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PRS S2シリーズについて

PRS S2

ポール・リード・スミス(以下、PRS)の「S2」は、「これまで手が届かなかったユーザーにUSA製のPRSを届ける」ことをコンセプトに開発された、PRSの価格を抑えたグレードです。それ以前に発表されて好評を博しているSE(韓国製)より一ランク上という扱いになっており、木材のグレードやパーツの機能などで差別化されています。人気のCustom 24など上位機種を踏襲したモデルが人気ですが、S2にしかないモデルもあり、このグレードの存在意義を発揮しています。

弾きやすくサウンドバリエーションが豊かでどんなジャンルにも対応できるという基本姿勢はそのまま継承、中域が適度に存在感を主張する聴きやすいトーンも継承した上で、木材の選定やボディトップのデザインと工程を見直し、またカラーリングをシンプルなものに絞り、ネックグリップを全モデル共通にするなどの企業努力により、標準(世間的には高級)グレード(=コア・モデル)と同じ工房で生産されていながら、求めやすい価格を実現しています。

S2の特徴

S2専用ロッキングチューナーS2専用ロッキングチューナー

廉価版と言えど開発に全く手を抜かず、個性と魅力のあるモデルを発表するのがPRSのアイデンティティと言えるでしょう。S2には全モデル共通してこのグレード専用のS2専用ロッキングチューナーが搭載されるほか、多くのモデルで専用に開発されたピックアップが採用されています。全モデル2ハムバッカー仕様ですが、トーンポットにコイルタップ用のスイッチが仕込まれており、サウンドのバリエーションがしっかり確保されています。

また、ボディトップの立体的なカットですが、6弦側は緩やかな角度で面積を広めにカット、1弦側は急な角度で幅を狭くカットするというS2専用の「非対称ベベルド・トップ」が全モデル共通スペックとして採用されており、このグレードの大きな特徴になっています。このボディトップにはそのままピックガードを貼付けることが可能で、PRSのラインナップの中ではこのグレードのみ、ピックガードのあるモデルがリリースされています。ちなみにSEのベベルドトップは左右均等にカットしており、外観上の区別がはっきりしています。

S2のラインナップ

S2のデビューは2013年でまだ日が浅いのでラインナップはそれほど多くありませんが、今後の展開が大いに期待できます。

コア・モデルを継承したモデル

S2 Custom 22/S2 Custom 24

s2-custom24 S2 Custom 24

オールマホガニーボディだったPRS Standardシリーズのボディ・トップに模様の美しいメイプルを貼付けたCustomシリーズは、多くのユーザーに愛されておりPRSを象徴するモデルになっています。

PRS Custom 24
上記リンク先でも紹介していますが、Custom 22とCustom 24とは単にフレット数が違うだけでなく、ボディのシェイプにも違いがあり、個性の違う楽器になっています。
S2 Custom 22はカバードの「#7」ピックアップを採用しており、どっしりとした落ち着きのある風貌になっており、より伝統的なサウンドに方向付けられています。セミホロウモデルも用意されていますが、こちらはより軽量なボディで甘いトーンが得られます。
対するS2 Custom 24では、59/09に変更となった2011年以前のPRS Custom 24で採用されていたピックアップ、HFSトレブル(リア)とヴィンテージ・ベース(フロント)をS2向けにアレンジしたものが採用されており、パワーの十分あるハッキリとしたサウンドを持っています。

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S2 Standard 22/S2 Standard 24

S2 Standard 24 S2 Standard 24

名機Custom 24のベースとなったStandardシリーズですが、S2ではオールマホガニーボディにピックガードを合わせた仕様となっており、ピックガードモデルの少ないPRSのラインナップの中で異彩を放っています。ボディ形状はS2 Customシリーズと同じですが、ピックガードがあるお陰で全く違った印象になりますね。
ピックアップについては、S2 Standard 22は「#7」が、S2 Standard 24ではS2用にアレンジされた「HFS」、「ヴィンテ−ジベース」が搭載されているなど、ボディ以外は上記Customシリーズと同一スペックとなっています。

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S2 Singlecut / S2 Singlecut Standard

S2 Singlecut S2 Singlecut、セミホロウ・モデルなど

コア・モデルにラインナップされている「SC245」に近いモデルのS2 Singlecutシリーズですが、SC245のネックスケールが24.5インチであるのに対してこちらはPRS標準の25インチ、ブリッジはSC245がチューン・O・マチックタイプであるのに対してこちらではバー・ブリッジになっているなど、仕様に大きな違いがあります。
S2 Singlecutは22フレットで「#7」ピックアップを搭載、マホガニーボディにフレイムメイプルが貼られています。S2 Singlecut Standardは同じ仕様でボディがマホガニーで、レスポールタイプのギターでは珍しくボディの大部分を覆うピックガードが付けられています。このことから、このモデルはS2 Custom 22及びS2 Standard 22の仕様をベースにしてレスポール的なルックスにアレンジしたギターだと言ってもいいでしょう。
シングルカッタウェイモデルはダブルカッタウェイモデルに比べて、ボディから出ているネックの長さが短くなります。これによりネック剛性がアップし、弦振動にコシや張りが加えられる傾向にあります。S2 Singlecut ではメイプルトップのセミホロウモデルもリリースされています。

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S2独自のモデル

S2 Mira

S2 Mira

サンタナモデルのように左右対称に近いボディのシルエット、シンプルなピックガードモデルというコンセプトで開発されたMiraは、2007年にレトロな雰囲気を持つ新しいコンセプトのコア・モデルとしてデビューしました。現在ではS2独特のモデルという扱いで、セミホロウモデルもリリースされています。
楽器本体はマホガニーボディにバー・ブリッジという仕様で、ボディが薄く軽量であることから、ある意味レスポールに対するSGスペシャルのような位置を連想させます。
ピックアップはMira専用に開発されたもので、リアはリッチできらめくようなトレブルと引き締まった低音を持っており、一方フロントではややダークな印象になるように設計されています。優等生なトーンを身上とするPRSにしては珍しく、トレブルがやや暴発するように設計されておりアクの強さを感じさせますが、歪ませた時にガツンと主張してきます。

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S2 Starla

S2 Starla

シングルカッタウェイのマホガニーボディにビグズビーをマウントすることで、PRSの現代的で洗練されたイメージを一転させたレトロな雰囲気のあるモデルです。ビグズビー搭載モデルはPRSのラインナップでは唯一の存在であり、ひときわ存在感を主張しています。
ピックアップはStarla専用に開発されたもので、中域が心地よいPRSのトーンを維持しつつ出力を若干抑えており、プレイヤーのタッチがより生きるようになっています。激しく歪ませるより、ピッキングのニュアンスを活かすセッティングでブルーズやロカビリー、ロックンロールをプレイするのが似合いそうですが、もちろんどんなジャンルにも対応することができます。

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