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ディレイ・エフェクターについて

ディレイ・エフェクター

あなたのエフェクターボードに「ディレイペダル」は入っていますか?ディレイはあらゆる音楽ジャンルに使える万能エフェクトであり、レスポールギターを生み出した「レス・ポール氏」が初めて楽曲に取り入れたとも言われています。

そんなディレイペダルは大きく分けて2種類、BBD素子を用いてディレイサウンドを生み出す「アナログ」と、DSPチップによって生み出す「デジタル」があります。それぞれ一長一短であるものの、現代の音楽シーンでは、高音質かつ多機能なデジタルディレイが主流となりつつあります。

ディレイを使った有名なギタリスト:The Edge(ジ・エッジ)

エッジのディレイ・プレイがわかるU2の曲
Where The Street Has No Name

世界的に有名なディレイ使いといえばアイルランド出身のロックバンド、U2の「ジ・エッジ」でしょう。彼は符点8分のテンポディレイを多用し、数多くのギタリストに多大なる影響を与えました。
エッジのギターサウンドはクランチ程度の歪みに、ディレイやトレモロ、リバーブを加えて作ります。音の要はやはりディレイで、彼が作りだす独特の残響音を再現しようと、世界中のギタリストが挑戦したことでしょう。

彼は80年代前半まではエレクトロハーモニクスの「デラックスメモリーマン」を主に使用し、その後はTCエレクトロニックの「TC2290」やコルグの「SDD-3000」といったラックタイプのディレイエフェクターを使用しています。
ラックタイプのエフェクターは素晴らしいサウンドを奏でますが、持ち運びに苦労するので、アマチュアが使用するのは大変かもしれません。U2をコピーするのであれば、現行モデルのディレイエフェクターで十分と言えます。
エッジ(U2)について

デジタルディレイ

アナログ回路とは異なり、デジタル回路のエフェクターは音質が劣化することがなく「高品質で輪郭がくっきりしたクリアなサウンド」が特徴です。
明瞭すぎるサウンドはバンドアンサンブルから浮いてしまうこともありますが、現代的なロックやポップス/打ち込み音楽との相性は良く、頻繁に使用されるエフェクターです。

定番デジタルディレイ・ペダル

BOSS DD-3 Digital Delay

BOSS DD-3 Digital Delay

「DD-3」は、世界初のコンパクト・デジタルディレイである BOSS DD-2 の後継機種です。それまでは比較的サイズが大きい物が多かったディレイですが、「コンパクトサイズの物が欲しい…」というギタリストの要望からDD-2のリリースが実現しました。DD-3はDD-2とほぼ変わらない性能となっています。
サウンドの特徴は何と言っても「原音そのままのディレイ音」。1980年代に登場したペダルですがそのサウンドは未だに色褪せず、完成度の高さが伺えます。多機能では無いかわりに「非常にクリアな音質」と「シンプルで扱いやすい利便性」を実現しており、様々な後継機種が発表された今でもロングセラーを誇る定番モデルとなっていて、今でも DD-3 を愛用しているという人も多いようです。

BOSS DD-3 Digital Delay - Supernice!エフェクター


Roland DD-20 GIGA Delay

Roland DD-20 GIGA Delay

「DD-20」は、本体にモニターを搭載したBOSSツインペダルシリーズの多機能/高性能デジタルディレイです。DDシリーズ屈指の「クリアなディレイサウンド」を継承し、23秒の超ロングディレイを実現、DIGITAL/ANALOG/TAPE/PAN/REVERSEを含む11種類のディレイ・タイプを内蔵、音色を瞬時に切り替えることができるメモリー機能も搭載しており、優れた操作性によってライブパフォーマンスにもフル活用することが可能です。
プロにも愛用者も多く、値段も比較的手ごろなのでアマチュア・ギタリストも多くの方が好んで使っています。既に生産完了となっていますが、未だ高い支持を集めるモデルです。

