2025年度版:パワーコードだけで弾ける!ロック定番曲まとめ15選

[記事公開日]2025/10/2 [最終更新日]2025/10/2
[ライター]小林健悟 [編集者]神崎聡

パワーコードで弾けるロック定番曲

「パワーコード」はポジション移動だけで曲を演奏できる、初心者にとって非常に嬉しい存在です。とはいえパワーコードだけで全ての曲が弾けるかと言えば、それは理論上の話。そんなわけで新旧のロック定番曲から、パワーコードの練習曲としておすすめの15曲を選び抜き、独自基準で5段階の難易度を付けてみました。
ちょっと練習したらすぐ弾けそうなやさしい曲から、弾ききるにはかなりの胆力が要求されるタフな曲までの幅があります。ぜひ挑戦してみてください!

小林健悟

ライター
ギター教室「The Guitar Road」 主宰
小林 健悟

名古屋大学法学部政治学科卒業、YAMAHAポピュラーミュージックスクール「PROコース」修了。平成9年からギター講師を始め、現在では7会場に展開、在籍生は百名を超える。エレキギターとアコースティックギターを赤川力(BANANA、冬野ユミ)に、クラシックギターを山口莉奈に師事。児童文学作家、浅川かよ子の孫。

エレキギター博士

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エレキギター博士
コンテンツ制作チーム

webサイト「エレキギター博士」を2006年より運営。現役のミュージシャンやバンドマンを中心に、自社検証と専門家の声を取り入れながら、プレイヤーのための情報提供を念頭に日々コンテンツを制作中。


  1. 難易度判定(Level 1~5)の指標
  2. Level 1:ギターを手にしたその日から挑戦できる、弾きやすい楽曲
  3. Level 2:基礎的なテクニックの習得が必要になる楽曲
  4. Level 3:シンプルながら上達の達成感が得られる楽曲
  5. Level 4:速さや複雑さを持つ、スリリングな楽曲
  6. Level 5:脱初心者!!極めてタフな楽曲

難易度判定(Level 1~5)の指標

「Level」の分け方については、まず候補曲を15曲リストアップし、以下の5つの指標に従って点数を付け、点数のまとまりで分けています。これはパワーコードの練習曲としての難易度判定なのであり、音楽としてのレベルを定めているのではないことに、くれぐれもご留意ください。

1:BPM

「BPM」については楽曲のBPM(テンポ)を調べ、5段階で点数を付けています。BPM=100以下は1点、BPM=101~130は2点、BPM=131~160は3点、BPM=161~200は4点、BPM=201以上は5点とし、16ビートや3連、シャッフルには1点が加えられます。

2:長さ

「長さ」についてはYouTube動画の長さを参考に、5段階に分けています。分け方は、3分30秒以内(1点)、4分以内(2点)、4分30秒以内(3点)、5分以内(4点)、5分1秒以上(5点)です。

3:コード数

「コード数」については、楽曲に使われるコードの数に応じて5段階に分けています。3個以下で1点、4~5個で2点、6~7個で3点、8~9個で4点、10個以上で5点です。なお、パワーコードとしてのカウントなので、例えば「C」と「Cm」と「C7」は同じ1つのパワーコードとして扱います。

4:必須テクニック

「必須テクニック」は、パワーコードで演奏するために必要なテクニックです。ブリッジミュート、スライド、カッティング、オルタネイト・ストローク、高速ダウンストローク、メロディ要素、分数コード、ギターのみでテンポキープがあり、各1点の加算方式です。なお、5点以上は全て5点として扱います。

5:楽曲のポイント

「楽曲のポイント」は、ライブで1曲を通して演奏するために重要となるポイントです。キーボーディストや同期演奏必須、ギターソロあり、アルペジオなどコード弾き、二人目のボーカリスト、変拍子や転調、フェードアウト、があり、各1点の加算方式です。

六弦かなで

「キー」に気を付けて練習しよう

これから見ていく楽曲にはKey=AやKey=Eなど、キーの情報も添えています。キーによって使われるコードがある程度は絞り込められるので、はじめのうちからキーを意識することで能率よく練習を進めることができます。
また、「ギターは#系のキーに強い」と言われることがあります。最も基礎的な C のほか G、D、A、E といったキーは開放弦が使いやすく、ギターで弾きやすいと考えられているのです。今回の楽曲にも、これら#系のキーが多く含まれています。
曲のKeyって何?

