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初めてのリハーサルスタジオ、ドキドキ・ワクワクですね!
「でもスタジオってはじめてだしどうしたらいいかわからない」って思ってるスタジオ初心者の人、いるんじゃないでしょうか。
そこで今回は、ギター博士がはじめてスタジオに行く人のためにスタジオ練習について徹底紹介!
博士と一緒にスタジオに行った気になって、スタジオの使い方を見ていきましょう!
まずは近くのスタジオを見つけて電話予約しましょう。ネットで予約できる場合もありますが、まだ電話予約が一般的です。市町村の運営するスタジオでは、窓口で書類を書く必要がある場合も。利用したい時間帯がすでに埋まっていることもありますから、あらかじめ第3希望くらいまで検討しておきましょう。
利用する曜日と時間帯、そして料金を確認して、予約完了です。まずは2〜3時間で予約してみましょう。レパートリーを1曲ずつ演奏するだけなら長すぎるかもしれませんが、曲の展開や合わせにくいところのチェックなど、有意義なリハーサルをするにはこれくらいが一般的です。
いよいよスタジオに入ります。予約した時間の5〜10分前にスタジオに着いておくと余裕を持てます。
スタジオでは、スタッフさんや他の練習している人とすれ違ったりした時は挨拶を忘れずに、「おはようございます」や「お疲れ様です」などの挨拶をしましょう。スタジオのスタッフさんは利用時に必ずお世話になりますし、困ったときに助けてくれる頼もしい存在です。他の利用者さんは、これから定期的に練習するのであれば高確率で毎回会うことになります。気持ち良くスタジオ練習するためにも、はっきりとした挨拶を心がけましょう。
六弦かなで「夜にスタジオに入っても挨拶は”おはようございます”ってみんな言っているので、みんなも”おはようございます”って挨拶していいと思うよ♪でもなんで夜なのに”おはようございます”なんだろう、不思議〜。」
音楽スタジオにはギターアンプが何種類か置いてあります。お店によっては置いてあるアンプも異なりますが、ここでは定番のスタジオアンプ「Roland-JC120」と「Marshall JCM2000」の使い方を見ていきましょう。
「ジャズコ」の愛称で親しまれるローランド「JC-120」は、ほとんどのスタジオやライブハウスに置いてある、最もポピュラーなタイプのギターアンプです。故障も少なくていつも同じ音が出るので、ギター初心者でも安心して使えます。ただしアンプ自体ほとんど歪まないので、オーバードライブやディストーションなどの歪みエフェクターは必須アイテムです。
スタジオによってはつないであるところもあるけど、つないでない場合もあるので自分で確認しておきましょう。
その次の手順は、下の画像②〜④の順番の通りです。
JC-120の使い方についてもっと詳しく知りたい人はこちら↓↓
通称「2000」と呼ばれるマーシャル「JCM 2000」は、ヘッドアンプとキャビネットに分かれている「スタック・タイプ」の定番アンプです。大音量の強力なドライブサウンドが得られますが、回路に真空管を使っていることから扱いが少しだけ複雑になります。
ヘッドアンプから伸びる電源ケーブルをコンセントにさします。
ヘッドアンプ単体では音は出ません。キャビネットにつなげることではじめて音が出ます。
そのためヘッドアンプとキャビネットはケーブルでつなげる必要があります。
その次の手順は以下の③〜⑥の通りです。
JCM2000の使い方についてもっと詳しく知りたい人はこちら↓↓
歪んだ音が出せる「JCM 2000」ですが、真空管アンプは環境に左右されやすかったり真空管のコンディションで音が変わったりと、デリケートな側面を持っています。期待した音が得られない時は、スタジオの店員さんに「このアンプ調子が悪いみたいなんですけど」と相談してみましょう。機材に問題がある場合は予備のアンプと交換してもらえる場合もありますよ。
ギター博士「JC-120 や JCM 2000 以外にもスタジオによってはめずらしいアンプを置いているところもあるゾ。いつもと違うアンプを見つけたら試してみるのも手じゃな。お気に入りのアンプになるかもしれんしのぅ♪」
ボーカルやコーラスをとる人のぶんだけマイクをレンタルします。スタジオの受付で「マイク○本お願いします」と店員さんに言いましょう。
マイクで声を出す手順は以下の通り
①スタジオミキサーの電源をオンにする
②マスターボリュームがゼロになっているのを確認してから、マイクとマイクケーブルを接続
③片方の端子をミキサーのマイク入力端子に接続します
