エレキギターを弾き終えた後に、ギターを何年も綺麗に保つためにしておいたほうが良いことはありますか? – (2011/7/25)10~19歳 男性(高校生・中学生・小学生)
エレキギターは材料の多くが木材で出来ていて、木でできている他の楽器と同じように湿度に影響される、見た目とは裏腹にデリケートな楽器です。普段の保管方法によってコンディションが大きく変わることにもつながるので、どのように保管すればよいかを知っておくことは良いことですね。
ギターを綺麗に保つための方法をいくつか紹介します。
まずはギター弦のお手入れです。エレキギター弦は金属で出来ていて湿気や汚れに弱く、練習した後、弦についた汗や汚れを拭かないでいると錆びやすくなっていまいます。いつかは錆びてしまうものですが、練習後はギタークロスでこまめに拭くことで弦を錆びにくくすることができます。
弦を拭くついでにボディについた汗や埃も拭いてあげると良いでしょう。
ギター・クロスの使い方
弦交換のついでにキレイに拭いておく
古く錆びた弦を張りっ放しにしているとコンディション的にも良くありませんし、チューニングしても音程が合わなかったりオクターブチューニングがずれていくなど演奏面にも影響が出ます。弦が錆びてきたと思ったらまめに交換しましょう。
通常のギター弦を使っている場合は月1回程度の弦交換が良いでしょう。エリクサーなどのコーディングが施された弦だと3,4か月も長持ちします。
弦交換の際には、フレットにこびりついた垢を落としたり、ヘッド・ピックアップガード部分をクロスで拭いたり、弦が張ってある状態では掃除できない部分を綺麗にしておくと尚良いと思います。ポリッシュなど専用のメンテナンス道具の使用を用意しておくことも良いですね。
ポリッシュを使ったギターのお手入れ
ネックに負荷がかかりすぎると、ネックの反りが生じてしまいます。楽器店などでは弦を緩めた状態で吊るされていたりします。「1か月以上など長期間ギターを弾かない場合は少し緩めておいたほうがいい」という意見もある一方で、実際にギターを作る側の人からは
一概には言えないものの、毎日弾いているなら特に弦を緩める必要はない(弱いネックの場合はこまめに弦を緩めないと反ってしまう) – ラムトリックカンパニー竹田豊氏
組み込みの時にギターに命を与える:Sonicギター訪問インタビュー
弦を張っている状態が、ギターの安定している状態 – VINCENT小川浩司氏
【カフェとギター】VINCENT訪問インタビュー
という意見もみられます。
いつもレギュラーチューニングに合わせていたギターを、半音下げチューニング/ドロップDチューニングと別の音程に頻繁に変更することはあまりしないほうがいいかもしれません。チューニングの変化によってネックに負荷がかかり、ネックの反りを生みやすい状態ができてしまいます。
ネックに余計な力を与えないためにも、寝かせて置いておくのではなくギタースタンドにおいておくのが良いでしょう。
ギタースタンドの選び方とオススメの製品
ギターは主に木でできているので、特に湿度による変化に影響されやすい楽器です。湿度が高すぎても低すぎても駄目なんですよね。ですので、日光が照りつける室内に置くのはご法度。梅雨など湿度が高い日に窓際に置いておくのも、湿度が入り込み影響を受けやすいのでNG。窓から離れた場所に置くのがいいでしょう。
何ヶ月も弾かずに置かれたギター、ギターケースにしまいっ放しのギターでは状態が悪くなることが多いです。ですのでギターは定期的に弾いてあげることが大切です。「綺麗に保つ」ではなく「いい音に保つ」ために必要なことです。
季節の変わり目や、弦の太さを変えた時にはネックの状態に注意が必要です。
新品のギターは購入してから最初の一年は木部が膨張や伸縮によって動くことがあり、特に梅雨時期が終わる頃になると大きく動くことがあります。最初の1年〜3年の間は、梅雨明けのタイミングで専門家にメンテナンスに出すというのは一つの手です。新品から3年ほど経つと落ち着くようになってきます。
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