Level 1:ギターを手にしたその日から挑戦できる、弾きやすい楽曲

X「Wild Thing」


Wild Thing (Long Version)

ロックのスタート地点にふさわしい「Eの3コード」

この曲は、Eの3コード、E、A、Bのパワーコードだけでできているので、この3つのパワーコードをマスターすれば、ほぼ完コピできてしまいます。Eは3弦や2弦まで鳴らしてしまわないよう、Aは6弦を親指でミュートできるように気を付け、Bでは親指をしっかりネックの真裏まで回せるよう心がけましょう。

テンポがそれほど速くないこともあり、エレキギターを買ったその日からチャレンジできる曲として、強烈におすすめです。
「E」は普通のギターで出せる最もヘヴィなコードであり、Eから始まるロックの名曲は数多くあります。このEで始まるEのキーは、ロックミュージックにおいて非常に重要なのです。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 2点 BPM=108
長さ 5点 6分22秒
コード数 1点 3個
必須テクニック 0点 なし
楽曲のポイント 1点 ギターソロあり
1985年 リリース
Key=E
合計:9点 /(25点満点)

The Police「Every Breath You Take」


The Police – Every Breath You Take (Official Music Video)

安定したブリッジミュートを手に入れよう

実際の演奏はアルペジオとブリッジミュートを組み合わせた、なかなかにハイレベルな内容です。しかしパワーコードをブリッジミュートをかけて弾くだけでも、充分にそれっぽい気分を味わうことができます。ギターのサウンドはリバーブを効かせたクリーン~クランチに設定し、安定的に8ビートを打てるようにしましょう。

一見シンプルなコード進行ですが、Aが来ると思わせてF#mが来たり、エンディングに新たなパターンが登場したりと、しっかり練られているので油断はできません。曲の終わり方は、ライブ映像などを参考にしてみてください。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 2点 BPM=117
長さ 2点 3分48秒
コード数 3点 7個
必須テクニック 1点 ブリッジミュート
楽曲のポイント 1点 フェードアウト
1983年 リリース
Key=A ※半音下げチューニング
合計:9点 /(25点満点)

Kenny Loggins「Danger Zone」


Kenny Loggins – Danger Zone (Official Video – Top Gun)

パワーコードを1発鳴らす爽快さを味わえる

メインのリフはスライドとカッティングを組み合わせた、初めてギターに触れる人にとっては少々手こずるかもしれない内容。しかしこれ以外は、Eを8小節も伸ばす歌い出しに象徴されるように、ほとんどがパワーコードを1発鳴らして伸ばす、という極めてシンプルな演奏です。ガツンと鳴らしたパワーコードが空間を埋め、徐々に減衰していく、その美しさと気持ち良さを味わう事ができます。また全てのパワーコードでポジションマーク上を押弦するため、非常に練習しやすいのもメリットです。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=157
長さ 2点 3分45秒
コード数 2点 5個
必須テクニック 2点 スライド、カッティング
楽曲のポイント 1点 ギターソロあり
1986年 リリース
Key= Em(=G) ※半音下げチューニング
合計:10点 /(25点満点)

Level 2:基礎的なテクニックの習得が必要になる楽曲

Bon Jovi「It’s My Life」


Bon Jovi – It’s My Life (Official Music Video)

ポジション移動に合わせてブラッシング音を放つ

ミディアムテンポのヘヴィな曲では特に、パワーコードによる分厚い音の壁を築く必要があります。ここで次のコードに移るために押弦する指の力を抜いてしまうと、音が止まってしまってせっかく作った音の壁に穴が空いてしまいます。ポジション移動のタイミングでブラッシング音を出すことで、音の壁を維持しつつキッチリとした正確なコードチェンジも遂行できる、というわけです。開放弦が鳴ってしまわないように不要弦をミュートする、カッティングの基礎をしっかり身につけましょう。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 2点 BPM=120
長さ 3点 4分27秒
コード数 3点 6個
必須テクニック 2点 ブリッジミュート、カッティング
楽曲のポイント 1点 ギターソロあり
2000年 リリース
Key=C#m(=E) ※半音下げチューニング
合計:11点 /(25点満点)

Rammstein「Du Hast」


Rammstein – Du Hast (Official Video)

ディストーションをかけたザックザクのミュートが必須!

