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G6136T-59 Vintage Select Edition ’59 Falcon
Gretsch G6136 White Falcon(ホワイトファルコン)は、世界一美しいギターとも称される、グレッチ・ギターの中でも最も高価な最上位グレードのギターです。白一色・ホワイトカラーのボディとゴールドパーツという豪華絢爛なヴィジュアルだけでなく、その独特のサウンドに多くのギタリストが魅せられました。
ゴージャスなゴールドパーツ、眩いばかりのホワイト・フィニッシュ、Vシェイプのファルコン・ヘッドなど、細部にまで芸術的なこだわりを持って作られたパーツには神々しさすら感じられます。美しい純白から適度にあせて味のあるクリーム色まで、ゴールドパーツはくすんでしまったりメッキがはげてしまったりすることもありますが、それもまた渋く、わざとエイジングする人もいるほどです。
G6136T-59 Vintage Select Edition ’59 Falcon:ヘッド部分
グレッチ・ギターの中でもとりわけフルアコのホワイトファルコン(及びセミアコのホワイトペンギン)が「最も美しい」と言われるのは、古き良きアメリカの高級車キャデラックを思わせる、意匠を凝らした外観によります。このシリーズだけの「Vシェイプヘッド」によって、シルエットだけでもホワイトファルコンだと判別できます。
金属パーツはピックアップからネジに至るまで徹底してゴールドで、ペグはボディやネックのバインディング、トラスロッドカバー、ヘッドのブランドロゴにはゴールドのラメがちりばめられており、ゴージャスな雰囲気が演出されています。コントロールノブには設定の目安になる赤いドットが打ってあり、可愛らしさも感じさせます。
キャデラックテールピースを搭載した G6136-55 Vintage Select Edition ’55 Falcon
ゴールドのビグスビーが搭載されるのが標準ですが、トレモロレスモデルのテールピースは「キャデラックテールピース」と呼ばれる、アメリカの高級車キャデラックで使われていたエンブレムをかたどった、このシリーズ専用のデザインのものが採用されています。
G6136T-59 Vintage Select Edition ’59 Falcon
グレッチのフルアコモデルは共通してメイプルボディ/ネック、エボニー指板という仕様です。ボディ形状とピックアップのバリエーションによって、モデルごとのサウンドキャラクターが付けられていますが、その全てがきれいに減衰するサスティンによってコードが美しく響くよう方向づけられており、カントリー、ウェスタン、ロカビリーに特化しています。
ホワイトファルコンは、6122カントリージェントルマンと同じ17インチ(432mm)サイズでありながら、さらに厚みも2.75インチ(70mm)あり、グレッチのラインナップ内では最大のボディサイズです。それだけ力強い鳴りと甘いトーンが得られますが、そのぶん弾きこなすのにはなかなか大変だと言われます。
現在ではややサイズダウンしたモデルもリリースされており、バリエーションが豊富になっています。
上:ホワイトファルコン G6136T、下:ホワイトペンギン G6134
ホワイトファルコンと並んで「最も美しいギター」と称されるホワイトペンギンはデザイン的に多くの共通点がありますが、ホワイトペンギンはジェットシリーズと同様の小振りなボディサイズで、マホガニーのセミホロウボディとなっており、タイトかつファットなトーンになっています。
Neil Young – Ohio (Live at Farm Aid 25)
ニール・ヤング氏は1960年製など数本のホワイト・ファルコンを所有し、バッファロー・スプリングフィールド時代後期の1968年頃から使い始めていました。その後、スティーヴン・スティルス、グラハム・ナッシュ、デヴィッド・クロスビーらと組んだCSN&Yにおいてもそのサウンドを聴かせており、名盤『デジャ・ヴ』などで体験できます。
ヤング氏と同じく、スティーヴン・スティルス氏もホワイトファルコンの愛用者です。 CSN&Y 『デジャ・ヴ』のほか、同バンド解散後に組んだマナサスでも使用され、特に1st、2ndでそのサウンドが聴ける。近年発売されたマナサスのライブDVD 『ベスト・オブ・ミュージック・ラーデン』でも、フェンダーのアンプ群を背に、ホワイト・ファルコンを抱えてカントリー・フレーバー溢れるリックを披露しています。
グレッチ・ギターの愛用者として、またネオ・ロカビリー・ブームの火付け役としても有名なブライアン・セッツァー氏もホワイトファルコンを使っています。 アルバムで使われたかどうかの確証はありませんが、1992年に発売されたストレイキャッツの『CHOO CHOO HOT FISH』のジャケットで、1956年製のホワイトファルコンを持つセッツァーを見ることができます。
Red Hot Chili Peppers – Californication – Live at Slane Castle [HD]
Red Hot Chili Peppersの元ギタリストであるジョン・フルシアンテ氏が演奏するホワトファルコンは、彼の腰よりも低く構えられ、ブライアン・セッツァー氏のグレッチとは全く違う楽器のような印象すら受けます。やはりコードの美しい響きを印象づけたい曲に使用されることが多いですが、フルシアンテ氏はこのホワイトファルコンでギシャギシャに歪ませることもあります。
G6136ホワイトファルコンはその名の通りホワイトのフィニッシュが特徴ですが、モデルごとに
の二つが決められています。またブラックのフィニッシュでゴールドパーツの「ブラックファルコン」、シルバーパーツの「シルバーファルコン」といった派生モデルもあります。
