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アイバニーズ(Ibanez)のギターについて

アイバニーズ(Ibanez)のエレキギター

アイバニーズ(Ibanez)は愛知県名古屋市に拠点を構える星野楽器が保有するブランドで、その歴史は1908(明治41)年、星野書店の楽器部新設から始まります。「なぜ書店で楽器が?」とも思いますが、「教科書など学校の教材を扱う上で、音楽の教材としてオルガンなどの楽器が求められた」という背景のようです。

1929(昭和4)年にはスペインの名門「イバニエズ・サルバドール」社のギターを中心に世界各地の楽器を輸入、販売を開始。この「イバニエズ」が現在のブランド名「Ibanez」の由来です。第二次世界大戦での名古屋空襲で全てを失ってしまいますが、べっ甲ピックの輸出を成功させるなどでじわじわと復活、徐々に生産力を上げていきます。

この頃はまだコピーモデルを生産していましたが、以後1970年代にはオリジナルモデルを次々と発表、ジョージ・ベンソン氏やポール・スタンレー氏(KISS)など一流ミュージシャンのシグネイチャーモデルも開発しています。スティーヴ・ヴァイ氏のシグネイチャー「JEM」は1988(昭和63)年に発表。その後も変わらず数々の一流プレイヤーとのコラボレーションを続けています。
「魅力あるギターを生み出す使命」Ibanezメールインタビュー

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代表機種「RG」に見る、アイバニーズ・ギターの特徴 ・・「多弦」先駆者のノウハウ ・・魔法がかかったように弾きやすい極薄ネック ・・機能美に富んだブリッジ ・・コイルタップをからめた特殊配線 ・・HM/HRにフィットしたトーンアイバニーズのソリッドギターラインナップ ・・RGシリーズ ・・Sシリーズ ・・Artistシリーズ ・・Roadcoreシリーズ ・・変形ギター ・・Iron Label ・・シグネイチャーシリーズアイバニーズのホロウボディ・ギターのラインナップ ・・Artstarシリーズ ・・Artcoreシリーズその他のアイバニーズ製品

代表機種「RG」に見る、アイバニーズ・ギターの特徴

RG2727FZA RG2727FZA TBK

アイバニーズのギターはどのモデルもスタイリッシュであり、想定されるジャンルでのプレイアビリティが高いという特徴がありますが、実際には「アイバニーズのギターはこうでなければならない」といった決まりを設定しているわけではなく、プロジェクトごとに自由なコンセプトを打ち立てています。またポイントを絞ったブリッジやピックアップなどで、大企業ならではの強力な開発力をいかんなく発揮しています。

これにより、ポップスからロック、デスメタルまで、また始めたばかりの初心者から超絶技巧派や変態さんまでカバーできるソリッドギター群、ジャズやブルース、ロカビリーなど幅広いジャンルをカバーするアーチトップギター群といった膨大なラインナップが作り上げられています。ここでは代表的モデル「RG」の中からRG2727FZA(Prestage)をピックアップして、アイバニーズのギターに見られるいろいろな特徴をチェックしてみましょう。

「多弦」先駆者のノウハウ

アイバニーズの7弦ギター

アイバニーズはスティーヴ・ヴァイ氏とのコラボレーションでいち早く7弦ギターを開発、後に続くコーン(KORN)やリンプ・ビスキット(Limp Bizkit)とのコラボレーションなどで、「多弦ギター」の普及に貢献しています。現在では8弦ギターや9弦ギターまで開発しており、この分野では他のブランドを一歩リードしています。

多弦ギターにおいては、弦の張力に耐えるためにも、弦振動を受け止めるためにも、ネックの剛性が求められます。アイバニーズではメイプルやウォルナットなどを貼り合わせた「多層ネック」により剛性を稼いでいますが、モデルごとに使用する木材や合わせ方を変えるこだわりを見せてくれます。なお、RG2727FZA(Prestage)ではメイプルとウェンジを組み合わせた5層ネックが採用されています。
轟音のマストアイテム「7弦ギター」特集

