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フランジャー・エフェクターについて

フランジャー・エフェクター

フランジャーは強烈な「ジェットサウンド」を生み出すモジュレーション系エフェクターです。音の仕組みはコーラスと殆ど同じで、入力された音声信号を遅延させることで、フランジャー特有のウネるようなサウンドを作り出しています。

音作りのキホン

フランジャーのコントロールツマミに関しては、

  • RATE、SPEED:揺れの速さを調整するツマミ
  • DEPTH:揺れの深さを調整するツマミ
  • LEVEL:エフェクト音を混ぜる量を決めるツマミ
  • DELAY TIME、MANUAL:エフェクト音の高さを調整するツマミ
  • FEEDBACK、PEAK:揺れ方を調整するツマミ

などがあります。

ツマミを調整することで、激しいジェットサウンドはそのままに、「飽和感のある柔らかい音」を作ったり、「金属的な堅い音」を作ることもできます。似たようなエフェクターに「フェイザー」がありますが、音を作り出す仕組みが違うので、まったくの別物になります。

フランジャーはどんな時使うペダル?

フランジャーはそのジェットサウンドを生かして、「飛び道具的」に使うことが多いです。コーラスのように常にかけっぱなしにする訳ではなく、ここぞという時に踏んでギターサウンドを思い切り目立たせるのが良いでしょう。

また、楽曲のBPMに合わせて RATE を調整することで、演奏にノリやグルーブ感が生まれます。注意しておきたいのは、RATE を上げ過ぎると雑音のようなサウンドになってしまうので、できるだけ遅めに設定するということです。

フランジャーを使った有名なギタリスト:エドワード・ヴァン・ヘイレン

エドワード・ヴァン・ヘイレン Amazon.co.jp

フランジャーを使った有名ギタリストといえばロックバンド、「ヴァン・ヘイレン」のエドワード・ヴァン・ヘイレン氏でしょう。赤、白、黒の過激なストライプ模様が特徴で、全世界のロックファンを魅了しているギタリストです。

そんなエドワードが使っていたのが MXR M-117R FLANGER で、数あるフランジャーペダルの中で最も有名な製品です。非常にエグいサウンドが特徴で、ヴァン・ヘイレンの楽曲には無くてはならないペダルです。

フランジャーの種類

フランジャーには「アナログフランジャー」と「デジタルフランジャー」があります。回路の構造が違うのはもちろん、アナログは「温かく深いサウンド」なのに対して、デジタルは「冷たい金属的なサウンド」となっています。また、製品によっては「ステレオ出力」に対応している物もあります。

定番フランジャー

BOSS BF-3 Flanger

BOSS BF-3 Flanger

エフェクター界の王者BOSSが放つ代表的フランジャーがこのBF-3。特徴ある紫のボディに、スタンダード、ウルトラなど4つのモードを備えています。特にウルトラはMXR製に劣らぬ強烈なジェットサウンドを作り出します。押している間のみオンになるMomentaryモードは地味な存在に見えますが、曲中の一部に使う場合に非常に有用です。ステレオアウトに対応し、ギター用、ベース用でそれぞれ別のインプットを備えています。

BOSS BF-3 Flanger – Supernice!エフェクター


M-117R FLANGER

M-117R FLANGER

MXR M-117R は当時エドワード・ヴァン・ヘイレンが使っていたフランジャーの復刻モデルです。ヴァン・ヘイレンのストライプをデザインとしたシグネチャーモデルもありますが、音のキャラクターはどちらも同じです。
特徴的なのはMXR特有のエグいジェットサウンドです。Manual、Width、Speed、Regenといった4つのツマミを搭載し、フランジャー入門に最適の1台です。

M-117R FLANGER – Supernice!エフェクター


おすすめフランジャー

TC Electronic Vortex Mini Flanger

TC Electronic Vortex Mini Flanger

最新技術を使った次世代ペダルを作り続けているTC ElectronicのVortex Miniは、60年代のようなサイケデリックなギターサウンドを作ることができます。特徴的なのがTone Printというフランジャー自体の音色を「スマートフォンやパソコンで変更できる機能」で、プロギタリスト達の音をそのまま使うことができます。
また、デジタルフランジャーではありますが、ドライ音(原音)がデジタル変換されないため、デジタルながらアナログのような温かいサウンドに仕上がっています。次世代フランジャーペダルの代表的モデルと言えるでしょう。
通常サイズのVortex Frangerも展開されています。

