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やや遅れてギターの音が返ってくる「ディレイ」は、ポピュラーミュージックにおいては、レスポールの生みの親レス・ポール氏が初めて使用したと伝えられます。もともと「山びこ効果」によって音に広がりを持たせるために開発されましたが、人類のたゆまぬ研究によりさまざまな特殊効果が発明されました。今回はこのディレイに注目し、基礎的な知識や定番機種を見ていきましょう。
ディレイには、工夫次第でさまざまな使い道があります。「遅れてやってくるディレイ音が、今弾いているギターの音にハモる(2分近辺)」という技は、ブライアン・メイ氏(QUEEN所属)が有名です。「付点8分音符のディレ・イタイムでアルペジオを飛ばす(2分50秒近辺)」という技は、ジ・エッジ氏(U2所属)が世に広めました。
ディレイにはさまざまな使い方がありますが、基本的な使い方はだいたい以下の3つです。
操作系についてはシンプルなものも複雑なものも、鬼のように複雑なものもあります。でもひとまず「タイム」、「フィードバック」、「レベル」の3つだけ把握しておけば、ディレイはだいたい設定できます。ディレイの基本的な操作を見ていきましょう。
「タイム(ディレイ・タイム)」は、ディレイ音を遅らせる「時間的な長さ」です。短い間隔で返ってくるのが「ショート・ディレイ」、長い間隔で返ってくるのが「ロング・ディレイ」で、ツマミを回して感覚的に設定したり、数値を確認しながら設定したりします。多機能なモデルでは4分音符や付点8分音符のように、音符的な設定もできます。なお、ディレイ音を鳴らしている間にこのツマミをぐりぐり回すと、ギュワンギュワンと全てをぶっ壊す音が出ます。
フィードバック(リピートとも)は、ディレイの「返ってくる回数」を操作します。目いっぱい絞ったらディレイ音は1回、上げていくにつれて2回、3回、と増えていきます。モデルによっては、目いっぱい持ち上げることで無限のディレイを作ることができます。
レベルは「音量」を意味しますが、ディレイの音量には、ドライ(原音)とウェット(ディレイ音)の二つがあります。この二つをどうやって操作するのかはモデルによって違いますから、ディレイの使い勝手を考える時、ちょっとしたポイントになってきます。コンパクトエフェクターのレベル調整は、以下の2種類が主流です。
フットスイッチを踏む間隔でタイムを設定できるのが「タップテンポ」機能です。一台で楽曲にあわせてさまざまなタイムのディレイを使うことができるほか、ベストなディレイタイムをリアルタイムで設定できます。
シンプルにつなぐ場合、ディレイは「コンプレッサーや歪み、またコーラスなどモジュレーション系の後」、そして「リヴァーブの前」に接続するのが王道です。アンプで歪ませる場合には、エフェクトループを使いましょう。ボリュームペダルをディレイの前段に配置すると、二つの組み合わせでトリッキーな演奏ができます。
ディレイペダルをアンプのセンド・リターン(エフェクトループ)端子に繋いだ様子
ディレイは設計により「アナログ」と「デジタル」に大別でき、性能やサウンドに違いが出ます。
歴史的には、磁気テープを使ったテープエコー、BBDを使ったアナログ・ディレイ、DSPを採用したデジタル・ディレイの順に発明されました。道具としての利便性が圧倒的に優れていることから、1980年代以降はデジタルディレイが主流です。
現在ではどちらも気軽に選ぶことができますから、多機能で頼れる道具が欲しい人はデジタル・ディレイを、古い感じのかっこ良さが欲しい人はアナログ・ディレイを選びましょう。
アナログ・ディレイでは磁気テープなどの磁性体や「BBD(Bucket Brigade Device。直訳すると「バケツリレー素子」)」を使用します。劣化で高音域が削れたディレイ音は自然と暖かみを帯び、バンドアンサンブルに良く馴染みます。味わい深いサウンドが得られますが、タイムの数値を細かく設定することはできません。
かつて「エコーマシン」と呼ばれたアナログディレイは、磁性体が劣化したり信号が次々と電気回路を通過したりすることで音質が劣化してしまい、原音まで痩せてしまうことがありました。その打開策として、プリアンプ内蔵させた「エコープレックス」やローランド「RE-201」のような名機が生まれました。
