包み込むことで、音の太さや広がりが演出できます。またレゲエ風カッティング(1分20秒~)のように残響をしっかり聞かせる、という手法もさかんに見られます。
リバーブを知るために、まず「音」について、ちょっとしたお勉強をしましょう。音には「直接音」と「反射音」があります。
反射音はあちこち跳ねかえる分だけ耳に入ってくるまでに時間がかかるので、遅れて聞こえたり、響きが残って聞こえたりします。反射音が「山びこ」のように一つ一つ判別できる聞こえ方を「反響(echo)」といい、エフェクターではディレイで再現されます。体育館の柏手「パーーン」のように、反射音の個々が判別できない聞こえ方を「残響(reverberation)」といい、エフェクターではリバーブで再現されます。ではこの残響を作るために、人類がどんな工夫を重ねてきたかを見ていきましょう。
パイプオルガンを設置する教会は、神の偉大さを象徴させるような、荘厳なリバーブが発生するよう設計されています。このほかコンサートホールでは音楽的で豊かな残響が、日本でもお寺の境内では悟りに導く残響が、それぞれ得られるよう計算されています。現在でも、無名時代にお風呂で録音した大物ミュージシャンの逸話が散見されます。
このように「反射音は空間で作られる」という概念が第一にあったため、世界初のリバーブ発生装置「エコーチェンバー」も、部屋の響きを利用していました。
エフェクターとして初めて使われたリバーブは、タイル張りのバスルームにスピーカとマイクを設置した「エコーチェンバー」です。録音したものをスピーカから流し、ここで得られた音をもとの音に混ぜる、という手法です。効果は絶大でしたが、響き加減が調節できず、また引越しが絶望的に困難なことなど制約が目立ちました。
「鉄板エコー」とも呼ばれた「プレートリバーブ」は、巨大な鉄板を吊るし、信号を振動に変換する装置を取り付ける、というものです。世界初のプレートリバーブ「EMT 140」は特にボーカルに良好な重厚な残響が得られ、今なおDAWのプラグインに採用されるほど支持されています。高さ4フィート(1.2メートル)、幅8フィート(2.4メートル)、重さ約600ポンド(270kg)という巨体ですが、残響の長さを操作でき、また気合いが充分なら運搬もできました。
プレートリバーブと同じ原理でバネを響かせる「スプリングリバーブ」は、発明こそ1939年と言われますが、改良されリバーブ装置として世に出されたのは1959年とされています。残響を調整する機能は付けられませんが、独特の暖かいサウンドを持ち、比較にならないほどの小型化軽量化に成功しました。
1960年に発表された「タイプ4」をフェンダーが採用し、名機「ツイン・リバーブ(1962~)」が生まれました。以来スプリングリバーブはギターアンプ搭載リバーブの定番で、ギタリストにとって最も馴染み深いサウンドです。なお、アンプを揺らすとスプリングが跳ねて、「ガシャーン!」と破壊的な音が出ます。
アンプ内蔵型のスプリングリバーブは通常ツマミ一個で、音量のみ調整します。なお「ツイン・リバーブ」は、スピーカーを2発搭載した「フェンダー・ツイン」にリバーブを追加するなど改良を施したアップグレード版です。リバーブが2系統あるわけではありません。
実物のスプリングリバーブ。3本のスプリングが並んでいる。
演算処理で残響を再現する「デジタルリバーブ」は、1960年代初頭にはすでに発明されていたようです。しかしコンピュータの性能がまだまだ未発達で、ようやく実際の使用に耐える性能に達したのは1976年でした。デジタルリバーブはクッキリとした音像に加え、さまざまなパラメータの操作によっていろいろな残響を作ることができる利便性が強みです。ホールの響きを再現した「ホールリバーブ」、部屋の響きを再現した「ルームリバーブ」、今や常識的に使用されるこの二つは、デジタルあってのものです。今やエフェクターとして生産されるリバーブの、ほとんどがデジタルです。
リバーブにノイズゲートをかけ、長く延びる残響をバッサリ切り落とす「ゲートリバーブ」は、特に1980年代のドラムの音に盛んに使用されました。やはりドラムのイメージが強いためか、ギターへの使用は限定的です。しかしごく稀に、ゲートのモードを搭載しているリバーブエフェクターも見られます。
