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ギターケーブル/シールドの種類や選び方のページでも紹介しましたが、あまりにも安価なケーブルはすぐに断線し使えなくなるケースが多く、頻繁に買い換えることになれば結果としてコストに見合わない金額を支払うことになってしまいます。ケーブルは消耗品です。購入したギターによってはしっかりとしたケーブルが付属することもありますが、いずれ2本3本と買い換えが必要になります。
このページでは初心者だけでなく中級者にもオススメできる高い品質のギターケーブルを紹介します。2本目、3本目のギターケーブルを購入する際の目安にして下さい。
CANARE Gシリーズ。鮮やかなカラーラインナップが用意されている
初心者におすすめの定番として、真っ先に名前が挙がるのが「CANARE(カナレ)」のケーブルです。品質と耐久性に優れ価格もリーズナブルなので、最初の一本として非常に手の出しやすいモデルとなっています。1〜10mまで長さの異なる5種類のラインナップはいずれもS/Sのストレートプラグで統一され、それぞれのモデルに鮮やかなカラーが用意されています。
モデル名 | G01 | G03 | G05 | G07 | G10 |
長さ | 1m | 3m | 5m | 7m | 10m |
価格 | ¥ 1,264 | ¥ 1,630 | ¥ 1,960 | ¥ 2,157 | ¥ 2,736 |
表:CANARE Gシリーズ5種類の比較(価格は2018年4月時点)
PROFESSIONAL CABLE Gシリーズを…
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カナレのケーブルは長い間、日本国内での定番の地位を築いていました。しかし昨今、シールドケーブルに力を入れるメーカーがにわかに増え、その結果、様々な価格帯で個性を持ったシールドが登場しています。こだわりや人と違うものを持ちたいという欲求が出てきたなら、シールドを探す旅に出てみてはいかがでしょうか。
ここからは、自宅でレコーディングしたりライブをガンガンやるような中級者以上のギタリストにもおすすめできる、高い品質を維持しながらも手の届きやすいリーズナブルな価格帯のモデルを選んでみました。
カナレを日本の定番とするならば、BELDENは世界の定番。アメリカ発のケーブルメーカーとして、スタンダードの地位を占めています。オーディオ用スピーカーケーブルでお世話になっている方もいるでしょう。「#8412」はそんなベルデンの楽器向けケーブルで、サウンドに過度な味付けがなく、タイトな中低域を持ち、音の輪郭がはっきりしているのが特徴です。その締まったサウンドはギターのみならず、ベースにも好相性。数多のレコーディングスタジオに常備されていることからも分かる通り、品質と信頼性は折り紙付き。それでいて手の出しやすい価格となっており、初心者から上級者までおすすめできるケーブルです。
Belden #8412 The Wired を…
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アメリカ・カリフォルニア州発のMONSTER CABLEは、2000年代に入った辺りから、日本国内でも高級ケーブルの代名詞として一気に広まっていきました。この「ROCK」モデルは同社の中でも、ロックの名を冠している通り音の太さと元気の良さを感じるように設計されたエレキギター用のケーブルです。歪んだ音との相性は特に優れており、ロック音楽を演奏するギタリストにとっては有力な選択肢となり得ます。高級品の多い同社のラインナップにおいて、比較的手に取りやすい価格なのも魅力です。
MONSTER CABLE「MONSTER ROCK」 を…
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アメリカのCustom Audio Electronics(CAE)の日本向け会社としてスタートしたCustom Audio Japan(CAJ)。「II、IL」は、特にギターの信号を伝達するために特化して開発されたギター用のケーブルで、実際のトッププロミュージシャンによるブラインドテストを経て、チューンナップを繰り返して出来上がったモデルです。素直でヌケの良い音が特徴で、ギターの本来の鳴りがそのまま伝わるようになっています。ケーブル自体の柔軟性が高く、取り回しが良いのも魅力。
モデル名は両端がストレートのものが「II」、片方がL字プラグのものが「IL」となっています。
Custom Audio Japan「ギターケーブル II、IL」 を…
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ケーブル、エフェクター、パワーサプライなどを手がける国産メーカーの「Ex-Pro」。同社のケーブルは
の3種類がラインナップされています。中位に位置する「FLシリーズ」は、その音の素直さが魅力のギター用ケーブル。味付けが非常に少ない素直なケーブルという点では、上のCAJのものと似通った性質と言えますが、こちらはより出音にストレートさが感じられます。ケーブル自体が太く取り回しが若干悪いところが弱点ですが(重量感が頼もしいです)、手に取りやすい価格の良質ケーブルとして良い選択となります。
全帯域において味付けが少ないという点から、ベース用にもおすすめです。
Ex-Pro 「FLシリーズ」を…
