エレキギター用語集 ト

[記事公開日]2013/9/1 [最終更新日]2020/2/11
[編集者]神崎聡
トーキング・モジュレーター/talking modulator
エレキギター用エフェクターのひとつ。ギター・サウンドを細いチューブから出し、そのチューブをくわえて口を変化させながら演奏することで、ギターの音色をコントロールするアタッチメント。ジェフ・ベック、ジョー・ウォルシュ、リッチー・サンボラなどの愛用で知られる。マウス・ワウとも呼ばれる。
トーン/tone
音質、音色のこと。または、ギターやアンプなどの音色を変化させるコントローラー。
トゥルー・バイパス/true bypass
エフェクター内部の電子回路をギターの信号回路から切り離し、エフェクターを使っていない時にトーンの劣化を防ぐ方法。ギター本来のトーンの劣化を最小限に抑える回路とされ、近年多くのエフェクターなどに採用されている。
トグル・スイッチ/toggle swith
エレキギターのアッセンブリ・パーツのひとつで、ピックアップや回路を選択するためのスイッチ。主にギブソン・タイプのギターに付けられている。
塗装/finish
塗料を薄い膜にして素材の表面をおおうこと。塗膜が素材の表面を外気から遮断し、汚れや湿気、キズなどを防ぐとともに、外観を美しいものに仕上げる。フィニッシュと同意語。
ドッグ・イヤー/dog ear
エレキギターのアッセンブリ・パーツのひとつ。ピックアップのソープ・バー同様、ギブソン P-90 シングルコイル・ピックアップだが、ピックアップ・カバーのネジ留めの部分が犬の耳のような形状で横に飛び出ていることで付いた愛称呼。レスポール・ジュニアなどに付けられてる。
トップ/top
アコースティックギターのボディ正面に設置されるサウンドボードのこと。弦振動を音へ変換する重要なパーツで、その素材や形状はギター・サウンドに大きく影響する。シトカ・スプルース、イングルマン・スプルース、ジャーマン・スプルース、アディロンダック・スプルース、セダー、マホガニーなどの木材が一般的だが、近年はベアクロウ・シトカ・スプルースやハワイアン・コアなども使用される。サウンドボード、表板、表甲とも呼ばれる。
トラスロッド/truss rod
ネックの内部に仕込まれている棒のこと。ネックの反りに応じて調整することが可能なアジャスタブル・トラスロッド、調整はできないがネックの強度を保つノン・アジャスタブル・トラスロッドの2種類がある。アジャスタブル・タイプは金属製だが、ノン・アジャスタブル・タイプの場合、エボニー、金属、カーボン・ファイバーなどが使用される。
トランジスタ・アンプ/transistor amplifier
ICやトランジスタを使用したアンプの総称。真空管を使用したアンプをチューブ・アンプと呼ぶ。
トリオ/trio
3人のプレイヤーが合奏すること、3重奏。
トリル/trille
ハンマリング/プリングを素早く交互に繰り返すギター奏法のこと。ロック系ギタリストに愛用者が多い。
トレモロ/tremolo
エフェクターやアンプの場合は、音量を周期的に変化させる機能、またはその機能を持つ装置のこと。
トレモロ・ピッキング/tremolo picking
ギター奏法のひとつ。素早いオルタネイト・ピッキングを細かく繰り返し、音を連続させる奏法。
トレモロ・ユニット/Toremolo Unit
ユニットに付属しているバーを動かすことによって、可変幅の広いヴィブラート効果が得られるエレキギター用ブリッジのこと。ビグスビー・トゥルー・ビブラート、シンクロナイズド・トレモロ、ビブラミュート、フロイドローズなどが有名。ヴィブラート・ユニットとも呼ばれる。
ドロップDチューニング/drop d tuning
変則的なギター・チューニングの1つ。レギュラー・チューニングの6弦だけを全音下げ、D音にしたチューニング。クラシック、フォーク、ロックなど、幅広いジャンルで使用されている。


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