Roland DD-20 GIGA Delay - Supernice!エフェクター


Line6 DL4

Line6 DL4

緑色のボディカラーが印象的な「DL4」は、様々なディレイサウンドをシュミレーションしている多機能デジタルディレイです。Maestro EP-1 Echoplex 、T.C. Electronic 2290などテープエコーからデジタルディレイまで歴代名機ディレイを16種類モデリングしており、DL4が1台あればディレイの音に困ることはないでしょう。いずれもプロの現場でも十分に対応できる高いクオリティとなっています。2000年の登場で既に生産完了していますが、好みのサウンドを3種類までメモリー保存/ルーパー機能/タップテンポ機能と多機能っぷりは現代の高機能ディレイと遜色なく、高い評価を得ています。
自分の理想のディレイサウンドを作りたいと考える、中級〜上級者向きのディレイペダルです。

Line6 DL4 - Supernice!エフェクター

格安デジタルディレイ・ペダル

BEHRINGER DD600

BEHRINGER DD600

元祖格安ペダルメーカーBEHRINGERの「DD600」は、販売価格5,000円前後とデジタルディレイとしては非常に安価でコストパフォーマンスに優れた格安ディレイペダルです。通常のディレイ/最大2秒のルーパー/リバースディレイ/ステレオディレイなど11種類のモードを搭載、24bitの高解像サウンドを実現し、格安ペダルのジャンルの中で高く評価されています。
プラスティック製のケースなので耐久性が心配であり、若干のノイズも気になりますが、それ以外は特に問題なく、デジタル特有のクリアなディレイサウンドを楽しむことができます。とにかく安いので初めてのディレイペダルにオススメです。

BEHRINGER DD600 - Supernice!エフェクター


TC Electronic The Prophet Digital Delay

TC Electronic The Prophet Digital Delay

リバーブやディレイなど数多くのプロ向け空間系エフェクトの製造で知られるTC Electronicですが、「The Prophet Digital Delay」は同社の格安ペダル"Smorgasbord of Tones"シリーズから2016年10月に登場したデジタル・ディレイです。
3ツマミのシンプルな機能に加えてディレイタイムを切替できるスイッチを搭載し、ショートディレイからロングディレイまでカバーできるなど、7,000円前後の価格帯ながら一般的なデジタルディレイに求められる王道的な機能を全て搭載しています。
スイッチをONにした時の音質劣化がないトゥルーバイパス仕様。デジタルディレイ入門機に最適なモデルです。

TC Electronic The Prophet Digital Delay - Supernice!エフェクター


NINEVOLT PEDALS RELAXING WALRUS DELAY

NINEVOLT PEDALS RELAXING WALRUS DELAY

2015年に登場した国産エフェクターブランドNINEVOLT PEDALSによる格安デジタルディレイ「RELAXING WALRUS DELAY」は、デジタル回路ながらアナログディレイの暖かみのあるサウンドを再現したモデルです。アナログディレイのように"発振"させることも可能で、古いアナログディレイのように音がモコモコしすぎることがなく、現代の音楽シーンにも浸透するクリアさも備えています。また可愛らしいイラストも本機の大きな特徴です。
国産の空間系ペダルながら8,000円を切る価格帯を実現しており、メインディレイとしてはもちろん初めてのアナログ風ディレイにおすすめできるモデルです。

NINEVOLT PEDALS RELAXING WALRUS DELAY - Supernice!エフェクター


Danelectro「FAB ECHO D-4」「FAB 600MS DELAY D-8」

Danelectro FAB D-4 Echo Danelectro FAB D-8 Echo

Danelectroの小型エフェクター"FAB"シリーズは、エフェクターボードにも組み込みやすい大変コンパクトなボディと、3,000円前後の価格が魅力の激安ペダルシリーズです。ディレイは「D-4」「D-8」の2機種がラインナップされ、いずれも"安いわりに高品質"と支持を集めるモデルです。

D-4」は暖かみのあるエコーサウンドを再現したデジタルディレイ。サーフミュージックで聞かれるようなテケテケした音を鳴らすことができます。タイム固定のショートディレイなのでロングディレイが欲しいという人には向いていません。「D-8」は600msの硬質でクリアなデジタルディレイが特徴のモデルです。

Danelectro FAB D-4 Echo - Supernice!エフェクター


おすすめデジタルディレイ・ペダル

TC Electronic Flashback DELAY

TC Electronic Flashback DELAY&LOOPERFlashback DELAY&LOOPER

2011年に登場、デジタルディレイの革命と呼ぶに相応しい高品位なディレイ・エフェクターが「Flashback DELAY&LOOPER」です。コンパクトなボディに9種類の異なるディレイモードと最大40秒のルーパー機能を搭載している多機能なディレイですが、本体とスマホをUSBで接続することにより、ディレイモードを自由に変更することができる「TonePrint」という画期的な機能を搭載しているのが大きな特徴で、9種類のディレイモードの他にも様々なトーンが用意されているため、自分好みのディレイを1台でいくつも使い分けることができます。
音響に定評のある TC Electronic だけあって非常にクリアな高音質を実現しており、初心者から上級者まで十分に満足できるデジタルディレイ・ペダルの定番機となっています。