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神奈川県にある株式会社パシフィクスの一ブランドとしてスタートしたプロヴィデンスは、今では楽器店で見かけない方がめずらしいほどシールドケーブルが充実しています。多彩なケーブルのラインナップの中にあって、「F201」「B202」はともに中位に位置するモデル。「F201」はFatmanという名の通り、ギター本来の持ち味でもある中低域を確実に伝送するように設計されており、適度に絞られた高域とも相まって、ぎらつかない落ち着いたサウンドになっています。
「B202」はさらにそれを低域寄りに推し進めた設計となっており、ヘヴィ路線の音楽に適したサウンドです。公式の説明にもありますが、ベース用としても適当でしょう。両者ともにプロヴィデンスの明確な志向に基づいた音色設計になっており、シールドに音作りの一端をさせるという哲学が見えてきます。
《目指したのは革新的なパッシブサウンド》Providence Guitar訪問インタビュー
「F201 Fatman、B202 Bottomfreq’er」を…
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楽器関連の様々な製品をプロデュースする国産ブランド「KAMINARIケーブル」の「Electric Guitar Cable」は、音域のバランス感を徹底追求したエレキギター専用ケーブルです。シングルコイル・ギターでの乾いた張りのある低音域/太く存在感のある高音域を得るため中音域のバランスに注目して設計されており、ハムバッカー搭載ギターでも音がこもらず前に抜けていくサウンド特性となっています。
本製品は
と長さやプラグの形状が異なる充実の6種類をラインナップ。また特製ケーブルポーチが付属する他、「永久保証」が付いているので故障した場合でも安心です。
最近はアメリカ以外に中国、台湾、シンガポールなどアジア諸国でも流通しています。ケーブルは高額な素材を使用していて原価率がかなり高い(あまり儲からない)、というところにもこだわりが込められておりまして、そのぶん現場のローディーさんら耳の良い人たちに品質を認めていただいて広まっていった、という経緯があります。
《幅広く、いろんなことを面白く》KAMINARI GUITARS訪問インタビュー
KAMINARI Electric Guitar Cableを…
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株式会社TMCによるブランド「Live Line」は、日本国内で日本人職人の手作業によって生み出されているギターケーブル・ブランドです。同ブランドが手がけるケーブルの中でもInnovationシリーズは、プラグを抜き差しする際に自動的に信号が遮断される「キル・スイッチ・システム」を導入し、アンプの音量を下げずにギター側のシールドを抜いても「ボッ」というポップアップノイズが発生しないというユニークなギターケーブルです。
スタジオやライブのセッティング、また音作りの段階でアンプやエフェクトを切り替えたり、ケーブルの抜き差しが頻繁にあるという時に大変に便利で、ガンガンライブを行なっているというプレイヤーにオススメです。
Innovationシリーズを…
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自分でシールドケーブルを作る「自作派」の人にオススメなのが「MOGAMI」の「2524」です。このケーブルは切り売りで販売されているため、自身によるハンダ付け作業が必要ですが、上記のLC03と肩を並べる「コストパフォーマンス」を持っています。音質特性は「フラット」であり、とても使いやすいケーブルです。完成品よりも自作の方が遙かに安上がりなので、自作に挑戦する方は2524から試してみましょう。
MOGAMI 2524 を…
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ある程度バンド活動を行なっているベーシストでMONSTER CABLEのシールドを持っていないという人は少ないのではないでしょうか。ベーシストから高い支持を集めているMONSTER CABLEのベース専用シールドが「MONSTER BASS」です。本製品は非常に高価なモデルですが、このモデルにしか出せない「図太いサウンド」は必聴で、レコーディングで音を比べてみるとその違いに気づくことでしょう。WEB登録を済ませれば「永久保証」を受けることができるので、本格的にベースを始める初心者の方は試してみてはいかがでしょうか。
VOXの「VCC-90」は「カールコードタイプ」のシールドケーブルです。「高音」が出にくく、「中音」が豊かな特性を持っていることもあり、適度なハイ落ちを保ったヴィンテージ寄りのベースサウンドを鳴らすことができます。値段もかなり手頃なので、気軽に試せるのが嬉しいところです。オシャレなシールドケーブルを使いたい方にオススメしたい一本です。
ベース用ケーブルの種類と選び方 – ベース博士
以上、現場でのヘヴィユースにも応えてくれるギターケーブルを紹介しました。ケーブルの世界は奥が深く、さらに高品質なものになると30cmで数万円のケーブルというものも登場します。一切の妥協をせず音質を追求したい人は、ハイエンド・ケーブルの世界に足を踏み入れてみて下さい。
ギターケーブルの売れ筋を…
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