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メイドインジャパンのフェンダー・テレキャスター徹底分析!

メイド・イン・ジャパン・トラディショナル・シリーズ(MJT)

MJTのラインナップは伝統的なスタイルを継承しており、メキシコ製の「Classic」シリーズと合わせて主要なヴィンテージスタイルを網羅しています。「U」シェイプネック、ヴィンテージスタイル21フレット仕様、7.25インチ指板Rといったクラシカルなネック仕様、また「Vintage-Style Single Coil Tele」シングルコイルピックアップ及び「Fender Wide Range Humbucking」ハムバッカーピックアップを共通としながら、ボディ材やブリッジにバリエーションがあり、カラーバリエーション、左用モデルともに充実しており、カラフルな製品群を構成しています。

50年代モデル

Made in Japan Traditional 50s Telecaster(左用あり)

Made in Japan Traditional 50s Telecaster

半世紀を経ていまだに人気の衰えない50年代スタイルのテレキャスターは、

  • 丸型ストリングガイド
  • 5点留め1Pピックガード

といったこの時代の特徴を備え、ブラス製3連サドルのイモネジに「マイナスネジ」を採用してクラシカルな雰囲気を演出しています。またボディ材にバスウッドが採用されており、価格が抑えられています。

60年代モデル

Made in Japan Traditional 60s Telecaster Custom(左用あり)

Made in Japan Traditional 60s Telecaster Custom

ボディにバインディングを施し、指板をローズにした「テレキャスター・カスタム」は、ボディ材にアルダーを選択、3枚重ねとなったピックガードは8点留めになっています。サドルはネジの溝が切ってあるいわゆる「スパイラルサドル」で、プレイ中に弦が左右にズれてしまわないメリットがあるほか、ネジの溝を利用して弦同士の間隔を操作することもできます。

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Made in Japan Traditional 69 Telecaster

Made in Japan Traditional 69 Telecaster

ヴィンテージ市場では非常にレアなアイテムとして注目されている69年式の「ピンク・ペイズリー」および「ブルー・フラワー」は、テレキャスターの平らなボディトップを利用してに壁紙でデコる、というあまりにも柔軟な発想によって誕生しました。フェンダー・ジャパン時代から生産されてきた本機はバスウッドボディにクロームメッキを施した鉄製三連サドルを採用しており、サドル以外同じ仕様の50年代式とちょっとキャラクターの異なる楽器として仕上がっています。


Mr.Children「NOT FOUND」Mr.Children[(an imitation) blood orange]Tour
Mr.Children所属の桜井和寿氏は、ご自身愛用のブルーフラワー(メイプル指板仕様)を熊本復興支援のためオークションに放出したことが大きな話題となりました。動画で使用しているものとは別の個体のようですが、非常にレアだと言われているブルーフラワーを2本も持っていたとは、桜井氏のギターマニアっぷりも相当なものですね。

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Made in Japan Traditional 69 Telecaster Thinline

Made in Japan Traditional 69 Telecaster Thinline

ボディに空けられた「Fホール」と専用のピックガードがエレガンスを演出する「’69シンライン」は基本仕様をJEから継承し、ネック仕様がMJT規格となっています。中空のマホガニーボディは軽量であり、弦振動に暖かみを付加します。こちらも先述69テレキャスター同様、クロームメッキを施した鉄製三連サドルが採用されています。

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Traditionalシリーズ:50年代 vs 60年代モデル4機種の比較

