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弦交換やピックアップの高さ調整、弦高調整、ネック調整など、ちょっとしたメンテナンスが自分でできるとイイですよね。でもそのためには道具がどうしても必要で、ギター用ならなお便利です。そんなわけで今回は、ギターのメンテナンスに必要なグッズをチェックしていきましょう。
なにはなくとも、クロスだけは持っておきましょう。だいじなギターがピカピカだと、たいへん気分が良いです。眼鏡やスマホにも大変良好です。Tシャツやタオルでも良いですが、ギター専用のクロスは指紋まで素早くキレイに拭きとることができます。
弦を外すのにも巻きつけるのにも、ペグのつまみを何十回も回転させなければなりません。「ストリング・ワインダー」を使えば、このわずらわしい作業を超スピードで終わらせることができます。回転軸に金属が使われてクルックルに回るもの、銘木を使用した高級なもの、追加機能を持つものなど、さまざまリリースされています。なお、このストリング・ワインダーこそ、ギター以外に用途のない、完全にギター専用の道具です。
安定した静かな回転と素早い巻取りを実現したハイエンドなストリングワインダー。手動でやるよりも大幅に早く巻き上げることができます。ギターだけでなくベースやウクレレなどに使えるのもポイント。他のストリングワインダーに比べて高価ですが、安心して使える一生ものです。
手巻き vs ストリングワインダーで弦交換対決!
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「ストリング・カッター(ニッパー)」は弦交換で余分な部分を切る時に使います。品質は特にこだわらなくても大丈夫ですが、弦はかなり硬質です。プラモデル用や電気工作用のニッパーでは、刃が欠けることがあります。ホームセンターなどで手に入るワイヤーカッターはなかなか重量級ですが、6本一気に切断することも可能です。
ピックボーイの「SC-150」は、カタい弦を容赦なくバチバチ切断できて、柔らかいものもパチパチ切れる、超定番のストリング・カッターです。ブレードは鋭利で強靭ですが、太い弦は一本ずつ切断しましょう。バネがついているので操作もラクチンです。
通称こそ「指板潤滑剤」ですが、実際には弦と指との摩擦を軽減するためのもので、弦の寿命を延ばす効果も期待できます。弾く前後に必ず使用するという人もいますが、弦交換ごとの使用でじゅうぶん持続するものもあります。
GHS「ファースト・フレット」は、スティック糊の要領で弦に直接塗るタイプの潤滑剤です。塗ってからしばらく弾いて馴染ませることで、潤滑効果が得られます。指板に付けずに使用できるのが最大の特徴ですが、効果に持続性があるのもメリットです。一本を長期的に使用できるので、使い方によっては最初の一本を生涯使い続けることができます。
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ラジオペンチはナットの締め付けに使用します。このほか小さいものを保持する、固着したネジを回すなど、ちょっとしたいろいろなことに使用できます。ただし、ストラトキャスターのアウトプットジャックの6角ナットには使いにくいので、専用にボックスレンチを持っておくと良いでしょう。
たとえ改造しないにしても、ネジは緩んでくるものです。転ばぬ先の杖として、ドライバーは持っておきましょう。
小さめのプラスドライバーは必須で、それ以外はギターに合わせて調達しましょう。ギター以外にも使える道具ですから、いっそのことドライバーセットを手に入れても良いでしょう。
六角レンチはストラトキャスターの弦高の調節、エレキギターの機種によってはネックの反りを調節する際にも使用します。またFRT(フロイドローズ)搭載機では、日常的に使用します。たいていはギター購入時に付属しているもので間に合いますが、ひとまとめになっている「レンチセット」を持っていると便利です。また「インチサイズ」と「ミリサイズ」があるので、どちらが必要かをチェックしておきましょう。なお、メイドインUSAのほとんどがインチサイズ、他の多くがミリサイズです。
ヘッド裏などに取り付けることができる「レンチホルダー」は、FRT搭載機では恐らく必須であろう超重要アイテムです。ネジで固定するのが基本ですが、代わりに強力な両面テープでも固定できます。こちらはミリサイズで、インチサイズはありません。
直尺(ちょくしゃく)は、弦高やピックアップの高さを測るのに大いに使用されます。多くのプラスチック製の定規と異なり、直尺は先端部分が「0mm」になっています。ギターでは10cmくらいのもので充分です。
「マルチツール」はいくつもの工具をひとつにまとめたもので、ギターケースに常備させておくのに好都合です。工具セット(キットとも)は必要なものが一気に手に入ります。ギター用に組まれたものならば、無駄もありません。こうしたもので基本的な道具をそろえ、さらに必要なものを順次追加していくと効率が良いでしょう。
アイバニーズ「MTZ11」は、同社のギターはもちろん幅広いメーカーのギターで使用できる工具をコンパクトにまとめたマルチツールです。ミリ規格6本の六角レンチ、ロッド調整に使うパイプレンチ、大小のプラスドライバー、小さ目のマイナスドライバー、5cmの直尺という内容です。
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「クルーズツールズ」は、ミュージシャンやパイロットに向けた一生モノの工具を提供するメーカー。同社の運営する「グルーヴテック」は、特に楽器用ツール専門のブランドです。ギター向けの工具をまとめた「ギタープレイヤー・テック・キット」は、6in1ドライバー、厚みゲージ、直尺、ストリングカッター、ストリングワインダー、カポタスト、そして11本の六角レンチという内容です。六角レンチはミリ規格が金色、インチ規格が黒に塗り分けられています。
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木工用ボンドはネジ穴を補修し、緩くなったストラップピンを固定する時などに登場します。このほか、木材に作用しても金属には利かないという特性を活かし、ネジに塗りつけることもあります。こうすることでネジ穴は補強され、いっぽうネジはくっつかないから外すこともできるわけです。
電気工作器具は、電気部分の修理や改造に使用します。こちらの方面に興味がある人はぜひ踏み込んでほしい領域ですが、自分でできる気がしない人は遠慮なくプロに頼りましょう。
ギターのボディの汚れを落とす、指板の汚れを落とす、指板に潤いを与えるなどの目的で使用するのがポリッシュです(オイル、クリーナーなど製品によって呼び方が異なります)。夏場の湿度が高い時や冬場の乾燥する時期などの対策に良いでしょう。目的別に、いろいろなものがリリースされています。
なくても全然やっていける、けど一度その便利さを知ってしまうと手放せなくなるアイテム…
弦交換や普段のギター練習の時に「こういうアイテムが欲しかった!!」と思わず言ってしまうような、”あったら便利”なアイテムを紹介しています。
持ってたら超便利!なくてもいいけど見たら絶対欲しくなるギターグッズ
「ちょっとした調整は自分でできた方が良い」という考え方が、ギターでは一般的です。しかしピアノの調律なら専門家の仕事ですし、サックスやトランペットなどでも調整の一切がプロの仕事です。「愛用品の手入れはプロに委ねる」という考え方も、特別ではないのです。
「弦の寿命は1週間」が常識だったような時代には、毎週預けるわけにもいきませんから、自力で弦交換できなければなりませんでした。現代ではエリクサーなどひじょうに寿命の長い弦もありますから、日ごろの乾拭き以外は全てショップのお世話になる、というのもひとつのギターとの付き合い方です。でもやはり、弦が切れた時の用心として、せめて弦交換は自力でできるようにしておいた方がよいでしょう。
ギター弦の交換方法:初心者でも簡単にできるステップバイステップ・ガイド
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