「畳み込み(convolution)」という特別な演算処理を行うことから「コンボリューションリバーブ」とも呼ばれる「サンプリングリバーブ」は、空間における響き方をサンプリングし、残響に空間の個性を反映させるリバーブです。自然の響きをそのまま再現してしまうので、現在もっとも美しいリバーブだと考えられています。
自然で美しいリバーブへの追及は、いまのところサンプリングリバーブが担っています。これ以後のリバーブは、モジュレーションやピッチシフトなどを組み合わせる新しい発想によって、かつてない別世界のサウンドを積極的に作るようになっていきます。もっとも名高いのが、ストライモン「blueSky」の「shimmer(シマー)」モードです。「shimmer(きらめく)」の名の通り、時間の経過とともに次々と倍音が追加されていく、キラキラした残響が得られます。
Strymon blueSky Reverberator | Reverb Demo Video
他の音も大変美しいですが、最後に出てくるshimmerの異次元感たるや。ギターがシンセサイザーになちゃったかのよう。
幽玄な世界へ:アンビエント・リバーブ・ペダル特集 – Supernice!エフェクター
では、リバーブはどのように使うのかを見ていきましょう。近年では恐ろしく多機能なモデルがあり、演奏での活かし方もさまざまですが、基本を押さえておけばだいたい大丈夫です。
現代のリバーブでは、ふつう3つ以上のツマミが備わります。以下の3つを基本に、高機能なものにはモード切替やプリディレイ(残響の始まるタイミング)などが追加されます。
現在流通しているリバーブは、多機能&多音色を売りにしているモデルが目立ちます。「そんなにたくさん、使いきれないよぉ」とひるんでしまいそうですが、フットスイッチいっこのエフェクターでライブに使用できる音色は1つですから、気に入った音だけ使えばいいのです。
特にこだわりが無ければ「リバーブは一番後ろ」で使用し、アンプで歪みを作る場合にはエフェクトループを使いましょう。ディレイとセットで使うことも多いですが、反響(エコー)に残響が乗るのが自然の響き方ですから、やはりディレイの後ろにリバーブを接続させるのが王道です。でもこうした道から外れることで新しいものが生まれるかもしれませんから、興味のある人はいろいろ試してみてくださいね。
やや大雑把な分析ですが、ギターの演奏におけるリバーブの使い方は、だいたい以下の3種類に絞られます。
特にアンプ内蔵型スプリングリバーブの、もっともポピュラーな使い方です。ドライなギターサウンドがほのかな残響に包まれることで、バンドサウンドに馴染みやすくなります。リバーブ量はお好みで大丈夫ですが、ギター単体ではかすかに聞こえる残響が、アンサンブルになると感じられなくなるくらいがちょうどよい塩加減です。
これこそ全エフェクターの、もっとも普通の使い方です。歯切れの良さが求められる場面以外なら、リバーブはいつでもがっつり使えます。しかしリバーブを起動させる多くの場合、ディストーションのON/OFFやコーラス、ディレイなど、ほかのデバイスの操作とセットになります。それゆえ、スイッチャーで操作をまとめたり猛スピードで次々と切り替えたりなど、工夫や鍛錬が必要となります。
フェンダー「ツイン・リバーブ」が誕生した60年代は、アタックの立つ硬いギターにスプリングリバーブをたっぷりかけた「革新的なサウンド」が一世を風靡しました。現代でもこの時代っぽいサウンドを作るなら、「厚いリバーブ常時ON」が王道です。
The Spotnicks – Johnny Guitar
ザ・スプートニクスは、シャドウズ、ザ・ベンチャーズと並び、60年代における3大ギターインストバンドとして名を馳せました。61年間(!)という悠久の活動期間で、49枚ものアルバムをリリースしています。「リバーブをがっつりかけっぱなし」というギターサウンドは、60年代の象徴です。
では、お勧めのリバーブを見ていきましょう。アンプやエフェクターには必ず「アナログこそ至高」という意見がありますが、ことリバーブについては「デジタル一強」と言って良い情勢です。
定番とされるリバーブは、オーディオ面の性能に優れ、さまざまな残響が選べる多機能モデルが主流です。機能面で選ぶなら、定番のほかにどんな遊べる残響があるかがポイントになるでしょう。モード選択できるモデルに必ず「Shimmer」が入っているあたり、Shimmerの登場がいかに衝撃的であったかが分かりますね。
