ギター博士とアンプ

ギターアンプの種類と選び方

[記事公開日]2024/03/29 17:52
[最終更新日]2024/03/29 17:52

ギターアンプ

「ギターアンプ」はエレキギターの音を出すための道具で、単に音を出す、あるいは音量を調節するだけでなく、エレキギター本体の音との組み合わせでギターサウンドを作る役割を持っており、「アンプも楽器の一部」と考えられています。そのためギターアンプがなければ、いかに高級なエレキギターであっても美しい音を奏でることができません。

ギターアンプは何を選ぶのか、そのアンプをどう使うのか、ギタリストにとって非常に重要な課題です。フェンダーやマーシャル、メサ・ブギーなどさまざまなブランドからいろいろなギターアンプがリリースされていますが、「楽器の一部」とういう立ち位置から、サウンドもさまざまです。「アンプの存在を無視して、良いギターサウンドを目指すことはできない」というのがエレキギターの常識です。
そんなわけで、ここではギターアンプに注目してみましょう。

そもそも、「ギターアンプ」とは?

「アンプ」は「amplifier(アンプリフィアー。増幅器)」の略称です。「ギターアンプ」は、本来非常に小さなエレキギターの信号を、ライブハウスに響き渡らせるほどでっかく増幅する、エレキギター専用のマシンなのです。オーディオなどで使用されるアンプは通常、送られてくる音をできる限りそのままの音質で増幅しようとします。ギターアンプはこれと異なり、さまざまなつまみで積極的に音を加工して個性的なサウンドを作り上げます。

エレキギターに繋ぐなら、ギター専用のアンプを用意しよう

世の中にはギターアンプの他に、ベースアンプ、キーボードアンプ、エレアコアンプ、オーディオアンプなど、使用する楽器や目的に合わせたさまざまなアンプがあります。ギターアンプはエレキギターに合わせて設計されたアンプなので、どんなエレキギターでも問題なく使用することができます。いっぽうベースアンプやキーボードアンプなどからでも音を出すことはできますが、エレキギターの良い音を出すのは困難です。「アンプは想定外の楽器で使うと故障させてしまう」と言われることもありますが、エレキギターとギターアンプの組み合わせで故障することはありません。

ベースアンプの種類と選び方 - ベース博士

六弦かなで

ギターアンプって本当に要るのかな?

ギター本体はあるけどアンプは持っていない。ライブの予定などまだ先で、練習するだけだからアンプはまだ早いんじゃないか、とお考えの人もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、エレキギターを弾く上では、ギターアンプは絶対に必要です。このテーマについてのQ&Aがありますので、ぜひ読んでみてください。
エレキギターするときアンプなしでも大丈夫ですか?

ギターアンプで音を出してみよう!

アンプで音を出す はじめてギターアンプで音を出したら、こんな顔になるかも...?

自分のギターアンプをお持ちの人は、実際にギターをつないで音を出してみましょう。次のページでは、アンプを使って音を出す手順やケーブルの繋ぎ方、音が出ないなどのトラブルの対策方法について紹介しています。これから初めて音を出すという人は、ギター博士と一緒にやってみましょう。

アンプで音を出してみよう!

ギターアンプの選び方

ギターアンプを手に入れる上で、どんなことに注意するべきでしょうか。さまざまな点から、ギターアンプの選び方を考えてみましょう。

1) 音量とサイズ

様々なサイズのギターアンプ 自宅用アンプの中にも様々なサイズのものがある。

ギターアンプは「楽器の一部」という考え方から「どんな音が出るのか」が重視されますが、電気製品は「電気的な性能」も考慮する必要があります。いちばん分かりやすい性能が、「どれだけでかい音が出せるか(出力)」です。出力は「消費電力」すなわち「ワット(W)」で表します。ワット数が大きければ大きいほど、でかい音を響かせることができます。ワット数に応じてアンプ本体のサイズも上下しますから、自宅練習用ならあまり大きすぎないもの、ライブで使用するのならある程度の大きさのものを検討しましょう。

ギターアンプのワット数って何?

2) 中古でもいいの?

