1958年にギブソンから発表された「エクスプローラー (Explorer:探検家)」は、現在では同時にデビューした「ギブソン・フライングV」と並んで双璧をなす「変形ギターの代表選手」の地位を確立しています。しかし当時としては時代を先取りしすぎており、ビジネス的に大失敗を喫しました。それでも他ブランドでコピーモデルが作られて多くのアーティストに愛用されたことなどから、徐々に支持を集めていきました。
意外やエリック・クラプトン氏が1974年の来日公演で使用するなど、さまざまなジャンルのギタリストに愛用されましたが、現在ではもっぱらロック系のアーティストに愛用されています。今回はこのエクスプローラー・タイプのギターに着目し、特徴やラインナップをチェックしてみましょう。
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エクスプローラーの特徴
価格帯別エクスプローラーのラインナップ
エクスプローラーの派生モデル
備考:「エクスプローラー」の名称はギブソン製品の登録商標なので、ギブソンとエピフォン でしか使用することができません。それゆえ他のブランドからリリースされているものは「エクスプローラー・タイプ」や「エクスプローラーのコピーモデル」と呼ばなければなりませんが、それではあまりに不便なので、ここでは便宜上すべてをひっくるめて「エクスプローラー」と呼んでいます。
エクスプローラーの特徴
特徴的なルックスがクローズアップされやすいのは変形ギターの宿命ですが、ここでエクスプローラーが帯びる、ルックス以外の特徴を見ていきましょう。
VIDEO
U2 – Beautiful Day
1980年のデビューから現在に至るまで解散はおろか人事異動もなく、作品は世界中のファンから支持を受けており、22作品でグラミー賞を受賞(ロックバンドでは最多)するという経歴から、U2は「奇跡のロックンロールバンド」と言われてます。所属ギタリストのエッジ氏がトレードマークの一つにしている1976年製エクスプローラーは、18歳の時に初めて買ったギターだとのことです。初めて買ったギターをプロになっても愛用しているのって、素敵ですね。
「変形」なのに、座っても弾きやすい
右利きの人がギターを右足に置いて、水平に構えるのを「スパニッシュ・スタイル(いわゆる「普通の構え方」)」と言いますが、エクスプローラーはこのスパニッシュスタイルで普通に座って演奏できるボディシェイプとなっています。これは右利きの人がギターを左足に置いて、立てて構える「クラシカル・スタイル」が必須となるVシェイプ のギターとの大きな違いです。ただしエクスプローラーはボディエンド部分が大きく張り出しているので、逆にクラシカル・スタイルでは構えにくくなっています。
逆に、ストラップを使用し立って演奏する場合にはヘッドが下がっていく「ヘッド落ち」が起きやすく、その場合には左手でネックを持ち上げながら演奏する必要があります。これはSGやフライングVでも起こることですが、エクスプローラーの場合にはネック側のストラップピンをネックヒールに移動させることでボディバランスが変化し、このヘッド落ちを解消できるようです。そのため多くのブランドでは初めからストラップピンをネックヒール部に配置しているほか、本家ギブソンのエクスプローラーもボディサイドからネックヒールへと配置変更しています。
「2ハムバッカー、TOMブリッジ」が基本
Tokai Explorer Typeのレフティ
ピックアップ配列は「2ハムバッカー」を基本としており、P-90 や普通のシングルコイルを搭載したエクスプローラーは古今東西ほぼありません。このことから「エクスプローラーは2ハム」というのが一つの常識となっており、「太く甘いパワフルなサウンドで、ロックに最適」というイメージが出来上がっています。
また、TOM(チューン・オー・マチック)ブリッジを搭載するのが普通で、ブリッジプレートをボディにネジ留めするいわゆる「ハードテイル」などはほぼ使われません。またボディが薄型なのでシンクロナイズト・トレモロやFRT(フロイドローズ ・トレモロシステム)のユニットを埋め込むだけの深さを得られず、アームを取り付けようと思ったらビグスビーやケーラー、またはフロイドローズ社の「FRX」といった、ボディに埋め込まない形式のユニットを選択する必要があります。
でかい反面、薄型で意外と軽い
ボディ側面