2017年8月には、アップデートが施された「Flashback 2 Delay」が登場。エクスプレッションペダルのようにパラメータをリアルタイム・コントロールすることが可能な「感圧式フットスイッチ」を搭載、さらに多機能なディレイに生まれ変わっています。

TC Electronic Flashback DELAY&LOOPER - Supernice!エフェクター

TC Electronic Flashback Mini Delay

TC Electronic Flashback Mini Delay

Flashback DELAY&LOOPER の弟分として2014年6月に登場した「Flashback Mini Delay」、ミニサイズ化したことで大変手軽に扱うことができるようになったモデルです。こちらは常時1種類のディレイしか搭載できませんが、スマホアプリ「TonePrint」の操作によって、Flashback DELAYで使えるような高品質なディレイサウンドを入れ替えて鳴らすことができます。高品質なディレイが扱えながらリーズナブルな価格を実現しているため、ディレイは1種類だけあれば大丈夫という人はこちらがオススメです。

TC Electronic Flashback Mini Delay レビュー


BOSS DD-500

BOSS DD-500

上述にあるBOSSのマルチディレイ「DD-20」の後継機種として2015年に登場した「DD-500」は、コンパクトペダルの中では随一の32bitという超高音質を実現したBOSS史上最高スペックのデジタルディレイです。12種類のディレイモードを搭載し、クリスタルのように透明感のある2系統のディレイを瞬時に切り替えて使用することができます。好みのサウンドを保存できるメモリー機能も膨大に用意され、各ディレイ毎にタイムやフィードバックの値を細かく設定できるほか、ディレイのトーンコントロール、ディレイ音にモジュレーション(コーラス)を追加できるMOD DEPTHツマミなど、コンパクトサイズのディレイでここまで音作りを追い込むことができるモデルは他に見当たりません。

デジタルディレイを使って徹底的に音作りがしたいという人に最適なモデルです。

BOSS DD-500 - Supernice!エフェクター

デジタルディレイのハイエンドモデル

ハイエンドモデルのディレイでは、複数のディレイを搭載/ルーパー機能/タップテンポ機能/メモリー機能付、と1台で様々な機能を搭載し、フットスイッチの操作で異なるディレイサウンドの使い分けができます。ディレイの音作りをとことん追求したい、多機能なデジタルディレイが欲しいという人は次のページをチェックしてみて下さい。
定番から最新まで!2017年試しておきたい多機能デジタルディレイ10選+1
メモリー機能付きデジタルディレイ大特集 - エレキギターニュース.com

アナログディレイ

アナログディレイではデジタルのような機械的なサウンドではなく、(いい意味で)劣化した状態の暖かみのあるディレイ音が跳ね返ってきます。ウォームでバンドアンサンブルに馴染みやすく、ギターソロに使用したり、現代的なロックやポップスから70年代から80年代の楽曲にもフィットします。

製造コストがかかることから「全体的に高価」という特徴がありましたが、いわゆる「激安エフェクターブランド」の登場や技術の進歩もあり、リーズナブルな価格で手に入るように変化してきています。

定番アナログディレイ・ペダル

MXR M-169 CARBON COPY ANALOG DELAY

MXR M-169 CARBON COPY ANALOG DELAY

深緑色のボディと輝く青いLEDが特徴のMXR「M-169 CARBON COPY ANALOG DELAY」は、現行機種の中では最も人気の高いロングセラーのアナログディレイです。

モジュレーションモードを搭載し、カーボン・テープを使用したテープ・エコー風のサウンドが得られます。シンプルなアナログディレイから、独特の減衰音とモジュレーションの組み合わせによって浮遊感のある幻想的なサウンドを生み出すことが可能。それでいてシンプルな操作系統となっているので、非常に扱いやすいペダルです。初心者からプロギタリストまで、幅広いプレイヤーに愛用されているモデルです。

