エピフォン・レスポール徹底分析!

[記事公開日]2023/1/11 [最終更新日]2023/11/3
[ライター]小林健悟 [編集者]神崎聡

エピフォン・レスポール

「Epiphone(エピフォン)」は1928年のニューヨークに端を発する歴史あるブランドで、戦前はギブソンとシェアを争うライバル関係にありました。ギブソン傘下にある現在は、いちブランドとしてプロデュースするオリジナルモデルのほか、レスポールを中心にギブソンのギターを求めやすい価格でリリースしています。エピフォンのレスポールは低価格と高品質が支持を伸ばしており、他社製コピーモデルの追随を許さないシェアを獲得しています。今回は、このエピフォン製レスポールに注目していきましょう。


Epiphone | Tommy Thayer Electric Blue Les Paul Outfit
伝説的ロックバンドKISS所属、トミー・セイヤー氏ご本人が紹介する、ご自身のシグネイチャーモデル。ピックアップまで特別製の、ブルーにこだわり抜いたレスポール。エピフォンのレスポールはギブソン社監修のもとでプロデュースされるため、「コピーモデルではなく正真正銘、本物のレスポールである」という点も大きなポイント。

そもそも「Epiphone」とは、どんなブランド?

1928年バンジョーのメーカーとしてニューヨークに設立されたエピフォンは、1930年代にはギターに人気が移行していることに注目、ギター開発を開始します。ギブソンをライバルと設定して闘志を燃やした甲斐あり、ほどなくギブソンに並ぶギターのトップブランドとして一世を風靡しました。しかし戦後になると会社の内外でいろいろな問題がおこって存続の危機を迎え、1957年にギブソンに買収されます。
ギブソン傘下ブランドになってからも1970年まではアメリカで作っていましたが、それ以降は日本や韓国の工場に製造を依頼しました。のち2004年に自社工場を中国の青島に設立、品質管理専門のスタッフを配置する独特の体制で、最新の生産技術を投入して1日に700本という生産力を誇っています。そんな中、現在ではグレードの高いモデルをアメリカ本国で製造することもあります。

エピフォン・ギター徹底分析!

ギブソン・レスポールとはどう違うの?

エピフォン/ギブソン・レスポール 2023年時点の現行モデル、Epiphone「Les Paul Custom」(上)と、Gibson Custom Shop「Les Paul Custom w/ Ebony Fingerboard Gloss – Ebony」(下)。ルックス上ではヘッドの形状が違い、売り値の価格差は10倍ほどあるが、どっちも本物。

「レスポール」はギブソン社が知財権を保有する商標なので、他社製の類似するギターは「コピーモデル」もしくは「それ的なギター」であり、レスポールを名乗ることができません。しかしエピフォンのレスポールは親会社ギブソンの監修のもとでプロデュースされるので、堂々とレスポールを名乗ることができる、正真正銘本物のレスポールです。

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エピフォン・レスポールは、企業努力の成果

ギブソン・レスポールを企業努力で価格圧縮させたのが、エピフォン・レスポールです。アメリカよりはよほど物価の安い中国に工場を構え、原材料費も人件費も中国の物価です。材料のマホガニーはアフリカ産ではなく別の地域から調達し、ローズウッドの代わりにローレルを採用するなど、材料費を圧縮させる努力もしています。
しかしただ安く上げるだけでなく、最新技術を導入した合理的な生産体制と徹底した品質管理により、バラつきのない均一な製品を生産しており、上位機種ではplek(プレック)を使用したシビアな調整が施されます。

エピフォン・レスポールの特徴

ジョー・ボナマッサ・レスポール 名手ジョー・ボナマッサ氏の愛機「ラザロ」を再現した、1959年式レスポール・スタンダード。AAAAグレードのフレイムメイプルを化粧版に使用し、ギブソン製「バーストバッカー」ピックアップを備える高級モデル。

エピフォン・レスポールは企業努力で価格を圧縮させながらも間違いなくレスポールであり、極端に安価なモデルでなければマホガニー製ボディ&セットネックという最も重要な設計を継承しています。では、エピフォン・レスポールの特徴を見ていきましょう。