魔法がかかったように弾きやすい極薄ネック

Wizard HP

アイバニーズの大きな特徴である極薄ネックは「Wizard(魔法使い)」の名が付けられ、特にテクニカルなプレイにおけるストレスのない運指を可能にします。RG2727FZAには「Wizard HP」が採用されており、従来のWizardをさらにブラッシュアップしたグリップになっています。指板は430Rとかなり平滑で、薄いグリップと相まって技巧派プレイヤーに「ぐっ」と来る仕様になっています。

しかし「どんなギターもとにかくネックを薄くしろ」というわけではなく、ギターヴォーカル向けに開発された「Roadcore」シリーズはアコギからの持ち替えを想定して丸みのあるグリップを採用するなど、モデルそれぞれのコンセプトを重視したネックグリップが選ばれます。

機能美に富んだブリッジ

RG2727FZAに採用されている「Edge-Zero 7 tremolo bridge w/ZPS3」には、フロイドローズ・ユニットとしての高い基本性能に加え、

といったフロイドローズの泣き所を解消させる、さまざまなアイディアがふんだんに盛り込まれています。

  • ゼロポイントシステム:弦が切れてもブリッジのポジションを一定に保つ機能
  • スプリングミュートトレモロスプリングの共振を止め、キレのあるサウンドに

このほか、ネジ回しの要領でオクターブ調整ができる画期的なアイテム、道具を使わずにトレモロスプリングを調整する機構、アームのトルクを調節する機構、スタッドをがっちり固定する機構などで性能とサウンドが強化されています。

アイバニーズの「エッジ」シリーズはナイフのように鋭利な支点でスタッドに接するユニットで、「クリケット奏法」にことのほか良好です。ゼロポイントシステムとスプリングミュートは大変便利なものですが、ユニットやスプリングの振動を止めてしまうのでクリケット奏法のためには不必要となります。これらは外してしまうこともできるので、好みに合わせたセッティングに合わせることができます。

アイバニーズは他にもさまざまなブリッジを開発しており、それぞれに機能美が追求され、ギターの魅力を演出しています。

  • Lo-Pro Edge:ファインチューナーが邪魔にならない、フロイドローズ型ブリッジの名器
  • SyncroniZR(シンクロナイザー):支点部に高精度のボール・ベアリングを採用し、スムーズなアクションを実現
  • Tight-End R:ベース・プレートにサドルをがっちり固定し、弦振動の伝達効率を向上
  • Gibraltar Standard II:太いボルトでボディにがっちり固定する重量級フィクストブリッジの定番

など。

コイルタップをからめた特殊配線

コイルタップ機能

コイルタップはハムバッカーのパワフルな分厚いサウンドをシングルコイル風の澄み切ったサウンドに切り替えることができ、幅広いサウンドメイクが可能です。しかしタップ用のスイッチを増設すると、操作系が煩雑になってしまいます。このジレンマに対してアイバニーズは「セレクタスイッチの操作に連動したコイルタップ」を昔からの標準仕様とし、シンプルな操作で幅広いトーンバリエーションを実現しています。

本機は2ハム仕様ですがセレクタスイッチは5ポジションあり、
「通常のフロントハム、リアハム、両ハムのミックス」
に加え、
「フロントハムのパラレル(並列)、両コイルタップのミックス」
が得られるようになっています。

「パラレル」はシングルコイル風のトーンになりますが、コイルを両方とも使っているためハムバッカーの強みである「ノイズ消去」が効きます。両タップをミックスしたハーフトーンは、リアハムバッカーの状態からスイッチを一つ進めると得られます。これはストラトキャスターで言うところの「リア+センター」に相当するポジションであり、ストラトに慣れたプレイヤーにとって扱いやすいようになっています。このタップした音も二つのコイルでノイズ除去作用が働くため、歪ませてもクリアなトーンが得られます。
コイルタップって何?コイルタップできるエレキギターについて

この他、

  • キルスイッチ:出力を全カットするスイッチ
  • トリサウンド:一つのピックアップで3種類のトーンを出すスイッチ

といった特殊機能が付けられるモデルもあります。

HM/HRにフィットしたトーン

アイバニーズのトーンには「不自然なばらつきが出ないように整頓された、まとまりのある音」、という印象を持つプレイヤーが多いようです。このトーンはHM/HR(ヘヴィメタル/ハードロック)といった轟音の壁を打ち出したいジャンルとの相性が極めて良好で、このジャンルのアーティストモデルも多くリリースされています。