Trad 50s Trad 60s Trad 69 Trad 69 Thinline
ボディ バスウッド アルダー バスウッド マホガニー
指板 メイプル ローズウッド メイプル メイプル
指板R 7.25″ (184.1 mm) 7.25″ (184.1 mm) 7.25″ (184.1 mm) 7.25″ (184.1 mm)
フレット Vintage-Style Vintage-Style Vintage-Style Vintage-Style
ナット幅 1.650″ (42 mm) 1.650″ (42 mm) 1.650″ (42 mm) 1.650″ (42 mm)
ピックアップ Vintage-Style Single-Coil Tele Vintage-Style Single-Coil Tele Vintage-Style Single-Coil Tele Vintage-Style Single-Coil Tele
PUスイッチ 3way 3way 3way 3way
ピックガード 1-Ply Black 3-Ply Mint Green Clear 3-Ply Pearloid
カラー 4種類 6種類 2種類 1種類
価格 ¥ 81,000 ¥ 90,000 ¥ 99,000 ¥ 108,000

価格は2017年12月時点

70年代モデル

70年代はフェンダー社がCBS社の傘下にあり、ヘッドロゴのデザインが変わります。「CBSロゴ」と呼ばれるこのロゴデザインは70年代モデルの大きな特徴となっています。またMJTの70年代モデルは全機種アッシュボディが採用されていて、
・50年代:バスウッドボディ
・60年代:アルダーボディ
・70年代:アッシュボディ
という区分けがされているようで、それぞれピックアップを共通としながらも異なるキャラクターを持った無駄のない製品群が展開されています。

Made in Japan Traditional 70s Telecaster Ash(左用あり)

Made in Japan Traditional 70s Telecaster Ash

この70年代式モデルのみ、この時代の特徴でもあるナット幅1.615インチ(約41mm)のいわゆる「ナローネック」が採用されています。右用では指板をメイプルとローズから選ぶこともでき、MJTは「70年代にえらく気合が入っている」と見られる所以となっています。またほとんどのモデルでクルーソンペグが採用されている中、この70テレキャスターと後述する70s テレキャスター・カスタムは、フェンジャパ以来採用されてきたゴトー社製の堅牢なロトマチックペグが採用されています。

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Made in Japan Traditional 70s Telecaster Custom(左用あり)

Made in Japan Traditional 70s Telecaster Custom

フロントにハムバッカーを備え、トグルスイッチ、ピックアップ各個のボリュームとトーンというギブソン的な操作系にアレンジされたテレキャスター・カスタムは、60年代のテレキャスター・カスタムと区別するため「’70カスタム」とも呼ばれます。ネックジョイントはこの年代の特徴である「3点留め」が再現されており、ネックの仕込み角度を調節することができる「マイクロティルト」が備わっています。

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Made in Japan Traditional 70s Telecaster Thinline(左用あり)

Made in Japan Traditional 70s Telecaster Thinline

1972年にハムバッカー2基を備えるようになったシンラインは、先の69年式と区別するため「’72シンライン」と呼ばれます。こちらはオクターブ調整に有利な6連サドルが採用されていますが、そのサドルはサスティンに優れるブロック状のものが採用されています。マイクロティルトを備える3点留めというところは上記’70カスタムと同じですが、こちらはクルーソンタイプのペグが採用されており、軽量に響きます。

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Trad 70s Ash Trad 70s Custom Trad 70s Thinline
ボディ アッシュ アッシュ アッシュ
指板 ローズウッド メイプル メイプル
ピックアップ Vintage-Style Single-Coil Tele x2 Standard Single-Coil Tele
Fender “Wide Range” Humbucking
Fender “Wide Range” Humbucking x2
PUスイッチ 3way 3way 3way
コントロール 1 Volume, 1 Tone 2 Volume, 2 Tone 1 Volume, 1 Tone
ブリッジ 3点支持 3点支持 6点支持
ピックガード 3-Ply White 3-Ply Black 3-Ply Pearloid
ネックプレート 4-Bolt 3-Bolt “F” Stamped with Micro-Tilt 3-Bolt “F” Stamped with Micro-Tilt
カラー 6種類 2種類 3種類
価格 ¥ 94,500 ¥ 90,000 ¥ 108,000

メイド・イン・ジャパン・ハイブリッド・シリーズ(MJH)