ギブソン製と同じレシピのピックアップ

Epiphone ProBucker
伝説の”P.A.Fサウンド”をエピフォンの技術で復刻

ピックアップはギブソンの名機をもとに開発され、ギブソンと代わらないサウンドを達成していると評されています。
エピフォン・レスポールに搭載される主なピックアップは、クラシック系ハムバッカー「ProBucker」、モダン系ハムバッカー「Alnico Classic Pro」、そしてシングルコイル「P-90 PRO」の3モデルです。ProBuckerはギブソンの名機「Burstbucker」の材料と製法をそのまま採用した、アルニコIIマグネットを使用したハムバッカーです。再現度は高く、ヴィンテージマニアであってもサウンドだけで判別するのは困難だと言われます。ProBucker “1”やProBucker “3”などの数字は出力を現し、数字の大きさに出力の高さが比例します。

「Alnico Classic Pro」はProBuckerのマグネットをアルニコVに交換したモデルで、音にブライトさが加わるモダンテイストなキャラクターです。P-90 PROは、50年代のギターに使われていたP-90の材料と製法をそのまま採用しています。
またほとんどのモデルでボリュームポットとトーンポットに、世界的に支持されるCTS社製の可変抵抗器を使用しています。強力な電気系を採用しながら求めやすい価格帯を維持できるのは、エピフォンの大きな強みです。

グレードの高い木材も、ちゃんと使用する

AAAグレード・フレイムメイプル
Les paul standard 50sのトップにはAAAグレードのフレイムメイプルが化粧板として使用されており、ひじょうに美しい。

レスポールの魅力の一つに、メイプルトップの美しい杢(もく)があります。低価格での提供を社是とするエピフォンにおいてもそこは妥協せず、グレードの高いメイプルをトップに使用します。
エピフォンではまず、杢のないプレーンなメイプルを使ってメイプルトップ&マホガニーバックというボディ構造を達成させ、その上に薄くスライスしたフレイムメイプルを化粧板として貼り付けることで、極上の美観と手に入れやすい価格を両立させているわけです。

高性能なハードウェア

ペグとブリッジが、ギブソンにはないエピフォン・レスポール最大の特徴だと言えるでしょう。ペグはほとんどのモデルでギア比を18:1の高精度に設定しています。ギブソンを含む一般的なギターのペグはギア比14:1が標準であり、エピフォンで採用しているペグは3割ほどチューニング精度が高くなっています。
またブリッジ「LockTone Tune-O-Matic」やテールピース「LockTone Stop Bar」はバネの力でスタッドに固定される機構を持っており、弦交換などの作業中に外れてしまうことがありません。

ギブソンとエピフォンのレスポールを比較してみた

ギター博士によるエピフォン・レスポールとギブソン・レスポールを弾いてみた動画です。
2つの動画はレコーディング機材の違いがあるので一概に比べにくいですが、エピフォン・レスポールはかなり頑張っていると言えるのではないでしょうか。あなたにはどう聞こえましたか?

Epiphone LesPaul Standard Plus-top

エピフォンレスポール・スタンダードPlus-Top

サムネイルをクリックして拡大
  • エピフォンレスポール・スタンダードPlus-Topの全体画像
  • エピフォンレスポール・スタンダードPlus-Topのブリッジ周り
  • エピフォンレスポール・スタンダードPlus-Topのヘッド部分
  • エピフォンレスポール・スタンダードPlus-Topのヘッド裏
  • エピフォンレスポール・スタンダードPlus-Topのボディ裏

ギター博士が動画で使用しているエピフォン・レスポールが「Epiphone LesPaul Standard Plus-top」。

  • マホガニー・バック&フレイムメイプル・トップ
  • マホガニーネックにローズウッド指板
  • アルニコ5ピックアップ

など、エレキギターの王道「レスポール」の伝統的なスペックを周到したエピフォンの上位モデルで、本家ギブソンには及ばないものの、美しい木目模様が確認できます。博士曰く「何本ものエピフォン・レスポールを見比べて、最も木目が美しく出ていた一本を選び抜いた」とのことです(なお現行モデルでは、「Epiphone Les paul Standard 50s」に相当します)。