本機のピックアップには、ディマジオ製「PAF」の7弦版がセレクトされています。このPAFはヴィンテージのギブソン・レスポールのピックアップを再現したもので、温かみのある太い音を持ち味としています。

ディマジオ以外にもセイモアダンカンEMGといった一流ブランドのピックアップが採用されることもあり、モデルごとにさまざまなトーンを持たせています。またオリジナルピックアップにも力を入れており、

  • TDB:タップしたときに本格的なシングルコイルの音になる高性能ハムバッカー(SVシリーズに採用)
  • Quantum:「ジェント」系サウンドに良好な、切れの良いハムバッカー
  • Super’58:70年代から愛され続ける伝統的なハムバッカー(ARTSTAR/Artcoreシリーズ)

など、キャラクターの立ったピックアップが用意されています。

また各ピックアップはハーモニクスポイントの目印になるように設計されているので、ハーモニクスを使用するプレイに大変有利な設計になっています。

アイバニーズのソリッドギターラインナップ

アイバニーズでは、様々なコンセプトで多様なラインナップが展開されています。すべてを把握するのはなかなか大変ですが、可能な限りまとめて紹介していきます。

アイバニーズのソリッドギターは、

  • RGシリーズ:RG,RG Kaoss,RGD,RGA
  • Sシリーズ:S,SV,SA
  • Artist, Roadcore などその他のボディシェイプ

というようなボディ形状に由来する多くのシリーズ、

  • j custom:マテリアルにも加工にも最高のものをとりいれた、国内生産の最高級モデル。
  • Prestage:上位機種として国内生産され、各部調整用の専用マルチツールが付属。
  • Premium:海外生産の上位機種で、ハイスペックでありながら求めやすい価格帯を堅持。
  • Iron Label:HM/HRに特化した、いかつい外観とサウンド。

というように、生産地やコンセプトを表す追加情報で分類されています。

RGシリーズ

ibanez-rg

Ibanezの代表的モデルで最も種類が多く、また多くのシグネイチャーモデルのベースになっています。一般のストラトよりも大きく削られたカッタウェイ、薄い成形のネックグリップとフラットに近い指板、角を落としたヒールなどが特徴で、ロック系、テクニカル志向のプレイヤーに得にフィットするように作られています。

「ハム – シングル – ハム」という独特のピックアップの配列が特徴的なモデルや、スルーネック・モデル、7弦モデル、キルテッド・トップ・モデルなどバリエーションも豊富です。
ハード/ヘヴィ・ロックの王道「Ibanez RG」徹底分析!

Sシリーズ

Ibanez Sシリーズ 左から:S5470M、S5570Q、S5521Q、SIX20DBG、S621QM

軽量な極薄のボディを特徴とする「S」は、RGに並ぶアイバニーズの定番機種で、「ボディもネックも薄くて軽いけど、音は太くて丸い」という他にはなかなかない個性を持っています。この「極限までの薄さ」を追求するあまりセレクタスイッチが本体に収まらず、またアウトプットジャックはボディトップに設置されています。
先述のRGには様々なボディ材が使用されましたが、Sでは派生モデルも含めた全モデル一貫してボディにマホガニーを使用しており、極端に薄いボディから来る薄っぺらいイメージとは裏腹の、中音域の豊かな太く丸いトーンを狙っています。この「音の丸さ」を重視しているため、ハムバッカーをエスカッションでマウントするのが標準仕ですが、アイアンレーベル以外はアイバニーズのオリジナルピックアップを搭載しており、「Sとは何か」というコンセプトが明確にあります。こうした点が、どんな仕様も柔軟に取り入れるRGとの大きな違いとなっています。

S520

ibanez-s520

木地を活かしたマホガニーボディ、ウィザードIIIメイプルネック、ジェントシーンを見据えたオリジナルピックアップ、エッジゼロIIトレモロユニットといった仕様は先述したRG370ZBに共通しますから、弾き比べるとそれぞれどんなギターなのかが良く分かります。本機は2ハム仕様でありながら5ポジションのセレクタスイッチを使用した特殊配線により、バリエーション豊かなトーンを持っています。

