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コーラス・エフェクターは、原音にわずかに遅れた音を重ねることで音に揺らぎを与え、広がりや深み・透明感を加えるエフェクターです。様々な用途に使えるため一台持っておくと何かと頼りになるエフェクターです。様々なメーカーからリリースされていますが、どのペダルがいいのでしょうか?このページではコーラス・エフェクターについて詳しく見ていくと共に、おすすめのモデルを紹介していきます。
はじめてのコーラス・エフェクター【ギター博士】
音を爽やかに彩る効果からクリーントーンでのアルペジオやカッティング・プレイ時に利用されたり、アコースティックギターやベースでも使用することがあります。またディストーション・ギターで「壁のような厚み」のあるリフやギター・ソロにしたい時、揺らぎを強く掛けてトリップ感を演出したい時など、様々な用途に使えます。
コーラス・エフェクターでは基本的に「Depth(デプス)」、「Rate(レート)」、「Level(レベル)」という3つのツマミを操作して音作りをしていきます。各ツマミの動作は、およそ0.01秒後に出力されるサウンドを「エフェクト音」とした場合、以下のようになっています。
コーラスにはデジタル回路で設計された「デジタルコーラス」、アナログ回路を持つ「アナログコーラス」の2種類があります。
アナログ・コーラスは信号の処理にアナログ回路を使用します。主にBBD(Bucket Brigade Device)チップを使用して遅延を生み出し、その遅延信号と原音をミックスすることでコーラス効果を作り出します。デジタルに比べると多少のノイズが発生しやすいのですが、高域が少し丸くなり、独特の温かみのある音質が特徴です。シンプルな操作性のモデルが多く、直感的に音を作ることができます。
デジタル・コーラスは信号をデジタル化(A/D変換)し、デジタル信号処理(DSP)で遅延や変調を加えた後、再びアナログ信号(D/A変換)に戻す仕組みのエフェクターです。アナログによくある高域の減衰がないため、非常に煌びやかで透明感のあるサウンドが得られます。クリアな音質は爽やかで音ヌケがよく、デジタル処理のためノイズが少ないのが特徴的です。細かな設定が可能で、複数のパラメータを調整することで多様なサウンドが作れます。
ウォームでクラシックなトーンが好みならアナログ、クリアで多彩なサウンドが好みならデジタル。ライブなどでシンプルな操作が必要な場合はアナログ、スタジオで細かな音作りが必要な場合はデジタル。アナログのほうがメンテナンスが必要な場合がありますが、その分の音の温かみが魅力的です。デジタルは安定した性能を長期間維持できます。
BOSSの「CH-1」「CE-5」、またハイエンドなデジタル・ペダルではステレオ出力を備えている事があります。2台のアンプまたはスピーカーを用意し、ペダルの出力端子からそれぞれ接続することで、広がりのあるステレオ・サウンドを楽しめます。ステレオ出力搭載モデルではギターだけでなくキーボードやシンセサイザーなどに使われるなど、様々な楽器での活用も考えられます。
元祖コーラス・エフェクター
BOSS CE-1
コーラスは全国のライブハウス、スタジオに必ずと言っていいほど設置されている「Roland JC-120(ジャズコーラス)」に標準で搭載されています。それどころか、もともとこのJC-120に搭載されたコーラスユニットこそがコーラスエフェクターの元となっており、好評を博したJC-120のコーラスだけを足下に置いて使用するために、ローランドは抜き出して単体で開発することを思いつきます。こうして生み出されたのが世界初のコーラスエフェクター「CE-1」です。JC-120はステレオのスピーカーの片方を原音、片方をエフェクト音とすることで、広がりのある美しいコーラスを得ることに成功していましたが、CE-1は単体でそれに準ずる美しい音質を実現し、高い人気を誇りました。CE-1は製造が終了して久しい現在でもプレミアム価格で取引され、その人気は健在です。
ロータリースピーカーを再現した
strymon Lex Rotary