ザクザクというブリッジミュートをからめたヘヴィリフの気持ちよさで勝負する楽曲。キビキビとしたポジション移動とキレのよいダウンアップのピッキングが練習のポイントです。サウンド的にはしっかり歪むディストーションを使い、低域と中域の絞り加減、また高域の立たせ加減をうまく調整しましょう。ギターが無音になる時間も多くあります。そういう時はギター側の音量を落としたりエフェクターを切ったりして、ノイズやハウリングを飛び散らせないように心がけましょう。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=125(16ビートの加点1)
長さ 2点 3分55秒
コード数 2点 4個
必須テクニック 3点 ブリッジミュート、オルタネイト・ストローク、ギターのみでテンポキープ
楽曲のポイント 1点 キーボーディストや同期演奏必須
1997年 リリース
Key=Em
合計:11点 /(25点満点)

Nirvana「Smells Like Teen Spirit」


Nirvana – Smells Like Teen Spirit (Official Music Video)

「ギタリストにとって弾きやすいキー」とは何かがわかる

この曲のキーは、何と「Fm」。1曲を通して、パワーコードを押さえる人差指がポジションマーク上に来ることはありません。慣れてしまえばどうってことはないのですが、指板上の目印を頼りに押弦する場合、習得になかなかの胆力を要します。一方で開放弦を弾くことが全くないため、これを弾く時には不要弦のミュートも含めて常にどこかの弦を触っていることになります。押弦のフォームさえ落ち着けば、キレのよい演奏になりやすいわけです。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=117(16ビートの加点1)
長さ 3点 4分38秒
コード数 2点 5個
必須テクニック 2点 カッティング、オルタネイト・ストローク
楽曲のポイント 2点 ギターソロあり、アルペジオなどコード弾き
1991年 リリース
Key=Fm
合計:12点 /(25点満点)

Level 3:シンプルながら上達の達成感が得られる楽曲

Evanescence「Bring Me To Life」


Evanescence – Bring Me To Life (Official HD Music Video)

明瞭な休符を演奏するミュートの技を磨こう

ヘヴィ志向のサウンドでは、多少のロングトーンでは音量の減衰を感じさせない程度に深く歪ませた、ヘヴィなディストーションが求められます。しかしここまで歪ませると、16分休符を挟むような細かい演奏に一定の注意が必要です。余計なノイズを発生させずに音を止めるミュートのテクニックのほか、音の気持ち良さと音の止めやすさ、ノイズの出にくさのバランスを取ったサウンドメイキングが必要です。キレの良い休符のため、ノイズゲートを導入しても良いでしょう。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 2点 BPM=95(16ビートの加点1)
長さ 3点 4分13秒
コード数 4点 9個
必須テクニック 2点 ブリッジミュート、メロディ要素
楽曲のポイント 2点 キーボーディストや同期演奏必須、二人目のボーカリスト
2003年 リリース
Key=Em
合計:13点 /(25点満点)

相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」


相川七瀬 / 夢見る少女じゃいられない

ベースとのユニゾンがアンサンブルのポイント

パワーコードを基調としたハードロック調のアレンジに、ベースとユニゾンする印象的なフレーズが頻繁に放り込まれる活発な楽曲。サビではイントロに近いツインギターのアンサンブルになりますが、ギタリストが一人しかいない場合はパワーコードの方を弾きましょう。

メタルやハードロックでは、ギターとベースが同じフレーズを弾く「ユニゾン(厳密には、オクターブ・ユニゾン)」が多く用いられます。二つの楽器が同じフレーズを演奏することで、ストレートかつ重厚なアンサンブルが構築できるわけです。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=158
長さ 4点 4分35秒
コード数 3点 6個
必須テクニック 2点 ブリッジミュート、メロディ要素、ギターのみでテンポキープ
楽曲のポイント 1点 ギターソロあり
1996年 リリース
Key=C#m(=E)
合計:14点 /(25点満点)

