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コンプレッサー・エフェクターについて

コンプレッサー・エフェクター

ギターにおいて、コンプレッサーは主に

  • ギターの音量レベルを揃える
  • ロングサステインを得る

ために使われます。音量レベルをそろえることでピッキングニュアンスがでにくくなる反面、「ミスピッキングが目立たなくなる」、「演奏に安定感が出る」といった効果が期待できます。
また、コンプレッサーを通すことで、ギターサウンドに「サステイン(持続した音)」を得ることができます。

コンプレッサーには「一定の音量レベルを通さない」という役割があります。仮に入力される最大音量レベルを100とした場合、通常なら
「100→90→80→70→60→50→40…0」
と徐々に減衰していきます。
コンプレッサーで「音量レベル50以上を通さない」と設定した場合、「50を超えるレベルは全てカット」されます。これにより、
「50→50→50→50→50→50→40…0」
という減衰になります。音量レベル50が断続することで、私達人間の耳には「音が持続している(サステインがある)」ように聞こえるのです。

コンプレッサーの使い方

コンプレッサーは「クリーンサウンドのソロプレイ」や、「アルペジオ」、「カッティング」などで効果を発揮します。クリーンサウンドは元々サステインが少な目なので、コンプレッサーで音の粒を揃え、サステインを補うことが目的です。
ソロプレイでは「ロングサステインによる伸びやかなサウンド」になり、アルペジオは「安定感のあるサウンド」、カッティングは「歯切れのよいサウンド」になります。


はじめてのコンプレッサー・エフェクターから:TC Electronic「HYPERGRAVITY COMPRESSOR」

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ギター博士「コンプレッサーをONにするだけで、CDで聞くようなクオリティの高いギターサウンドになるのぅ!」

ベーシストも使うことがある

コンプレッサーはベーシストも好んで使います。そもそもベースは「一定の音量」と「太いサウンド」、「サステイン」が求められる楽器です。これらを満たしてくれるのはコンプレッサーであり、ベースとの相性はバツグンです。

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DTMではキホンとなるエフェクトです

パソコンでの音楽制作=DTM においてコンプレッサーは必要不可欠なエフェクトです。ギターはもちろん、ボーカル、ベース、スネアドラム、キックなど、様々なサウンドにコンプレッサーを通します。もちろん楽曲を仕上げるミックスダウン、マスタリングにも使います。
DTMの場合、コンプレッサーは音の粒を揃えるだけでなく、「音圧を得る」だめに使われます。音圧が上がると立体感が増し、CD音源のような迫力あるサウンドになります。
コンプレッサーの使い方 - DTM博士

各ツマミの役割

コンプレッサーのコントロールツマミは大きく分けて4あります。製品によってツマミの名称が異なりますが、基本的には

  • Threshold(スレッショルド):圧縮する音量レベルを決めるツマミ
  • Attack(アタック):入力から圧縮されるまでの時間を調整するツマミ
  • Release(リリース):圧縮されている時間を調整するツマミ
  • Gain(ゲイン):音量レベルを上げるツマミ(圧縮されて失った音量を補う)

という具合になっています。重要なのがアタックとリリースで、それぞれピッキングニュアンスとサステインに大きく影響します。

ラックタイプのコンプレッサーとは

コンプレッサー・エフェクター ラック式コンプの定番:Universal Audio 1176LN

「エフェクター=コンパクト」というイメージが非常に強いですが、本格的なレコーディングの現場では「ラックタイプ」のコンプレッサーが使用されます。ここでは「音量レベルを揃える」という目的の他に、ラックタイプ・コンプが持つ音像・音の特徴を得る狙いで使われることがあります。

ラックタイプを選ぶ最大のメリットは「音質」です。元々サイズが大きいラックタイプは、そのサイズを生かしてより複雑なアルゴリズムを組むことができます。それが結果として高音質に繋がるのです。

ラックタイプのコンプレッサーの場合、コンパクトよりも「自然な圧縮感」を得ることができます。ラックタイプは高価な製品が多いものの、値段に匹敵する活躍を見せてくれるでしょう。

レコーディング用コンプとギター用コンプペダルの違い

レコーディング用コンプレッサーはとにかく「音質を重視」しています。限りなく高音質で録音するため、コントロールの数も多く、ノイズ対策なども施されています。その反面、サイズが大きい物、重量があるものが多いので、「持ち運びが大変」というデメリットがあります。
ギター用コンプペダルの特徴は「音質より利便性を重視」しているということです。持ち運びも簡単なので主にライブで使われます。デメリットは、製品によって「最低限のコントロールしか搭載していない」、「ノイズに弱い」などです。