Fender American Vintage 1958 Telecaster Demo | Fender
MJHに搭載されているピックアップはこのギターのものです。鋭さの中に一本筋の通ったサウンドですね。

フェンダー・ジャパン時代から受け継がれるヴィンテージ・スタイルの末裔であるMJTに対し、MJHはモダン要素を取り入れた全く新しいシリーズです。21フレット仕様やブラス製3連サドルといったクラシカルなスタイルを残しながら、やや厚みのあるUシェイプネック、平滑な250mm指板R、押弦やチョーキングに有利なミディアムジャンボフレットといった現代的な弾き心地、さらには4Wayセレクタスイッチを取り入れることでサウンドバリエーションが増強されています。共通して1958年式アメリカン・ヴィンテージ・テレキャスターのピックアップが採用されているところもポイントです。

Made in Japan Hybrid 50s Telecaster

Made in Japan Hybrid 50s Telecaster

MJHの50年モデルは、アッシュボディとメイプル指板の組み合わせで、5タイプあるカラーはナチュラルやホワイトなど落ち着いた色調となっています。ブリッジのブラスサドルは共通仕様ですが、イモネジがマイナスネジとなっており、マニアックなところでレトロな雰囲気を醸し出しています。

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Made in Japan Hybrid 60s Telecaster

Made in Japan Hybrid 60s Telecaster

MJHの60年モデルは、アルダーボディとローズ指板の組み合わせで、9タイプあるカラーは定番色をカバーしながら、キャンディアップルレッドやサーフグリーンなどポップな色調も用意されています。ブリッジにはアメリカン・ヴィンテージ・シリーズのものが採用されています。

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Hybridシリーズ:2機種の比較

Hybrid 50s Hybrid 60s
ボディ アッシュ アルダー
指板 メイプル ローズウッド
指板R 250 mm 250 mm
ネック塗装 サテン・ポリウレタン サテン・ポリウレタン
フレット Medium Jumbo Medium Jumbo
ナット幅 1.675″ (42.5 mm) 1.675″ (42.5 mm)
ピックアップ American Vintage ’58 Telecaster American Vintage ’58 Telecaster
PUスイッチ 4way 4way
ピックガード 1-Ply Black 3-Ply Mint Green
カラー 5種類 9種類
価格 ¥ 99,000 ¥ 103,500

Japan Exclusiveテレキャスターのラインナップ

現在のJEはフェンダーサイトでのオンラインショップ限定モデルをリリースするのみ、という様相ですが、市場にはまだまだ流通しています。JEのラインナップは、テレキャスターがマイナーチェンジを繰り返してきた歴史でもあります。ラインナップのほとんどがかつての名器を再現する「Classic」シリーズで、アーティストモデルは1機のみという構成となっています。ラインナップはMEXと住み分けられており、MEXの「Classic Series」のラインナップと合わせることで、中級グレードのクラシカルなテレキャスターをカバーしています。それにしてもMEXの「Classic Series」と異なりJEのモデル名は「Classic」となっていて、便利なんだかややこしいんだかわからない情勢です。

1950年代式

JEテレキャスターの50年代スタイルは、極めて人気の高い1952年モデルをイメージした3タイプがリリースされています。この時代のテレキャスターは、

  • アッシュボディ、メイプル1Pネック
  • ナチュラルを基調としたカラーリング

によってシンプルな、また質実剛健なイメージを持っています。

Classic 50s Tele

Classic 50s Tele

1952年モデルをイメージした、JEにおける50年代テレキャスターのベースとなっているモデルです。アッシュボディにメイプル1Pネック、黒いピックガードは誰もがイメージする「あの」テレキャスターそのものです。ストリングガイドにはこの時代の特徴であるボタン型のものが、ペグにはヴィンテージ・スタイルのものが採用されており、雰囲気充分です。

