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ジェームズ・バートンはエルヴィス・プレスリーやリッキー・ネルソンのサイド・ギタリストとして活動したセッション・ミュージシャンであり、ミスター・テレキャスターと称賛される偉大なギタリストです。
彼はセッション・ミュージシャンとし有名なギタリストであるトミー・テデスコやグレン・キャンベルライ・クーダーやダニー・コーチマー等と肩を並べる位置に存在します。
音楽性の幅も広く、ロカビリーからカントリー・ロック、そして本場のカントリーに至るまで、じつに様々なアーティストをサポートしています。
デイル・ホーキンスの「Suzie Q」という曲の中のギター・リフは聞き覚えがあるかもしれません。
その他グラム・パーソンズやドアーズ、トッド・ラングレン、エルヴィス・コステロなどのアルバムにも参加し、歌伴のバックとして最高の演奏を聴かせました。
1939年8月21日 生 米ルイジアナ州ミンデン
ジェームズ・バートンが初めてギターを手にしたのは12才の時のことでした。マール・トラヴィス、チェット・アトキンズの影響を受け、14才の若さでプロのギタリストしての活動を開始。ギターを始めてから2年でプロとは驚きです。
15才で人気音楽番組「ルイジアナ・ヘイライド」にセッション・プレイヤーとして参加しました。57年にはデイル・ホーキンズのバックを務め、共作した「Suzie Q」が大ヒット、曲中のギター・リフはシーンに多大なインパクトを与えました。
次いでバックを務めたボブ・ルーマンと共にカリフォルニアに移住した彼は、リッキー・ネルソンのバンドにスカウトされ、「ハロー・メリー・ルー」(61年)等、数々のヒット曲に大いに貢献することになります。
1964年、バートンはテレビ番組「シンディグ」の専属バンドであるシンドッグズの一員として起用されます。
そんなバートンの活躍に目をつけたのがエルヴィス・プレスリーでした。エルヴィスは1960年代には映画を活動の主要舞台とし、コンサート活動は行っていませんでしたが、1969年にステージへの復帰を決意。彼がバックバンドの中心メンバーとして選んだのがバートンだったのです。彼が亡くなるまでの8年間、ほとんどすべてのコンサート/スタジオ・ワークでリード・ギタリストを務めました。
ロックンロール、カントリー、ゴスペル、ブルーズ、R&Bと、アメリカン・ミュージックの壮大な集大成を体現する70年代のエルヴィスの右腕となることは、いかにも彼に相応しい役回りだったと言えるでしょう。衛星中継で世界中に生放送され大きな話題を呼んだ73年のハワイ公演では、トレードマークのピンク・ペイズリーのテレキャスターを携えた雄姿を見せてくれました。
彼のギター・スタイルは“チキン・ピッキング”と呼ばれるカントリー直系のものが有名ですが、他にもペダル・スティール・ギターにそっくりな音を普通のテレキャスターで出すなど、多彩なスタイルを使いこなす器用さが特徴です。また、エレキギターに劣らずドブロも得意としており、“ミスター・ドブロ”の異名も持っています。
フェンダー・テレキャスター、ドブロ等。
メイプルネック、ゴールドパーツ、「Paisley Flames」フィニッシュによるファイアーパターンが施されたバスウッド・ボディと、印象的なシグネイチャー・モデル。特別にデザインされたJames Burtonシングルコイル・ピックアップを3基搭載、ハードテイルStratocasterブリッジ、ピックアップセレクターは5WAY、さらに多彩なサウンドが出せるS-1と、一般的なテレキャスターと大きく異なるスペックをまとった異端モデルです。
Fender James Burton Telecasterを…
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カントリー系、R&B、R&R、などジャンルを超えた演奏が楽しめるソロ・アルバム。
1971年リリース作品
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