2015年に登場した「RV-6」は、BOSSの定番リバーブとしてロングセラーモデルとなっていた「RV-5」のリニューアルモデル。次世代の新しいスタンダードとなるリバーブ・ペダルです。一般的なリバーブに加えて、モジュレーションが加わるMODULATE/シマーリバーブ/ディレイが加わる+Delayなど、全8種類ものサウンドを切り替えて使うことができるようになっています。 また、演奏の強弱にあわせてリバーブのかかり具合が変化するリバーブタイプ、外部エクスプレッションペダルによってリアルタイムに残響をコントロールできるなど、新時代のリバーブに相応しいユニークな機能が搭載されています。
BOSS RV-6 Reverb Sound Preview
王道でもマニアックにも。迷ったらBOSS。
BOSS RV-6 – Supernice!エフェクター
左:Hall Of Fame mini、右:Hall Of Fame 2
空間系エフェクトに定評あるTC Electronicから、赤いボディにツマミが1つという斬新なリバーブが「Hall Of Fame mini」です。「Tone print」という独自の技術により、スマートフォンのアプリを使って本体のリバーブタイプを変更することが可能です。
一回り大きい「Hall Of Fame」は、8種類のリバーブを切り替えて使用できるほか、TonePrint機能によって好みのリバーブサウンドを3つ追加することが可能なリバーブ・ペダルです。2017年に登場したアップグレードモデル「Hall of Fame 2」では、シマーリバーブを搭載、感圧型エクスプレッションペダルのような動作を可能にする「MASH機構」によって、アサインしたパラメータのリアルタイム・コントロールが可能と、コンパクトながら非常に多機能です。サウンドも申し分ないクオリティでありながらリーズナブルなので、2機種共に初めてのリバーブペダルにもおすすめのモデルです。
TC Electronic Hall of Fame 2 MINI
TC electronic Hall Of Fame – Supernice!エフェクター
2015年にOne Controlからリリースされたミニサイズのリバーブ・ペダル「Prussian Blue Reverb」は、スプリング、ホール、プレート、そのどれにも当てはまらないユニークなリバーブサウンドが特徴です。シンプルな3ツマミのみの操作系統で、ルームリバーブ/ホールリバーブのような普通の使い方からアンビエントな残響まで、DECAYツマミの操作で様々に表情を変えます。またキルドライ機能を搭載しているのでアバンギャルドなサウンドも生み出せます。
リバーブのサウンド自体に派手さはなく控え目な印象ですが、存在感のある残響はこの機種ならでは。かけっぱなしにして使いたくなるリバーブです。
One Control Prussian Blue Reverb
プレイヤーが本当に求めるリバーブを目指し、常時ONで使える理想的な残響を目指したという本機。1音色のシンプル路線で定番機の地位を獲得した、その実力は本物。
One Control Prussian Blue Reverb – Supernice!エフェクター
「Holy Grail」は、ツマミとスイッチが1つずつという大変シンプルなリバーブ・ペダルです。スプリングリバーブを完全再現した高品質な残響音が特徴で、90年代のトップギタリストを中心に多くのギタリストに愛用されてきました。これを小型化した「ナノ・ホーリー・グレール」は、全く同一の機能で小型化を達成したモデルです。なお、電池駆動は非対応です。
ツマミはリバーブレベルで、右に回すほど残響音が多いサウンドになっていきます。スイッチでは「SPRING」「HALL」「FLERB」という3つのモードを切り替えられます。FLERBでは、フランジャーがかかったような斬新な残響が得られます。
リリース当初から現在まで脈々と続くロングセラー・モデルであり、「Holy Grail Plus」「Holy Grail MAX」などHoly Grailを源流とした派生製品も数多く登場しています。
ELECTRO HARMONIX nano Holy Grail – Supernice!エフェクター