52年式と言いながらもサドルはブラスのものではなく、クロームメッキ処理が施されたものが使用されています。再現性に異論のある人はいるかもしれませんがメッキにより錆びにくくなりますから、長期的に安心して使用することができます。

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Classic 50s Tele Texas Special

Classic 50s Tele Texas Special

上記「50s Tele」を出発点とし、ピックアップをフェンダー・カスタムショップ製の「Texas Special」に載せ換えたモデルです。こちらはブラスサドルを採用し、リアピックアップの取り付けネジを1953年以前の仕様である「マイナスネジ」にすることで、上記「50s Tele」よりも再現度を高めています。


Fender Custom Shop Texas Special Telecaster® Pickups — DIRTY | Fender
ギター本体はUSAのアメリカン・スタンダードですが、「テキサス・スペシャル」に載せ換えておりこのピックアップのサウンドを聴くことができます。テレキャスターの力強さを前面に押し出したギャリン!という音が心地よいですね。

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Classic 50s Tele Special

Classic 50s Tele Special

こちらは「50s Tele」をベースにしながら

  • フロントにハムバッカーピックアップ
  • ブリッジには6連ブロックサドル

というアレンジを施した現代的なテレキャスターになっています。フロントのハムバッカーでパワーのある甘いトーンが得られることから、太いリードプレイやジャズの音色までカバーできます。6連サドルはオクターブ調整がシビアに合わせられるので、キーボーディストを擁するなどチューニングにこだわりたいアンサンブルにぴったりです。

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1960年代式

1950年代終盤から、テレキャスターには様々な仕様変更が行われました。

  • アッシュボディ、メイプル1Pネックから、アルダーボディ、ローズウッド指板へ
  • ストリングガイドがボタン型からカモメ型へ
  • 3連ブラスサドルからスパイラル(ネジ状)サドルへ
  • ボディ表裏にバインディングを施す
  • ピックガードは5点留めから8点留めへ
  • サンバーストカラーなどのカラーバリエーション追加

これらのアレンジを経て完成したテレキャスターは当時レギュラーラインとしてリリースされましたが、それ以前のモデルから大きく姿を変えていることから「テレキャスター・カスタム」と呼ばれました。

Classic 60s Tele Custom(左用あり)

Classic 60s Tele Custom

ギター博士も使っているテレキャスターがこれ(博士が使っているのはCandy Apple Redのカラー。動画はこちら)。この時代までに行われたアレンジ内容を全て再現し、雰囲気をしっかり演出しているテレキャスターです。「1)スクワイアとの比較」でも紹介した通りの仕様ですが、50年代と違って60年代のテレキャスターはちょっとリッチな雰囲気が漂いますね。

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Classic 60s Tele US Pickups

Classic 60s Tele US Pickups

先述の「60s Tele Custom」をベースに、アメリカン・ヴィンテージ’62テレキャスター用のピックアップを備えたモデルで、倍音とミッドレンジが豊かに響くサウンドが持ち味です。基本的な仕様は「60s Tele Custom」と同じですが、ボディのバインディングを排したためか、価格が抑えられています。

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Classic 69 Tele

Classic 69 Tele

この時代には「ソリッドボディの音響に、塗装は関係ない」という考えがあり、「それなら壁紙張ってやろう」という大胆な発想で誕生したと言われているのが、「ピンク・ペイズリー」と「ブルー・フラワー」です。ボディにコンター加工をしないギターだからこそ挑戦できた仕様ですが、製品としては短命に終わったことから現在のヴィンテージ市場ではかなりの高額なのだとか。

本機は本体こそバスウッドボディを採用した普通のJEテレキャスターですが、ブリッジにはアメリカン・ヴィンテージのものが採用されています。

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1970年代式

「CBS期」と言われる1970年代は、新しいアイディアが盛り込まれるテレキャスターが誕生し、反対に旧来の仕様も復活してラインナップが多様化します。

  • 「CBSロゴ」と呼ばれるヘッドロゴデザイン
  • 3点留めネックジョイントとマイクロティルト
  • ヘッド側からトラスロッドを調節できる
  • アッシュボディ、メイプル指板の復活