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Gibson Les Paul Traditional 2012

gibson-respaul700ギター博士が実際に使っているギブソン・レスポール

ギター博士が使用したギブソン・レスポールは「Traditional 2012」。レスポールの王道スペックを抑えつつもグレードを抑えたモデルで、ギブソン・レスポールの主軸となるラインナップ「レスポール・スタンダード」よりも予算を抑えて手に入れることができます。やはり木目の美しさは相当なものがありますね。塗装も美しく仕上がっています。ネックグリップは太めで、本体重量は重めの、現在で言う「Gibson Les Paul Standard ’50s」に相当するギターです。

ギブソン・レスポール・スタンダード徹底分析!

エピフォン・レスポールのラインナップ

エピフォンのレスポールは、ブランド内で最大のバリエーションを持つエピフォンの主軸となっています。基本的なスペックはギブソンのレスポールを踏襲しており、普通のレスポールとして演奏する事ができます。

Les Paul Standard 50s/Les Paul Standard 60s

Les Paul Standard 左から、Les Paul Standard 50s(Vintage Sunburst、Metallic Gold、Heritage Cherry Sunburst)、Les Paul Standard 60s(Ebony、Bourbon Burst、Iced Tea)。

定番機種レスポール・スタンダードは、50年代式と60年代式の2タイプで展開しています。
50年代の特徴をとらえたLes Paul Standard 50sは、AAAグレード・フレイムメイプルの化粧板でドレスアップしたメイプルトップ、やや丸みのあるラウンド・ミディアムCネックプロフィール、ProBucker 1&2というピックアップ構成が特徴です。
60年代式の特徴をとらえたLes Paul Standard 60sは、化粧板ではないAAグレード・フレイムメイプルトップ、60年代式スリムテーパー・ネックプロフィール、ProBucker 2&3ピックアップ構成という仕様で、50年代式より出力が高くなっています。

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1959 Les Paul Standard

1959 Les Paul Standard

限定生産された1959年式レスポール・スタンダードは、この時代の工法「ロングテノン」でネック接続する特別仕様機です。AAAグレードのフレイムメイプルでドレスアップされるほか、ギブソン社製BurstBuckerピックアップを備えています。

エピフォンのヴィンテージモデル最高グレード「1959 Les Paul Standard」限定リリース

Slash Les Paul Standard

Slash Les Paul Standard

左から、Slash “Victoria” Les Paul Standard Goldtop、Slash Les Paul Standard(Appetite Burst、Vermillion Burst、November Burst、Anaconda Burst)。
90年代レスポール復権の功労者、スラッシュ氏のシグネイチャーモデルは「スラッシュ・コレクション」としてシリーズ化しています。氏のレスポールには、ご自身お気に入りのネックプロフィール、ピックガード非採用、Custom ProBucker Alnico 2ピックアップ装備、という特徴があります。
「ヴィクトリア」はスラッシュ氏ご本人所有のレスポールを模したゴールドトップ仕様機です。スラッシュ・レスポール・スタンダードはAAAグレード・フレイムメイプルの化粧板でドレスアップしています。


Epiphone Slash Les Paul Standard Appetite Demo

Les Paul Custom

Les Paul Custom

アルパインホワイト(白)とエボニー(黒)の2タイプで展開するレスポール・カスタムは、ボディにメイプルを使用しないオールマホガニーボディを採用した1957年式をモチーフにしています。Probucker 2/3ピックアップ搭載、スリムテーパー・ネックプロフィールという仕様こそレスポール・スタンダード60sと共通ですが、マホガニー製ボディ&エボニー製指板という木材構成によるニュアンスの違いが楽しめます。

左から、Jerry Cantrell “Wino” Les Paul Custom、黒と白のMatt Heafy Les Paul Custom Origins 7-String、同じく黒と白のMatt Heafy Les Paul Custom Origins。

アーティストモデルのボディ構造は、メイプルトップ&マホガニーバックです。このほかネックプロフィールや搭載ピックアップなどの仕様変更もあり、レギュラーのレスポール・カスタムとは違った個性が演出されています。


