ギタースタンドの選び方とオススメの製品

[記事公開日]2015/11/29 [最終更新日]2018/6/30
[編集者]神崎聡

ギタースタンド

「ギタースタンド」はギタリストに欠かせないアイテムです。ギターを壁に立てかける、あるいは床に置いて放置してしまうと、ギターの命とも言えるネックに負荷が掛かります。それが原因でネック反りなどの変形が起こる訳です。

専用のギタースタンドに立てかけることで、ネックへの負荷を最小限に抑えることができます。大切なギターを長く使い続けるためにも、専用のスタンドは必ず用意しておきましょう。ここではそんなギタースタンドの選び方とオススメの製品を紹介します。

ギタースタンドを選ぶポイント

スタンドを選ぶ際には以下のポイントを意識してみましょう。

  • スタンド本体の安定感
  • 大きさ
  • 種類

スタンド本体の安定感

本体の安定感は最も重視すべきポイントです。少し揺らすだけでガクガクと動く不安定なスタンドは使わないようにしましょう。しっかりとした作りで適度に重量のある製品を選ぶと良いです。

スタンドの大きさ

ギタースタンドは一見コンパクトですが、「実際に設置してみると意外とスペースを取る」ものです。最小限のスペースに留めたい方は折りたたみタイプのスタンドを選ぶのが良いでしょう。逆に十分なスペースを確保出来る方は複数のギターを設置できる複数台立てかけタイプ(後述)のスタンドを選ぶのも手です。

スタンドの種類

ギタースタンドは大きく分けて

  • 立てかけタイプ
  • 吊り下げタイプ
  • 複数台立てかけタイプ
  • 壁取り付け/網掛けタイプ

の4種類に分けられます。

立てかけタイプ

立てかけタイプ
「立てかけタイプ」は最もオーソドックスなギタースタンドで、価格もリーズナブルなのが特徴です。Vシェイプを除くほとんどのエレキギター/アコースティックギターを立てかけることができます。ゴムの素材によっては、ツルツルと滑り安定感に欠けるものも存在するので、質がいいものを選んだ方が無難です。

吊り下げタイプ

吊り下げタイプ

「吊り下げタイプ」はギター本体を立てかけるのではなく、ネックを吊すようにして設置します。安定感が高く、4種類のスタンドの中で最もネックの変形リスクが少ないとも言われています。またVシェイプや変形ギターなど特殊な形のギターを立てておくことができる唯一のスタンドなので、変形ギターを所有している人にはマストアイテムです。

複数台立てかけタイプ

複数台立てかけタイプ

「複数台立てかけタイプ」は、文字通り複数のギターをスタンド一台に設置できるものです。所有ギターの本数が多くなるにつられてギタースタンドを増やしてしまうと、スタンドだけで場所をとってしまう様になります。複数立てかけタイプがあればスッキリと収納できるため、5本以上のギターを持っている人には圧倒的にオススメです。
ちなみに、ラッカー塗装のギターを使用している方は、本体が直接触れる部分にギタークロスやスタンドブラを敷いて保護するようにしましょう。

壁取り付け/網掛けタイプ

壁取り付け

壁取り付けタイプは壁にネジ留めをして固定するホルダーです。自室でスペースを確保できない方、ギターをインテリア感覚で設置したい方にオススメです。賃貸などにお住まいで、壁に穴を空けられないという方は、パネルに引っかける網掛けタイプを選ぶと良いでしょう。

オススメのギタースタンド

HERCULES STANDS GS414B

HERCULES STANDS GS414B

頑丈で安定性の高い「吊り下げタイプ」のギタースタンドの人気モデル。適度に重量があり、少し揺らしただけではビクともしません。最大の特徴はギターやベースのネックをしっかりと掴むAGS(オートグラムシステム)で、楽器の自重を生かして適度に締まるように作られています。完全なぶら下がり状態になるものの、AGSによって滑り落ちることはありません。

ゴムが、ギターにあたる部分に使用され保護します(ラッカー塗装のギターを立てかける場合は、ボディが触れる部分にギタークロスなどで保護をする必要があります)。

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ULTIMATE GS-100 / GS-1000PRO

ULTIMATE GS-1000PRO

プロからアマチュアまで、多くのミュージシャンから高い評価を得ている「吊り下げタイプ」のギタースタンドです。110cmまでのギターおよびベースに対応し、折りたたみが可能なので使わない時は収納しておくことができます。

ちなみに、上位モデルにGS-1000PROがありますが、二つの違いは吊り下げ部が自動ロック式になっているかどうかです。どちらの製品もギターの自重で安定して吊り下げるので、お好みで選ぶと良いでしょう。

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OHASHI G450N

OHASHI G450N

あらゆる形状のギターおよびベースに対応する「吊り下げタイプ」のギタースタンドです。本体は金属製で耐久性が高く、作りもしっかりしています。吊り下げタイプのスタンドは様々ありますが、この製品はほぼ垂直にギターを吊り下げるため、ネックへ負担が殆ど掛からないのが魅力です。ギタースタンドとしては比較的高価なものの、導入すれば大切なギターを安心して使い続けることができるでしょう。

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K&M 17685

K&M 17685

エレキからアコースティックまで、ギターの厚みに合わせて調節可能なサポートアームを搭載したスタンドです。折りたたみができ、比較的シンプルな構造となっていますが、本体の安定感は抜群です。ギタースタンドの定番として、世界中のプロの現場で使われています。

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K&M 17590 WAVE 20

K&M 17590 WAVE 20

立てかけタイプのコンパクトなギタースタンドです。近未来的なデザインであり、それでいて折りたたみができるのでスペースも取りません。リーズナブルな価格ですが安定感も高く、ボディだけで支えるのでギターに負担が掛からないのが魅力です。自宅での使用はもちろん、携帯してライブで使うのも良いでしょう。

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K&M 16280

K&M 16280

シンプルな壁取り付けタイプのギターハンガーです。壁と並行に吊り下げることで、ネックへの負担を軽減します。デザイン性の高いギターを吊して室内のインテリアにするのも良いでしょう。取り付け用のネジは付属していないので注意してください。

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複数台のギターを立てかけたい人にオススメ

HERCULES STANDS GS525B

HERCULES STANDS GS525B

一台で5本のギターあるいはベースを立てかけられるスタンドです。一般的な立てかけタイプのギタースタンドとは異なり横に立てかけるので、ネックへの負担が軽減されるのが特徴です。オプション品で立てかけられる本数を増やすことができ、拡張性に優れているのも魅力と言えるでしょう。ちなみに、組み立て時の寸法はW100×H64×D50となっています。

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K&M 17515B

K&M 17515B

ギター博士が普段使っているギターを立てかけているスタンドが、K&M の5本用ギタースタンド「17515B」です。1本置くスペースを広く確保してあるので、エレキギターだけでなくフルアコ、アコギも置けます。ベース部分のサイズは996x335mm、折りたたみ式で使わない時はコンパクトに収納しておくことができます。シリコン素材によってギターを置いた時の安定感も良好です。

K&M 17515B_2 フェンダー系のギターなら1つのスペースに2本置いておける

「17515B」には1つのスペースに2つのホルダーが装備されているため、ソリッドボディのような薄いギターだったら2本立てかけることもギリギリ可能となっており(写真のギターも2本の間にギリギリ距離があります)、やろうと思えば最大10本のギターを保管しておくことができます。ギターの本数が増えて置き場所に困っている人に最適なギタースタンドです。

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