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B.B.キングは最もポピュラーになったブルース歌手・ギタリストといっても過言ではないでしょう。
よれよれのジーンズをはいた泥臭いブルース・マンのイメージとは正反対で、B.B.キングはタキシードが似合います。また彼はブルースをポップスの一ジャンルに広めたアーティストでで、ブルース・アーティストとして初めてラスベガスやテレビなど、ショー・ビジネスの世界に進出しました。それだけではなくブルース親善大使としてロシアやアフリカなど世界中を訪れてブルースを世界中に広める役割も果たしました。もちろん彼の場合タキシードが似合うだけの経済的成功も手にしています。歴史上ブルース・マンで百万長者になったのはたぶん彼だけでしょう。しかしお金に対してはほとんどこだわりがないようです。
世界一勤勉で謙虚なアーティストだった彼だからこそ、その回りには優秀で信頼できるスタッフが集まり、彼と共に成功への道を歩むことができたのではないでしょうか。
B. B. King – The Thrill Is Gone (Live at Montreux 1993)
1925年9月16日 生 米ミシシッピ州イッタベーナ
父親のアルバート・リー・キングは彼がまだ小さな頃に家を出てしまい、彼は母親によって育てられました。彼のおじいさんは奴隷として農場で働いていました。その後、奴隷制度が廃止されてはいても彼の家族は奴隷時代と経済的には変わらない生活を強いられていました。そのうえ彼が10才の時に母親が突然病気でこの世を去り、彼はそれから3年間たった一人で暮らしました。しかしそれだけ寂しく悲惨な生活をしながらも彼はけっして悪の道に走ることはありませんでした。
教会で初めてギターと出会い12才の頃初めてギターを手にします。その後1949年、ナッシュビルのレーベル「ブレット・レコード」に4曲を吹き込みレコード・デビューを果たします。この頃から彼は小遣い稼ぎのために街でギター片手にブルースを歌い始めました。するとゴスペルを歌うのに比べ明らかにお金になることに気がつきます。翌年にはロサンゼルスのモダン/RPMと契約。1951年末にシングル「30’clock Blues」がR&Bチャートの1位を記録。これを機に数多くのヒットを世に送り出す存在となりました。
1980年代から2000年までの間はアルバムのリリースは少なくなる一方テレビのショーへの出演やライブへの出演が多くなり、特にライブの回数は年に300回にも達していたといいます。1988年にはアイルランド出身のバンド、U2とシングル「When Love Comes To Town」をリリース。1997年のアルバム『Deuces Wild』にはヴァン・モリソン、ドクター・ジョン、ローリング・ストーンズ、ウィリー・ネルソン等、B.B.キングを慕うアーティストが大挙参加。2000年にはエリック・クラプトンとのアルバム『Riding With the King』を製作しています。また、1998年に公開された映画『ブルース・ブラザース2000』では、クラプトンと共演しています。
2015年5月14日、89歳で死去
B.B. King – The Thrill Is Gone ft. Tracy Chapman
初期のB.B.キングのプレイスタイルは、T・ボーン・ウォーカーの影響が見られますが、キャリアを積むごとに次第に彼独自のプレイスタイルを確立していき、俗に言う「スクイーズ・チョーキング」という、ロングトーンから急にスッと絞り込むような独特のチョーキング・テクニックを特徴とするキレのあるプレイスタイルが完成します。
彼はチャーリー・クリスチャンやジャンゴ・ラインハルトのように高度なギター・テクニックを売り物にすることもなく、レイ・チャールズやボビー・ブランドのようにブルースのポップ化を目指すこともなく、淡々と50年代ブルースを演奏し続けてきたのです。しかし、その継続し続けた音楽が時代の変化によって、いつしか高い評価を得るようになっていきました。
B.B.キングが愛用したエレキギター「Lucille(ルシール)」
愛器の「ルシール」は形状こそギブソン社のES-335に似ていますが、ES-335にFホール(本体に空けてある空洞)があるのに対し、「ルシール」にはそれがありません。Fホールがあるとライブ時にハウリングが発生しやすくなるため、その対策のためのアイデアです。
またルシールはボディの材質にも特徴があります。通常のES-335がボディ:メイプル(カエデ)、ネック:マホガニー、フレットボード:ローズウッド(紫檀)の組み合わせにより、ウォームなサウンドを出力するのに対して、ルシールはボディもネックもメイプルで作成されており、さらにフレットボードにはエボニーが使用されています。ES-335に比べるとかなり高音が強調された、メイプル特有のキンキンとしたサウンドになっています。
さらにピックアップも ES-335とは異なっています。ES-335にマウントされているものは ’57 Classic Humbacking という、1950 年代後半に最初に製造されたギブソン社の伝統的なピックアップ(別名 P.A.F – Pattent Applied For)ですが、ルシールにマウントされているものは 490T & 490R という、やや中音域が強調されたモデルになっています。これらの組み合わせにより、ルシールが出力する音は B.B.キングの声によく似た、アタックと張りのある骨太なサウンドになっています。
シグネイチャーモデルでも本人使用のルシールのスペックが忠実に再現されています。
Gibson B.B. King Lucilleを…
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64年、シカゴの黒人街サウスサイドにあるリーガル劇場で収録された、ブルース・ライヴ・アルバムの最高傑作。 艶があり迫力のボーカルは素晴らしいの一言。そして、流れるような美しくも悲しいリードギター。 数あるBBキングのライブアルバムの中でも特に光る演奏です。「ブルースを聞いてみたいけど」っていう初心者にはオススメ!
1965年リリース作品
エリック・クラプトンが常に敬愛してやまないブルースマンの一人であるBB・キングとのコラボレーション・アルバムということで、ブルース・ファンのみならずロック・ファンにも注目の一枚となりました。
以前からクラプトンとは交流があり何度か共演をしていましたが、二人で共にアルバムを制作するのはこれが初めてです。
2000年リリース作品
B.B. King – Sweet Little Angel (Live)
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