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S5470MF(Prestage)

ibanez-s5470mf

トップにフレイムメイプルをあしらった高級機で、新開発のZR2トレモロブリッジを搭載しています。このブリッジはSVに搭載されているSyncroniZR(シンクロナイザー)をフロイドローズ化したもので、支点にボールベアリングを用いた滑らかなアクションを特徴とします。このほかシリーズ内で唯一となるメイプル指板、片側だけバーポールピースになっているオリジナルピックアップなど、特別なSに仕上がっています。

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Angra – Black Hearted Soul [Official Music Video]
ブラジルを代表するメロディック・スピードメタルバンド「アングラ」のギタリストキコ・ルーレイロ氏のシグネイチャーモデルは、Sをベースとして自身のシグネイチャーピックアップを搭載、指板のハイポジション部にスキャロップ加工、コントロール系の落とし込みに伴うボディ厚変更などが施された、新しいギターに生まれ変わっています。


Sの派生モデルとして SV5470、SA360QM が存在します。

SV5470(Prestage)

ibanez-sv5470q SV5470QM

「SV」はSをベースとして新開発のパーツを載せ、従来のSとまた異なった方向性を持たせたモデルです。支点にボールベアリングを用いたオリジナルトレモロユニット「SyncroniZR(シンクロナイザー)」は、これまでにない滑らかで安定したアクションを特徴とします。またボディ裏に仕込まれた機構の操作でアームアップの有無を切り替えることができ、ストラトキャスターのシンクロナイズドトレモロ的な使い方ができます。
タップ時に本格的なシングルコイルのトーンが得られるオリジナルのTDBピックアップによって3シングルのギターとしても使うことができますから、オリジナルパーツで武装したアイバニーズのギターでありながら、ストラトキャスターのイメージに近い伝統的な楽器としても使える一面を持っています。

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SA360QM

「SA」はシンクロタイプのトレモロユニットを持つSボディに若干厚みのあるネックを挿した、スタイリッシュな中にトラッドなテイストを織り込んだモデルです。ピックアップはSSH配列ですが、ボリュームポットに仕込まれたスイッチによるコイルタップが可能です。


Joe Satriani – Summer Song
ヴァイにイチからギターを教えた師匠であるサトリアーニ氏とIbanezとのコラボレーションは、セカンドアルバム「Surfing with the Alien」で大成功を収めた翌年の1988年からです。レコーディングではヴィンテージギターを多用することでも知られていますが、ステージでは一貫して自身のシグネイチャー「JS」を使用しています。過去にはミック・ジャガー氏のツアーメンバーとして、またブラックモア氏がクビになったディープパープルの助っ人として来日したことがあるほか、自身のバンド「チキンフット」、ギタリストの共演「G3」など、ソロ以外にも精力的な活動を続けています。
サトリアーニ師匠のシグネイチャーモデル「JS」はやや丸身を帯びた指板、ディマジオ製シグネイチャーピックアップ、ハイパスフィルター、コイルタップ、敢えてしっかり残したネックヒールというように、Sを原形をとどめないレベルでアレンジした独自のギターになっています。

Artistシリーズ

Ibanez Artistシリーズ AR2619

「AR」のコード名で知られるIbanezでも最も歴史の長いモデルで、記念すべき第一号(#2612)は1975年のデビューでした。レスポール的なボディ構造とセットネック、2基のハムバッカーという仕様で、ギブソン系の伝統的なハムバッキングサウンドを狙った作りになっています。多くの愛用者がいましたが、1970年代後半から1980年代にかけて一斉を風靡したニューミュージックバンド「オフコース」のギタリスト鈴木康博氏の使用が有名です。

AR2619(Prestage)

左右対称のダブルカッタウェイ、メイプルトップ&マホガニーバックというボディ構造で2ハムバッカーという仕様は、70年代当時ではYAMAHA(http://guitar-hakase.com/995/)のSGに近く、SGとARはライバルとしてシェアを競っていました。ヤマハはコイルタップを「バイサウンドシステム」として推していましたが、アイバニーズはその先を行く「トリサウンドシステム」を開発します。
当時のトリサウンドは「ハムバッカー、タップ、フェイズ(位相反転)」というものだったようですが、現代ではフェイズが求められる機会は少ないため、本機に採用されているトリサウンドは「ハム、タップ、パラレル(並列)」という3タイプの切り替えになっています。
伝統を継承したレトロ感のあるギターですが、素早い弦交換ができる独自設計のテールピースなど、アイバニーズは当時から利便性や合理性をかくも追求していたのかと感じさせられる一本です。

