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ボーカルやアコースティックギターなどのマイク録音を行う際に、サウンドのクオリティを決定づける第一の要素はまずマイクそのもの、そして第二の要素がプリアンプです。マイクプリアンプはオーディオインターフェースに付随しているため、通常あまり意識する必要のない要素ですが、一段上のレコーディング環境を整えようと考えたときにはぜひ外部に専用機の導入を考えたいもの。今回はそのようなマイクプリアンプの世界を掘り下げてみましょう。
マイクプリアンプで宅録ギターサウンドをさらにこだわる!オーディオインターフェイス内蔵・プラグイン・ハードウェア3種類のマイクプリを比較してみた! – ギター博士
マイクからPCなどへのレコーディングの経路にはオーディオインターフェースを挟むのが普通です。オーディオインターフェースは以下のような機能を経由し、PCに信号を送り出します。
このうち1、2を担うのがマイクプリアンプです。マイクプリアンプは通常オーディオインターフェースに内蔵されているため、知らずに普通に録音するだけでもそれを利用していることになります。そのため、販売の際にマイクプリのクオリティを宣伝文句にしているオーディオインターフェースは多く、一般的には高額なモデルであればあるほど強力なプリアンプを搭載しています。
かつて、レコーディングはマイクを大型のミキシングコンソールにつなぎ、そのミキサーに搭載されているプリアンプをそのまま使用していました。マイクプリアンプはプリアンプという名の通り音量の増幅がメインの仕事ですが、大型コンソールに搭載されるマイクプリは複数の部品がアナログの回路で組み上げられていることから、通すだけで音質の変化がどうしても起きてしまいます。この音の変化こそが音楽的に好ましいとされ、本来の目的である音量の増幅に加えて、音を変質させるというもう一つの効果が重要視されるようになっていきました。有名なNeve1073は大型ミキサーに内蔵されているものを抜き出して使われだした、という逸話がありますが、この話からは当時のマイクプリアンプという機材の立ち位置がよく見えてきます。オーディオ機器の設計者はいかに音の良いプリアンプを作るかに心血を注ぎ、そんな中で数々の銘機が登場していきました。
レコーディングの環境がデジタルに移り変わっていくに連れて、アナログのマイクプリやそれを模倣したプラグインは、デジタルにない「アナログっぽいサウンド」を期待されるようになり、現在では音質を変えるための”エフェクター”としての存在を兼ねています。特にプラグイン製品では直接録音時に関与しないため、ほぼエフェクターとみなされている傾向が強く、膨大な製品が生み出されるようになった一つの理由でもあります。反面、実機のハードウェアについては、実際にアンプとして録音時に利用するため、レコーディングの際の音量増幅という本来の目的も変わらず重要視されており、オーディオインターフェースに付属するプリアンプに比べると、ゲイン量も非常に高いレベルまで期待できます。
宅録でマイクプリアンプを使用する際の接続例
ハードウェアのマイクプリは回路がアナログであり、ギターアンプのように真空管を搭載するようなモデルも存在します。デジタルに依るところの非常に多い昨今のレコーディング環境において、このフルアナログのもつ存在感やハイファイ過ぎないサウンドは「温かみがある」と形容される事が多く、アナログならではの魅力として重宝されます。またアナログでは「サチュレーション」と呼ばれるデジタルクリップと無縁な飽和感のある歪みを生み出すことができ、これは中低域を増強させ、音を太くさせるための手段として有効に使われます。
ボーカルのような存在感を出したいソースを太くして前へ押し出す、ドラムにサチュレーションを掛けることでどっしりとしたパワフルなサウンドを構築する、ベースの音をしっかりとさせ、なめらかなサウンドで録音するなど、使用法は無数に存在します。ボーカルやベースなどは録音の段階でハードウェアのマイクプリを挟み、しっかりとしたサウンドで収録しておくと、その後でいくら試行錯誤するよりも段違いに効果的です。
ワシ的には、サウンドに対するマイクプリの影響って結構あるのかなと感じました!
こうなんというか質感の違いと言いますか、、、
例えば、ざらっとした印象だったり、少し膜が晴れる様な印象だったり、音に重さというか、何かより質量を感じさせるような印象だったり、、、
ギターのサウンド自体を「壁」に例えると、その壁の表面の質感が、ザラザラなのか、、、サラサラなのか、、、ツルサラなのか、、、ゆるふわなのか、、、
録音環境を整えていく上では、避けては通れなくなって来る機材だとも思うんですよね。
あーやば、、、これワシ沼ってしまうかもしれませんわ!