一般的なペダルサイズに高い機能を凝縮したのがこの「R7/R7 X2 REVERB」です。ミニサイズの安価なクローン・ペダルの印象の強いMooerですが、近年では著名ブランドと肩を並べる品質、性能のペダルを数多くリリースし、勢力図を塗り替えつつあります。本機は一般的なペダル・サイズでありながら14種類のステレオ・リバーブを搭載しており、ノブも5つとリバーブのサウンドを細かく作り込める充実の仕様です。プリセット機能やトレイル・モードの切り替えにも対応しているほか、リバーブのテールを伸ばし続ける「INFINITE」機能も搭載しており、この価格帯、サイズでは他にない汎用性を備えた一台であるといえます。
Mooer R7
Mooer R7 X2 REVERB – Supernice!エフェクター
安いモデルだからと言って、侮ることはできません。企業努力で本体こそ低価格で作り、またある程度サウンドバリエーションは絞られますが、上位モデルと変わらないアルゴリズムが使用されるからです。
プロ品質のハイエンドな空間系エフェクトに定評のあるTC Electronicによる格安ペダル「Smorgasbord of Tones」シリーズのリバーブ・ペダル。Skysurferは、7,000円前後の価格帯ながらスプリング/ルーム/ホールと3種類の王道リバーブを切り替えて使用することが可能となっているので、お手頃なリバーブペダルが欲しいと思っている人にとって最適なモデルとなっています。トゥルーバイパスによって音質劣化も気になりません。
DRIPは、1960年代スプリングリバーブのサウンドを再現したペダル。こちらもリーズナブルな価格で得られます。
TC Electronic Skysurfer Reverb
TC Electronic Drip Spring Reverb – Supernice!エフェクター
DR600は格安のプロフェッショナルオーディオ機器で有名な BEHRINGER から販売されているデジタルリバーブです。4つのツマミと6種類(スプリング/プレート/ホール/ゲート/ルーム/モジュレート)のモードを搭載、3,000円を切るという大変にリーズナブルな価格ながらも高解像な 24-bit ステレオリバーブ・サウンドを実現しています。激安リバーブペダルを探している人にとってオススメの一台ですが、モードに「ゲート」を加えている稀有なペダルでもあります。
BEHRINGER DIGITAL REVERB DR600 – Supernice!エフェクター
Animals Pedal「バスタイム・リバーブ」は、2つのみのシンプルなツマミに、ボディ中央のスイッチによってルームリバーブ/ホールリバーブ/スプリングリバーブと、スタンダードな3種類のリバーブを切り替えて使うことができます。空間系ペダルで1万円を切る価格帯は珍しく初心者にとっては手に入れやすいモデルとなるでしょう。またボディにプリントされたイラストが可愛らしく、デザインも大きな特徴の一つとなっています。
NINEVOLT PEDALS BATH TIME REVERB – Supernice!エフェクター
人はいつも「これ以上はない」と思いがちですが、人間の発想や想像力には、限界がありません。行くところまで行ったと思われたリバーブの分野でも、新しい技術や柔軟な発想によってさまざまな新時代のサウンドが生み出されています。これら斬新なサウンドが定番化するかどうかは未来に任せるとして、そんな新しいサウンドに特化した個性的なリバーブを見ていきましょう。
ウォルラスオーディオ「スロー」および「ファゾム」は、残響とモジュレーションの組み合わせを選ぶリバーブです。スローは特殊アンビエント系3種、ファゾムは常識的な4種の残響に対し、3種類のモジュレーションを組み合わせることができます。
また二連のフットスイッチにも、ポイントがあります。左側「起動スイッチ(bypass)」は通常のON/OFFに加え、踏んでいる間だけONのモメンタリー機能を有します。右側「sustain」もモメンタリースイッチで、踏んでいる間は空間を支配してしまうような豊かな残響が得られます。
選んだ音色によって働きの変わる「X」ツマミが、更なるやりこみ要素を提供してくれます。
Walrus Audio Slö Multi Texture Reverb Tech Demo
聴くものを異世界へ連れて行ってくれる「スロー」。「Dream」モードでは、sustainスイッチがラッチの起動スイッチとして働く。