定番ラックタイプのコンプレッサー

UNIVERSAL AUDIO 1176LN UNIVERSAL AUDIO 1176LN

UNIVERSAL AUDIO 1176LN

1176はラックタイプの超定番モデルで、世界初のトランジスタコンプレッサーです。超高速アタックタイムを可能とした本機は、極めてナチュラルなコンプレッションが特徴で、このコンプレッサーを使って製作された名曲は数え切れません。
LNは現行モデルですが、音が良いとされるヴィンテージモデル(初期型)にまったく引けを取りません。むしろ価格面と耐久性の面で、現行モデルを率先して導入しているエンジニアも多いです。

UNIVERSAL AUDIO 1176LN - Supernice!エフェクター


DBX 160A DBX 160A

DBX 160A

DBXの名機、160シリーズの代表とも呼べる160Aは、多くのスタジオミュージシャンやレコーディングエンジニアに使われています。スムーズなコンプレッションを実現するovereasyスイッチを搭載するなど、「世界標準」と呼ばれるに相応しいラックタイプコンプレッサーです。
ラックタイプとしては比較的リーズナブルな価格となっているので、プロはもちろんアマチュアにも使用者が多く、ミドルクラスのコンプレッサーが欲しいという方にオススメです。レコーディングからライブまで活躍の場が広い万能モデルです。

DBX 160A - Supernice!エフェクター


スタジオ系エフェクターの登場で高品質コンプがより身近に

技術の進歩によって、今ではレコーディングの現場で使われているような高品質なコンプレッサー、いわゆる「スタジオ系コンプレッサー」が、これまででは考えられない値段でリリースされています。

スタジオグレードのエフェクトをコンパクトサイズで。スタジオ系エフェクター特集

MXR Dyna Comp
コンプレッサー・ペダルを使っているギタリストといえば「イングヴェイ・マルムスティーン」でしょう。イングヴェイは最も有名なギター用コンプレッサーの一つ、「MXR DYNA COMP」を使用しています。彼の超絶ギタープレイを支えている縁の下の力持ちです。

定番のコンプレッサー・ペダル

MXR DYNA COMP M-102

MXR DYNA COMP M-102 MXR DYNA COMP M-102

上述したイングウェイ・マルムスティーンも使用した超定番「パコパコ系」と呼ばれるコンプレッサー・ペダルです。
パコパコ系とは原音に対して味付けをしっかりと行うコンプに対して付けられた俗称です。エフェクトのかかり具合がしっかりと感じられるコンプで、ギターソロからクリーントーン・アルペジオ、カッティングに至るまで、音をゴージャスに彩りたい人は1度使ってみるといいかもしれません。

使えるサウンドでありながら BOSS CS-3 と同等の価格ということもあり、幅広い層に人気の高いモデルです。

MXR DYNA COMP M-102 - Supernice!エフェクター


BOSS Compression Sustainer CS-3

BOSS Compression Sustainer CS-3 BOSS Compression Sustainer CS-3

BOSSらしいバランスの良いコンプレッションが特徴のCS-3は、初心者はもちろんプロも愛用する定番コンプペダルです。ストラトやテレキャスターとの相性が良く、カッティングプレイ時には粒の揃った気持ちの良いサウンドになります。LEVEL、TONE、ATTACK、SUSRAINといった4つのコントロールツマミを搭載しており、コンプレッサーの基本操作を覚えるには持ってこいです。ちなみにTONEを調整することにより、より音ヌケの良いサウンドになります。
ベーシストの使用も多いペダル。

BOSS Compression Sustainer CS-3 - Supernice!エフェクター


おすすめのコンプレッサー・ペダル

TC Electronic HYPERGRAVITY COMPRESSOR

TC Electronic HYPERGRAVITY COMPRESSOR

冒頭の動画でギター博士が弾いているのが、TC Electronicから登場したコンプレッサー「HYPERGRAVITY COMPRESSOR」。TCのレコーディング・プロセッサーの最上位機種である「SYSTEM 6000」のコンプレッサーを元に開発された高品質なコンプレッサーです。

近年盛り上がりをみせるスタジオグレードのコンパクト・コンプレッサーの流れを組むナチュラル系のサウンドに加えて、従来のオーソドックスなパコっとした音のビンテージモードと、2種類のコンプ・サウンドが手に入れられ、さらにTonePrint機能によってプロがセッティングしたサウンドを本機に入れ替えて使うことができるようになっています。
これだけの機能にも関わらず2万円以下と価格は抑えられており、今おすすめのコンプレッサーです。

TC Electronic HYPERGRAVITY COMPRESSOR - Supernice!エフェクター


BOSS CP-1X

BOSS CP-1X BOSS CP-1X

BOSSが2016年11月にリリースした次世代コンプレッサー・ペダル「CP-1X」、コンパクト・サイズながらラック・タイプのコンプレッサーに匹敵するプロ品質を実現したモデルです。4つのツマミで操作する本格派コンプという点では上述の TC Electronic HYPERGRAVITY COMPRESSOR と同様ですが、CP-1Xにはコンプレッションされているかどうかを視覚的に捉えられるゲイン・リダクション・インジケーターを搭載、圧縮されれば点灯しされなければ点灯しないという、見た目にもコンプがかかっているかがわかりやすくなっているところがユニークなモデルです。

