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ギターで覚える音楽理論、第一回目は「半音と全音」について、理解を深めていきましょう。
音には名前があります。
音の名前で一番有名なのは「ドレミファソラシド」だと思います。
これは実はイタリア語の音名です。
日本では音を呼ぶのに「イロハニホヘト」で読んでいきます。
が、あまり使わないですよね?
ドレミ…以外で音名としてよく使われるのは英音名で、
と表記します。
初心者にこそ知って欲しい、メジャースケール練習に関する6つのこと。
ギター各弦の開放弦の音は、同じ弦の12フレットと同じ音名になります。
この隔たりを「1オクターブ」といいます。
音の高さを科学的な言い方ではHz(ヘルツ)という単位でよびます。
チューニングの際にA=440ってみたことありますよね?これはAの音を440Hzにしますということで、
になります。
フレットの位置は、ナットからサドルまでの距離の半分で開放弦の1オクターブ上の音が出るように決めていきます。
オクターブ上の音がきちんと出るようにギターを調整する作業が「オクターブ調整」です。オクターブ調整をしないと開放弦では音が合っているけど、12フレットのような上のポジションでは合わないというようなことがおきます。きちんとオクターブ調整はしておきましょう。
オクターブチューニングのあわせ方
また、弦が古くなるとオクターブが合わなくなってきます。チューニングが合わなくなったら弦を交換しましょう!
弦を今までと違うものにした時は必ずオクターブ調整が必要です。
同じものなら一度してあれば必要ありません。
1オクターブを12等分した一つを半音といいます。
ギターでいう1フレット分です。
譜面で表す事のできる一番小さい音の違いが半音です(近年では半音のさらに半分の音など、さらに細かい音程を表記する記号が作られましたが、まだまだ一般的ではありません)。
半音二つ分を全音といいます。
ギターで言う2フレット分です。
ドレミファソラシドを1本の弦で弾くと
となります。
全部同じ間隔で並んでいませんね?
この中のミとファ、シとドはすぐ隣のフレットですがそれ以外は2フレット間が空いています。
「ドレミファソラシド」の中ではミとファ、シとドが半音、それ以外は全音ということです。
音を
です。
ドの音は英音名でCでしたね?
Cの半音上はC#(シー・シャープ)、半音下はC♭(シー・フラット)と言います。
音名の時、「#」「♭」は右側に表記しますが、譜面上では左側に表記します。
「#」「♭」を、元の高さ(シャープやフラットが付かない)に戻す記号がナチュラルです。
シャープやフラット、ナチュラルなどの記号を変化記号といいます。
変化記号にはダブル・シャープ(全音上げる)、ダブルフラット(全音下げる)というのもあります。
セッション風バッキング、ギターソロ【Tab譜】「ギター研究室 #1」
CとDは全音離れています。
ではCの半音上はC#ですが、実はDの半音下の音でもあるのでD♭
と呼ぶ事もできます。
このような実際は同じ高さの音だが、名前の違う音を異名同音(いめいどうおん)と言います。
上の表の縦の列は、同じ高さの音を示しています。
同じ数字なら異名同音の関係ということになります。
ギターのフレットで考えるとわかりやすいですね。
音にはこのような異名同音というものがあり、単に半音づつ上がっていく時にはシャープを使って、下がってくる時はフラットを使うことが多いです。
その中で実際はどの呼び方をするのか?は理論的に決まっています。
最初はなんだか面倒な気がしますが、この異名同音があるおかげで、
なれると譜面を素早く読むことができるようになります。
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