コーラスなどのモジュレーションエフェクターの元となったのがロータリー・スピーカーです。低音用のスピーカーに繋いだホーンと高音用のスピーカーコーンを逆方向に回転させ、ドップラー効果を作り出し、音に揺らぎを与えるというもので、自然な効果の掛かり方や独特のサウンドによって現在でも人気があります。主にハモンドオルガンに使われ、オルガンやキーボードにはシミュレータが標準搭載されるのが一般的です。ギターではエリック・クラプトン氏やビートルズの曲などで聴くことができ、ロータリー・スピーカーをシミュレートしたギター用エフェクターもリリースされています。ロータリースピーカーはドン・レスリーという人物が開発したことから、レスリー・スピーカーとも呼ばれ、こちらの呼称も一般的によく使われます。
Nirvana – Smells Like Teen Spirit (Official Music Video)
コーラス・ペダルと言えば、ニルヴァーナのカート・コバーン氏が弾いたこの曲のAメロの「チャラーン」というフレーズ。たった2音にも関わらず圧倒的存在感を醸し出しているのは、コーラスの揺らぎによるところも大きいでしょう。「クリーン+コーラス」、「ディストーション+コーラス」という組み合わせで使用しています。カート・コバーンを始め、ロック系ギタリスト/スタジオ系ミュージシャン問わず、数多くのギタリストがコーラスを使っています。
モジュレーション系に属するコーラスは、「歪み系ペダルの後段かつ空間系ペダルの前段」に繋ぐようにしましょう。アンプにエフェクトループ(センドリターン機能)がある場合、ループ内に配置することで、よりキレイなエフェクト音がかかるようになります。
エフェクターのつなぎ方
コーラス・エフェクター一覧 – Supernice!エフェクター
コーラスに加え、フェイザーやフランジャーなどは「モジュレーション系」と呼ばれ、全てコーラスと同じように、原音を変化させたものを改めて原音に混ぜるという動作で効果を得ています。フランジャーはコーラスよりもさらに短めのディレイ音にフィードバックを掛け、それを原音と混ぜることで出力し、フェイザーは位相を変えた信号を原音と混ぜて干渉させることで出力します。そのため、1つのエフェクターでセットになっていたり、マルチエフェクターなどでは同カテゴリにまとめられているのです。
それぞれ異なる音質が得られ、違った用途で使われますが、コーラスが最も一般的によく使われるエフェクターです。いわばコーラスはモジュレーション系の代表選手なのです。
ミニサイズの筐体にはメロンパンを模した可愛らしいキャラクターのイラストがプリントされたミニサイズのコーラス・ペダル。RATE, DEPTH, MIXの3ツマミで音作りを行うシンプルな設計で、トラディショナルなコーラス・サウンドが得られます。エフェクターボードにも組み入れやすいサイズ、そして手に入れやすい価格帯を実現しているため、はじめてのコーラスに最適な1台です。
発売時期 | 2019年 |
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回路 | アナログ |
電池駆動 | x |
消費電流 | 19mA |
コーラス・エフェクトとUni-Vibe系のエフェクトをコンパクトな一台に収めた、可愛らしい筐体が所有欲をくすぐる一台。ノブも3ノブと直感的にコントロールしやすく、コーラス・エフェクター初心者にオススメできるペダルです。ほとんどのコーラス・エフェクターに備わっている、揺れの深さとスピードをコントロールする基本的なノブが装備されているのはもちろんのこと、周波数レスポンスを微調整し、サウンドのキャラクターを変化させることのできる「COLOR」ノブが特徴的。
Uni-Vibe系のエフェクトが搭載されていることからも想像できるように、コーラス・エフェクトについても煌びやかでありながらもサイケデリックなサウンドで、一般的なコーラス・エフェクターとはちょっと違う、変化球なコーラス・ペダルを求めているプレイヤーにはうってつけ。1万円前後で手に入るコスト・パフォーマンスの良さも魅力です。
発売時期 | 2017年 |
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回路 | アナログ |
電池駆動 | ◯ |
消費電流 | 5.5mA |