大型コンソールを構成する多数のチャンネルを一つずつチェックしていくと、マイクプリ、EQ、さらに場合によってはコンプレッサーやフィルターなどが一体化した構造を持っていることがわかります。この一つのチャンネルをそのまま取り出したものをチャンネル・ストリップと呼び、音量の増幅を主目的とするマイクプリアンプ単体機とは区別されます。チャンネルストリップは複数のエフェクトを合体させたような構造であることから、マイクプリ単体の製品に比べると積極的にサウンドを作り込むことができ、各トラックの方向性をそれ一つで決めることができるほど追い込むこともできます。EQは通常ダイヤル式の3バンド程度のものが一般的で、掛かり方が通常のデジタルEQに比べて大掛かりかつわかりやすく、コンプレッサーについても細かなセッティングができない分、美味しいところにピンポイントで掛かるように作られていることがほとんどです。
このように本来マイクプリアンプはチャンネルストリップを構成する一つの要素ですが、マイクプリ単体機であってもEQ程度は装備している場合が多く、またマイクプリという製品カテゴリにチャンネルストリップが含まれることも多々あります。購入を考える際にはどちらが現在自分に必要で、どのような効果が得たいのかよく考えて選びましょう。
1961年、Rupert Neve氏によって設立されたNeve社。中でも有名な1073プリアンプは、そもそもWessex社などのコンソールに埋め込むためのモジュールとして製造されていたモデルで、のちにミキサーから取り外されて単体で使われ出し、人気を博すこととなりました。入出力レベルと2バンドEQのみのシンプルなプリアンプで、そのなめらかかつ太く温かみのある音は世界中で愛されることとなり、歴史上でも数多くのヒット曲に使われています。Neve1073はマイクプリアンプのひとつのスタンダードとなり、”Neve系”というカテゴリを生み出すまでに至っています。
1081はNeveのモジュラーコンソールに装備するために製造されたモデルで、マイクプリに独立したEQセクションが一体化しています。1073に比べ太い低音が特徴で、こちらも数多くの楽曲に使われてきました。
イギリスの音響メーカーとして名を馳せるSolid State Logic(SSL)。1980代に登場したSSL4000シリーズの中でも4000Eというモデルは代表的な機種として知られ、高品位なマイクプリアンプを搭載するチャンネルストリップとして現在でも大変な人気を誇ります。Neveに比べるとハイファイな音になりやすく、美しい高域が特徴ですが、中域に寄せたまろやかな音も魅力的です。
プリアンプに併設されたEQとコンプレッサーも自由度の高い設定が可能で、また製造時期によってLowコントロール部のつまみの色が違い、それによって微妙に音が異なるなど、マニア心をくすぐる仕様も相まって現在でも人気が高く、また使いやすさとバリエーションの多さからか、デジタルモデリングされたプラグインも屈指の数に上ります。
イギリスの発祥であるNeve、SSLに対してアメリカの巨頭としてよく知られているAPI(Automated Processes Incorporated)は、現在では当たり前となっているオートメーションやコンソールのコンピュータ化を、初めて製品に盛り込んだメーカーであり、レコーディング機器の歴史を語るにおいて外せない存在です。
マイクプリアンプとして真っ先に名が挙がる512Cは、原音をあまり変えない自然なサウンドでありながらも、アメリカ的な乾いた明るさが印象的なモデル。現在でも後継機が登場しており、プラグインとしてデジタル化された製品も数多く存在します。
APIはエフェクトを一つのモジュールとして小型の筐体に収め、それを連結して使う「ランチボックス」と呼ばれるスタイルを提唱したメーカーとしても知られています。ランチボックス・スタイルの製品はAPI500シリーズと総称され、規格が統一されていることから、メーカーの垣根もなく自由に製品を組み合わせてオリジナルの構成で使用できます。API512Cは500シリーズの規格が登場する以前の製品ですが、その先祖と言って差し支えないでしょう。
Universal Audio Apollo Twin
高品位なマイクプリアンプが内蔵されているオーディオインターフェイスも存在する
はじめに述べた通り、マイクプリはオーディオインターフェースに内蔵されています。内蔵のものが低クオリティかと言われるとそういうわけではなく、各社しのぎを削り高品質なマイクプリを開発、搭載しています。Neveの血を引くFocusrite、現在もその名が続くSSL、高品質なインターフェースを次々送り出すハイエンドメーカーのRMEやAPOGEEなど、インターフェースとしての完成度はもちろん、内蔵マイクプリに関しても定評があります。とはいえ、単体機に比べると、稼げるゲイン量は落ちるものが多く、余裕のあるヘッドルームやフルアナログの質感などにおいてもやはり一歩を譲るのは事実。マイクプリ単体で高品質なものが多く市場に出回っているのは、そのような内臓プリアンプでは物足りないと感じる層がそれだけ多いということを指し示しています。