新品の方が保証がしっかりしており安心なのは間違いありませんが、中古だと同じ予算でグレードを上げられる、または同じグレードで安く手に入るという大きなメリットがありますね。お店で買うのならば、各機能が完全に作動することが確認されているので問題ありませんし、期間は短くても保証が付きますから安心できます。しかしネットオークションなどでは、ギターアンプに関してある程度の予備知識が必要となってきますから、最初からはお勧めできません。

3) 練習で使うなら、まずは小型のギターアンプがオススメ

小型ギターアンプ

自宅練習を目的とした場合、バンドで鳴らすような大音量は基本的に使用しないことから、まずは数ワット~20ワットくらいまでの小型アンプを検討するのがいいでしょう。小型のギターアンプは練習用として作られることが多いですが、PA機器の進歩も手伝い、バンド内で大音量を必要としない場合も出てきたことから、小さいながら本気の音が出せる「ハイエンド小型ギターアンプ」も作られています。自宅練習でもスタジオ練習でも本番でも同じアンプで演奏できる、小型ギターアンプの世界を垣間見てみましょう。

おすすめの小型ギターアンプ徹底紹介!

clear

六弦かなで「初心者の人は家で練習するためにも小型のコンボアンプを1台持っておくといいよ♪」

4) 自分のギターとのマッチング

アンプも楽器の一部ですから、ギターが同じでもアンプが変われば音は変わります。ギターとアンプとのマッチングには「相性」という言葉が使用されます。相性の良い組み合わせだと良い音がする、という考え方です。特にアンプの歪みを使用する場合、これは重要な考え方です。

ギターとアンプの相性を考える

ギターアンプの種類

世の中にはさまざまなギターアンプがあります。ギターアンプはただでかい音を出すだけで飽き足らず、音色のバリエーションやPCとの連携など、時代が進むにつれてさまざまな機能が考案され、いろいろな姿のギターアンプが誕生しています。ここでその全てを網羅しきれないほどですが、ここではある程度一般的なギターアンプの種類を見ていきましょう。

1) スタックアンプ

スタックアンプアンプヘッドとキャビネットを組み合わせた「スタックアンプ」

「スタック(Stack)」は、「積み重ねたもの」を意味します。「スタックアンプ」は、その名の通りにスピーカー(キャビネット)の上に電気部分(アンプヘッド)を積んだものです。多くのステレオで見られるように、スピーカーは専用の箱に収まっているのが、もっとも理想的な姿です。ですからこのスタックアンプこそが、ギターアンプの本来の姿だと言っても過言ではないでしょう。しかも、とってもかっこいいですね!

アンプヘッド

アンプヘッド

「アンプヘッド」はプリアンプとパワーアンプをひとつにまとめた、スタックアンプの電気部分です。同一メーカーのキャビネットと組み合わせることを想定して作られていますが、あえて別のメーカーのキャビネットと組み合わせて「自分の音を作る」というアプローチも多く見られます。でっかい音でロックをやりたいなら、ぜひとも手に入れたいアイテムです。

ギター・アンプヘッドの扱い方


キャビネット

キャビネット

「キャビネット(キャビ)」は、スタックアンプのスピーカー部分です。スピーカーボックス(エンクロージャー)にスピーカー本体が収められています。電気部分を持たないために「完全に密閉できる」のが大きなメリットです。キャビネットごとに8オームとか16オームとかいった「抵抗値」が決められており、同じ抵抗値で信号を送れるアンプヘッドと組み合わせるのが正しい使い方です。

ギターアンプのキャビネットについて


小型真空管アンプヘッド

小型真空管アンプヘッド

近年の流行「小型軽量化」の波が、アンプヘッドの世界にも及んでいます。大きくて当たり前だったアンプヘッドが小型化されたことで、スタックアンプを所有するハードルがぐんと下がりました。このサイズゆえにライブ会場や練習スタジオへの運搬が容易ですが、自宅練習やホームレコーディングにも便利で、録音や練習に役立つ機能が備わっているものもリリースされています。

おすすめの小型真空管アンプヘッド


2) コンボアンプ

コンボアンプ 少し大きいけれど、大きく迫力のある音で鳴らすことができる。小型アンプに比べてサウンドも良好なことが多い。

「コンボアンプ」はプリアンプ/パワーアンプ/スピーカーを一台にまとめたギターアンプで、スタックアンプに比べて持ち運びが比較的容易なのが大きなメリットです。上述の小型ギターアンプもコンボアンプに分類されますが、一般的に小型モデルよりも大きいサイズのものを言い、音量も大きく迫力のあるサウンドが得られます。ギター博士も普段の動画撮影で使用しているのもこのタイプです。

キャビネットに電気部分を埋め込んだような設計ですが、特に真空管アンプの場合には、放熱用に空気が通るように作られるのが普通です。このため、スピーカーが完全に密閉されるスタックアンプとは異なった鳴り方になります。

おすすめのコンボアンプBEST 30 - SuperNice!ギターアンプ


ギターアンプの仕組み

電気製品の構造や使い方の話をすると、頭が痛くなるという人もいるかもしれませんね。しかしこれは非常に大切な知識ですから、ぜひしっかり身につけてください。

プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー

ギターアンプには、

  • 一つの箱に収まっているもの(コンボアンプ)
  • 2段、3段と積み上げていくもの(スタックアンプ)