TC Electronicの格安エフェクター「Smorgasbord of Tones」シリーズからリリースされたアナログ・コーラス「3RD DIMENSION CHORUS」。BOSS DC-2を参照元にして作られており、揺らぎのない爽やかでクリアなコーラスサウンドが得られるます。オリジナル同様コントロールツマミは搭載されず、4つのボタンプリセットを選択するだけ。しかしボタンのON/OFFの組み合わせで合計16種類のサウンドが得られるという、ユニークなコーラスです。
発売時期 | 2017年 |
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回路 | アナログ |
電池駆動 | ◯ |
消費電流 | 25mA |
国産ペダルの代表的なブランドであるBOSSの「CH-1」は、コーラス・エフェクターのロングセラー・モデル。RATE, DEPTH, LEVELに加えてEQ(イコライザー)を搭載した4ツマミ構成で、シンプルながらしっかりと音作りができます。EQを左に回せば低音が、右に回せば高音が強調されるようになっています。高音域がやや強調されたシャープで爽やかなサウンドは、これぞデジタル・コーラスといった趣。扱いやすく初心者にオススメできる定番の一台です。
発売時期 | 1989年 |
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回路 | デジタル |
電池駆動 | ◯ |
消費電流 | 22mA |
Electro Harmonixを代表する定番機「Small Clone」。NIRVANAのカート・コバーン氏の使用により一躍有名になった本機は「エレハモらしい」と評されることも多い独特のエグみを含んだサウンドが特徴で、80年代の登場以来多くのプレイヤーを虜にしてきました。コントロールは非常にシンプルで、速度を調節する「RATE」ノブとエフェクトの強さを設定する2ポジションの「DEPTH」スイッチのみ。単純明快ながらも、12弦ギターのような幻想的なトーンからレズリー・スピーカーのようなサウンドまで幅広い表現が可能な、コーラス・エフェクターの名機です。
発売時期 | 1980年代〜 |
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回路 | アナログ |
電池駆動 | ◯ |
消費電流 | 9mA |
BOSS「CH-5」は、Chorus Ensembleの名の通り、広がりのあるリッチなコーラスサウンドを特徴としたデジタル・コーラス・ペダル。名器CE-1譲りのリッチなサウンドが得られます。RATE, DEPTH, LEVELに加えてFILTERは2軸方式を採用しており、4ツマミの構成ながら5つのパラメータを調節することができます。FILTERは高域と低域を独立して調整でき、幅広いサウンドメイクが可能。ギターやベース、キーボードなど様々な楽器に適応します。ステレオ出力に対応しているため、立体感のあるコーラス効果をステレオ環境で楽しめます。
BOSSのペダルは総じて耐久性も高く、ライブパフォーマンスや長期の使用にも耐える頑丈な作りです。
発売時期 | 1991年 |
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回路 | デジタル |
電池駆動 | ◯ |
消費電流 | 18mA |
BBD素子を使用した、暖かいサウンドが特徴のアナログ・コーラスです。トラディショナルなアナログ・コーラスはコントロールもシンプルなものが多く、ONにした際にどうしても音量が持ち上がってしまったり、セッティングによってはどうしてもピーキーな帯域が生まれてしまう、という問題もしばしば見られます。しかし本機にはコーラスのスピード、深さを調節する基本的なコントロールに加えて、最終的な音量を決定するボリューム・ノブ、さらにはハイ/ロー・カットのノブも装備しており、音色を柔軟にコントロールすることが可能です。ウォームな音色で、なおかつ使いやすいアナログ・コーラスをお探しの方にはぜひお勧めしたい一台です。
発売時期 | 2011年 |
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回路 | アナログ |
電池駆動 | ◯ |
消費電流 | 18mA |
