身近にある材料で、緩くなったストラップピンを固定する
ストラップをつけて立ってギターを弾き続けるうちに、ストラップのエンドピンの止めビスが緩くなってストラップが外れやすくなってしまった。こんな悩みを持っている人がいるのではないでしょうか。これはボディ材が柔らかいギターに起こりやすい現象です。ステージやリハーサルで激しくアクションしながらギターを弾いているうちに、ストラップピンの穴が削れて大きく広がってしまうというのが原因です。
大きくなってしまったストラップピンの穴は、他の木材で補填することでしっかりと固定することができます。このページでは身近にある材料、爪楊枝を使って補填する方法を紹介します。初心者の人も是非チャレンジしてみてください。
用意するもの
- つまようじ:補填する木材
- 木工用ボンド:補填する木材を固定するのに使います。
- プラスドライバー:ストラップピンを外すのに使います。
作業の流れ
ストラップ、ストラップピンを外す
プラスドライバーを使ってピンを外します。ピンを外す時、ネジの溝が削れてしまうと外しにくくなってしまいます。ねじに対してドライバーを丁寧にあてましょう。
つまようじを適当な長さに切る
つまようじはピンの穴を埋める木材として利用します。ピンの溝の深さぐらいの長さにカットしましょう。
切ったつまようじに木工用ボンドを塗る
穴の内部でつまようじとボディ材が固定するようにボンドを塗ります
ストラップピンを元通りにつける
外したストラップピンを元通りネジで固定して完成です。つまようじが入っている分少しキツくなっていますので、ネジ締めの際は締めすぎないように注意しましょう。
ネジ穴は、最初に入れた螺旋を使い続けると、もつ
ネジを一旦外して、再度締め込む際に、最初に切った螺旋と違うところに螺旋を切っていってしまうと、それを何回かくり返していくうちにネジ穴がぼそぼそになってしまうんですが、一番最初に入れた螺旋をずっと使い続けられれば、もつんです。
究極の一本を作るアプローチを常に探求していく:Freedom CGR訪問インタビュー
- カテゴリ: ギター メンテナンス ,
[記事公開]2013年8月22日 , [最終更新日]2019/08/15