④マスターボリュームとマイクのボリュームを調節して音量を決めましょう。音量を大きくしすぎるとハウリングが起こってしまうので注意が必要です。
ボーカルマイクは音量を出さなくてもハウリングノイズを発生させてしまうことがあります。その原因はボーカルマイクとスタジオモニターの位置関係。2つが向かい合っているとハウリングが起こりやすくなるのです。ボーカルマイクとスタジオモニターは、向かい合わないようにセッティングしましょう。
各スタジオ毎に様々なルールを設けています。ルールに沿って使用しましょう。
また、知らないでやってしまうと機材のトラブルの原因となってしまうこともあるので、以下の点に注意しておきましょう。
ボリュームがあがったままでシールドを抜き差しすると、アンプから「ボンッ」と大きな音がでます。
これは故障や老朽化の原因ともなる、アンプにとって良くない行為。
シールドを抜き差しする時は必ずボリュームをゼロにしてから/電源をオフにしてからにしましょう。
スタジオによっては室内での飲料のみ OK のところもありますが、アンプの上にジュースの缶やフタの空いたペットボトルを置くのは厳禁。
ドリンクがこぼれてアンプが故障したら大変です。
思い通りに音が出ないからといって機材に八つ当たりするのも NG です。機材は大切に扱いましょうね。
スタジオ練習が楽しいあまり時間を忘れてしまいがちですが、次に入る人のためにも早めに片付け、5分前までには退出できるようにしておきましょう。
練習が終わったら料金の精算です。帰り際にはスタッフさんやすれ違う人にも「お疲れさまでした」「失礼します」などと一言。
今回ギター博士が使わせてもらったスタジオは、大阪府吹田市にある「STUDIO YOU」。大阪駅・梅田駅から電車で20分程度、徒歩で8分程度に位置する、大阪の中心地からのアクセスも良好。
リハーサルルーム全9室に窓がある開放的な雰囲気/各部屋に隣接したくつろげるロビー/スタジオは音響的にも優れていて各部屋レコーディング対応できるなどの理由から、県外からの利用者/プロの利用者も頻繁に訪れる関西では有名なスタジオなんです。
左上:Gスタジオ、右上:ミーティングに使える大きなテーブル!、左下:会話が弾みそうなロビー、右下:Iスタジオ
無料駐車場なんと20台以上!
北摂のゆったりとした立地・落ち着いた雰囲気で、大人から学生さんまで安心して練習できますね。
他では見られないパワフルなギターアンプも設置されているなどプロクオリティの設備が備わっていますが、料金はとてもリーズナブル。
これからはじめてスタジオに入ってみようと思っている人も気軽に入れるスタジオですよ♪
関西にいる人は1度チェックしてみてはいかがでしょうか。
STUDIO YOU について詳しく見る – Supernice!音楽スタジオ
スタジオによってはアンプやPAのほか、譜面台やシールド、ギターやベース、エフェクターまで使わせてくれます。普通はレンタル料が必要だし、自分のギターで練習したほうが上達が早まるのはもちろんですが、仕事や学校の帰り道でスタジオに入って練習したいとき、または違った楽器で何かヒントを得たいときなどに便利です。また弦やピック、電池など、消耗品を販売しているところもあります。
個人や企業がビジネスとして運営する「民営」のスタジオのほかに、市町村が住民へのサービスとして運営する「公営」のスタジオがあります。民営のスタジオは専門的な技術や知識を持ったスタッフが常駐するのが普通で、機材の扱い方などの心配事にしっかり対応してくれます。
公営のスタジオに専門的なスタッフがいたり、消耗品を売ってくれたりはあまり期待できません。しかし税金で運営されているので、リーズナブルに利用できるのがメリットです。
機材が充実していたり敷地面積が広かったりするスタジオは料金が高く、狭くてアンプが一台しかないなどコンパクトなスタジオは比較的安いのが普通です。また予約した日時までの日数に従って、キャンセル料が設定されます。このほか「バンド練習」と「個人練習」それぞれの料金プランがあるのが一般的です。バンド練習は何週間も前から予約ができる一方で、個人練習は安く利用できる代わりに全日か当日でしか予約できないのが一般的です。
以上、リハーサルスタジオの使い方をチェックしていきました。機材の使い方も大事ですが、挨拶も大事です。マナーを守って、気持ちよくスタジオ練習しましょう。
お近くのリハーサルスタジオ、ぜひ利用してみてください。
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