MXR M-169 CARBON COPY ANALOG DELAY - Supernice!エフェクター


Electoro Harmonix Deluxe Memory Man

Electoro Harmonix Deluxe Memory Man

数あるElectoro Harmonixのペダルの中でも、同社の代表格の一つであるディレイペダルが「Deluxe Memory Man」です。本機はアナログディレイにモジュレーション系エフェクトを加えた個性的なペダルで、廃番となった今でも世界中に愛用者が存在し、中古市場でも人気の高い名機です。
ヴィンテージペダルを鳴らしているような「レトロなディレイサウンド」が特徴で、コントロールの調整によって、ディレイ成分にコーラスやビブラートに近いサウンドを追加していくことができます。人によってはアナログディレイ特有の音痩せが気になるかもしれませんが、本機を愛用する人にとってはそれさえも「味」と感じるでしょう。後述の「Memory Toy」など、多くの派生製品が生まれています。

Electoro Harmonix Deluxe Memory Man - Supernice!エフェクター

BOSS DM-3

BOSS DM-3

BOSS の DM-3 は1984年から1988年の間に製造された「アナログディレイの名機」で、廃番となった今でも数多くのギタリストが愛用しています。国内ギタリストで言えば、布袋寅泰氏が愛用したことでも知られています。
本機の特徴として、高精度フィルターとノイズリダレクションにより、アナログディレイでありながら非常にクリアなサウンドを実現しているということです。

2014年7月には、先代の DM-2 を復活させた「DM-2W」という新商品が発表されました。これは「技Waza Craft」という熟練のエンジニアがクラフトしたペダルで、完全フルアナログの素晴らしいペダルに仕上がっています。

BOSS DM-3 - Supernice!エフェクター


MAXON AD10 Analog Delay

MAXON AD10 Analog Delay

老舗国産メーカー、MAXONのアナログディレイは非常に品質が高いと世界で評判です。同社BBE素子を用いたフルアナログ回路で、丸みを帯びた温かいトーンに加え、デジタルには真似のできない過激なフィードバックを鳴らすことも可能です。

最大ディレイタイムは600msec。コンパクトなボディからは想像もつかないロングディレイを楽しむことができます。ノイズにも強い設計であり、ドライブサウンドと組み合わると粒立ちの良いトーンに変化するのも魅力と言えるでしょう。

MAXON AD10 Analog Delay - Supernice!エフェクター


MAXON AD999PRO Analog Delay

MAXON AD999PRO Analog Delay

自社開発のBBD素子、Maxon MC4107Dを採用した最長900msecのフルアナログディレイです。アナログディレイは音が篭る印象を持っている方が多いでしょうが、本機は高性能NRを採用しているため音抜けも良好です。

最大の特徴はテープエコー・マルチヘッド・シミュレーション機能を搭載していること。基本的なディレイサウンドはもちろん、大ホールで鳴らしているかのようなリバーブに近い残響を作り出すことも可能です。

MAXON AD999PRO Analog Delay - Supernice!エフェクター

おすすめアナログディレイ・ペダル

Ibanez ADMINI

Ibanez ADMINI

2016年に登場した「ADMINI」は、アイバニーズのアナログディレイ「AD9」のサウンドを継承し、現代的なスペックを纏ったミニサイズのエフェクターです。他エフェクターに比べて割高になるアナログディレイの中にあって1万円を切る価格帯と非常にコストパフォーマンスに優れ、従来の半分ほどのペダルサイズ、トゥルーバイパスと、非常に扱いやすのが特徴です。
デジタルでは得られない柔らかなディレイ音、そのサウンドもしっかりとしたものになっており、アナログディレイの入門機種におすすめのモデルです。

Ibanez ADMINI - Supernice!エフェクター


BOSS DM-2W

2014年に登場した「DM-2W」は、1984年に生産が完了した名機アナログディレイ「BOSS DM-2」の正統後継機種。生産修了後も人気が高い DM-2 のサウンドを、本家 BOSS によって現代に甦らせた形です。ちなみに、Wは「技Waza Craft」の略となっています。

本機にはスタンダードおよびカスタムといった2種類のモードが用意されており、前者はオリジナルのDM-2を完全再現したモード、後者は温かみのあるアナログサウンドをベースに、ディレイタイムをオリジナルの2倍まで引き上げた現代ギタリストのニーズに応えたモードとなっています。

