《初心者必見》初めてのエフェクター選び〜BOSS編

[記事公開日]2019/1/10 [最終更新日]2025/8/18
[編集者]神崎聡

初めてのエフェクター:BOSS

演奏中に音を切り替えたくなったり、お手本通りのサウンドや「自分のサウンド」が欲しくなったりしてきたら、「エフェクター」が気になってくることでしょう。当サイトでもそのへんの情報はしっかり紹介しています。

しかし!こうしたページで紹介しているエフェクターは数が多すぎて、「最初の1台」がなかなか定まらないと感じる人もいることでしょう。そこで今回は、まだエフェクターに触れたことのない人が初めて手に入れる「最初の1台」の候補となるものを、特に「BOSS(ボス)」の「コンパクトエフェクター」に絞って、いくつかピックアップしていきます。

なぜ「BOSS」なのか?

BOSS:40周年 2017年、BOSSコンパクト・ペダル・シリーズは40周年を迎えた。トップクラスのミュージシャンから自宅で演奏を楽しむライト・ユーザーまで、BOSSのペダルは数多くのギタリストに愛用されている。

BOSSは「世界エフェクター史」を最初から支え続けてきた老舗であり、今なお定番の地位にいるブランドです。学生さんが手に入れられる価格帯でありながら、全モデルがそのままプロの使用に耐える品質を持っています。つまりBOSS製品なら、性能や品質には全く不安が無い、と断言できます。

なぜ「コンパクトエフェクター」なのか?

「最初はマルチ」という人もいますが、そちらも一つの正解です。ここでコンパクトエフェクターを第一に勧めるのは、まず「操作がとてもシンプル」だからで、次に「コイツはこの音」のようにキャラクターがわかりやすいからです。他のエフェクターと組み合わせていく、「今後の拡張性や発展性」も楽しみの一つです。

「最初の1台」を選ぶ時のポイント

初めてのエフェクターは何から導入すればいいのでしょうか。

歪み系か、コーラス、ディレイがオススメ

初めて手に入れるエフェクターとしては、

  • 歪み(ひずみ)系:オーバードライブやディストーション。ロック系ならばサウンドの中核になる
  • コーラスかディレイ:演奏に彩りを加える

ここから検討するのが良いでしょう。

アンプでも歪みは得られますし、フットスイッチが付属しているアンプならば、歪みのON/OFFなどができるものもあります。しかしこれに歪みエフェクターが加わると、違ったキャラクターの歪みを使えたり、アンプの歪みをより強力にしたりできます。
アンプの歪みで今のところ十分なら、コーラスやディレイがいいでしょう。コーラスの揺らぎやディレイの反復音が、演奏に彩りを加えます。こうしたエフェクターを内蔵しているアンプも多数ありますが、演奏中に切り替えたいと思ったらエフェクターの方が何かと便利な場合が多いです。

ツマミが少ないものが良いかも

また、最初は「操作がシンプルなもの」を選ぶのが無難です。シンプルかどうかは「操作ツマミ4つまで」がだいたいの目安で、多くのコンパクトエフェクターがこれに該当します。


ではいよいよ、「最初の1台」に理想的なエフェクターを並べていきます。厳選していますがやはりなかなかの数になっているので、しっかり検討してくださいね。BOSSは「サウンドのイメージを本体のカラーで表現している」ので、迷ったら本体色からのインスピレーションで選んでしまっても、だいたい大丈夫です。

「最初の1台」に最適なBOSSコンパクトエフェクター

オーバードライブ・ペダル

ちょっと電気回路を通ったかなっていうくらいの僅かな歪みから、しっかりめの歪みまでを単体でカバーできるのが「オーバードライブ」です。メロディ弾きにもコード弾きにもエレキギターのあらゆる演奏に良好で、ブースターとしても利用でき、ギター側の音量操作にも音色変化で応じますから、使い勝手の良さでは無敵と言えるでしょう。アンプの軽い歪みと合わせるのが「通」の使い方です。
この分野の先駆者であるBOSSでは、ホットな明るいイメージのもの(黄色い本体)と、クールかつダークなイメージのもの(青い本体)の2タイプのオーバードライブがリリースされています。

ディストーション・ペダル

ちょっと軽めの歪みから、強烈にザクザク言わせる歪みまでを単体でカバーするのが「ディストーション」です。それ以上の砂嵐のような歪みや地を這うズムズム言わせる歪みをカバーできるものは「メタルディストーション」と呼ばれます。
単体でじゅうぶん歪むのでアンプはクリーンで使うことが多いですが、アンプの歪みを強化するためにも多く使われます。がっつり歪んだパワーコードやギターソロで使用するのが普通ですが、ギター側のボリュームを絞るなどでコード弾きも可能です。

コーラス/ディレイ・ペダル

「コーラス」と「ディレイ」は曲の雰囲気や印象を作るものとして、効果の分かりやすいエフェクターです。ボーカルを支えるコード弾きや派手なギターソロなど、ここぞというときに起動させると、バンドサウンドがいっそう鮮やかになります。

その他、BOSS以外のブランドで最初の1台にオススメは?