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Roadcoreシリーズ

ibanez ROADCORE シリーズ

ROADCORE(ロードコア)シリーズは、ボーカルやコーラスを担当する「唄うプレイヤー」に向けてIbanezが提案するニュー・スタンダードとなるギターです。レトロ感を漂わせる個性的なルックスに、

  • ボディ材には素直な特性でピックアップの特徴を表現しやすいアルダーをセレクト、重量バランスを考慮してヘッド落ちがしにくいボディシェイプ
  • アコギからの持ち替えにストレスの少ないやや太めのネックシェイプ、コードを押さえるのに有利な250Rの指板、鳴りを重視して採用された4点留めボルトオンジョイント
  • 加工精度に信頼がおけるメイドインジャパンで、唄いやすいオープンなサウンド

という特徴を備えています。

まず伴奏がメインの仕事になるという想定から、特にコードの響きが美しくなるような工夫が込められています。精度の高いGOTOH製ペグを採用していながら、あえてHAPシステム(軸の高さを変えることで、ストリングガイドがいらなくなる)に頼らず、1,2弦と3,4弦にストリングガイドを使用、ナットにしっかりとした角度で弦が当たります。
また弦をボディ裏から通すので、ブリッジにしっかり弦がかかります。これらの工夫によって弦の「張り」が強調され、抜けの良いブライトなサウンドになります。加えてブリッジはボディにしっかり固定されており、弦振動の伝達効率が増強されています。

それでいてブリッジはボディにめり込むように落とし込まれており、弦高をしっかり下げることができます。これによってコードプレイだけでなくフレーズ弾きやテクニカルなリードプレイにまで、さまざまなスタイルの演奏に挑戦しやすくなっています。

ラインナップには3種類あり、

  • RC1720M:メイプル指板、ハムバッカー2基
  • RC1720S:ローズ指板、P-90 タイプ2基
  • RC2720:ローズ指板、ブロックインレイ、セイモア・ダンカン SHRP-1 「P-Rails」2基

モデルごとにそれぞれ異なったボディカラーが用意されています。

トップグレードの「RC2720」に載っているピックアップは、

  • P-90タイプ
  • バーポールピースのシングルコイル
  • ハムバッカーピックアップ

という3つのモードをロータリースイッチで切り替えることができ、トーンのバリエーションに優れます。

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変形ギター

XPIR20E(Iron Label)

ibanez XPIR20E

シリーズ名になっている「Xiphos(ザイフォス[zaifəs])」は「古代ギリシャ人が使用した片手で使う剣」を意味し、「ステージに立つギタリストにとって、ギターは人殺しの道具である」というメタルミュージックの世界観を体現しています。この分野で著名なB.C.リッチジャクソンに負けない刺さりそうなボディシェイプに考え抜かれた演奏性とパワフルなサウンドが込められています。

PS120

ibanez PS120

ポール・スタンレー氏(KISS)のシグネイチャーモデルは1970年代に誕生した「アイスマン(Iceman)」をベースにしています。当時このタイプは富士弦楽器製造(フジゲン)で生産され、神田商会(グレコ)が日本国内で「ミラージュ」として、星野楽器が「アイスマン」として海外で販売しました。
装飾に高級感がありながら求めやすい価格の本機は、上位モデルと同じピックアップが搭載されているためかなり本物に近いサウンドになります。「Prestage」として国内で生産される上位機種になるとパーツがアップグレードされるほか、ヒール部が手に優しい滑らかな仕上げになります。

Iron Label

ibanez-iron-label

アイバニーズのソリッドギターは、HM/HRといったラウドミュージックのシーンと共に歩んできたと言えるでしょう。2013年に立ち上げられた「アイアン・レーベル(Iron Label)」は、このラウド系に着目したラウドミュージックのためのシリーズです。多機能を特徴とする RG や S も、アイアンレーベルのモデルはこのジャンルのために敢えて機能を制限し、操作をシンプルにアレンジしています。ジャンルにフィットした外観を伴うこともあり、こちら側を志向する多くのギタリストから支持を集めています。

ARZ(ARZIR20FB/ARZIR27FB)