一つ一つのパーツを選定し、職人が丁寧に組み上げて作られており、音質に優れているのはもちろん、堅牢な作りに仕上がっているのもポイントです。これからアナログディレイを探す方はもちろん、既にオリジナルを所有している方にも試して頂きたい1台です。

BOSS DM-2W - Supernice!エフェクター


ELECTRO HARMONIX Memory Toy

ELECTRO HARMONIX Memory Toy

「Memory Toy」は、上述にあるエレクトロハーモニクスの定番アナログディレイ「Deluxe Memory Man」のサウンドをコンパクトなボディに収めたモデルです。メモリーマンと同様モジュレーション機能を搭載、コーラスのON/OFF切替が可能、U2のギタリスト「ジ・エッジ」が鳴らすような暖かみのあるパーカッシブなディレイ、Deluxe Memory Manの幻想的なサウンドが得られます。ONにすると若干音量が上がるのが難点に感じる人もいるかもしれませんが、手軽なサイズと手に入れやすい価格は大きな魅力でしょう。

ELECTRO HARMONIX Memory Toy - Supernice!エフェクター


Malekko Ekko616 MkII

Malekko Ekko616 MkII

「Ekko616 MkII」は、MXR M-169やDeluxe Memory Manなどと同様にモジュレーション効果を加えることができるフルアナログディレイです。ディレイタイムは6〜650msecとアナログとしては幅があり、サウンドは高音質。モジュレーションによって浮遊感のあるコーラス風サウンドから、ファズファクトリーを彷彿させる強烈な発振を生み出すことができます。シンプルな操作性ながら一般的なアナログディレイペダルよりも音作りの幅が広く、中〜上級者にオススメのモデルです。

Malekko Ekko616 MkII - Supernice!エフェクター


Way Huge Aqua-Puss MkII

Way Huge Aqua-Puss MkII

「Aqua-Puss MkII」はバスルームエコーと称されるほど深く、それでいてウェットなディレイサウンドが特徴のペダルです。音が太いのはもちろん、深めに掛けても音の芯がしっかりと残るので、絶妙な加減でバンドアンサンブルに馴染みます。特にディレイタイム20msec設定時のダブリングサウンドは唯一無二のものです。

操作系統は至ってシンプルで、ギター初心者の方でも簡単に扱うことができる反面、サウンドに強い個性があるので、使用する楽曲は選ぶことになるでしょう。オールラウンドに使えるとは言えないものの、このサウンドの虜になるギタリストにとっては手放せないサウンドとなるでしょう。

Way Huge Aqua-Puss MkII - Supernice!エフェクター


アナログのサウンドをデジタルで再現「アナログモデリング・ディレイ」

独特の減衰音、幽玄なサウンドが得られることから、求める人の多いアナログディレイ。しかしテープエコーなどの伝説的名機は現在は手に入らないものがほとんどです。現在はアナログディレイの有機的なサウンドをデジタルで再現したペダルが多く存在しています。本物のアナログサウンドが欲しいという人も、これらのペダルを検討してみてはいかがでしょうか。

TC Electronic Alter Ego 2 TC Electronic Alter Ego X4左:Alter Ego 2、右:Alter Ego X4

「Alter Ego 2」「Alter Ego X4」は、空間系エフェクトに定評のある TC Electronic によるアナログ・ディレイをモデリングしたデジタル・ディレイ。下記で紹介する「BOSS DM-2」「Electoro Harmonix Deluxe Memory Man」といった定番アナログ・ディレイの他、伝説的テープエコーなど12種類のビンテージ・ディレイを1つにまとめた上に、タップテンポ機能、ルーパー機能などを搭載した高機能なディレイです。


4フットスイッチでチャンネル切替可能な「Alter Ego X4」、X4 をよりコンパクトサイズにした「Alter Ego 2」。本物のヴィンテージ・ディレイは驚くほど高額ですが、2機種いずれも比較的手に入れやすい価格帯で、アナログディレイの歴史的名機に肉迫するサウンドが得られます。