トレモロレスモデルには特徴的な「キャデラックテールピース」が、ビグスビー搭載モデルにもテールピースのデザインにはバリエーションがあります。またブリッジにはシビアなオクターブ調整を道具を使わずにできる「シンクロソニック・ブリッジ」と、弦の間隔を調整して弦をピックアップのポールピース上に合わせたりプレイヤビリティを自分に合わせたりできる「スペースコントロール・ブリッジ」の二つがあります。
サウンドの要となるピックアップには、
の3種があります。
特徴である大きなボディサイズを縮小したモデル、ダブルカッタウェイモデルもラインナップされています。
1950年代中期のスペックを踏襲したモデル。ヘッドに縦に配置されたブランドロゴが外観上の大きな特徴になっています。
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ヴィンテージ・グレッチを細部に渡って再現した「Vintage Select Edition」シリーズのホワイトファルコン。トレッスル・ブレイシングを採用した17インチ幅、ボディ厚は2-3/4インチ、その他
など、1959年製ホワイト・ファルコンの仕様が再現されています。
Gretsch G6136-55 Vintage Select Edition ’55 Falcon Hollow Body with Cadillac Tailpiece
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上:G6136T White Falcon、下:G6136DC White Falcon Double Cutaway
ウレタンホワイトフィニッシュのホワイトファルコンには、
の二つがラインナップされています。
が共通スペックですが、ダブルカッタウェイモデルは
という特徴が追加されています。
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現代的なアプローチが施された「Players Edition」シリーズのホワイトファルコン。MLブレイシング、2-1/4インチ厚のボディ、グローヴァー製ロック・タイプ・マシンヘッド、新開発Squeezeboxコンデンサーと、演奏性・鳴り・チューニングの安定性などが考慮されています。
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Gretsch 2016 Players Edition G6136T White Falcon
ラミネイテッド・メイプルのボディを2インチ厚と薄めにすることでフィードバックが抑えられ、幅広いサウンドメイキングが可能となった「FSR」シリーズのダブルカッタウェイ・ホワイトファルコン。ピックアップにはハイセンシティブ・フィルタートロンを搭載、ゴールド・カラーで統一されたハードウェアはもちろん、ブロック・ポジションマーカーを配したエボニー指板、ゴールドスパークルのロゴをあしらったVシェイプ・ヘッド、グローバー・インペリアル・チューナーのペグなど、高級感と気品を感じさせます。
ラッカーのヴィンテージ・ホワイトフィニッシュのモデルには細かな仕様の違いがあります。
G6136T-59 VS Vintage Select Edition ’59 Falcon
「G6136T-59 VS Vintage Select Edition ’59 Falcon」は、1959年製ホワイト・ファルコンを再現したモデル。
というのが特徴で、55年モデルを再現したヴィンテージ・ホワイトフィニッシュの「G6136-55 VS Vintage Select Edition ’55 Falcon」とは、搭載しているピックアップの違いが大きなポイントです。
Gretsch G6136T-59 Vintage Select Edition ’59 Falcon Hollow Body with Bigsby
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ダブルカッタウェイ・ホロウボディ仕様のホワイトファルコンとして人気が高かったものの、生産完了してしまった「G6136DC」をFSRシリーズで復活させたのがこの「G6136DC FSR Falcon」です。ボディは大きめの17インチ幅/薄めの2インチ厚となっており、エボニー指板/フィルタートロン・ピックアップ/ビグスビーB6Gを搭載しています。
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センターブロック構造のいわゆる「セミアコ」に、ホワイトファルコンのデザインを導入したモデル。メイプル・ボディにスプルース・センターブロックを採用し、センターブロックの後方をくり抜いて軽量化が計られています。チューナーはGOTOH製、スイッチクラフト製ジャック/ベルデン製配線材/CTS製のポットなどパーツ類もアップグレード、モダンなスペックを持っています。
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現行ラインナップとは異なるスペックのFSR(ファクトリースペシャルラン=限定版)モデルとして、ボディサイズを抑えて弾きやすくしたホワイトファルコンがリリースされています。
ボディサイズをG6120と同様の16インチに、弦長をミディアムスケールにサイズダウンした限定16本での発売となる「G6136T」です。パーツや電装系はそのまま引き継ぎながら、ヘッドに縦に配置されたブランドロゴと指板のハンプボックス・インレによってさらなる高級感が演出されています。
ボディ幅を14インチにまで抑えたダブルカッタウェイモデルです。指板にはブロックインレイが配置されており異彩を放っています。
操作系は2ヴォリューム、1トーン、マスターヴォリューム、セレクタスイッチで、スタンバイスイッチは搭載されていません。
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