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ショールームからしばらく歩いたところに、KAMINARI GUITARSの作業場兼倉庫があります。ここではTシャツのプリントとケーブル製作がメインで行われています。
KAMINARI この部屋はTシャツのプリントとケーブル生産をしており、倉庫としても使っています。レギュラー品のケーブルはメーカーに発注しているんですが、「6m」や「9m」などイレギュラーな長さの特注ケーブルやステレオケーブルは、ここで作られます。
写真もこのように美しくプリントできます。オリジナルデザインだけでなく、バンドTシャツも手掛けています。
塗料の厚みでゴワゴワになることはなく、割れたり色落ちしたりもほぼしません。シルクスクリーンでは不可能なプリントも、ここでは余裕です。
机には「1m」の寸法で目印が付けられています。ちょっとゆとりのある長さで切断します。
ハンダごてはどこにでもある普通のものだとか。さっきまで何もなかった机の上に、作業に必要な道具が次々と準備されていきます。「ハンダの跳ね」対策として、紙を敷きます。
ハサミで外周にキズをつけて、カッターナイフのガイドにしてから、中の銅線を切らないように、カッターナイフで外側の被膜をはがします。
「千枚通し」を利用して、外側の「アース線」をほぐして一か所に寄せます。
黒い皮膜をカッターで切除して、次の被膜をワイヤストリッパーで切断し、芯線を5mmほど露出させます。
机の上に何もない状態から、約5分でこの状態。撮影しやすいようにゆっくりやっていただいたのですが、プロの手は早いですね。もう片側の処理には1分かかりませんでした。自作シールドに泣いたことのある人ならば、この時点で畏敬の念を払わずにはおれません。ねじってまとめたアース線は、プラグにハンダ付けしやすい寸法にカットします。
プラグとケーブルに「予備ハンダ」を付けます。親指人差し指でハンダをつまみ、プラグを小指で押さえつける、プロの手つきです。
こんどはケーブル側に付けます。「ハンダが苦手な人は、用途に合ったハンダごてのワット数を選びましょう。あとは数をこなすことです」とのこと。そんなことを話していただきながら、作業は秒単位でサクサク進んでいきます。
プラグをピンチ(洗濯ばさみのような器具)で押さえ、ケーブルはワイヤーストリッパーで押さえ、両方に圧力をかけている左手でハンダを送り出します。頭がこんがらがりそう。
カバーを固定すると、接合した部分にかぶせたプラスチックパーツが締められ、固定される仕組みです。ノイトリック社製のプラグはアース線をハンダ付けしなくても良い設計なんですが、アースについても丁寧かつ迅速にハンダ付けすることで、強度と安定性にさらなる安心をプラスしています。
プラグから30mmの位置にKAMINARI GUITARSブランドロゴの「熱収縮チューブ」をつけて、仕上げです。
業務用のヒートガンによる加熱で、みるみる収縮していきます。
とてもきれいに仕上がりました。KAMINARI GUITARSのロゴマークは、プラグのロゴと同じ面になるよう付けられています。ここで巻いてしまうと曲がりクセがついてしまうので、伸ばしたまま荒熱を取ります。
完成☆お見事でした。このようなケーブルは長く大事に使いたいものですが、長持ちの秘訣を聞いたところ「ライブで使うなら踏んづけたり引っ張られたりするので、消耗品だと思ってください」とのことでした。あくまでライブステージありきで考えられているのですね。なお、KAMINARI GUITARSのケーブルには「永久保証」がついているので、万が一故障しても修理してもらえます。
以上、KAMINARI GUITARS作業場兼倉庫を見学させていただきました!プロの技というものは、本当に素晴らしいですね。しっかり頑丈につくってくれているから、アーティストは安心してステージで使うことができるのです。KAMINARI GUITARSのケーブルは格安なものと比べれば高額ですが、「クオリティと安心感を考えればかなり安い」とも言われています。ぜひ試してみてください。
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