CSMINIは、著名ギタリストも愛用したアナログ・コーラス「Ibanez CS-9 Stereo Chorus」のクラシックなサウンドを継承したミニサイズのコーラス・ペダル。トゥルーバイパス設計のため音質劣化はありません。操作はDepth、Speed、Levelの3ツマミ構成ながらも、DepthとSpeedの調整範囲が広く、多彩なコーラス効果を生み出すことができます。アナログらしいウォームで豊かなコーラスサウンドで、ミニサイズとなっているためエフェクターボード内にも組み込みやすいのもポイントです。
発売時期 | 2016年 |
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回路 | アナログ |
電池駆動 | x |
消費電流 | 22mA |
1976年に登場した伝説的なコーラスペダル「CE-2」を、BOSSのWaza Craftシリーズで蘇らせた復刻版です。Waza Craftシリーズならではの高品質な部品と堅牢な作りが特徴的で、オリジナルのアナログ回路を忠実に再現。温かみのある豊かなコーラスサウンドが得られます。
操作はRateとDepthの2つのノブでシンプルに行えますが、その中に多彩なサウンドバリエーションが隠されています。伝説的コーラス・サウンドを再現する「CE-2モード」「CE-1モード」2つのモードを搭載。CE-2モードでは、1970年代後半から1980年代にかけて多くのギタリストに愛されたクラシックなコーラストーンが楽しめます。CE-1モードではさらに広がりのあるサウンドが得られ、ステレオ出力にも対応、スイッチの切替によってビブラート効果も得られます。
発売時期 | 2016年 |
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回路 | アナログ |
電池駆動 | ◯ |
消費電流 | 25mA |
2010年設立と比較的新しいブランドながら、プロからアマチュアまで幅広く高い人気を博しているWalrus Audio社によるコーラス/ビブラート・ペダルです。アメリカ海洋大気庁が1999年に南太平洋海域にて録音した、発生原因不明の謎の音「Julia」をモチーフにしており、今まで聞いたことがないような神秘的で不思議な音色が特徴的です。
フル・アナログ回路による暖かみのあるサウンドと、独自のコントロールによる多彩なサウンド・メイクはWalrus Audioならではのもので、Cory Wongなど著名なギタリストのボードにも組み込まれています。LFOのシェイプを変更できるスイッチや、ドライ音/コーラス/ビブラートの3つのミックスをまとめて1ノブで調節できるノブ、そして何よりこのペダルを特徴付けているのはLFOエフェクト・モジュレートのプリ・ディレイをコントロールする「lag」ノブ。独創的なサウンドが欲しいプレイヤーにぜひお勧めしたい一台です。
発売時期 | 2016年 |
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回路 | アナログ |
電池駆動 | x |
消費電流 | 100mA |
BOSSのフラグシップ・モデルのモジュレーション・ペダル「500シリーズ」を、高品位なサウンドと機能はそのままに、ボードに組み込みやすいようにダウン・サイジングしたモデル。サンプリング・レート96kHz、AD/DA変換32bit、内部演算32bit float(浮動小数点)の高度な演算処理などフラッグシップ・モデルと相違ない仕様で、コンパクトな筐体には12種類のエフェクトが詰め込まれています。コーラスのエフェクトにはMD-500にはなかった「CE-1」を再現したエフェクトが追加されているほか、フェイザーやトレモロ、スライサーやUni-Vibe系のエフェクトなど、一台で幅広い用途に対応できる便利な一台です。
好みのセッティングを4種類まで保存しておけるメモリー機能やMIDIによるコントロール、インサート・ループなど、モダンなニーズに応える様々な機能が盛り込まれており、新世代のモジュレーション・ペダルを代表するに相応しいペダルといえるでしょう。
発売時期 | 2019年 |
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回路 | デジタル |
電池駆動 | 単3電池 ×3 |
消費電流 | 225mA |