などいろいろなものがありますが、ざっくり大まかな仕組みはだいたい共通しています。ギターから送られる信号は、ギターアンプの中で

  • 回路1)プリアンプ(音を作る)
  • 回路2)パワーアンプ(音を大きくする)
  • 回路3)スピーカー(実際に音が出る)

という3つの回路を順番に通過して、実際のギターサウンドになります。

ギター本体から送られてくる電気信号は、大変微弱なものです。「プリアンプ」はこれを受け止めてある程度の音量まで増幅し、つまみの操作で目的に合わせたギターサウンドを作ります。しかしこれはオーディオ機器に送るには十分な音量ながら、スピーカーを鳴らすためにはまだまだ弱いものです。「パワーアンプ」でこれをぐっと持ち上げることで、「スピーカー」からじゅうぶんな音量のギターサウンドが得られるのです。

真空管とトランジスタ

真空管アンプとトランジスタアンプ 左:マーシャルの真空管アンプ「DSL100H」のスタック
右:Rolandの大変有名なコンボタイプのトランジスタアンプ「JC-120」

プリアンプとパワーアンプそれぞれに、音を増幅させるところに何を使うかで、ギターアンプはざっくり二分されます。かつて増幅回路には「真空管」が使用されていましたが、やがて電気的な性能に優れる「トランジスタ」が発明されます。増幅回路にどちらを使用しているかで、

  • 真空管:真空管アンプ、チューブアンプ
  • トランジスタ:トランジスタアンプ、ソリッドステート

このように呼び分けられ、違いは音にもしっかり反映されます。

真空管アンプならプリアンプ/パワーアンプ両方に真空管が使用され、トランジスタアンプなら同じく両方にトランジスタを使用するのが普通ですが、その間を取ってプリアンプのみ真空管、というアンプも作られています。

真空管アンプとトランジスタアンプの違い

真空管/トランジスタ、それぞれ定番の常設アンプを使ってみよう

ローランドの「JC-120」ならびにマーシャルの「JCM2000」の両機は、全国の練習スタジオやライブハウスで見ることができる定番機です。バンド練習やライブでは、このようなアンプを使わせてもらうことができます。ですから自宅練習用に小型のアンプを持っておきつつ、出先でこうした定番ギターアンプをしっかり使えるようにしておけば、わざわざ自分のギターアンプを運搬しなくてもしっかり良い音を出すことができるというわけです。


コントロールについて知ろう

Marshall JCM2000のコントロール

Roland JC-40のコントロール 上:Marshall JCM2000の一部コントロール
下:Roland JC-40の一部コントロール

ギターアンプには、様々なつまみやスイッチがついています。シンプルな作りのものなら3つか4つ、複雑なものになると10個も20個もついていたりします。これらのつまみやスイッチを操作することで、目的のギターサウンドを作っていくわけです。アンプメーカーごとにいろいろな効果が得られる回路が作られていますが、まずはだいたいどのアンプでも共通している、基本的なコントロールを知っておきましょう。

歪みや音量を操作するもの

Gain、Volume、Master Volumeなどの名前が書かれているつまみを探してみましょう。どんなアンプであっても、少なくともこのうち一つは必ず付いているはずです。これらはすべて音量を操作するつまみですから、どれか一つがゼロになっても、アンプからは音が出なくなってしまいます。ではなぜ二つも三つも音量を操作するつまみがあるのか、それにはちゃんと理由があるのです。それぞれの役割を見てみましょう。

名称(読み) 機能
Gain(ゲイン) プリアンプ内部の音量を操作する。上げていくと歪みが発生し、ドライブサウンドが得られる。
Volume(ボリューム) 主としてパワーアンプへ送る音量を操作するつまみだが、パワーアンプからスピーカーに送る音量を操作する場合もある。
Master Volume(マスターボリューム) パワーアンプからスピーカーに送る音量を操作する。これが備わっておらず「Volume」つまみしかないギターアンプは、パワーアンプの音量が固定されており、プリアンプのボリュームつまみのみで音量操作する設計。

表:音量を操作するつまみの各機能

クリーンch/ドライブchなど、チャンネルを二つ三つ持っているギターアンプの場合、各チャンネルのボリュームで音量のバランスを取っておき、マスターボリュームで全体の音量を上下させる、というコントロールが基本です。

イコライザー(equalizer)

Treble、Middle、Bassといった名前の書かれたつまみを探してみましょう。シンプルなアンプならToneつまみ一個、ということもあります。これらは「イコライザー(EQ)」といって、高音域や低音域といった、難しい言葉で言うと「特定の周波数帯」の音量を上下させる装置です。音量を上げるのを「ブースト」、下げるのを「カット」と言うとかっこいいので、覚えておきましょう。これらの操作で、甘い音、鋭い音、重い音といった「サウンドキャラクター」を作ることができます。代表的なEQの機能を見てみましょう。

