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ボリュームペダルとは?

ボリュームペダル BOSS FV-30H

ボリュームペダルは「ギターの音量を足元で操作できるエフェクターの一種」です。ギター本体に搭載されているボリュームノブと同じ役割を果たすため、音量はもちろん「エフェクトの効き具合」も調節することが可能です。

通常、演奏中にボリュームノブを操作すると右手が取られ、演奏を一時的に止めなければなりません。フェンダー・ストラトキャスターを筆頭に、演奏中でもボリュームノブを操作しやすいギターはあるものの、スムーズな操作には慣れが必要です。

その際にボリュームペダルを導入すると、ノブと同等の操作が足元で可能となります。右手の演奏を止めることなく、音量あるいは音質を変化させることができ、ボリュームノブを用いた演奏をより簡単にしてくれる便利なアイテムです。

ボリュームペダルの接続順

ボリュームペダルは接続順によって効果が変化します。基本的な接続パターンは以下となります。

A:ボリュームペダルをエフェクターの前段に繋いだ場合
⇒ギターのボリュームノブと同じ働きをする

B:ボリュームペダルをエフェクターの後段に繋いだ場合
⇒マスターボリューム(全体の音量)を調整することができる

ボリュームペダルをエフェクターの前段に繋いだ場合、音量とエフェクターの効き具合が同時に変化し、ギターのボリュームノブと同じ働きをします。一方、後段に繋ぐとサウンド全体の音量を変化させることができ、エフェクターの効き具合には影響がありません。ちなみに、全体の音量調整が目的で、なおかつ歪み量を変化させずにアンプの歪みを使いたい場合、「センド/リターン」に繋ぐことで解決します。

ボリュームペダルのインピーダンスについて

ボリュームペダルはモデルによって「インピーダンス」が異なります。たとえば、BOSS製のボリュームペダルには「FV-500L」と「FV-500H」の2種類があり、500Lがローインピーダンスモデル、500Hがハイインピーダンスモデルとなっています。どちらのモデルを選べば良いのか、その判断基準は以下の通りです。

直前の機器がギターあるいはベースの場合(上記の接続パターンA)
⇒ハイインピーダンスモデル

直前の機器がエフェクターあるいはセンド/リターンの場合(上記の接続パターンB)
⇒ローインピーダンスモデル

このほかに例外もありますが、上記のポイントを押さえておけばモデル選びに迷うことは無いでしょう。インピーダンスを考慮せずに接続すると、音痩せやノイズ増加の原因となるため、目的に合った適切なモデルを選ぶようにしてください。

ボリュームペダルのメリットとデメリット

ボリュームペダルを導入する際のメリットとデメリットについて紹介します。

導入時のメリット

  • 演奏をしながら音量を変化させることができる
  • 各エフェクター(主に歪み系)の効果を変化させることができる
  • バイオリン奏法といったテクニカルな演奏ができる
  • 演奏停止中のノイズをカットすることができる

ギターの音量はもちろん、歪み系エフェクターなどの効き具合も調整することができます。たとえば、オーバードライブペダルの前段にボリュームペダルを接続すると、ペダルを踏み込むにつれて「音量と歪み量」が上がっていきます。これはボリュームノブと同じ仕組みです。

また、バイオリン奏法などのテクニカルな演奏も可能となり、表現の幅が大きく広がります。そして、意外と見落とされがちなのが「演奏停止中のノイズカット」です。ライブのMC中などの音を出さない場面では、ボリュームペダルなどを用いてノイズをカットすることができます。

もちろんボリュームノブでも可能ですが、利便性を考えてボリュームペダルを導入し、足元でノイズをカットしているギタリストが多いです。ギタリストのマナーとも言えるでしょう。

導入時のデメリット

  • モデルによっては音質が劣化する可能性がある
  • 操作には慣れが必要となる

ボリュームペダルはその構造上、音痩せがしやすいエフェクターです。そのため、音痩せ対策としてバッファーを内蔵しているモデルや、モディファイ(改造)を施して音質の劣化を限りなく抑えて販売しているモデルもあります。また、手元ではなく足元で操作するため、繊細な操作をするためには慣れが必要となります。