ギターの音作りには「アナログこそ至高」という生き様もあり、エリック・ジョンソン氏は「エコープレックス」を、デビッド・ギルモア氏は「エコーレック」を愛用するなど、今なおヴィンテージのアナログ・ディレイを大事に使っているアーティストもいます。
マエストロ「エコープレックス」は、1959年に第一号機を発表した、プリアンプ付きテープエコーです。「オリジナル」と称される真空管プリアンプを採用した設計は、1960年代にはトランジスタを使用したソリッドステートに改められ、エリック・ジョンソン氏、ブライアン・メイ氏、エドワード・ヴァン・ヘイレン氏、アンディ・サマーズ氏ら、名だたるアーティストが愛用しました。現代ではデジタル技術でサウンドを再現した「EP103M Echoplex Delay」のほか、プリアンプ部のみ抽出した「EP101 ECHOPLEX」がリリースされています。
ビンソン「エコーレック」は、50年代半ばに発表されたエコーマシンです。テープではなく円盤を回転させることで、高い安定性を実現しました。ハンク・マーヴィン氏(シャドウズ所属)が長らく愛用したほか、初期ピンクフロイドにおいてはデビッド・ギルモア氏ら3人が愛用、サウンドメイキングの中核を務めました。
使い込まれてイイ感じに育った「RE-201」。プリアンプ内蔵でマイクをつなげることもできるため、本来はギター用ではなくPAとして開発されたようです。
ローランド「RE-201」は1974年から1990年まで生産された、日本製テープエコーの名機です。ダイヤルでディレイのパターンを選択できるほか、リヴァーブも備わっています。入力は3系統あり、ギター1本とボーカルマイク2本を挿すことができ、PAに似た性能を持っていました。
比較的新しい製品で、ブライアン・セッツアー氏をはじめ多くのアーティストが今でも現役で活用しています。現在では、TAPなど便利機能を追加した「RE-20」に、そのサウンドは受け継がれています。
デジタル・ディレイでは「DSP(Digital Signal Processor)」チップを使用します。原音をそのまま繰り返すことができるほど音質の劣化を抑えられ、ノイズの少ないクリアな音質が得られます。モデルによっては各パラメータの設定を細かくセッティングする事が可能です。近年ではデジタルの技術でアナログ・ディレイのサウンドをシミュレートするものが登場しています。
多機能なモデルは、設定次第で何でもできます。しかし「あまりツマミやスイッチが多くても、それはそれで使いにくい」と感じる人のために、ツマミの少ないシンプルなモデルも多くリリースされています。またデジタル・ディレイは消費電力が大きいものが多く、電池駆動では使わない方が良いでしょう。
独特の減衰音や幽玄なサウンド、また数々の名演を支えた実績から、ヴィンテージ・アナログディレイのサウンドは今なお高く支持されています。しかし実物の入手不はほぼ可能と言っていいでしょう。運良く入手したとしても、そこから先の修理と調整に要求されるハードルは極めて高いのが現実です。
これに対し、アナログのモードを選択できるデジタルディレイや、アナログをデジタルで再現した「アナログモデリングディレイ」が多くリリースされています。本物のアナログサウンドが欲しいという人も、デジタルの多機能なところが嫌でなければぜひチェックしてみてください。
アナログ・モデリング(テープエコー)ディレイ特集 – Supernice!エフェクター
探してみると、ディレイには予想以上のバリエーションがあるのがわかります。いったいどれを選べばいいんだ。そんなわけで、定番機種からこだわりのハイエンドモデルまで、注目すべきディレイをチェックしていきましょう。
ハイコストパフォーマンスなエフェクター群は、安価なコピーモデルばかりではありません。基本的な機能に絞ったシンプルな設計で価格を抑えつつ、サウンドでは上位機種を脅かしかねないモデルもいくつか見られます。入門機としてばかりでなく、気楽に使えるシンプルな一軍のディレイとして、こうしたモデルも検討してみてください。
リーズナブルな価格で製品を提供するBEHRINGERのディレイ・ペダル。VD400は、1960年代のクラシックなテープエコー風アナログ・ディレイです。デジタルとは異なる音質劣化、ONにするだけで音が太くなる印象と、テープ・エコーの質感が再現されています。コントロールもシンプルで、はじめてのアナログ風ディレイに最適です。