アイバニーズのラインナップでは珍しい、レスポールタイプのギターです。しかし本格的なレスポールを再現するというつもりは全くないようで、

  • ブビンガトップ&マホガニーバックのボディ
  • ヒールカットが施されてハイポジションが弾きやすいマホガニーネック
  • ギブソンよりちょっと長い25インチの弦長で、24フレット仕様
  • 落とし込みが施されて邪魔になりにくいセレクタスイッチ
  • EMGピックアップを搭載

レスポールタイプとは縁のなさそうな、こうしたスペックで武装したメタル専用機に仕上がっています。共通の使用で6弦と7弦の2タイプがリリースされています。

RGIR27BFE / SIX20DBG

アイアンレーベルのRGやSは、ポジションマークのない指板で精悍な顔つきをしています。芯にブビンガを太くとった「ナイトロ・ウィザード」ネックは、ウィザードの演奏性だけでなく高いネック剛性による立ち上がりの早い出音を持ち味にしています。
RGでは本機のようにシックなイメージのボディにEMGピックアップが載せられ、Sではブビンガの個性的なトップにディマジオ製のピックアップが載せられ、同じ「ヘヴィ志向」でもモデルごとに異なるアプローチでモデル展開をしています。
「キルスイッチ」が付けられることも多く、ON/OFFを繰り返すことでストロボのような効果が得られます。

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シグネイチャー・シリーズ

JEM7V JEM7V

ここではスティーヴ・ヴァイの「JEM」をピックアップします。
「JEM」は1988年以来、ヴァイのトレードマークとなっています。「RGシリーズ」を基調に、手が入るように大きくボディに穴をあけたモンキーグリップ、爪で深くえぐったようなブリッジ裏、葉がポジションマークになっている美しいインレイが外観上の大きな特徴で、ディマジオの「エボリューション」ピックアップがサウンドメイキングの要になっています。


Steve Vai Answers live in Tokyo July 8th 2014
スーパーギタリストスティーヴ・ヴァイが自身のシグネイチャーモデル「JEM」、7弦ギター「ユニバース」を使用するようになったのは、フランク・ザッパのバンドを辞してソロ活動を始めた頃で、以来、この二つのモデルは彼自身のトレードマークになっています。音楽への強い探求心、斬新な発想、誰も追いつく事の出来ない高度なテクニックで、アルバムを発表するたびにリスナーに驚きと感動を伝え続けています。

JEMを…
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アイバニーズのホロウボディ・ギターのラインナップ


George Benson “On broadway” (live officiel) | Archive INA
スーパーギタリストジョージ・ベンソン氏は、抜群の歌唱力を持つヴォーカリストでもあり、自分のギターと歌で高速ユニゾンするという技を持っています。グラミー賞を8回受賞。ジャズ/ブルースをルーツとしてフュージョン、ポップス、R&B
など多くのジャンルにまたがった幅の広い活動をしているほか、年と共に容貌が変わっていく様子から「故マイケル・ジャクソン氏と勝負できる整形回数」ともささやかれています。
氏のトレードマークとなっているアイバニーズ「GB」は小ぶりで抱えやすいフルアコですが、リア/フロント共にボディから浮いている(フローティングピックアップ)という他に類を見ない独自性の強い仕様になっています。

アイバニーズはフルアコ及びセミアコの分野でも歴史が長く、ARTSTAR/Artcoreという二つの異なるコンセプトを持ったシリーズを展開しているほか、ジョージ・ベンソン氏やパット・メセニー氏など、多くのトッププロのシグネイチャーモデルを発表しています。ホロウボディはすでに楽器として完成されており革新的なアイディアが入り込む余地は少ないと見られていますが、本家ギブソンのスタイルを受け継ぎながらも独自性のあるギターを発表しています。ありそうでなかった「ハードなレリック加工」が施されたシリーズ ARTCORE Vintage / Artstar Vintage も好評です。

Ibanez Artstar/Artcoreシリーズ 左から:【Artstar】AS153、AS180、AF155【Artcore】AF75TDG、AFS75T

ホロウボディ群のサウンドの要になっているのが、アイバニーズのオリジナルハムバッカーピックアップ「Super’58」です。「70年代から愛用されているハムバッカーの名器」と言われ、アイバニーズのホロウボディに搭載されるハムバッカーはこのSuper’58と決まっています。クリアな音抜けと十分なパワーを両立させており、トリサウンドシステムにも対応しています。