こうした点が、70年代の特徴です。

Classic 70s Tele Custom

Classic 70s Tele Custom

「ワイドレンジ・ハムバッカー」をフロントに配し、2ボリューム2トーン、トグルスイッチを採用したテレキャスターです。エンセナダ工場製(MEX)のラインナップにも極めて近いモデルがありますが、JEは再現度を抑えていることもあって、比較的求め易い価格帯になっています。本機はメイプル1Pネック(MEXはローズウッド指板)で、ペグにはゴトーのロトマチック・タイプが採用されています。

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Classic 70s Tele Ash Rosewood
Classic 70s Tele Ash Maple

Classic 70s Tele Ash

アッシュボディのシンプルなテレキャスターは

  • 3毎重ねの8点留めピックガード
  • CBSロゴ

といったところは70年代を意識していますが、この時代モデルでありながら4点留めネックジョイントを採用しており、ブリッジが共通していることもあって「Classic 50s Tele」にかなり近いギターになっています。ペグがロトマチックになっているほが、このモデルにはメイプル指板/ローズウッド指板ともに「USホワイト」と名付けられた、特徴的なシースルーのホワイトカラーがラインナップされています。

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Classic 70s Tele Thinline (左用あり)

Classic 70s Tele Thinline

「いわゆる「フェンダー・メキシコ(MEX)」との比較」で紹介したギターです。「重いボディ材を軽量化させるために考案された」という中空構造ですが、生鳴りのニュアンスが付加される独特のサウンドには愛好者が多く存在します。2ハムバッカーですが、フェンダーの「ワイドレンジ・ハムバッカー」は出力の高さだけでなく高音域まで再生するレンジの広さを特徴としており、テレキャスターとしてのくっきりとした音像をしっかり持っています。

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アーティストモデル

Richie Kotzen Tele

Ritchie Kotzen Tele

JEテレキャスターのアーティストモデルは、今のところ希代の名手リッチー・コッツエン氏のもののみとなっています。氏はJEからストラトキャスターもリリースしていますが、お互いにかなりのポイントで違うギターになっており、ストラト/テレの使い分けについて氏がいかに深いこだわりを持っているかがわかります。

本機にはコッツエン氏の意向が反映されていることもあり、他のJEテレキャスターとは一線を画す特別なギターに仕上がっています。

ボディ アッシュバック、フレイムメイプルトップ
バックコンターあり
ネック メイプル1P
非常に太いと言われる「ラージ”C”」ネックグリップ
12インチ(305mm)指板R,22フレット
スーパージャンボフレット採用
ピックアップ ディマジオ「Chopper」、「Twang King」
操作系 基本はテレキャスターのままだが、トーンポットに偽装したロータリースイッチを搭載しており、リアピックアップのシリアル(直列)/パラレル(並列)を切り替えられる
ペグ GOTOH製ロトマチック

表:Ritchie Kotzen Tele の仕様

指板Rとフレットがテクニカル系御用達スペックなのに、ネックグリップは存在感充分、という点は非常に個性的で、他ではなかなか見ることができません。


You Can’t Save Me (Richie Kotzen Live 2015)
卓越した演奏技術、情熱的なボーカル、センスにあふれたソングライティング。「天は二物を与えず」と言いますが、リッチー・コッツエン氏は二物も三物も与えられてしまった世界的に稀有なアーティストと言えるでしょう。

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以上、フェンダーの日本製テレキャスターに注目していきました。MJTやMJHはロックの歴史を担ってきたフェンダーのネームバリューと日本製の安心感を併せ持っており、若い人が頑張って買うテレキャスターの候補として最もお勧めできます。ネックグリップや指板がほぼ共通なので、ルックスやサウンドだけにポイントを絞って選ぶことができます。