Matt Heafy Les Paul Custom Origin (6&7 String) Demo
レフティもあるので、左利きの人もズムズムできます。

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Les Paul Modern / Les Paul Modern Figured

Les Paul Modern 左から、Les Paul Modern(Vintage Sparkling Burgundy、Faded Pelham Blue、Graphite Black)、 Les Paul Modern Figured(Caribbean Blue Fade、Caffe Latte Fade、Magma Orange Fade)。

レスポール・モダンは、伝統的なスタイルに現代的な演奏性と多彩なサウンドバリエーションを付加した、アップデート版レスポールです。マホガニー製ボディにはウルトラモダン・ウェイトリリーフが施され、本体重量を大幅に軽減させています。非対称ネックグリップと大胆に彫り込まれたジョイントヒールにより、ローポジションからハイポジションまで、全音域で快適に演奏できます。
ProBucker 2&3ピックアップは個別にコイルタップでき、位相を反転させたフェイズサウンドを得ることも可能です。

ハイポジションでスイスイ演奏できる、大胆なヒールカット。


Epiphone Les Paul Modern Figured Demo

Les Paul Muse

Les Paul Muse 左から、Wanderlust Metallic Green、Pearl White Metallic、Radio Blue Metallic、Purple Passion Metallic、Smoked Almond Metallic。

レスポール・ミューズは、目を引くメタリックカラーと軽量のチェンバード・ボディ構造を採用した、次世代のレスポールです。コイルタップと位相切り替えのできる高出力のアルニコClassic PROハムバッカーを備え、トレブル・ブリード回路によりボリュームを絞っても明瞭さを維持できる、高性能なギターに仕上がっています。

バックコンターが施されている、現代的なアレンジ。

Les Paul Prophecy

Les Paul Prophecy 左から、Les Paul Prophecy(Red Tiger Aged Gloss、Black Aged Gloss、Olive Tiger Aged Gloss)、Jerry Cantrell Les Paul Custom Prophecy。

「prophecy(未来についいての知識)」を冠するレスポール・プロフェシーは、スピード、サウンド、テクニックの面で過去に囚われず新境地を目指す気鋭のギタープレイヤーを念頭に開発された、新しいコンセプトのレスポールです。最大の特徴は24フレットに拡張された音域で、非対称スリムテーパー・ネックプロフィール、大胆なヒールカットとバックコンターも手伝い、異次元の演奏性を持っています。ボディにはウルトラモダン・ウェイトリリーフも施されており、軽量です。
またFishman社製「Fluence」ピックアップは、コントロールノブのプッシュ/プルによってヴィンテージ系ハムバッカー、モダン系ハムバッカー、シングルコイルという3つのサウンドバリエーションをリア/フロント別個に使用できます。

大胆なヒールカットとバックコンター。ピックアップに乾電池を使用するので、電池交換用のパネルが付けられている。


Epiphone | The Prophecy Collection
がっつり歪ませてズムズム言わせたいギタリストに最適!

Epiphone Les Paul Modernを…
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Les Paul Classic / Les Paul Classic Worn

Les Paul Classic 左から、Les Paul Classic Worn(Worn Heritage Cherry Sunburst、Worn Metallic Gold、Worn Ebony、Worn Purple)、Les Paul Classic(Ebony、Honeyburst、Heritage Cherry Sunburst)。

レスポール・クラシックは、レスポール・スタンダードを出発点としてピックアップカバーを排した、オープンタイプのハムバッカーを搭載したアレンジモデルです。オープンタイプのハムバッカーは、高音域が豊かに響く元気なサウンドになり、特にロック系のサウンドに良好です。
「Les Paul Classic」はAlnico Classic PROピックアップにコイルタップと位相切り替え機能を備え、かつボリュームを絞っても明瞭さを維持できるトレブル・ブリード回路まで備える、上位機種レスポール・ミューズ同様の電気系を持っています。
「Les Paul Classic Worn」は新しい「Wornフィニッシュ」の採用により塗装面の研磨という工程を排することで価格圧縮をもう一歩前進させたモデルで、Alnico Classic PROピックアップは個別にコイルタップが可能です。

