フェンダー リード(fender lead)
1979 Fender Lead I
フェンダー・リードはフェンダー・カスタムショップのグレッグ・ウィルソンとジョン・ペイジの監修の下、1979年から1982年までという短期間に製造されたフェンダー・ストラトキャスターとフェンダー・テレキャスターのちょうど中間のようなモデルのエレキギターです。
ストラトキャスターより若干小さいロングスケールで、ストラトよりも深くまで切り込んだダブルカッタウェイボディが特徴的、ストラトキャスターと同様のネックとヘッドを持ち、ストラトキャスターのシンクロナイズド・トレモロではなくテレキャスターの固定ブリッジとボディ裏の弦留めを持ちます。
シングル/ハムとピックアップのサウンドの切替、シリーズ/パラレル切替と2つのセレクタースイッチを搭載、1つのピックアップで4通りのサウンドを出すことができるという多彩なサウンドバリエーションを誇ります。
当時のストラトキャスターの価格より安く設定され市場にも安価なものが出回っていますが、質は悪くなくギター初心者よりは中級者向けのエレキギターと言えるでしょう。最終的にフェンダーのフェンダー・ジャパンへの事業拡大時に、フェンダーのラインからフェンダージャパンのスクワイアJVモデルに1982年に置き換えられました。
リードのラインナップ
ハムバッキングピックアップ1基のLead I、シングルピックアップ2基のLead II、81年に2ハムバッカーのLead IIIが発表されています。IIIではセレクタースイッチを使うことで7種類ものサウンドを鳴らすことができます。
リードの主な使用ギタリスト
- エリック・クラプトン
- エリオット・イーストン(カーズ)
- ロジャー・ミラー(ディキシードレッグス)
- スティーヴ・モーズ(ディキシードレッグス)
- 大江慎也(ROOSTERS)
- カテゴリ: フェンダー ,
[最終更新日]2017/06/23