JoJoの奇妙な冒険より「音石明」

[記事公開日]2013/9/17 [最終更新日]2019/4/3
[編集者]神崎聡

【作者】 荒木飛呂彦

荒木飛呂彦氏の漫画「JoJoの奇妙な冒険」第4部で登場するスタンド使い(スタンド名は”レッド・ホット・チリ・ペッパー”)、ギタリスト。
筋肉少女帯のボーカリストである大槻ケンジを彷彿とさせる、左の額から口元にかけての傷跡。

敵側にまわり主人公達を苦しめますが、ギターの腕前はなかなか、という設定です。
弱冠19歳、ジミ・ヘンドリックスジェフ・ベックのようなウルトラ・スーパー・ギタリストになって激しく熱く生きることを目指している、悪役とは思えないポジティブな動機を持っています。

ギターソロ後、自分に酔いしれた彼は
万雷の拍手をおくれ世の中のボケども
という素晴らしい名セリフを残しており、連載は既に終了していますが現在でも人気の高いキャラクターです。

使用エレキギター

全長65.2cmのストラトタイプのエレキギターを使用しています。
ボディ材は中南米ホンジュラス産、1973年のマホガニー材。演奏中にかいた汗を呼吸するように吸い取ってくれて、汗をかくほど音が良くなる逸品。
ネック部は、暖炉材として100年間使われていた硬く乾燥したくるみの木を使用。
トレモロユニット付属、H – S – Hの5wayピックアップセレクター。

プレイの特徴

作中で、小指をへし折られたことに逆上してからのライトハンド奏法(タッピング奏法)や、エディ・ヴァンヘイレンを好きなギタリストに挙げていることから、80年代以降のハードロック・へヴィメタルに順ずる演奏技術を習得していると思われます。

一方でスティーヴィー・レイ・ヴォーンを好むなど、ブルース・ロックンロールにも傾向しており、また彼のスタンド名が90年代ミクスチャーバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」であることなどから、幅広い音楽性を持ち合わせていることが伺えます。


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