発売時期 | 2010年頃 |
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電池駆動 | ◯ |
回路 | アナログ |
消費電流 | 30mA |
「エフェクツ・ベーカリー」は、パンをモチーフとしたユルいデザイン、うらはらの凶暴なまでの機能性、これにお財布にとても優しいコストパフォーマンスが伴ったブランドです。「フレンチブレッド・ディレイ」は、アナログライクな使い心地と暖かなサウンドが手に入る、使いやすいディレイです。
「REPEAT」ツマミを最大にするとエグい「自己発振」を作動させることができ、「TIME」ツマミの操作で反響を操作できます。安さよりむしろ音で選ぶディレイです。なお、本機の「BLEND」ツマミはディレイの音量です。
発売時期 | 2018年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 35mA |
TC Electronic「The Prophet Digital Delay」は、3ツマミのシンプルな機能に加えてディレイ・タイムを切替できるスイッチを搭載し、ショート・ディレイからロング・ディレイまでカバーできるなど、7,000円前後の価格帯ながら一般的なデジタルディレイに求められる王道的な機能を全て搭載しています。スイッチをONにした時の音質劣化がないトゥルーバイパス仕様。デジタルディレイ入門機に最適なモデルです。
発売時期 | 2016年 |
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電池駆動 | ◯ |
回路 | デジタル |
消費電流 | 100mA |
定番とされるディレイは、総じて操作がシンプルで、それでいて十分な機能と性能を持っており、欲しいサウンドにいち早くアクセスすることができます。現在では基本性能だけでなく、ちょっとした追加機能でバリエーションが得られる面白さのあるモデルが目立ちます。
「DD-8」は、BOSSデジタルディレイの最新アップグレード版です。基礎的なデジタルディレイ、アナログのシミュレーションなど定番のサウンドに加え、アンビエントな雰囲気を醸し出す特殊なサウンドやルーパーとしての機能まで、全11種類のバリエーションが得られます。またタップテンポの入力からルーパーの起動/停止まで、スイッチの増設を必要とせずにコレ一台で完結できます。
発売時期 | 2019年 |
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電池駆動 | ◯ |
回路 | デジタル |
消費電流 | 65mA |
Flashback 2 は、8種類から選べるディレイタイプに、専用アプリの利用で3タイプが追加できる多機能なディレイです。本体はシンプルながら、アプリでは有名アーティストが作った設定を無料で使用できるほか、開発者レベルのプログラミングまで可能です。
しかし最大の特徴はその多機能ぶりではなく、フットスイッチの「MASH機能」にあります。フットスイッチには圧力を感知する機能が備わっており、踏み込み加減によって特定のパラメータを操作できます。演奏中にエフェクトの効果がダイナミックに変化する、まったく新しい音楽表現ができます。
発売時期 | 2017年 |
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電池駆動 | ◯ |
回路 | デジタル |
消費電流 | 300mA |
「ADMINI」は、アイバニーズのアナログディレイ「AD9」のサウンドを継承し、現代的なスペックをまとったミニサイズのエフェクターです。他エフェクターに比べて割高になるアナログディレイの中にあって1万円を切る価格帯と非常にコストパフォーマンスに優れ、従来の半分ほどのペダルサイズ、トゥルーバイパスと、非常に扱いやすのが特徴です。
デジタルでは得られない柔らかなディレイ音、そのサウンドもしっかりとしたものになっており、アナログディレイの入門機種におすすめのモデルです。
発売時期 | 2016年 |
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電池駆動 | x |