ARTSTARシリーズ

ホロウボディ群の高級シリーズにあたる「アートスター」は、アーティストとのコラボレーションで培ったノウハウを注いだ本格派のジャズ/フュージョン向けギターです。本家ギブソンなどUSAブランドにひけをとらない品質とサウンドを持っていながら、上位機種の国産モデルでも低価格に抑えられています。

モデルごとにボディ構造やボディ材、ネック材など個性を持たせていますが、全モデル共通してエボニー指板、白蝶貝とアバロンを組み合わせた指板インレイという仕様になっており、くっきりとした音の立ち上がりと見た目の高級感を持っています。

AS200

ibanez-as200

「AS」は、ギブソンで言うところの「ES-335」シリーズに相当するセミアコです。ダブルカッタウェイの薄型ボディは抱えやすく、高い演奏性があります。最高グレードの「AS200」はボディトップ/サイド/バック共にフレイムメイプルを使用、ペグ/ブリッジ/テールピースには世界的に信頼されるゴトー製のものがセレクトされています。フロントピックアップにはトリサウンドシステムが備わっており、ミニスイッチの操作で3種類の音色を選ぶことができます。

Artstarシリーズを…
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Artcore Expressionistシリーズ

「アートコア」シリーズは、ギブソンより安いとはいえそれでも価格的なハードル感が否めないホロウボディを、もっと身近に感じるための手に入りやすい価格帯のシリーズです。このアートコアシリーズを安いだけではない、ワンランク上にアップグレードしているのが現在の「アートコア・エクスプレッショニスト」シリーズです。定番スタイルだけではない、ちょっと攻めたスタイルのモデルも積極的にリリースしている面白いラインナップになっています。

AFJ91

ibanez-afj91

初見で「ジャズ専用機」と分かる「フロントハム1発」仕様で、ブリッジ、テールピース、ピックガードまで木製のウッディな作りでありながら、ボディーカラーをブルーのサンバーストで仕上げたことでイイ具合に「オヤジ臭さ」を抜いたフルアコです。木製のブリッジ/テールピースは金属製のものよりサスティンが短く、暖かみのあるトーンに心地よい減衰感が得られます。操作系をピックガードに載せて、ボディの振動を少しでも妨げないようにしています。

ARTCOREシリーズを…
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その他のアイバニーズ製品

Ibanez のアコースティックギター

アコギは近年のアイバニーズが積極的にシェア拡大を目指している分野です。アウトボードプリアンプ同梱で話題となった高級エレアコ「AE」を筆頭に、アコースティック本来の鳴りを極力失わずエレキギターと違和感がないネックを採用した「AEGシリーズ」、大振りなボディの「AELシリーズ」、エレクトリック・ガット・ギター「GAシリーズ」、またウクレレなど、エレキギターと同様こちらも豊富なラインナップを揃えています。

Ibanez(アイバニーズ)のアコギについて – アコースティックギター博士

Ibanez のエフェクター

TS808 TUBE SCREAMER

アイバニーズはエフェクターやギターアンプの製造も行っています。特にオーバードライブ・エフェクターの「チューブスクリーマー」シリーズはゲイリームーア、スティーヴィー・レイヴォーンらも愛用する、この分野の定番商品です。
チューブスクリーマーは真空管アンプを気持ちよくブーストしてくれることで有名になり"名機"と呼ばれ、後発のエフェクターの中にはチューブスクリーマーを基に作られたモデルが多数存在します。

アイバニーズのエフェクター一覧 – Supernice!エフェクター
チューブスクリーマーってどんなもの?TS系オーバードライブ特集 – Supernice!エフェクター

ギターアンプ

TSA5TVRTSA5TVR

ギターアンプでは持ち運びが便利な小型ギターアンプをリリース。主に自宅練習用のものから、50年代のレトロなテレビを思わせるライトグリーンのキュートなルックス/チューブスクリーマー回路とリバーブを搭載した5Wチューブ・アンプ「TSA5TVR」などをリリースしています。

アイバニーズのギターアンプ一覧 – Supernice!ギターアンプ