名称(読み) 機能
Treble(トレブル) 高音域(シャリシャリする成分)を操作する。
Middle(ミドル) 中音域(温かみを感じる成分)を操作する。ハイミッド/ローミッドのように二つに分けているものもある。
Bass(ベース) 低音域(ドン、と来る成分)を操作する
Presence(プレゼンス) 超高域(チリチリする成分)を操作する。通常「ゼロ」で使用するが、音の抜けを向上させるために恐る恐る上げて使う。
Tone(トーン) ギター本体のトーンと同じで、高音域を徐々にカットする。設定「10」で全開。

表:代表的なEQ一覧

これらも音量を操作するつまみなので、全部ゼロにすると音が出なくなってしまう場合もあります。中音域をカットして「ドン(低音域)」と「シャリ(高音域)」を強調したサウンドを「ドンシャリ」と言い、ヘヴィミュージックを中心に多用されます。

各種スイッチ

「Power」や「I/O」と書かれたスイッチはアンプの主電源ですが、それ以外のスイッチが備わっている場合もありますね。複雑な設計のアンプだとつまみにスイッチが仕込まれていて、つまみを引くと隠し機能が発動するなんていうものもあります。代表的なスイッチをいくつか見てみましょう。

名称
Power、I/O 主電源。電源を入れるときは、ボリュームやマスターボリュームをゼロにしておきましょう。
Standby 真空管アンプを持っている人にとっては超重要(後述)。
Bright 高域を立ち上げて音をブライトにする。
Channel Select 二つ以上チャンネルを備えるアンプの、チャンネル切り替え。
Drive ディストーション回路のON/OFF

表:ギターアンプにつけられる代表的なスイッチ

こうしたスイッチ類は各社各様で、チューナーやエフェクターを起動させたり、設定を記憶させたり、スピーカーから音が出ないようにしたりするなど、いろいろなものが考えられています。

「Standby(スタンバイ)」スイッチについて

ほとんどの真空管アンプは、「Power」と「Standby」の二つのスイッチで起動します。これを面倒くさいと感じるユーザーもいるでしょうが、これにはちゃんとした理由があるのです。真空管アンプを使う時には、二つのスイッチにどんな意味があるのかしっかり覚えておきましょう。

名称 機能
Power、I/O 真空管に電流を送り、温めるスイッチ。充分に温まる目安は30秒。真空管は冷めていると起動しないし、冷えている時に働かせると寿命が縮まる。
Standby 真空管以外の電源。起動するときは、真空管を温め始めてから30秒以上は間隔を空ける。

表:真空管アンプの二つのスイッチ

真空管アンプを起動させる手順は

  • 1) 両スイッチ「OFF」を確認。
  • 2) Powerを「ON」にし、30秒以上待つ。
  • 3) Standbyを「ON」にすると、音が出るようになる。
  • 4) 電源を切る時は、Standby、Powerの順。

と決められています。

シールドを抜き差しする時にはスタンバイを切ってから行うのですが、この間も真空管は熱せられているわけですから、すぐまた音を出すことができます。真空管は暖めるのにどうしても時間がかかります。一応の目安は30秒なのですが、この時間をもっと長くとるギタリストも珍しくありません。シールドを抜き差しするたびに何十秒も待たされてしまっては、時間がもったいないですよね。またこの設計は、真空管にかかるダメージを軽減させる効果もあることから、このスタンバイスイッチの使い方を心得ておくと、真空管を長持ちさせることができます。

センド/リターンについて

Roland JC-120Roland JC-120 背面に設置されているセンド/リターン

ギターアンプには「センド/リターン(エフェクトループ)」が搭載されているものがありますが、ここにエフェクターを接続すると、ギターアンプの性能を十分に発揮することができます。

  • センド端子:プリアンプからエフェクタに信号を「送る(Send)」
  • リターン端子:エフェクターからパワーアンプへ信号を「返す(Return)」

アンプの歪みを使用する場合、コーラスやフランジャーなど「モジュレーション系」、またリヴァーブやディレイなど「空間系」は、プリアンプの後に配置した方が良好なサウンドになります。センド/リターンを利用すれば、アンプの歪みを活かしたまま、美しいエフェクトサウンドを出すことができるわけです。

アンプについてより詳しく

ギターアンプは電気製品ですから、こだわろうと思ったら電気的な知識が必要になります。ギターを自分の好みで改造する人がいるように、アンプについても自分の好みで改造してサウンドを向上させたり、また便利な機能を追加したりする人も、多からず存在します。アーティストのスタッフにはエレクトロニクスの専門家もいて、アンプやエフェクターのカスタマイズまで行うのも珍しくありませんから、興味があれば、こっちのディープな内容にもぜひ踏み込んでみてください。

レビュー

インタビュー

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