MONGOL800「小さな恋のうた」


MONGOL800 / 小さな恋のうた

純粋にパワーコードのみで完全コピーできる、パワーコード練習曲の金字塔

楽曲の良さと認知度も含め、国内パワーコード練習曲の代表といえば、この曲を置いて他には無いと断言しても良いでしょう。さっそく冒頭に放たれる猛烈な高速ダウンピッキングのブリッジミュートは、是非ほんとうにダウンピッキングだけで弾き切れるように練習してみてください。脱力を基本とした力加減のほか、ピッキングフォームの研究も重要。ダウン&アップのピッキングでは決して得られない、ドライブ感、押し出しの強さ、サウンドの均一さが手に入ります。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 5点 BPM=220~240
長さ 2点 3分57秒
コード数 2点 5個
必須テクニック 3点 ブリッジミュート、高速ダウンストローク、オルタネイト・ストローク、ギターのみでテンポキープ
楽曲のポイント 1点 二人目のボーカリスト
2001年 リリース
Key=B
合計:14点 /(25点満点)

Level 4:速さや複雑さを持つ、スリリングな楽曲

ロードオブメジャー「大切なもの」


ロードオブメジャー / 大切なもの

ポップスの美学「カノン進行」を駆使した佳曲

「カノン進行」とは、クラシックの名曲「パッヘルベルのカノン」で有名になったコード進行のことです。美しいメロディが乗りやすく、かつコード進行自体も美しく、ポップスにおいてさまざまな名曲のヒントとなりました。

この楽曲ではサビに使われている「C、G、Am、Em、F、C、F、G」がまさにそのカノン進行で、他の場面では「C、G、Am、Em、F、G、C」のように末尾のコードを変更して使われることもあり、全体を通してカノン進行のイメージを印象付けています。
このように、コード進行には名前の付けられた定番的なものがいくつかあります。出会ったものから覚えておくようにしておくと、曲を早く覚えられたり、深く理解できたりできるようになります。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 5点 BPM=205
長さ 1点 3分18秒
コード数 3点 6個
必須テクニック 5点 ブリッジミュート、カッティング、高速ダウンストローク、メロディ要素、ギターのみでテンポキープ
楽曲のポイント 1点 ギターソロあり
2003年 リリース
Key=C ※半音下げチューニング
合計:15点 /(25点満点)

打首獄門同好会「日本の米は世界一」


打首獄門同好会「日本の米は世界一」

7弦ギター必須の低音も、ドロップチューニングで演奏可能

アーティストご本人が7弦ギターを駆使するような極めてヘヴィな楽曲であっても、6弦ギターでのダウンチューニングやドロップチューニングで対応できる例は多くあります。この楽曲の場合、全弦半音下げ&6弦をさらに1音下げた「ドロップC#チューニング」で演奏可能。

ドロップチューニングは従来以上にヘヴィなサウンドを放つことができる上、指一本でパワーコードを押さえられるのが大きなメリットです。
ただし、インディーズアーティストの楽曲は楽譜が出版されないことが多く、歌詞やコードの情報を頼りに耳コピーする必要に迫られる場合があります。

ダウンチューニングならこの弦を使え!ドロップチューニング対応のギター弦特集

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 4点 BPM=138(16ビートの加点1)
長さ 2点 3分34秒
コード数 4点 8個
必須テクニック 4点 ブリッジミュート、カッティング、オルタネイト・ストローク、メロディ要素
楽曲のポイント 2点 二人目のボーカリスト、変拍子や転調
2015年 リリース
Key=Dm(=F) ※「ドロップC#」チューニング
合計:16点 /(25点満点)