Les Paul Studio

Les Paul Studio 左から、Wine Red、Smokehouse Burst、Ebony、Alpine White。
レスポール・スタジオは、バインディングやフレイムメイプルトップなどの装飾を排して価格を圧縮したレスポールとして80年代に開発されました。現代においてもそのコンセプトは変わりませんが、ウルトラモダン・ウェイトリリーフを施した軽量化とスリムテーパー・ネックプロフィールによる演奏性、そして個別に起動できるコイルタップを備えた、低価格と高性能を両立した現代的なレスポールに仕上がっています。

Les Paul Studio E1

左から、Walnut、Vintage Sunburst、Heritage Cherry Sunburst、Ebony。

レスポール・スタジオE1は、本格的なレスポール・サウンドをそのままに価格圧縮の限界に挑んだ、エピフォンの涙ぐましい企業努力を感じられるギターです。カバーのないオープンタイプのハムバッカーは、高音域が豊かに響く元気なサウンドになる傾向にあります。
ネックこそボルトオンジョイントでメイプルトップ非採用ですが、ボディ材にはマホガニーを使用しており、レスポール・スペシャルに近い軽やかな音響性能を持っています。

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P-90搭載機

左から、Les Paul Special 、Les Paul Junior、Billie Joe Armstrong Les Paul Junior 、Jared James Nichols “Gold Glory” Les Paul Custom。

エピフォン社製「P-90 PRO」ピックアップはヴィンテージのP-90そのままのレシピで作った、再現度の極めて高いクローンとして完成しています。レスポール・スペシャル、レスポール・ジュニア、ロックバンドGreen Day所属ビリー・ジョー・アームストロング氏のシグネイチャー・レスポール・ジュニアの3機種にはいずれも、このP-90 PROが搭載されています。
ブルースの新星ジャレッド・ジェイムス・ニコルス氏のシグネイチャーモデルは、オールマホガニーのボディにセイモア・ダンカン社製P-90ピックアップを1基備えた、新解釈のレスポール・カスタムです。

P-90 PRO ラップアラウンド・ブリッジには弦ごとの調整機能こそないが、オクターブ調整用の隆起が設けられており、正確なイントネーションが得られる。


Epiphone Les Paul Junior Demo
シンプルかつストレート。小細工に頼らないギター。

Les Paul Melody Maker E1

Les Paul Melody Maker 左から、Ebony、Pacific Blue、Heritage Cherry Burst、Sunset Yellow、Turquoise、Vintage Sunburst。

レスポール・メロディメーカーE1は、かつてないコストパフォーマンスを達成した、新デザインのレスポールです。軽量なポプラ製ボディとボルトオンネック、大きなピックガードといった仕様で材料や工程にかかる経費を圧縮しつつ、ピックアップはシングルコイルながらパワフルであり、豊かなカラーバリエーションもあって、気軽に楽しく弾けるギターになっています。

Power Players Les Paul

Power Players Les Paul Power Players Les Paul(Ice Blue、Lava Red)

パワープレイヤーズ・レスポールは、22.73インチの弦長と8分の7サイズのボディの小型レスポールです。いつでも自然に手にとりたくなるカジュアルなギターですが、ボディにはマホガニーを使用、オクターブ調整の隆起がつけられたラップアラウンドブリッジ、ピックアップそれぞれのボリュームとトーンを備える、ガチのレスポールです。ソフトケースとストラップ、ピックにシールドまでがセットになっているので、アンプがあればすぐに演奏できます。


Epiphone Power Players | Your First Forever Guitar

《旧モデル》2020年以前のラインナップ

エピフォンは2020年にラインナップを刷新し、「PRO」や「Plus Top」といった特別仕様は過去のものとなりました。次のページで紹介するのは刷新する前のモデルで、すでに生産は完了していますがデッドストックや中古市場で散見します。現行のラインナップとは特にヘッドの形状が違っており、旧モデルはヴィンテージ・エピフォンで採用されたデザインを継承しています。

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