回路 | アナログ |
消費電流 | 23mA |
深緑色のボディと輝く青いLEDが特徴のMXR「M169」は、現行機種の中では最も人気の高いロングセラーのアナログディレイです。
モジュレーションモードを搭載し、カーボン・テープを使用したテープ・エコー風のサウンドが得られます。シンプルなアナログディレイから、独特の減衰音とモジュレーションの組み合わせによって浮遊感のある幻想的なサウンドを生み出すことが可能。それでいてシンプルな操作系統となっているので、非常に扱いやすいペダルです。初心者からプロギタリストまで、幅広いプレイヤーに愛用されているモデルです。
発売時期 | 2008年 |
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電池駆動 | ◯ |
回路 | アナログ |
消費電流 | 26mA |
M169を小型化した「M299」は廉価版ではなく、むしろ機能が追加された上位機種です。M169の性能をすべて備えた上、本体側面にブライトスイッチを備えることで、限定モデル「Carbon Copy Bright」のサウンドまで再現できます
発売時期 | 2019年 |
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電池駆動 | x |
回路 | アナログ |
消費電流 | 26mA |
「DM-2W」は、1984年に生産が完了した名機アナログディレイ「BOSS DM-2」の正統後継機種。生産修了後も人気が高い DM-2 のサウンドを、本家 BOSS によって現代に甦らせた形です。
本機にはスタンダード、カスタムの2モードが用意され、完全再現したオリジナルのDM-2と、ディレイタイムをオリジナルの2倍に引き上げた強化版を切り替えられます。
一つ一つのパーツを選定し、職人が丁寧に組み上げて作られており、音質に優れているのはもちろん、堅牢な作りに仕上がっているのもポイントです。これからアナログディレイを探す方はもちろん、既にオリジナルを所有している方にも試して頂きたい1台です。
発売時期 | 2014年 |
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電池駆動 | ◯ |
回路 | アナログ |
消費電流 | 40mA |
「ウォルラス・オーディオ(Walrus Audio)」は、コンパクトな本体に多くの機能を突っ込み、かつシンプルにまとめあげるエフェクターを作っているブランドです。「ARP-87」はデジタル/アナログ/ローファイ/スラップバックという4種類のディレイに、ディレイ・タイムに対する4種類の音符選択、ディレイ音にかかるトーン回路、そしてモジュレーションまで備わっています。
このサイズでありながら、エフェクトの起動フットスイッチとは別にTAPスイッチが備わっているのもポイントです。フットスイッチ長押しでTAP入力モードにして、という操作を経ずにいきなりテンポ入力できるのは、一瞬も無駄にできない現場のミュージシャンにとって大きなメリットです。
発売時期 | 2017年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 100mA |
高品質なペダルを多数発売し、その登場直後から業界に大きなインパクトを与え続けているUAFXシリーズ。本機はStarlight Echo Stationなどの比較的大型な機種の高品質なサウンドはそのままに、機能を絞りこむことで直感的な操作性を向上させたモデルです。伝説級のギタリストが愛用したMaestroの「Echoplex EP-3」テープ・エコーを再現したモデルで、音のクオリティは業界最高クラスと言ってよいでしょう。テープのワウ・フラッター、モジュレーションを再現するコントロールや、テープやマシンのコンディションによって変化する実機のサウンドを再現した3つのモードも搭載するなど、実機に即したギミックも満載です。
発売時期 | 2023年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 250mA |