2017年7月に登場した「MD-500」は、BOSSの次世代デジタル・ディレイ「DD-500」と同様の設計思想を持ったモジュレーション・ペダル。高性能DSPによって32bit/96kHzの最高音質を実現しており、他の追従を許さないハイエンド・モデルとなっています。名機コーラスペダル「BOSS CE-1」や「Uni-Vibe」のサウンドを収録、コーラスだけでなくフランジャー/フェイザー/ビブラート/トレモロ/フィルター/リングモジュレーターなど12種類・28タイプのモジュレーション・サウンドを搭載、MIDIやUSBなど接続端子も豊富に用意され、徹底的に音作りを追い込むことができるようになっています。
BOSS MD-500 – Supernice!エフェクター
歪みから空間系まで、高品質かつ幅広いジャンルのペダルをリリースするstrymonのモジュレーション・マシンです。12種類の揺れ系エフェクトを搭載し、スピード、デプス、レベルといった基本的なコントロールに加えて各エフェクトごとに固有のパラメーターが2つずつ用意されており、一台で幅広いサウンド・メイクが可能となっています。コーラスのみに絞ってもアナログ・コーラスやクリアーなデジタル・コーラスなど5種類が搭載されており、他にもフランジャーやトレモロなど充実したラインナップです。どのエフェクトもStrymonらしい高品位なもので、プリセット機能や外部機器による操作など、機能面でも非常に充実しています。
Strymon Mobius – Supernice!エフェクター
プロアマ問わず愛用者の多いstrymonからリリースされているコーラス・ペダルです。アナログ・コーラスの回路には欠かすことのできないBBD素子をDSPによって再現しており、そのサウンドはアナログ機との区別がほとんどできないほど高品位なものです。また複数のコーラス・タイプが搭載されているのも嬉しいポイントで、ラック・エフェクターのようなマルチ・コーラスやビブラート・エフェクトも選択できます。モードについても3種類用意されており、ピッキングの強弱にコーラスの強さが連動するENVモードなどユニークなものが搭載されています。プリセットの保存/呼び出しなどの機能も搭載している、隙のないペダルです。
Strymon Mobius – Supernice!エフェクター
プロ・ギタリストのサウンドシステム構築/メンテナンスも担当する Free The Tone の多機能コーラス・エフェクター。3つのコーラスをミックスし、一般的なステレオコーラスよりも広がりと深みのあるサウンドを生み出します。自分の好みのセッティングは4つまでメモリ保存が可能、24bit AD/DAコンバーター内蔵による高解像度サウンドが魅力です。
Free the Tone TA-1H – Supernice!エフェクター
プラグインやオーディオ・インターフェイスなどの製品で近年存在感を高めているUniversal Audioからリリースされたモジュレーション・ペダル。コーラスのみならず、フランジャー/ダブラー、トレモロ、フェイザーなど、モジュレーション系のエフェクトを広く取り揃えたペダルです。
Universal Audio社のUADエフェクトはDAW界隈で高い評価を受けていますが、そのエフェクトを足元で運用する、というコンセプトのもと開発されており、スタジオのエフェクト・ユニットを使用しているかのような高品質なサウンドが売りです。
コーラス・エフェクトはBOSSのCE-1をモデルに作成されており、太く暖かなあの伝説的なトーンが高い解像度で忠実に再現されています。実機のCE-1は専用のアダプターが必要であったり、ヴィンテージ機材であるという性質上運用方法やメンテナンスにも気を使わなければいけませんが、本機であればそのような心配も皆無です。
Universal Audio UAFX Pedal Series:スタジオ品質、濃密で心に響く重厚なサウンドの、リバーブ/ディレイ/モジュレーション3機種!
《スタジオ品質、濃密で重厚なサウンド》Universal Audio UAFX Pedalシリーズ
以上、コーラス・エフェクターの使い方からおすすめモデルまで見ていきました。デジタルとアナログで音の傾向に違いがあり、好みが分かれるところです。ハイエンドなモデルでは大容量の電流が必要となるため、専用アダプターやパワーサプライの導入もよく考える必要があります。是非好みのペダルを探してみてください。
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