エフェクトプラグインとして往年の銘機を再現したものは数多く、こちらは純然たる”エフェクト”という体で、トラックにインサートして後掛けできるのがポイントです。マイクプリ単体よりもチャンネルストリップのシミュレートをした製品が遥かに多いのが特徴ですが、これもエフェクト的利用がしやすいからという理由からでしょう。プラグインではプリアンプ部はあくまで質感のシミュレートやサチュレーションを得るために利用し、EQ、コンプレッサーなどで音を追い込むという使い方となります。どの製品を取ってみてもシミュレートの精度はかなり高く、トラックごとにいくらでも挿して使えるのはプラグインならではの最大の強みです。反面、アナログ回路を用いた実機には、音の存在感という点で及びません。
プラグインにはオーディオインターフェースに内蔵されたDSPを用いて作動させるものがあります。PCのパワーに依存する必要がなく、高い演算能力を利用した高機能な動作が可能なのが特徴で、PCベースのプラグインに比べて数段上のクオリティを持ちます。インターフェースそのものがエフェクターとなることから、内蔵プリアンプにそのプラグインを挿してそのまま掛け録りすることで、例えばNeveやSSLの銘機をバーチャルで経由させるといった魅力的な手法を取ることができます。有名なUAD(Universal Audio)をはじめ、Antelope Audioの製品なども同じ機構をもちますが、内蔵DSPの分が価格に転嫁されるため、高価格になりやすいのが難点です。
Universal Audio UAD Neve 1073
Neveに劣らず老舗として知られる、Universal Audio(UAD)のNeveプリアンプ再現プラグイン。Neveを代表する銘機1073はシミュレートされたプラグインの数も非常に多いですが、Neve系のプラグインとしてまず外せないのがこのUAD 1073です。数多いNeveのプラグインの中でも決定版と目されており、アナログ的な太さや倍音の豊かさなど、他の追随を許さないクオリティを誇ります。音の存在感をそのまま持ち上げる役割を果たすので、様々な楽器に合う中でも特にドラムやボーカルなどに相性が良く、大変使い勝手の良いプラグインとなっています。1084はより柔軟なEQセクションを持っており、発売当初は1073の上位機種とみなされていたモデル。いずれも実機を非常に精密に再現しています。
UADのプラグインは専用のオーディオインターフェースを使う必要があり、そのどれもがかなり高価であるため、導入にハードルの高さをどうしても感じますが、全プラグインがハイクオリティなため、予算が許すならばぜひ使ってみたい製品です。
Neve 1073 Preamp & EQ – Universal Audio
現在ではオーディオインターフェースScarlettシリーズなどで有名なFocusrite。もともとビートルズのプロデューサーとして有名なGeorge MartinとNeve創業者であるRupert Neveが、ロンドンのAir StudiosのためにカスタムのNeveコンソールを開発するために1985年に設立したメーカーです。このBrainworxのプラグインは、そのFocusrite誕生のきっかけとなった”ISA-110”を再現したモデルとなっており、70年代に人気を博した1073のようなヴィンテージ機器に比べるとより現代に近い製品をもとにしている分、パンチの効いた分厚いモダンな音が特徴です。
プリアンプ単体ではなく、チャンネルストリップそのものを模しているため、正確なEQや綿密に設定できるフィルターなど、プラグイン単体だけで非常にアクティブに音を作っていくことができ、一つあると重宝すること間違いありません。アナログ的なサチュレーションを追加するTHD、コンソールのチャンネルを擬似的に変化させるTMTなど、特徴的なコントロールも備えています。
Brainworx bx_console Focusrite SC – Plugin Alliance