エクスプローラーのボディは、数あるエレキギターのなかでも最大の面積を持っています。このことはサスティン(音の伸び)が増強されるという音響的なメリットとして現れますが、その面積を活かしてステッカーを貼ったり絵を描いたりと、デザイン的に遊び甲斐があるのも大きなメリットです。
その面積から重そうな印象を受けるかもしれませんが薄型なので、軽量とまではいかないまでもそこまで重すぎもしない、という重量感になっています。変形ギターはステージでこそ輝くギターですが、エクスプローラーは意外と軽いため飛んだり跳ねたりといったパフォーマンスも苦ではありません。
セレクター・スイッチが邪魔になりにくい
ピッキングする手の位置からセレクタースイッチが届きにくい構造になっている
一般的なエクスプローラーでは、ピックアップ・セレクターが1弦側ホーンの先端部分に取り付けられています。「あまり低く構えると手が届かない」と言われますが、コードストロークなど右手を大きく動かす演奏では、誤って触れてしまうことが極めて少ないというメリットにもなります。
ハイポジションでの演奏性が良好
ネックジョイント部分:ハイポジションも握り込みやすい
エクスプローラーのボディは、だいたい20フレット近辺でネックと接続されています。これは6弦側で14フレット接続のレスポール、17フレット接続のストラトキャスターと比べて圧倒的で、ハイポジションの演奏性において特に親指を邪魔するものが何もありません。ジョイント部で厚みが増しこそすれ、最終フレットまで余裕で手が届きます。
あまり高額ではない
超高額なモデルも生産されてはいますが、一般的なエクスプローラーはボディトップに銘木をあしらうことはなく装飾も簡素で、そのぶん価格が抑えられています。本家ギブソンのエクスプローラーでも新品で10万円ほどで手に入れることができる、比較的リーズナブルなギターだと言えるでしょう。そのかわりギター全体で考えるとオーソドックスなモデルではないため、格安なモデルの選択肢はあまり豊かではありません。
使用上の注意も少々
ギターを支える部分が斜めになる。この他、壁掛けタイプのギタースタンドもOKだ
ボディエンドが斜めに張り出しているため、壁に立てかけにくい
「意外と大丈夫」と言われるが、ギタースタンドを選ぶ
汎用のソフトケースには収まらず、専用ハードケースはでかい
張り出したボディエンドが、バンドメンバーの脇腹を直撃するかもしれない
ジャズやポップスではなく、ロック系やメタル系のギタリストに見られる(逆手にとって裏をかく、という技も使える)
これらはギターの「デメリット」と呼ぶほど大げさなことではなく、変形ギターのいわば宿命のようなものです。細かいことは考えず、サウンドとカッコよさに注目してギターを選ぶ人にこそ、変形ギターは相応しいと言えるでしょう。
VIDEO
Motörhead – Live at Hellfest 2015
イギリスのロックバンド「モーターヘッド」はビューから40年間一貫して、大音量かつハイスピードの爆走型ロックンロールを身上としていましたが、スラッシュメタル、ハードコア・パンクなど、そのサウンドは多くのジャンルに及んでいます。ジャンル分けが難しいバンドの代表として知られていましたが、本人たちはロックンロールバンドを自称しています。所属ギタリストのフィル・キャンベル氏は、フランスのLAG社製シグネイチャー・エクスプローラー・タイプをトレードマークにしていました。
価格帯別エクスプローラーのラインナップ
それではここで、実売価格帯別にエクスプローラータイプのランナップをチェックしてみましょう。ここでは本家ギブソン/エピフォンものもからコピーモデル、ある程度のオリジナリティが付加されたものまでを「エクスプローラー・タイプ」とカテゴライズしています。
実売価格¥30,000以内
PLAYTECH EX-500
この価格帯で新品で手に入れられるエクスプローラーとしては、現在ではこのプレイテックより他はありません。メイプルネック/ホワイトウッドボディという木材こそ本家の仕様とは違いますが、2ハムバッカー、2ヴォリューム&1トーン、ホーン部に配置されたトグルスイッチ、TOMブリッジといった基本設計はきちんと本家の仕様を踏襲しています。ストラップピンがネックヒールに配置されているのもうれしいポイントです。
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実売価格¥30,000~¥50,000
オーソドックスなスタイルのギターでは潤沢な選択肢のある価格帯ですが、エクスプローラーでは勝手が違うようでラインナップがかなり絞られています。