後述のBOSS次世代ディレイ・ペダル「DD-500」の機能を継承したコンパクト・モデル。操作系統はいくらかシンプルに。またいくつかのディレイタイプが省かれ、かわりにDRUM、PAD ECHO、LO-FI、DUCKING4つのディレイタイプが新しく搭載されています。12種類のディレイ・モード、ディレイタイムの数値入力、ルーパー機能、MEMORY機能、ステレオ出力対応と、プロ品質のディレイ・ペダルです。
発売時期 | 2019年 |
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電池駆動 | ◯ |
回路 | デジタル |
消費電流 | 225mA |
レコーディングにおいては、ディレイは録音してからスタジオの機材でかけることも多く行なわれています。そのスタジオ機材なみの機能と音質を持ったディレイペダルも多くリリースされており、スタジオレベルの効果をライブで出すことができます。
「DD-500」は、コンパクトペダルの中では随一の32bitという超高音質を実現した、BOSS史上最高スペックのデジタルディレイです。12種類のディレイモードを搭載し、クリスタルのように透明感のある2系統のディレイを瞬時に切り替えて使用することができます。好みのサウンドを保存できるメモリー機能も膨大に用意され、各ディレイ毎にタイムやフィードバックの値を細かく設定できるほか、ディレイのトーンコントロール、ディレイ音にモジュレーション(コーラス)を追加できるMOD DEPTHツマミなど、コンパクトサイズのディレイでここまで音作りを追い込むことができるモデルは他に見当たりません。デジタルディレイを使って徹底的に音作りがしたいという人に最適なモデルです。
発売時期 | 2015年 |
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電池駆動 | ◯ |
回路 | デジタル |
消費電流 | 200mA |
1974年に発売されたRolandの名作テープ・エコー、「RE-201 Space Echo」をコンパクトな筐体で再現したペダルです。巨大なオリジナル機と比較するとたいへんコンパクトですし、何よりテープ等のメンテナンスが必要ないのは大きな魅力であるといえます。同社からは同じくRE-201を再現したペダル「RE-20」も過去に販売されていましたが、こちらの2機種ではサウンド面・機能面共に大きく見直され、より実機に近いものとなっています。さらに、実機には搭載されていなかった新たなエコーも追加され、またテープ・スピードはオリジナル機の2倍にまで拡張されるなど、オリジナル機にはない新機能も数多く備えています。
発売時期 | 2022年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 140mA |
多機能なディレイはどうしても筐体が大型になってしまい、持ち運びが大変なモデルも少なくありません。Walrus AudioがリリースするこちらのD1は、ほぼMXRサイズのコンパクトな筐体にデジタル/モジュレーション/デュアル/リバースの5種類のディレイ・アルゴリズムを搭載している強力な一台です。プリセットも本体のみで最大9つ、MIDIコントローラーを使用すれば最大128つにアクセスできるほか、各種コントロールも豊富で音作りの幅も非常に広いのが魅力です。サイズに対する機能の豊富さという点では右に出るものはおらず、ボードのスペースを節約したいプレイヤーにはぜひおすすめしたい一台です。
発売時期 | 2022年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 300mA |
多機能ディレイの大定番機として、発売から20年以上経過した現在においても使用者の多いLine 6の「DL4」のアップグレード・モデルです。初代モデルにおいては悩みの種であったサイズや重量はより小さく軽くなり、ボードにも組み込みやすくなりました。また重く大きな専用のアダプターを必要としていた初代に対して本機では一般的なパワー・サプライでの駆動にも対応しており、より現代的なニーズが意識されたものになっています。ディレイの種類も倍に増え、ルーパーの最長ループタイムも大きくなったほか、新たにリバーブも追加されたため空間系エフェクトを1台でまかなうことができるようになっています。
創造力を刺激する多機能ディレイ!Line 6 DL4 MkII 大幅にパワーアップした名機ディレイを弾いてみた!!
