エレキギターの総合情報サイト

《超小型で便利なヘッドホンアンプ》Fender「Mustang Micro」

Fender Mustang Micro

フェンダー「Mustang Micro(ムスタング・マイクロ)」は、実績ある「Mustang」アンプシリーズの高品位なサウンドを継承した、超小型のヘッドホンアンプです。ギターに直接つなぐので場所を取らず、ヘッドホンを使うので音の問題を気にすることもありません。いろいろなサウンドがカンタンに手に入るほか、PCとの連携でレコーディングや配信まで視野に入れられます。そんなわけで、今回はこの超小型ヘッドホンアンプ「Mustang Micro」に注目していきましょう。


Fender Mustang Micro 超小型で便利なヘッドホンアンプ!サウンドチェック、パソコンに繋いで録音、オーディオインターフェイスとしても使ってみた! - ギター博士
この小さな本体から出しているとは信じがたい、高品質でバリエーション豊富なサウンドが得られます。

「Mustang Micro」の特長

ギター本体に直接つなげるタイプのヘッドホンアンプは、アンプやPCなど外部のデバイスとつなぐケーブルから解放されることが第一のメリットです。「Mustang Micro」はここに、幅の広いサウンドバリエーション、レイテンシー(遅延)を感じさせない反応の良さ、録音や配信に利用できる各調整まで盛り込んでいます。その機能や特徴を、「本体」「サウンド」「拡張性」という三つの視点から見ていきましょう。

《本体》軽量かつ高級感のある作り

プラスチック製の本体は約50グラムと軽量で、鈍く光るマットな仕上げは高級感があります。裏面はギター本体と接触することから、2本のクッションが貼り付けられています。

大きなボリュームコントロール

Mustang Micro

本体正面に配置されたダイヤルは、ヘッドホンの音量です。ユーザーが最も操作するであろう重要な機能をいちばん操作しやすいところに持ってきて、サウンドの調整などその他の操作系は本体の側面に配置されます。

ほとんどのギター/ベースに取付けられる

ギターに差し込むプラグは270度回転させられることもあって、ほとんどのギター/ベースに装着できるほか、ギター側面にジャックのあるギターでも大きく飛び出すことなく取り付けられます。

4時間の連続使用が可能なリチウムバッテリー

内蔵のリチウム電池は、タイプCのUSBケーブル(付属)を使って充電します。フル充電すれば、音量を上げて使ったとしても4時間、音量を下げ目で使えば最大で6時間の連続使用に耐えられます。

取扱説明書はオンラインで

パッケージに記載された簡単な説明だけ読めば、「Mustang Micro」は感覚を頼りに使用することも可能です。しかしアンプやエフェクターの設定など詳しい内容を知りたい人は、オンラインで説明書を読むことができます。

Fender「Mustang Micro」取扱説明書(PDF)

《サウンド》かんたん操作でいろいろな音が得られる

小型で多機能な「Mustang Micro」ですが、極限まで追い込んだシンプルかつかんたんな操作も大きな特徴です。音作りに悩むことなく、ギターの演奏を楽しんでほしい、という考えがあるからです。そのため音作りは本体の操作で自己完結し、スマホアプリなどで作り込むようなこともありません。

ではどうやって音を作るのか、だいたいどんな音があるのかを見ていきましょう。

「+と-」のスイッチでカンタンに音作り

Mustang Micro:コントロール

「Mustang Micro」の音作りは、本体側面に並んでいる「+と-」のスイッチで行います。AMP(アンプ)12種、EQ(イコライザー)5段階、EFFECTS(エフェクター)12種、MODIFY(エフェクターのかかり具合)6段階それぞれを順番に呼び出していきますが、各設定が番号ではなくLEDの「色」で表示されるのがフェンダーらしい、面白いところです。各スイッチの設定は本体に保存されるので、電源を切っても切る前の状態から演奏できます。