Epiphone Goth ’58 Explorer/1984 Explorer EX/Korina Explorer
黒ずくめのルックスにまとめた「ゴシック・シリーズ」は、オープンタイプのハムバッカーピックアップ、12フレットのみの指板インレイも相まって、ヘヴィミュージックを愛好するギタリストにぴったりのギターです。鈍く光りサラサラとした感触の「マットフィニッシュ」は、塗装面を磨き上げる工程が必要ないことから、そのぶん価格を抑えることができます。
このギターにアンプやピックなど必要なものを添えた「初心者セット」も、この価格帯を飛び出さずにリリースされています。
DEAN Z Series / ZX
幅広い価格帯で変形ギターを積極的にリリースしているディーン は、ヘッド形状と裏通しブリッジを特徴とするオリジナルモデル「Zシリーズ」として、エクスプローラーを生産しています。シリーズ内でもっとも求めやすい価格帯の本機は、
バスウッドボディ、メイプルネック
ボルトオンジョイント
という仕様が本来のエクスプローラーとは大きく異なっていますが、ピックアップ配列や操作系は本家の仕様を踏襲しています。低価格ですがデュアルアクション・トラスロッドが採用されており、順ぞりにも逆ぞりにも対応することができます。
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実売価格¥50,000~¥100,000
Epiphone 1984 Explorer EX
先述した「ゴシック」はピックガードの備わっている1958年式をベースとしていますが、こちらはピックガードを持たない1984年式をベースにシックな外観にまとめ、ピックアップにはヘヴィ系御用達のEMG81&85を採用しています。実売価格で6万円近辺を実現した本機は、全エレキギター内で「新品で手に入れるEMG 搭載機」としては最も求めやすい価格になっています。
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EDWARDS E-EX-120D、E-EX-125D
上:E-EX-120D、下:E-EX-125D
本格的なギター本体とセイモア・ダンカンピックアップとの組み合わせを特徴とするEDWARDS (エドワーズ)はエクスプローラーに注目しているらしく、ラインナップが充実しています。実売価格でギリギリ10万円以内となる両機は、
マホガニーボディ&ネック、ローズウッド指板
GOTOH製金属パーツ
という本格的なギター本体を共通として、
パッシブ(’59&JB):120D
アクティブ(AHB-1):125D
というようにピックアップの仕様を選択できるようになっています。
さらにグレードを上げた「E-EX-160-E」になると、ピックアップがEMG89&89Rとなります。2ハムバッカーながらコイルタップ ができるようになりますが、シングルコイルのサウンドを持つエクスプローラーは世界的に珍しい、個性的なギターだと言えます。
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実売価格¥100,000~200,000
Gibson Explorer 2017 T、Explorer 2017 HP
Gibson Explorer 2017 T Heritage Cherry
本家ギブソンのエクスプローラーは、この価格帯で手に入れることができます。両機とも数々の最新仕様を織り込んだ、最先端のエクスプローラーとなっています。
関連記事:
Gibson Explorer 2017
momose MEX・K-STD/NJ
長野県松本市の飛鳥工場にて職人の丁寧な手作業にこだわるMOMOSE Custom Craft Guitars(モモセ) からは、1958年にデビューした時に採用されていたマテリアルであるコリーナ材をボディ&ネックに使用したエクスプローラーがリリースされています。希少なコリーナ材が入荷した分しか生産できない珍しいギターですが、それもあって本家のエクスプローラーよりも高額な価格設定になっています。
実売価格¥200,000~
E-II EX-NT
ESPの下位ブランドながら日本国内での生産により高品位なギターを送り出しているE-II からは、エクスプローラーを鋭角的にアレンジしたギターがリリースされています。ネック寸法やウッドマテリアル、ブリッジ形状は本家のスタイルを継承していますが、ネックがボディを貫通している「スルーネック」となっており、弦振動の持続時間を延長させています。EMGピックアップが採用されていることもあって、まさにメタル・ミュージックのための楽器に仕上がっています。
