エレキギター用語集 コ

[記事公開日]2013/9/1 [最終更新日]2017/6/23
[編集者]神崎聡
コーティング弦
90年代後半に登場した特殊加工された弦の種類。高度なポリマー・コーティング技術により、ワウンド弦を汗や体の油分、汚れから守り、腐食を防止することで、張り替え当初の高音質を長持ちさせるギター弦。近年エリクサーを始め、マーティン、ダダリオ、アーニーボールなど各ブランドから発売されている。
コーダ
最終楽章(曲の最後の部分)の意味。楽譜の記号の1つ。
コード/chord
和音のこと。複数の音が、同時または続けて鳴ることにより導き出される響き。コード・シンボルという略記法を用いてコードの配列を示すことが多い。
コード進行/chord progression
曲、あるいは曲の一部分におけるコードの並び順のこと。コード・プログレッションとも呼ばれる。
コード・ストローク/chord stroke
ギター奏法のひとつ。コードを掻き鳴らすようにする演奏。コード・ストラミングとも呼ばれる。
コーラス/chorus
楽器の音を加工するためのエフェクターのひとつ。周期的なピッチの揺れを伴うディレイ音を原音に重ねることで、うねりを伴うユニゾン効果が得られるエフェクター。6弦ギターで12弦ギターのようなサウンドを手軽に作り出せる。 合唱のこともコーラスと呼ぶ。
ゴールド・トップ/gold top
ゴールド・カラーを採用したボディ・カラーのこと。1952年に発表された、ギブソン初のソリッド・ボディ・エレキギターであるレスポール・モデルに採用されたボディ・カラーとして広く知られている。または、ゴールド・フィニッシュのボディ・トップを持つレスポール・モデルの総称。
コイル・タップ/coil tap
ピックアップやコイルを途中から分けて使用すること。ハムバッキング・ピックアップの場合、2つのコイルのどちらか片方だけを使用できるようになっているのが一般的。また、シングル・コイルでもタップが可能なピックアップもあり、その場合コイルの途中からタップ線を出すことによって、フル・コイルのターン数の多いパワーのあるサウンドと、コイルの途中までのターン数の少ない歯切れの良いサウンドの両方を選択することができる。
コピー・モデル
複製品のこと。歴史的な人気モデルなどを他のブランドがリアルに複製して製品化されたモデル。日本では、近年オリジナル・ブランドの知的財産を保護する意味合いでかなり姿を消している。
コンデンサー/condenser
1879年にドイツの学者ヘルム・ホルツ(Helmholtz)によって発見された、電気二重層現象の原理が応用された蓄電池。電気を蓄えたり、直流電流を遮り交流電気を流す役割を果たす電子部品。単位はF(ファラッド)だが、単位が大きすぎるため、pF(ピコ・ファラッド)、μF(マイクロ・ファラッド)が主に用いられる。ギターやベースでは、ある周波数帯以上をカットしたりトーンを効かせるためなどに使用される。様々なタイプ(オイル、ペーパー、セラミックなど)や規格があり、それによって音色が変化する。一般的にシングルコイル・ピックアップには0.047μF、ハムバッキングには0.022μF の容量のコンデンサーが使われることが多い。キャパシターと同意語。
コンデンサー・マイクロフォン/condenser microphone
静電容量の変化を利用することで、音波の振動を音圧と電気信号に変換する機器のこと。原音に対する追従性に優れ、ダイナミックレンジが広い。
コントロール・パネル/control panel
フェンダー・テレキャスターやジャズ・ベースなどのコントローラー部分に取り付けられているパネルのこと。コントロール・プレートとも呼ばれる。
コンパクト・エフェクター/compact effecter
手軽に持ち運びが可能な小型サイズのエフェクター類の総称。近年はデジタル技術の進歩に伴い、コンパクトながら高性能で多機能な製品が多数登場している。
コンプレッサー/compressor
音を加工するためのエフェクター類のひとつ。設定したレベルを超える大きな音は小さく、小さな音は大きく加工し、音量の均一化を行うためのエフェクター。タッチのバラツキを抑え、サステインを伸ばすなどの効果がある。
コンボ・タイプ/combo type
ギター・アンプの種類のひとつ。プリ・アンプ部とスピーカー部がひとつのボックスでできている。持ち運びに便利で頑丈な作りになっている。反対語=セパレート・タイプ。ビルト・イン・タイプとも呼ばれる。


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