本体付属カードは、これら各設定の色と意味がまとめられているのでたいへん便利です。

Mustangシリーズを継承する、12種類のアンプ

Mustang Micro:アンプモデル

「AMP」スイッチの操作で、ほぼ歪んでいないクリーン設定4種、程よく歪んでいるクランチ設定3種、激烈に歪んでいるハイゲイン設定4種、そしてアンプを通さないダイレクト設定まで、順番に切り替えられます。モデルにしているアンプはフェンダー社のものだけではなく、VOMやMarshall、EVHなど多岐に及びます。あくまでもシンプルな操作を意識しているため、それぞれのアンプに対して歪みの量は固定されています。

5段階のEQコントロール

アンプの歪みは固定ですが、「EQ」の操作でサウンドキャラクターを変化させることができます。これはギターでいうトーン回路のような効果があり、白いLED(フラット)を中心に、マイナス方向に「ダーク設定」が2段階、反対にプラス方向へ「ブライト設定」が2段階あります。

12種類のエフェクターは調整もできる

Mustang Micro:エフェクト

「EFFECTS」の操作で、リバーブ、コーラス、フランジャー、ディレイなど、多彩なエフェクターを順番に呼び出すことができます。なお、総てのエフェクターに何らかのリバーブが追加されます。これらエフェクターに対し、「MODIFY」の操作でバイパスから最大限のかかり具合まで、6段階の調整が可能です。モジュレーションやディレイのバイパス設定でもリバーブは残るので、アンプの音だけ欲しい場合には、リバーブを選んでからバイパス設定にします。

《拡張性》PCやスマートデバイスとの接続

USB端子

単体でも楽しめる「Mustang Micro」ですが、PCやスマートデバイスと連携させることができ、より深く楽しむことが可能です。付属のUSB-CケーブルでPCに連結することで、ファームウェアのアップデートもできます。

Bluetooth接続によるストリーミング再生が可能

Bluetoothオーディオに対応しているので、スマートフォンやタブレット、PCとBluetooth接続することで、音楽や動画に合わせて練習することができます。「Mustang Micro」本体のボリュームノブは全体の音量を操作するのみなので、ギターとオーディオとの音量バランスはオーディオ側の音量操作で調節します。

PCにUSB接続し、オーディオインターフェィスとして使用できる

「Mustang Micro」にはオーディオインターフェイスの機能もあり、録音や配信に使用できます。この機能はMacとWindows10に対応しており、Macならば挿すだけ、Windows10では無料の「ASIO4ALL」ドライバをインストールすれば使用できます。ストレスなく使うためには、接続に使用するUSBケーブルはギター用のシールドと同じくらいの長さ、だいたい3メートルくらいのものを使用すると良いでしょう。

万が一、Windows10のDAW上でMustang Microが認識されていない場合の対処法

1)Mustang MicroをPC に接続。

2)「スタート」→「設定」→「システム」→「サウンド」と進む。

3)「サウンドの設定」→「入力」→「入力デバイスを選択」と進む。

i)「Mustang Micro」が表示されたら、選択。
ii) 「Mustang Micro」が表示されなかったら、その下の「トラブルシューティング」を実行。
→「Mustang Micro」が追加される。


ヘッドホンアンプ

以上、フェンダーのヘッドホンアンプ「Mustang Micro」の特徴を見ていきました。本体のみで音作りができ、手軽に良い音が得られるので、音作りをこれから覚える人でも安心して使えます。また、いちいちアプリを起動するのが面倒な人、手に取ってすぐに弾きたいという人にもお勧めです。ぜひチェックしてみてください。

ギター博士

ギター博士「このサウンドがどこでもヘッドフォンから出力可能。いろいろな場所での練習やサウンドチェックができるっていうのは便利ぢゃな!!自宅練習(深夜練習)、アンプで音を鳴らしての練習は大切なので、ヘッドフォンやイヤフォンで音がモニタリングできるMustang Microは役立つゾ!自分の部屋だけでなく、リビング、旅先でも練習したいっていう人にも、おすすめぢゃよ♫」