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Navigator N-EX-LTD
丹精込めた手作業とヴィンテージスタイルにこだわりぬくNavigator(ナビゲーター) は、ボディにマホガニー単板を使用するたいへん贅沢なエクスプローラーをリリースしています。
日本国内での生産、また最高の素材を使用するということもあって本家のエクスプローラーが2~3本買えてしまうような価格設定ですが、触った瞬間愛着が沸き上がるような美しい仕上がり、マホガニー特有の音の甘さと太さにきらびやかさが加わった、ジャンルを選ばないオールマイティーなサウンドにはその価値があってなお余りあると言われます。
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エクスプローラーの派生モデル
エクスプローラーの特徴的な形状は、多くの変形ギターを生み出すヒントになりました。ここで少々強引ではありますが、「1弦側のホーンと6弦側のボディエンドが大きく張り出しているものはすべてエクスプローラー派生」だと決めつけて、エクスプローラーをヒントにして誕生したと思われる変形ギターをチェックしてみましょう。
ケリー
ジャクソン・ギターズ の「ケリー」は、ヘヴンのギタリスト、ブラッドフォード・ケリー氏のシグネイチャーモデルとして開発されました。エクスプローラーのボディエッジを鋭く削ったアレンジですが、曲線部分の主張もある美しいシルエットが完成しています。
Jackson JS Series JS32T KELLY
「JSシリーズ」はこれからギターを始めて巧くなっていこうという意気込みに燃えるメタルキッズに向け、求めやすい価格で収まるように開発されています。ジャクソン内でも最も低価格なグレードですが、自社製のハイパワーなピックアップを備え、
グラファイトで補強したネック
コンパウンドラジアス指板とシャークフィン・インレイ
というジャクソンのアイデンティティをしっかり残しています。
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ランダムスター(ESP/ナビゲーター)
エクスプローラーのボディエンドに切り込みを入れるというアイディアは、エドワード・ヴァン・ヘイレン 氏の発祥と伝えられていますが、これをヒントにしてデザインを完成させたギターの代表格と言えるものが、この「ランダムスター」です。ボディエンドのカットによってルックスのインパクトが増し、またボディが軽量化されますが、Vタイプのギターのように左足にギターを乗せて弾く「クラシカルスタイル」での演奏もしやすくなります。
タッカンこと高崎晃(ラウドネス所属)氏のトレードマークとして有名ですが、氏を敬愛する内外のアーティストが、ここを出発点とした数多くのアーティストモデルを生んでいます。
BanG Dream! RANDOM STAR Kasumi
次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」に登場するバンド「Poppin’ Party」のギター&ボーカル戸山香澄女史が使用するランダムスターをBang Dream!のブランド名でリーズナブルに再現したモデルです。アルダーボディにハードメイプル3Pネックがボルトオン方式でジョイントされており、ローズウッド指板には星形のインレイが入れられています。ピックアップは「GH-1」となっていますが、GrassRootsで採用されているものと考えられます。
ESP名義で生産されるハイエンドモデルも生産されていますが、こちらはESPの名に恥じない最高の素材と最高の技術が結合したギターになっており、LED搭載機と非搭載機がラインナップされています。
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EDWARDS E-RS-160R/E-RS-165R
本家のランダムスターは独特のボディ形状に加え、
メイプルネック、ボルトオンジョイント
ホーン部のセレクタースイッチ
1ボリューム+キルスイッチ
ロック式トレモロ装備
という仕様が特徴です。ESP系ブランドからさまざまなランダムスターがリリースされていますが、エドワーズのランダムスターはアルダーボディ、セイモア・ダンカンピックアップ、ゼブラ柄フィニッシュのE-RS-16oR、アッシュボディ、ESPオリジナルピックアップ、ナチュラルフィニッシュのE-RS-165Rがリリースされています。