アナログ・モデリング(テープエコー)ディレイ特集 - Supernice!エフェクター

格安アナログディレイ・ペダル

TC Electronic Echobrain Analog Delay

TC Electronic Echobrain Analog Delay

2016年に登場した「Echobrain Analog Delay」は、格安デジタルディレイの項目で紹介した「The Prophet Digital Delay」と同じくTC Electronicの格安ペダル"Smorgasbord of Tones"シリーズのアナログ・ディレイです。3ツマミのシンプルな操作系統で、暖かみのあるアナログディレイのトーンが得られます。かつてアナログディレイは音質劣化が問題視されていましたが、本機ではトゥルーバイパス化が施され、ONにした時の音痩せもありません。手に入れやすい価格で非常にコストパフォーマンスの高いモデルとなっています。

TC Electronic Echobrain Analog Delay - Supernice!エフェクター


ARION SAD-3

ARION SAD-3

「SAD-3」は、コストパフォーマンスに優れたペダルを作り続ける国産メーカーARIONのアナログステレオディレイです。ステレオのアナログディレイとなっているのが大きな特徴で、プラスチック製のボディにディレイタイムは200msと少々頼りない感じはありますが、ウォームで太いアナログならではのサウンドが得られます。安価に手に入れられるので、初めてのアナログディレイを探している方にオススメの1台です。

ARION SAD-3 - Supernice!エフェクター


BEHRINGER VD400 VINTAGE DELAY

BEHRINGER VD400 VINTAGE DELAY

格安ブランドBEHRINGERのアナログディレイ・ペダル「VD400」、BOSS DM-3のクローンと言われており、DM-3と同じ方向性のサウンドが得られます。BBD素子を用いた100%アナログ回路のディレイはデジタルディレイよりも割高になるケースが多いですが、VD400は3,000円を切る価格帯を実現しており、コストパフォーマンスはここで紹介するペダルの中でも随一です。

BEHRINGER VD400 VINTAGE DELAY - Supernice!エフェクター


MOOER Ana Echo

MOOER Ana Echo

手のひらサイズの超コンパクトモデルを多数発表していることで知られているエフェクターメーカー MOOER。Ana Echo は「アナログディレイ=高価」というイメージを覆した製品でもあります。

その出音は往年の名機「BOSS のDM-2」を再現しており、本物の煌びやかさは無いものの、アナログ特有の暖かさと太さを兼ね備えています。リーズナブルな価格で手に入るので、初心者の方にオススメできる1台です。

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おすすめのアナログ・ディレイ - Supernice!エフェクター

ディレイ・エフェクターの使い方

ディレイ・エフェクターの接続順

ディレイは空間系ペダルなので、できるだけ「アンプに近い位置」に接続します。歪みペダルと並べて使う時は、ディレイを後に繋ぐと良いでしょう。リバーブと併用する場合、「ディレイ→リバーブ」という順番で繋げるようにしましょう。

エフェクターのつなぎ方 - Supernice!エフェクター

ステレオ出力のあるディレイ

使用する機会が少ないかもしれませんが、ディレイのステレオ出力について軽く触れておきます。
まずはステレオ出力が可能なディレイエフェクターを用意してください。

次に用意するのが「2台のアンプ」です。ステレオ出力対応のエフェクターは、本体に「MONO」と「STEREO」と表記があるはずです。そのアウトプットをシールドでそれぞれのアンプに接続してください。

これにより、設定次第でディレイ音が2台のアンプから左右交互に聞こえるようになります。モノラルでは再現できない音の立体感や奥行きを表現するのに有効です。

ディレイはセンド/リターンで使うと良い?

アンプの歪みを使う場合、ディレイなどの空間系エフェクターはセンド/リターンを通して接続するほうがよい、という話を聞いたことはありませんか?

そもそもギターアンプは「プリアンプ」と「パワーアンプ」によって構成されています。ギターの歪みを作るのはプリアンプであり、ここで歪ませた信号をパワーアンプが増幅し、スピーカーから出力されます。
センド/リターンを使用することで、プリアンプとパワーアンプの間にエフェクターを挟むことができます。信号の流れは
「エレキギター」→「プリアンプ」→「センド」→「エフェクター(ディレイなど)」→「リターン」→「パワーアンプ」→「スピーカー」
となります。

センド/リターン ディレイをセンド・リターン端子に繋いだ様子

これにより、「歪み系を繋いでから空間系」という、エフェクターの接続ルールを守ることができるので、綺麗なエフェクトがかかるようになります。

ディレイ・エフェクター一覧 - Supernice!エフェクター