Walrus Audio Slo – Supernice!エフェクター
Walrus Audio Fathom Multi-Function Reverb Tech Demo
常識的な範囲をギリギリ超えていない「ファゾム」は、リバーブに強烈な個性を求めていない人にも使いやすそう。
Walrus Audio Fathom – Supernice!エフェクター
チェイスブリス・オーディオ「ダークワールド」は、個性の異なる二つのリバーブを、個別にも組み合わせても使用できる、デュアルチャンネル・リバーブです。一見どこから手を付けて良いかわからない操作系は、タテ3列でまとまっていると見ると理解しやすいでしょう。左列はCooper FX社の開発による「ダーク・チャンネル」で、3種類の個性的な残響が選べます。右列はKeeley開発による「ワールド・チャンネル」で、3種類の常識的な残響が選べます。真ん中の列で両チャンネルのバランスや接続法を操作し、2種類まで設定を保存/呼び出しが可能です。
Chase Bliss – Dark World
同社の特徴である超絶の多機能は、どうやっても短く解説することができない。また、コレで得られる数々の未体験サウンドも、短くまとめることができない。
Chase Bliss Audio Dark World – Supernice!エフェクター
オールドブラッド・ノイズエンデバーズ「プロセッション」は、1970~80年代のSF映画やホラームービー黄金期のサウンドトラックから強い影響を受けた、新しくもノスタルジックなリバーブです。残響自体は1種類で、これに3種のモジュレーションを加えて音を作ります。HOLDスイッチを踏んでいる間はサスティンが永続するほか、外部エクスプレッションペダルによってリアルタイムにモジュレーションを変化させることができ、幻想的な空間を演出することができます。
Old Blood Noise Endeavors Procession Technical Demo
ワインをたしなむリラックスした雰囲気の教会ロケは、プロセッションの味わい深い世界観を味わうのにうってつけの演出。
Old Blood Noise Endeavors Procession Reverb – Supernice!エフェクター
体育館の中で大きな声を出せば、その声は壁や天井、足元の床などで跳ね返り、それぞれ距離の違ういろいろなルートを辿って元の場所に戻ってきます。我々の耳はそれら反響の集合体をいわゆる「リバーブ」と感じており、言い換えればリバーブはディレイの集合体であるということです。この点に着目したのがEarthQuaker Devicesの名機「Afterneath」で、ショート・ディレイを組み合わせてリバーブ・エフェクトを作る大変興味深いアルゴリズムを採用しています。粒立ちのハッキリしたリズミカルなサウンドから、アンビエント感たっぷりの洞窟の中にいるような不思議なサウンドまで、今までのリバーブにはないユニークなサウンドが持ち味です。
EarthQuaker Devices Afterneath – Supernice!エフェクター
近年ますます人気を高めているWalrus Audioのアンビエント・クリエーション・マシンです。リバース・ディレイとリバース・リバーブを組み合わせたユニークなサウンドを5種類搭載しており、反転を繰り返したりハーモナイザー的な効果が加わったりと、壮大さを感じさせる幻想的なサウンドが特徴です。独立したDSPをそれぞれ装備する2つのフィードバック・パスを持っており、これらの組み合わせによって有機的なサウンドを作り出します。ギターにうっすらかけてなじませるような一般的なリバーブではなく、曲の印象をガラリと変えてしまうような「飛び道具」的なリバーブが欲しいプレイヤーにはうってつけの一台であるといえます。
Walrus Audio Lore Reverse Soundscape Generator – Supernice!エフェクター
音にこだわればこだわるほど、場面ごとに異なるリバーブを使いたい。そんな思いに応えることができるのが、ハイエンド多機能リバーブペダルです。これらハイエンドモデルは、演奏中にいくつものサウンドを切り替えられるほか、ノイズに悩まされることのない良好な音質がメリットです。
