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ミュートの練習

ミュートは音を弱める奏法のことです。ミュートは「フレーズに必要ない無駄な弦の音を出さない」ようにするために必要な技術であり、音色に強弱をつけるためのアクセントにもなるというなかなか奥深い技術であり、高度な技量を必要とする重要な奏法です。

ミュートは奥が深い?!

コードストロークなど和音を演奏する場合、コードの構成音以外の音(開放弦とか)まで一緒に鳴らすとコード感があいまいになり、「おいおい何弾いてんのかわかんね~よヘタクソ」てな具合になりますので、こういった場合ミュートがしっかりできているかが問われます。 70年代の伝説的ハードロックバンドであるレッド・ツェッペリンのギタリスト「ジミー・ペイジ」は、ライブでのギター・ソロ時にミュートが甘く、しばしば他の弦のノイズが出てしまうことがありました。ジミー・ペイジは(特にライブでは勢いを重視し)丁寧に弾くタイプのギタリストではなかったため、(スーパーギタリストにもかかわらず)一部の評論家からは「下手クソ」と酷評されていました。ギター初心者・上級者問わずミュートがいかに難しいかがわかるエピソードです。

このページでは様々なシチュエーションでのミュートについて解説していきます。

ブリッジミュートについて

ブリッジミュートはブリッジより少しネック側付近の弦の上に右手(ピッキングの手)側面を乗せるように触れ、通常のピッキング時よりも出音を抑える奏法です。低音を強調した太く重量感のあるサウンド効果を生み出し、リフやバッキングを弾くときに用いられます。

ブリッジミュートのコツ

完全に音が消えない程度に、右手(ピッキングの手)は力を入れす弦に触れるのがポイントです。またミュートのかかり具合は右手(ピッキングの手)をリア寄りにするかフロント寄りにそえるかで調節します。ピッキングによってエッジを効かせ方を調節し、リフに表情をつけると良いでしょう。

ブリッジミュートの練習

#1 ギター博士のテーマ – ギター博士の30日間ギターチャレンジ
ギター博士のテーマ:Tab譜

1小節目、3小節目のそれぞれ3,4拍目のフレーズがブリッジミュートのフレーズです。
ギター博士の30日間ギターチャレンジではこの他にもブリッジミュートが登場する練習曲がいくつかあるので、気になる人はチェックしてみてください。
ギター博士の30日間ギターチャレンジ

「余計な音を鳴らさない」という意味でのミュート

これが一番難しいかもしれません。
ギター・ソロの時、コードのブラッシング、アルペジオの爪弾き、どのような状況でも本来弾くべき音以外の音が混じっていると気持ちよく聞こえないものです。
これらの音をしっかりカットする意味でもミュートはしっかり練習しておきましょう。

パワーコードでのミュート方法

パワーコードのミュートのやり方【ギター博士流】

6弦/5弦/4弦ルートそれぞれのパワーコードでのミュート方法について、動画ではギター博士のやり方を紹介しています。以下それぞれの場合のミュートの指使いです(画像はクリックで拡大)。

6gen-mute

6弦ミュート
人さし指、小指の腹で1,2弦をミュート

5gen-mute

5弦ミュート
中指の腹、人さし指の先で6弦をミュート
人さし指、小指の腹で1〜3弦をミュート

4gen-mute

4弦ミュート
中指の腹で5,6弦をミュート
人さし指の先で5弦をミュート
小指の腹で1,2弦をミュート

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ギター博士「パワーコードはドライブ・サウンドの時によく使われるので、余った弦はしっかりミュートして、キレのある、ロックンロールサウンドを出しておくれぃ!!」

カッティングでのミュート方法


カッティングでのミュートのやり方【ギター博士流】

単音・コードカッティングが入り混じったフレーズを例に、フレーズを4つのセクションにわけて解説していきます。

カッティングでのミュート方法:Tab譜

カッティングでのミュート方法:Tab譜2

カッティングTab譜:セクション1

セクション1

6弦5フレットの単音を弾く時
・5弦は親指の腹でミュート
・1〜4弦は人差し指の腹でミュート

カッティングTab譜:セクション2

セクション2

1,2,3弦のコードカッティングを弾く時
・4弦は人差し指の腹で軽く触れる
・5,6弦は親指の腹でミュート

カッティングTab譜:セクション3

セクション3

4弦のハンマリングは
・5,6弦は親指の腹でミュート
・1〜3弦は人差し指の腹でミュート(4弦を押さえている状態で指を少し浮かせる)

カッティングTab譜:セクション4

セクション4

2,3弦のコードカッティング時は
・5,6弦は親指の腹でミュート
・4弦は人差し指の腹で軽く触れる
・1弦は人差し指の腹でミュート(2,3弦をセーハしながら少し指を浮かす)

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ギター博士「カッティングの時のミュートは色々と工夫することがあるので、はじめは難しいと感じる人もおるかもしれんの。今回は握るフォームのミュートの仕方を紹介したんじゃが、手が小さくて握りにくい/ネックが太くて握りにくいといった人は、決して無理のないように練習しておくれ!!」

親指を使った6弦ミュート

親指を使った6弦ミュートのコツについて、ギター博士が動画を交えて解説しています。
Q&A.90 親指を使った6弦ミュートのコツ