これまでBOSS製品をピックアップしてきましたが、他のブランドも負けてはいません。ここではBOSS以外の選択肢を模索してみましょう。

Ibanez 「Tube Screamer」シリーズ

Tube Screamer TS-9 Tube Screamer TS-9

アイバニーズの「チューブスクリーマー」は、エフェクター単体よりもアンプの歪みを増加させることを目指した歪みエフェクターです。特に真空管アンプとの相性が良好で、「チューブ(真空管を)スクリーマー(絶叫させる)」というネーミングにも納得です。最初の1台としては軽く歪ませたアンプに対して使用しますが、歪みエフェクターの音を強化させる「ブースター」として使うこともできます。チューブスクリーマーはいろいろなものがリリースされていますが、

  • 標準機として「TS9」
  • 同じ機能で小さめ&リーズナブル「TS MINI」
  • 「Nu Tube」使用の高級機「NTS」

がお勧めです。


KANA-BOON 『ダイバー』
KANA-BOON所属の谷口鮪氏(vo, g)と古賀隼斗氏(g)は、二人ともBOSSのオーバードライブペダルの前段にチューブスクリーマーを配置し、ブースターとして使用しています。

チューブスクリーマーについて詳しく – Supernice!エフェクター

ワウペダル

VOX vs Jim Dunlop vs Morley 左から:VOX V846 HW、Dunlop GCB-95F、Molrey Maverick

トランペット等でお椀を使って音色を変化させるワザがありますが、これを同様の効果をギターで得られるのが「ワウペダル」です。今や数多くのブランドからワウペダルがリリースされていますが、定番としては「ジム・ダンロップ」と「ヴォックス」の2社で、

  • ギターソロやメロディ弾きで使うことが多いなら:ジム・ダンロップ(GCB-95など)
  • コード弾きで使うのが多いなら:ヴォックス(V845など)

を選択すると良い、と言われます(もちろん例外多数)。


Metallica: Confusion (Albany, NY – October 29, 2018)
「カークさんといえば、ギターソロでワウ」と言ってもいいくらいにワウのイメージが強いカーク・ハメット氏。ソロで使用するために、広いステージの何か所にもワウを配置しているのだとか。ジム・ダンロップ社より、カーク氏の名を冠したワウペダル「KH95 Kirk Hammet Wah」がリリースされています。

ファズペダル

JD-F2 FUZZ FACE JD-F2 FUZZ FACE

「ダンロップ(=ジム・ダンロップ)」の「ファズフェイス」は、本当に「顔」のようなルックスを持った、可愛らしいエフェクターです。かのジミ・ヘンドリクス氏が愛用していたことでも知られ、ストラトの音量フルで図太いファズトーン、ボリュームを絞ってチャリチャリな音を作り、歯切れ良くコードを弾く、という使い方が一般的です。丸型の大きめな本体ですが、エフェクタボードへの収まりが良い小型版「ファズフェイス・ミニ」もリリースされています。


The Jimi Hendrix Experience – Purple Haze (Live at the Atlanta Pop Festival)
太く、やたら伸びるのがファズの特徴です。時にハウリングがキャンキャン鳴り響くのも含めて、ファズの深い魅力になっています。ヘンドリクス氏ご自身の使用するファズはがっつりカスタマイズされていましたが、ダンロップ社よりシグネイチャーモデル「J.Hendrix Fuzz Face JH-F1」がリリースされています。

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破壊的ファズから滑らかドライブまで——Fuzz Faceの幅広い音世界 – Supernice!エフェクター

以上、最初の1台にふさわしいコンパクトエフェクターをチェックしていきました。世にあるエフェクターの数は多く、世界はとてもディープですが、ちょっとかじるだけでも深くのめり込んでしまっても、逆にアンプとギターだけで勝負してしまっても、そこはギタリストの自由です。ただし初めてエフェクターを購入する場合、

  • 1. シールドがもう一本必要
  • 2. 電源(電池やACアダプタ)が必要

となるので、こちらの予算も残しておきましょう。

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