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各社アーティストモデル
DEAN Dave Mustaine 「Zero」Series
スラッシュメタルの代表的なバンド「メガデス」のキーマン、デイヴ・ムスティン氏はキングVタイプのギターをトレードマークとしていますが、エクスプローラーを使用することもあり、シグネイチャーモデルもリリースしています。
低価格モデルでもマホガニーボディ&ネック、セットネック仕様であり、ボディトップに特殊グラフィックが施されています。また氏はもともとジャクソンを愛用していたこともあって、ジャクソンの標準仕様である弦長25.5インチ&24フレット仕様が採用されています。
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LTD SNAKEBYTE(Jamez Headfield)
ESPのギターを求めやすいグレードでリリースしているLTD から、メタリカ所属のジェイムズ・ヘッドフィールド氏シグネイチャーモデルが出ています。指板インレイのデザインから「スネークバイト」と名付けられた本機はエクスプローラーのシルエットをアレンジしたもので、木材やネック寸法などにギブソン的な仕様を残しながらも操作系やパーツに違いのある、オリジナルなギターになってます。
LTD版はいわば廉価版ではありますが、
マホガニーボディ&ネック、エボニー指板
ロッキングチューナー、TonePros製TOMブリッジ
EMG製ジェイムズ・ヘッドフィールド氏シグネイチャーピックアップ
といった仕様が継承されており、ご本人仕様にかなり接近したギターに仕上がっています。
VIDEO
Metallica: Shanghai, China Recap (2017)
「エクスプローラーはメタル用」というイメージを浸透させた功労者(犯人?)は、まぎれもなくこのジェイムズ・ヘッドフィールド氏でしょう。昨今様々なスタイルのギターを構える氏ですが、デビュー以来長らくエクスプローラー一本にこだわり続けていました。猫背でエクスプローラーを低く構え、高速ダウンピッキングを放つ氏の姿は、スラッシュメタルの美学を体現しています。
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SCHECTER CYGNUS JLX-1 FR(Jeff Loomis)
メロディック・デスメタルの代表的バンド「アーチエネミー」所属のジェフ・ルーミスシグネイチャーモデル。高崎晃氏をリスペクトするルーミス氏が、ランダムスターを強烈なルックスにとシェクターにオーダーして開発されました。
キルトメイプルをトップにあしらったアッシュボディ、メイプルのスルーネックというギター本体に、FRTとセイモアダンカン製ジェフ・ルーミスシグネイチャーピックアップを備えています。ピックアップはレスポンスの速さと出力の高さを強調した設計で、ハードなディストーションサウンドでアグレッシブなプレイを放つのにマッチしたギターに仕上がっています。
ESP CRYING STAR(Syu)
ヘヴィメタルバンド「ガルネリウス」所属のSyu氏がトレードマークにしているのが、ランダムスターをアレンジした「クライング・スター」です。右肘部分を丸くカットし、アウトプットジャックをボディトップに配置、またオリジナルデザインのピックガードを備えるなど、オリジナリティの高いギターとして完成しています。
セットネック/ボルトオン、SH配列/HH配列、TOMブリッジ/FRTなど仕様の違ういくつものバリエーションモデルがありますが、総じてEMGの「SPC(ミッドブースター)」を備えています。ESPから各種ご本人仕様のモデルが、またエドワーズからリーズナブルなモデルがリリースされています。
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以上、エクスプローラーをキーワードにさまざまなギターを見てきました。愛用するミュージシャンがロック系で占められており、アーティストモデルは総じてヘヴィ系だというのが、このギターのアイデンティティを暗示していますね。ロック・ミュージックにこそ生きる道を求めたいという人は、ぜひ手に取ってみてください。
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