BOSS CP-1X - Supernice!エフェクター


Providence VELVET COMP

Providence VELVET COMP Providence VELVET COMP

VELVET COMOPはクリーンだけでなく「オーバードライブやディストーション」との相性も良いコンプレッサーです。音自体はMXRのDynaComp系統ですが、より艶のあるサウンドが特徴です。
また、一般的なコンプレッサーペダルと比較すると、ノイズが少ないのが特徴です。コンプレッサー自体ある程度のノイズが乗ってしまうものですが、設計者がローノイズ回路に拘っていることもあって、本機種はそれを感じさせないクリアなサウンドに仕上がっています。
多くのプロフェッショナルも使用しているモデルです。

Providence VELVET COMP - Supernice!エフェクター


Xotic SP Compressor

Xotic SP Compressor Xotic SP Compressor

SP Compressorはコンパクトなボディとは裏腹に、「太いサウンド」を実現しているペダルです。コンプレッションは比較的強い方ですが、原音とエフェクト音をブレンドする「BLEND」ツマミによって、コンプレッサーをかけていることを忘れるほど自然なサウンドに仕上がります。
Hi、MID、LOといった3つのモードを切り替えるスイッチを搭載し、これにより「コンプの掛りやすさ」を細かく調整することができます。簡単な操作で素晴らしいサウンドを出すことができるコンプレッサーペダルの優等生です。

Xotic SP Compressor - Supernice!エフェクター


Walrus Audio Deep six

Walrus Audio Deep six Walrus Audio Deep six

アメリカはオクラホマのエフェクターブランド、Walrus AudioのコンプレッサーペダルがDeep sixです。この製品はスタジオ用コンプレッサーの名機、Universal Audio 1176に強い影響を受けており、他にもROSSやDynaComp等を参考にして開発されました。
9Vアダプターで動作するペダルですが内部に昇圧回路を設けており、18V駆動を実現しているのも本機種の大きな特徴です。これによりダイナミックレンジの広い、立体感のあるサウンドとなっています。デザインも奇抜で、ちょっと変わったペダルが欲しいという方にオススメです。

Walrus Audio Deep six - Supernice!エフェクター


格安コンプレッサー・ペダル

NINEVOLT PEDALS 1927 HOME RUN KING COMP.

NINEVOLT PEDALS 1927 HOME RUN KING COMP.

6千円前後と格安ながら、スタジオクオリティのハイエンドなコンプレッサーを再現したという「1927 HOME RUN KING COMP.」。3ツマミシンプルな操作系統にコンプのかかり具合がLEDライトの点灯によって一目でわかるようになっているなど、初心者にとって効果を実感しにくいコンプレッサーを最大限扱いやすく設計配慮されているのが特徴です。NINEVOLT PEDALSのペダルには共通してクマやセイウチなどの動物の可愛らしいイラストがデザインされているのも大きな特徴です。

NINEVOLT PEDALS 1927 HOME RUN KING COMP. - Supernice!エフェクター


JOYO DYNA COMPRESSER

JOYO DYNA COMPRESSER JOYO DYNA COMPRESSER

JOYOのDYNA COMPRESSER は、「ROSS」のコンプレッサーをベースに、ローノイズ仕上げた1台です。一見すると MXR の DYNACOMP のコピーペダルのようですが、JOYO 公式では ROSS のコンプレッサーを意識しているとのことです。
サウンドの特徴としては、値段からは考えられないほど「自然なコンプレッション」を得ることができます。コンプレッサーは製品によって「癖」のようなものがありますが、本機はまったく癖の無い格安ペダルです。リーズナブルな価格ということもあり、コンプレッサーの操作を覚えたいというギター初心者に人気がある1台です。

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BEHRINGER CS400

BEHRINGER CS400 BEHRINGER CS400

格安ブランド「ベリンガー」のコンプレッサーCS400。BOSSのコンプ「CS-3」を意識したルックスと操作系統でオーソドックスなコンプレッサーの動作を実現しています。
発売からかなりの年月が経つにも関わらず未だに需要の高いコンプレッサーの入門機種です。

BEHRINGER CS400 - Supernice!エフェクター


コンプレッサーの接続順

コンプレッサーは「ギターの直後」に接続するようにしましょう。具体的には「ギター→コンプレッサー→歪み系→空間系→アンプ」といった順番になります。接続順を守らなかった場合、ノイズが目立つようになります。
コンプレッサーは圧縮されて失った音量レベルをゲインツマミによって補う訳ですが、その際に「耳に聞こえない小さなノイズ」も同時に引き上げられます。それが「雑音」になってしまい、結果的にノイズの多いサウンドになってしまうのです。

コンプレッサー・エフェクター一覧 - Supernice!エフェクター