2017年7月に登場した「RV-500」は、高性能DSPによって 32bit/96kHz の最高音質を実現、12種類/21タイプのリバーブを搭載した高性能・多機能なデジタルリバーブ・ペダルです。スプリングリバーブ/ルーム/ホール/プレートといった定番リバーブから、深いアンビエントのリバーブ、シマーリバーブなど、あらゆるタイプのリバーブを網羅。それとは別に独立してデジタル・ディレイを搭載しており、21タイプ全てのリバーブにディレイをかけることができるようになっています。実質リバーブ/ディレイとして扱うことができる上に、Dualモードでは2つのリバーブをミックスできるなど、コンパクトペダルとしては最上級の機能を誇ります。
BOSS RV-500 – Supernice!エフェクター
「シマー・リバーブ」という新たなジャンルを開拓した名機「blueSky」のアップグレード・バージョンです。USB-C端子とEXP/MIDI端子の搭載により、各種設定をMIDIや外部エクスプレッション・ペダルによって操作できるようになったことに加え、300のプリセット保存が可能となりました。また「SHIMMER」ノブの追加により、どのリバーブ・タイプにおいてもシマーを得られるようになったほか、「MODE」内の「mod(モジュレーション)」が独立し、それぞれのエフェクトを組み合わせたより独創的なサウンドが作れるようになっています。もちろんDSPのアップデートや入力回路におけるJFET回路の採用など、基礎的な部分の強化も図られています。
Strymon Blue Sky vs Big Sky
寝落ちせずに最後まで見ていられなくなるほど、美しく心地よいリバーブ。あなたは耐えられるか?
strymon blueSky V2 – Supernice!エフェクター
TC Electronicの人気リバーブ・シリーズ「HALL OF FAME」のフラッグシップ・モデルであるこの「HALL OF FAME 2 X4 REVERB」は4つのフット・スイッチを装備しており、LINE6のディレイの名機「DL4」のように、それぞれのスイッチにプリセットを保存することができます。またこれらのスイッチはMASH機能にも対応しており、踏み込む強さでパラメーターをコントロールすることができます。もちろんTC Electronic独自のTone Printにも対応しており、世界中のプロギタリストが作成したサウンドのインポートや、Tone Print Editorでの細かいサウンドメイクが可能です。
TC Electronic HALL OF FAME 2 X4 REVERB – Supernice!エフェクター
空間系に定評あるstrymonのリバーブ・ペダルはまだあります。「FLINT」は、ビンテージアンプに搭載されたチューブアンプ・トレモロと、クラシックなリバーブを搭載したエフェクター。それぞれ3種類、合計6種類のサウンドを装備し、1960年代アンプのトレモロとリバーブの組み合わせたサウンドを忠実に再現しています。サウンドのクオリティも申し分なく、自然で柔らかいトレモロ/深みを感じるリバーブ、低ノイズでクオリティの高いサウンドが得られます。ブルースやジャズなどのルーツミュージックでの使用、トレモロを探している人にもおすすめできる一台です。
strymon FLINT – Supernice!エフェクター
2021年5月に発売開始されたUniversal Audio社のリバーブペダル「UAFX Golden Reverberator」。UADプラグインの高品位なサウンドを足元でコントロールできる、完全プロクオリティのステレオ・リバーブ・ペダルです。所有欲を満たす美しい筐体にスプリング/プレート/ホール3種類のリバーブを搭載、クラシックなリバーブサウンドを徹底的に再現している一方で、それぞれMODツマミの操作によってアンビエントを加えることができます。クラシックなトーンからモダンな残響空間までスタジオ品質のサウンドで提供、そしてこの機種特有の「濃厚・濃密」なリバーブサウンドは、必ずや虜になるでしょう。
Universal Audio UAFX Pedal Series:スタジオ品質、濃密で心に響く重厚なサウンドの、リバーブ/ディレイ/モジュレーション3機種!
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