ボリュームペダルでおすすめの定番機種

VOX V860、KORG XVP-20

KORG VP-10 KORG VP-10

KORG VP-10KORG XVP-10 は、重量級という言葉がピッタリの頑強なルックスに余裕のある踏みしろとペダルスプリング機能(バネによって任意の場所に戻る機能)を搭載、20年間に渡ってロングセラーとなった超定番モデルのボリュームペダルです。

ハイインピーダンスモデルのVP-10と、ローインピーダンスモデルのXVP-10(エクスプレッションコントロール対応)といった2種類がラインナップされていましたが、既に生産終了しています。

VOX V860 KORG XVP-20 左:VOX V860、右:KORG XVP-20

生産終了した VP-10/XVP-10 は、2016年夏に VOX V860/KORG XVP-20 とニューモデル2機種にリニューアル。旧モデルに比べてよりスタイリッシュに、若干コンパクトに、そして音質変化が最小限に留められるなど20数年ぶりのアップデートが施され、次世代モデルのボリュームペダルとなっています。VOX V860 がギターに適したハイインピーダンスモデル、KORG XVP-20 がエクスプレッション端子も搭載した上位機種のローインピーダンスモデルです。

VOX V860 – Supernice!エフェクター
KORG XVP-20 – Supernice!エフェクター

BOSS FV-500H/FV-500L

BOSS FV-500H

国内大手のエフェクターブランドであるBOSSの現行フラッグシップモデルです。本機最大の特徴は、同ブランドの名機と呼ばれているFV100に採用されていたスウェル・カーブを継承していること。踏み込んだ量に対するボリュームの追従性が非常に高く、ナチュラルな音量変化が魅力です。

また、アルミダイキャスト製の本体は重量感があり、足裏に吸い付いているかのような安定感があります。ボリュームペダルとしてはもちろん、エクスプレッションペダルとしても使用でき、幅広い場面で活躍することでしょう。迷ったらこれ、とオススメしたくなる超定番モデルです。

BOSS FV-500シリーズ – Supernice!エフェクター

ちなみにBOSSのボリュームペダル最新モデルは、電源不要でコンパクト化が図られたFV-30L/FV-30Hです。

BOSS FV-30シリーズ – Supernice!エフェクター

ERNIE BALL 6166/6167/6168/6165

ERNIE BALL 6166

ギター弦で有名なERNIE BALLの定番ボリュームペダルです。本体には頑強なアルミ合金を採用。分厚く重厚なペダルは踏み心地バツグンで、数多くのプロがツアー時のシステムに導入しています。

本シリーズはスタンダードなハイインピーダンスモデルの6166と、ローインピーダンスモデルの6167、アンプのチャンネル切り替えに使えるラッチ式トゥ・タップ・スイッチを搭載した6168、ハイファイかつボリュームとパンの2モードを切り替えられる6165といったモデルがラインナップされています。

SHIN’S MUSIC Perfect Volume Hybrid

SHIN'S MUSIC Perfect Volume Hybrid

世界最高峰のボリュームペダルとして名高いSHIN’S MUSICのPerfect Volume。音質の変化を限りなく抑えた原音重視のサウンドが高く評価され、プロアマ問わず世界中のギタリストが導入しています。

本機はそんなPerfect Volumeのインピーダンスハイブリットモデルで、スイッチ1つでハイインピーダンスとローインピーダンスを切り替えることができるとても便利なペダルです。

音質面だけでなく操作性も優れており、踏み心地はもちろん、音量変化の精度も高い水準を誇ります。ボリュームペダル特有の音質変化が気になる方に試してもらいたい1台です。ちなみに、性能はそのままに小型化を実現したBaby Perfect Volumeというコンパクトモデルもラインナップされています。

ボリュームペダルの格安モデル

BOSS FV-50H/FV-50L

BOSS FV-50H

FV-500H/FV-500Lの下位互換モデルです。エクスプレッション機能こそ持ちませんが、総重量400gとかなり軽量です。本体は樹脂製であり、フラッグシップモデルと比較すると耐久性こそ低いものの、ボリュームペダルとしての機能は謙遜ありません。リーズナブルな価格設定ということもあり、ギター初心者の方にもオススメです。

BOSS FV-50H – Supernice!エフェクター
BOSS FV-50L – Supernice!エフェクター

ボリュームペダル一覧 – Supernice!エフェクター