TC Electronic Vortex Mini Flanger – Supernice!エフェクター


MXR MICRO FLANGER M-152

MXR MICRO FLANGER M-152

80年代にヒットした MXR のフランジャーを忠実に再現した2ツマミのシンプルなフランジャー。シンプルながらジェットサウンド〜スペイシーサウンドまで多彩な音作りが可能、トゥルーバイパス仕様/1万円を切る価格帯もあってか、今日も人気の高いモデルとなっています。

MXR MICRO FLANGER M-152 – Supernice!エフェクター


MXR EVH117 Franger

MXR EVH117 Franger

MXRによるエディ・ヴァン・ヘイレンのシグネイチャーペダル。定番のM117Rにevhという名のスイッチが増設され、これを押すだけでエディ・ヴァン・ヘイレンの音色が得られるという、まさにヴァン・ヘイレン・フリークのために作られたフランジャー。元々M117R自体がヴァン・ヘイレンの音色を追い求めるギタリストに使われる傾向もあり、その意味ではニッチでありながらも魅力あるペダルです。エディのギターを彷彿させる、白と黒のストライプ模様もにくいデザインです。

MXR EVH117 Franger – Supernice!エフェクター


Electro-Harmonix Deluxe Electric Mistress XO

Electro Harmonix Deluxe Electric Mistress XO

Deluxe Electric Mistressは1978年に発表された、アナログフランジャーのロングセラー。大きすぎた筐体をコンパクトにまとめ、音質はほぼそのままに”XO”と追記された新バージョンが発表されています。オリジナルにないものが二点追加され、一つはLEDの搭載、そして、トゥルーバイパスの採用です。通常のフランジャーの他、フィルターマトリックスという別モードを選択することで、モジュレーションの波形をフランジャーの回路を通さずに原音に混ぜることができます。「動かないフランジャー」とも言える独特のサウンドは、チャイムのようと形容され、この機器ならではの特殊な音色と言えます。エフェクトが掛かった音と、掛かっていないドライ音を別で出力できる、2チャンネル出力を採用しています。

Electro Harmonix Deluxe Electric Mistress XO – Supernice!エフェクター


Electro-Harmonix NEO Mistress

Electro Harmonix Neo Mistress

Deluxe Mistressのミニバージョン。筐体が小さくなり、コントロールもRateとFeebackのふたつに絞られ、価格も少し下がっています。サイズは小型になっても、Mistressフランジャーの最大の魅力でもあるフィルターマトリックスモードはそのまま継承されており、Rateノブを一定以下に設定することで、本モードに入ることができます。

Electro Harmonix Neo Mistress – Supernice!エフェクター


TC Electronic The Dreamscape

TC Electronic The Dreamscape

ドリーム・シアターのジョン・ペトルーシによるシグネイチャーペダル。ドリーム・シアターの音楽に聴けるような幽玄としたコーラスから、フランジャー、ビブラートを全て内包した、総合モジュレーションエフェクターとも呼べるものに仕上がっています。フランジャーに関しては、かなり過激なものまで作ることができ、そのサウンドの幅広さは魅力。同社の看板でもあるTone Print(数々のパラメータによる音色の定義ファイルを、ダウンロードして使う機能)に対応し、ジョン・ペトルーシ自ら手がけた5種類が始めから搭載されています。ステレオイン、ステレオアウトに対応し、フルで使うことで、より広がりのあるサウンドを得ることができます。

TC Electronic The Dreamscape – Supernice!エフェクター


格安フランジャー

TC Electronic Thunderstorm Flanger

TC Electronic Thunderstorm Flanger

TC Electronicの格安ペダル「Smorgasbord of Tones」シリーズのフランジャー。紫のルックスがいかにもフランジャーですといわんばかりの雰囲気を醸し出しているペダルです。BBD素子を採用した完全アナログ回路、繊細な揺らぎからジェットサウンドまで4つのツマミを使って細かくフランジャー・サウンドを作ることができるのがポイントです。価格は6,000円前後。