SSLの代表モデルSSL4000Eに搭載されたチャンネルストリップを再現したプラグイン。WavesがSSLの正式なライセンスを受け、1年以上をかけて共同開発した製品で、そのクオリティは折り紙付き。SSLの特徴でもあるきらめく高域、パンチのあるサウンドはもちろんのこと、自由度の高いルーティングとそれに伴う音質の微細な変化や特徴も大変良く掴んでいます。さらにオリジナル機器の特徴と、現代的なクリアさのどちらを優先するかを選べる”Analog”コントロールの搭載、グラミー賞受賞エンジニアChris Lord-Argeによるプリセットを収録するなど、プラグインならではの強みもしっかり持っています。定番どころであるWaves製品であり、値段も手頃なところから、チャンネルストリップのプラグインを使ったことがない人にもおすすめです。
WAVES SSL 4000 Collection – Supernice!DTM機材
Eddie Kramer氏が監修に携わるWaves定番の”Kramerシリーズ”からは多彩なプラグインが多くリリースされていますが、これはロンドンのオリンピック・スタジオに存在するHeliosのミキシングコンソールを再現したもの。NeveやSSLに比べると珍しいプラグインですが、Heliosの製品は70年代を通してロックミュージシャンのレコーディングに多く使用されたとして有名で、使用アーティストにはレッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズ、ピンク・フロイドなど、錚々たる名前が並びます。
左側にEQ,右側にプリアンプとそれぞれコントロールが分かれており、プリアンプ部は通すだけで、野太くアナログ感あふれるサチュレーションを得ることができます。まさに70年代のロックナンバーで聞けるサウンドをイメージするとわかりやすいでしょう。併設されたEQは少し使用感に癖があり、少し慣れと研究が必要ですが、使いこなすことができれば、こちらもガッツのあるサウンドを享受でき、楽曲のジャンルによっては非常に大きな武器となりそうなプラグインです。
WAVES Kramer HLS Channel – Waves Audio | Japan
60年代にアメリカで幅広く使われた「Altec 1567A」というミキサーを再現したプラグイン。60年代を通してモータウンのレコーディングなどに使用され、ヴィンテージ機器としては昨今著名になってきたモデルです。元来はミキサーがメインで、プリアンプは付属品といった扱いでしたが、現在ではその真空管利用のプリアンプ部が魅力的ということで使われるようになりました。
プラグインでは実機に存在したミキサー部を除くパラメータが並んでいますが、ベースとトレブル、入出力とMIXがあるだけと非常にシンプルです。インプットを上げていくことで大変気持ちの良いサチュレーションが得られ、音像をぐっと前へ寄せることができます。ドラムやボーカルなどに使うと効果抜群でしょう。また、プラグインならではの機能としてNOISY-CLEAN、MIC-LINEという2種のスイッチが搭載されており、それぞれ、サーキットノイズの有無、変化させる周波数帯域の変更を行うことができます。
Radiator – SoundToys
ここからはハードウェアの単体機を紹介。マイクプリ単体のみならずチャンネルストリップも含まれます。ハードウェアのマイクプリは圧倒的な音の存在感、クオリティという点で、インターフェース内蔵のものやプラグインをはるかに凌駕しており、特に10万円を超える機器になるとその差は顕著となります。
Neveのコンソールを再現したモデルとして、低価格帯での製品を多くリリースするGolden Age Project。このPre-73mk3はハーフラックサイズのなかにプリアンプとしての十分な機能を詰め込んだ中位機種。下に列挙する他社の上位モデルにはさすがに及ばないものの、どっしりとした中低域、なめらかな高域、柔らかい質感など、アナログ機材ならではの魅力を存分に感じ取ることができます。Pre-73mk3にはボーカルなどに自然なエアー感を付与できる高域用のAIRバンドEQスイッチ、ハイパスフィルタースイッチが装備されていますが、その2つのスイッチを省いた下位機種のPre-73Jrや、トランスを二種搭載した上位機種のPre-73DLXなどもリリースされています。
Pre-73mk3を…
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Portico 5017
伝説的Neveコンソールの生みの親であるRupert Neve氏が立ち上げた、自らの名を冠するブランド”Rupert Neve Designs”。Porticoは「門戸」を意味し、大変な高価格でオーバースペックになりがちな音響機器を、比較的低価格かつシンプルに徹して開発するシリーズです。プリアンプのラインナップも豊富で、モバイル用途にも使える2チャンネルの5017、ラックへの装備が可能な5024 Quad Mic Pre、API500フォーマットの511、551などがあります。
