《手に入れやすいハイスペック》Jackson X Series について

[記事公開日]2021/6/22 [最終更新日]2021/7/8
[ライター]小林健悟 [編集者]神崎聡

Jackson X Series

ジャクソン「Xシリーズ」は、高いスペックを手に入れやすい価格で実現させた、同ブランドの中堅グレードです。メタルミュージックと特に相性の良い、攻撃的なルックス、パワフルなピックアップ、高い演奏性というジャクソンの持ち味をじゅうぶん堪能できます。ここでは「Xシリーズ」の特徴やラインナップに注目していきましょう。


Jackson X Series Soloist™ SL3X Demo
油断すると疲れ目を誘発しそうな、強烈なイエロー。ジャクソンのギターは、サウンドもルックスも強烈です。

Jackson「X Series」の特徴

定番スペックを全て実現

Jackson X Series:ヘッド X Series Rhoads RRX24 Camo

ジャクソンの特徴と言えば、ブランドを象徴する「コンコルドヘッド」、ヘッドの「スカーフジョイント」、低弦高に設定できる「コニカル・フィンガーボード(コンパウンド・ラジアス指板)」、大胆な「シャークフィン・インレイ」、豊かなサスティンと高い演奏性が得られる「スルーネック」、環境変化に強い「グラファイト強化ネック」など、さまざまな定番スペックが挙げられます。Xシリーズの各モデルには、これらスペックが上位モデル同様、遠慮なく投入されます。

存在感抜群のルックス

Jackson X Series:ボディ X Series Soloist SLX DX Camo

殺傷能力すらある尖ったヘッド、インパクトのあるボディ形状のほか、Xシリーズでは電撃が走るような「CRACKLE」、妖艶なマーブル模様の「SWIRL」、ミリタリー調の「CAMO」といった、クールなペイントが積極的に投入されます。本体色と指板インレイをマッチさせるモデルもあり、ルックスに関して深く追求されています。

ローレル指板を基本とした木材構成

Xシリーズでは、指板にローレル材を使用するのが基本です。ローレルは道具の柄に使われるほど硬く、また複雑にうねる木目(交錯木理)が楽しめます。ボディ材は、バスウッドとポプラが基本です。軽量で音のクセが少なく、重量のあるFRT(フロイドローズ・トレモロユニット)との相性の良さが持ち味です。

しっかり歪む高出力ピックアップ

Jackson X Series:ピックアップ X Series Rhoads RRX24

ピックアップは自社製の高出力仕様、またセイモア・ダンカン設計による専用モデルが搭載されます。出力の高いピックアップは、アンプやエフェクターの歪みを増加させ、より太く、より烈しい音を作ることができます。またXシリーズでは、ハムバッカー・ピックアップはエスカッションを介してマウントされます。ボディ振動の影響を受けにくいためハウリングに強く、太いサウンドが得られます。

強固な金属パーツ

金属部品は精悍なブラックを基本とし、FRT(フロイドローズ・トレモロユニット)は「フロイドローズ・スペシャル」が採用されます。ペグは総じて強固なロトマチックタイプですが、ロック機構は非採用です(ロック式ペグは「Pro」シリーズ以上)。


Jackson® X Series Rhoads and Soloist Camos
新作の迷彩柄。戦争や戦闘を連想させる迷彩柄とジャクソンギターとの相性が、よもやこれほどとは。

Jackson「X Series」のラインナップ

では、ジャクソン「Xシリーズ」のラインナップを見ていきましょう。スルーネックのスーパーストラト「ソロイスト(Soloist)」の種類が最も多い中、変形ギター陣も負けてはいない、というバリエーション展開となっています。

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