発売時期 | 2022年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 500mA |
Echosystemは、ギラッギラのデジタルから懐かしの名機の音まで36タイプのアルゴリズムを擁し、35個まで記憶させて呼び出せる超多機能ディレイペダルです。2系統のディレイを直列、並列、また左右バラバラに組み合わせられるほか、「SN比104デシベル以上」というスタジオ機器並の高音質があり、原音は劣化することがありません。
発売時期 | 2017年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 300mA |
LINE6の「DL4」に代表される多機能ディレイの中でも、ひときわ存在感を放つのがstrymonのTIMELINE。搭載されている12種類のディレイ・アルゴリズムはどれも素晴らしく、ローファイな質感のものからクリアーなディレイまで、幅広く取り揃えています。作成したサウンドはプリセットとして最大200種類まで保存可能で、本体のフット・スイッチで簡単にスクロール、呼び出しが可能。また最大30秒までの録音に対応するステレオ・ルーパーも搭載し、MIDIやエクスプレッション・ペダルでのコントロールにも対応しているなど隙のない仕様です。これさえあればディレイに困ることはないという、心強い一台です。
発売時期 | 2011年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 300mA |
前述のTIMELINEが網羅的にディレイ・アルゴリズムを搭載しているのに対し、テープ・エコーのみに絞ったのがこのEl Capistanです。テープ・エコーならではの暖かいサウンドを忠実に再現しており、デジタル・ディレイとは思えないほどのリアルなサウンドが魅力の一台です。テープの伸びや再生速度のムラといった劣化による音色の変化をコントロールすることも可能であるほか、ルーパー機能も搭載しています。さらにフット・スイッチ2つを同時に押すことでアクセスできるセカンダリ機能ではスプリング・リバーブやブーストを加えることもできるなど、オールドなサウンドと高い機能性を備えた、完成度の高いペダルです。
発売時期 | 2022年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 300mA |
こちらもstrymonのペダルですが、一般的なディレイ・ペダルとは少し毛色の違うモデルです。本機はテープ・マシンの音色の再現を目的としており、50〜60年代に録音された音源で聴くことができるようなウォームなサウンドを簡単に手に入れることができます。テープ特有のサチュレーションが得られるテープ・サチュレーター(左側)と2つのトラックを重ねたときの厚みのあるサウンドを再現するダブル・トラッカー(右側)のセクションにそれぞれ分かれており、ダブル・トラッカーのセクションではテープ・エコーやスラックバックなどはもちろんのこと、セッティングによってはコーラスやフランジャー的なサウンドも出力することができます。
発売時期 | 2022年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 300mA |
ディレイ・ペダルを数多くリリースしているstrymonのラインナップの中でも、かなりユニークな立ち位置を占めているのがこちらのVOLANTEです。ドラム・エコーやテープ・エコーなどヴィンテージ系のサウンド3種類を搭載しており、さらにスプリング・リバーブも内蔵するなど充実していますが、本機を特徴づけるのはなんといっても筐体中央の8つのボタンです。これらを操作することで再生ヘッドのON/OFFやヘッドごとのフィードバック、パンを調節できるようになっており、弾いたフレーズが同じ感覚で繰り返され少しずつ減衰していく…といった一般的なディレイとは違うユニークなサウンドを作り出すことができます。
発売時期 | 2019年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 300mA |
2021年5月に登場したUniversal Audio社の UAFX Starlight Echo Station は、テープエコーの名機「Echoplex」、アナログディレイの金字塔となったElectro Harmonix「Deluxe Memory Man」、無垢で鏡のようなリピートが得られるスタジオ・デジタル・ディレイ「Precision」、3種類のサウンドを搭載したディレイペダル。同社の定評あるUADプラグインを足元でコントロールできるというコンセプトの製品で、UADプラグインらしく、オリジナル名機のサウンドを執念を感じるほど忠実に再現しているのが特徴です。そのサウンドは一つの体験と呼べるほど濃厚・濃密、ディレイのサウンドにこだわる人は必ずやチェックして欲しい逸品です。
Universal Audio UAFX Pedal Series:スタジオ品質、濃密で心に響く重厚なサウンドの、リバーブ/ディレイ/モジュレーション3機種!
発売時期 | 2021年 |
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電池駆動 | x |
回路 | デジタル |
消費電流 | 400mA |
ディレイペダルの売れ筋を…
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