TC Electronic Thunderstorm Flanger – Supernice!エフェクター


Donner Jet Convolution

Donner Jet Convolution

中国製安価エフェクターを多数製造するDonnerのフランジャー。アナログ回路によるフランジャーで、通常の用途においてじゅうぶんなサウンドを出してくれます。細長い極小サイズにトゥルーバイパス構造と、使い勝手はよく、とりあえずの一台には最適。価格は驚きの3,000円前後です。

Donner Jet Convolution – Supernice!エフェクター


多機能フランジャー

Alexander Pedals F-13 NEO Franger

Alexander Pedals F.13 Flanger

アメリカ製の質の高いエフェクターを多数開発するAlexanderのフランジャー。フランジャーには珍しく、原音とエフェクト音との音量バランスを設定できるMixコントロールを持ち、プリセットも4つを保存可能。エクスプレッションペダルやMIDIコントローラーにも対応し、外部拡張性も確保されています。入力レベルに応じてLFOを制御したり、ステップ式にスウィープさせるモードなど、他では得られないユニークな効果を内蔵。多機能フランジャーとしては、やや価格が抑えめなのも見逃せない点でしょう。

Alexander Pedals F.13 Flanger – Supernice!エフェクター


Earthquaker Devices Pyramids

Earthquaker Devices Pyramids

強力なDSPを内蔵したデジタルフランジャーで、8つのモードやタップテンポ設定機能を持ち、さらに5つのプリセットを保存できる、フランジャー単体では随一と言える多機能モデル。フィードバックも、ポジティブ、ネガティブの2種を選ぶことができ、Mixコントロールも装備しています。ステレオイン、ステレオアウトに対応し、エクスプレッションペダルも接続可能。クラシカルなテープフランジャーのモデリングや、強烈なジェットサウンド、LFOをピッキングの強弱で制御するモードなど、通常のフランジャーでは全く得られないサウンドを多数カバーできる魅力的なモデルです。

Earthquaker Devices Pyramids – Supernice!エフェクター


strymon Orbit Franger

strymon Orbit Franger

空間系エフェクトのハイエンドブランドstrymonのフランジャー専用マシン。原音をアナログのまま、デジタル処理されたエフェクト音をミックスする構造により音の変化を最小限に防止。多機能フランジャーには定番のMixコントロールを持ち、3タイプのフランジャーサウンドを別個に搭載しています。ステレオ出力に対応し、エクスプレッションペダルも接続可能。複数のプリセットメモリーはできませんが、Favoritesというフットスイッチにより、設定を一つ即座にリコール可能です。

strymon Orbit Franger – Supernice!エフェクター


strymon MOBIUS

strymon MOBIUS

strymonから登場しているモジュレーション系のマルチエフェクター。ビンテージ系のアナログライクなサウンドから、攻撃的で過激なサウンドまで、考え得るほぼすべての揺れ系エフェクトが網羅されています。フランジャーは「Sliver」「Grey」「Black」という、コンパクトエフェクターの銘機をモデリングしたもの、そしてテープフランジャーを再現した「Zero」という計4つのモードを内蔵しています。極めて高価ですが、モジュレーションエフェクトはこれ一台で全て賄える広い汎用性を持ち、バッファード、トゥルーのバイパスモードをプリセットごとに変更できるのも嬉しい仕様です。

strymon MOBIUS – Supernice!エフェクター


Keeley Super Mod Workstation

Keeley Super Mod Workstation

モディファイ系エフェクターで有名なKeeleyから登場したSuper Mod Workstationは、モジュレーション系をメインとしながら、ディレイやリバーブなどの空間系エフェクトを同時に使用できる、コンパクトサイズのマルチエフェクター。通常のモジュレーションではあまり見ることのないRotaryやADT(ダブルトラックシミュレート)などの面白いエフェクトが搭載されています。フランジャーは、Morphというコントロールを回すことで、ポジティブフィードバックとネガティブフィードバックをLとRの別口で出力できるというユニークな機能を搭載。一見風変わりな製品ですが、音作りの上でカバーできる範囲は広く、一台あると様々なシチュエーションで使えること間違いありません。

Keeley Super Mod Workstation – Supernice!エフェクター


フランジャーの接続順

基本的には「歪み系ペダルと空間系ペダルの間」に繋ぐようにします。ディレイやリバーブの前に繋ぐ、と覚えておけば間違いないでしょう。これはフランジャーだけでなく、コーラスやフェイザー、トレモロなどノ【モジュレーション】系ペダルも同様です。

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