B’z「愛のバクダン」


愛のバクダン

奥行きを感じさせる「分数コード」の活用

この楽曲のサビでは「A、E onG#、F#m、E、D、A onC#、Bm、E」というように「分数コード(オンコード)」が使われています。これによりベースが音階に従って下降する「ベースライン・クリシェ」が成立し、活動的なコード進行に滑らかさを内包させた、奥行きのある響きができあがります。
パワーコードで分数コードを鳴らすには一定の工夫こそ必要ですが、慣れればどうということはありません。ベースと並走する一体感が生まれ、美しいバンドアンサンブルが実現します。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 4点 BPM=171
長さ 3点 4分22秒
コード数 3点 6個
必須テクニック 4点 ブリッジミュート、カッティング、分数コード、メロディ要素
楽曲のポイント 2点 ギターソロあり、アルペジオなどコード弾き
2005年 リリース
Key=A ※半音下げチューニング
合計:16点 /(25点満点)

WANIMA「ともに」


WANIMA – ともに (OFFICIAL VIDEO)

「倍テン」による無上の疾走感

テンポが倍になっているかのように演奏する手法を「倍テン(ばいてん)」と言い、特にロック系のアレンジでは疾走感や高揚感を演出するための必殺技として扱われます。演奏においてはとにかく運動量が増えるので、忙しさのあまり余計な音を出してしまわないように、またバンドとしてのノリがしっかり出せるように、クールな演奏を心がけましょう。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 5点 BPM=254(実際はBPM=127)
長さ 2点 3分45秒
コード数 4点 8個
必須テクニック 5点 カッティング、オルタネイト・ストローク、メロディ要素、分数コード、ギターのみでテンポキープ
楽曲のポイント 1点 ギターソロあり
2018年 リリース
Key=G ※半音下げチューニング
合計:17点 /(25点満点)

LEVEL 5:脱初心者!!極めてタフな楽曲

SHISHAMO「明日も」


SHISHAMO「明日も」

驚異の「増4度転調」で、12のパワーコードを全制覇

この曲の最大の特徴、C#から一瞬のEを挟んでGへ到達する「増4度転調」は、最も遠いキーへと移行することで場面が一転したかのような印象を持たせる大胆な技です。これを使って自然なメロディを作るのは至難の業ですが、転調の前後で使用するコードも全く変わってしまうため、演奏中に迷子にならないようしっかり練習する必要があります。
この動画のように指板を見ることなく歌いながら演奏できた時、あなたはパワーコードを完全に掌握したと自負できるでしょう。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 4点 BPM=179
長さ 5点 6分11秒
コード数 5点 12個
必須テクニック 3点 カッティング、オルタネイト・ストローク、ギターのみでテンポキープ
楽曲のポイント 3点 キーボーディストや同期演奏必須、アルペジオなどコード弾き、変拍子や転調
2017年 リリース
Key=C#→一瞬のE→G
合計:20点 /(25点満点)

Metallica「Master of Puppets」


Metallica: Master of Puppets (Manchester, England – June 18, 2019)

格の高さがビシビシ伝わる「1分のイントロ」

スラッシュメタルの古典と言える、極めて格の高い楽曲。1分間ひたすらダウンピッキングを連射するイントロが特に著名です。このイントロを弾けただけでも、充分に満足感が得られるでしょう。
スラッシュメタルの音作りでは、ゲインを適度に抑えて鋭いアタックを残すのが重要です。メタルの分野では「ピッキングで歪みを作る」と言われますが、キレの良い鋭いピッキングこそがサウンドメイキングの秘訣なのです。

レーダーチャート 指標 点数 内容
BPM 5点 BPM=212
長さ 5点 9分22秒
コード数 5点 10個
必須テクニック 5点 ブリッジミュート、スライド、高速ダウンストローク、メロディ要素、ギターのみでテンポキープ
楽曲のポイント 3点 ギターソロあり、アルペジオなどコード弾き、変拍子や転調
1986年 リリース
Key=Em (ライブでは半音下げ)
合計:23点 /(25点満点)

以上、「パワーコード練習曲15選」をお送りしました。パワーコードはギターを買ったその日から鳴らすことのできるベーシックなコードでありながら、ロックミュージックに欠かすことのできない魅力的なサウンドを持っています。ぜひたくさんの楽曲にチャレンジして、パワーコードをご自身の道具にしちゃってください。

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