いずれの機種にも共通した要素として、ヴィンテージNeveのサウンドを再現するSilkスイッチやハイパスフィルターの搭載が挙げられ、小型の5017には、DIを通した録音とマイク録音をミックスする際の遅延修正のために設けられたバリフェイズコントロール、専用に設計された光学式コンプレッサーを装備。一般的に手が届く価格でスタジオクオリティが得られるというマイクプリは多くありませんが、Porticoシリーズはそんな中でも最有力候補に挙げられそうな存在です。
Portico シリーズを…
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Heritage Audio HA73 ELITE
2011年にスペインで設立されたHeritage Audio。新進気鋭のブランドながらハイコストパフォーマンスなハードウェア製品には定評があり、中でもHA73シリーズはNeve1073を意識した製品群として、かなり手頃と言ってよい価格で送り出されています。シリーズはシングルプリアンプのHA73 Eliteを筆頭にデュアルチャンネルのHA73X2 Elite、プリアンプにEQセクションが付随するHA73EQ Elite、そしてAPI500フォーマットの73JR II、73EQJRなどかなり多彩。イギリス製Carnhill製トランスを始め、手作業で作られた部品を丹念に組み合わせることでヴィンテージサウンドを可能な限り再現しています。このクオリティの製品群ではもっともリーズナブルと言ってよく、導入に踏み切りやすいのも何より魅力です。
HA73シリーズを…
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UADの創始者Bill Putnam氏が設計した伝説的なコンソール610を現代に再現したモデル。フルチューブのヴィンテージプリアンプとTeletronix T4オプティカル・コンプレッサーを一体化させたチャンネルストリップで、幅広いレンジに太く明瞭な音、なめらかな質感を特徴とし、個人宅で使用するレベルの機材では最高峰のクオリティを誇ります。プリアンプはもちろんのこと、併設されるオプトコンプレッサーも大変クオリティが高く、光学式ならではのシルキーな掛かり心地はプリアンプとのコンビネーションも絶妙です。アナログのいい部分に溢れた魅力的なモデルで、あらゆるソースの原音をワンランク上へ持ち上げてくれるでしょう。
LA-610 MKIIを…
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2バンドのEQ、コンプレッサーを併設するラックタイプのLA-610 MKIIに比べ、このSOLO/610は同じヴィンテージの610コンソールをモチーフとしながらも、シンプルなコントロールを配したプリアンプ/DIのみとしての仕様です。モバイル用途に適した小型サイズとなり、値段もよりリーズナブルになっているため、導入のハードルはさらに下がっています。LA-610 MKIIと同じく真空管を内蔵しており、太くクリアーな質感もそのまま引き継いでいます。
SOLO/610を…
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BAE AudioはレコーディングエンジニアBrent Averill氏によってアメリカに設立され、Neveコンソールの改造などを行っていました。中でもオリジナルのNeve1272プリアンプを独自に改造した”Brent Averill 1272”と呼ばれる製品は伝説的な人気を誇り、現在でもかなりの高値で取引されています。この1073MPはその1272の後継機とみなされており、その名の通りNeve1073プリアンプをモチーフとしながらも、ファンタム電源、位相反転スイッチなどのオプションを追加したモデルとなっています。プリアンプ単体機としてコントロールは入力ゲインとアウトプットのみという潔いシンプル仕様。シリーズにはデュアルチャンネルの1073MP Dualや、ハイパスフィルターを追加した1073MPF、可搬性に優れたコンパクトな1073DMP、API500フォーマットの1073 Moduleなど、数多くの製品がラインナップされています。
マイクプリアンプについては、オーディオインターフェースに内蔵され、プラグインでも多数存在することから、後回しになりやすいカテゴリの製品ではあります。しかし、実機のハードウェア製品は一度でも使うとその圧倒的な存在感を感じ取ることができます。一段上のレコーディング環境を整えたいという方はぜひ一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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