エレキギターの総合情報サイト
mute、(ミュート)
【名詞】(楽器の)弱音器
【動詞】音を消す/音を弱める など。
weblio英和辞典より。
音楽において、「ミュート」は様々な場面で使用される言葉です。トランペットなどでは、「カップミュート」などの弱音器でワウのような効果を出しますね。音楽プレイヤーなどでは、一発で音量をゼロにする「ミュートスイッチ」が付けられているものがあります。またエレキギターでは、フェンダー・ジャガーやグレッチ6122(カントリージェントルマン)に「ミュート機能」が付いているものがあります。
エレキギターの演奏で「ミュート」と言えば、
この二つが挙げられます。このページではギターにおける様々なシチュエーションでのミュートについて解説していきます。
ジミー・ペイジ氏(レッド・ツェッペリン)は、ライブでの演奏では不要弦のミュートが甘く、ギターソロで隣の弦が鳴ってしまうことがたびたびありました。そのため(スーパーギタリストへのやっかみも含めて)ヘタクソ呼ばわりされていたこともありましたが、現在では「勢い重視の演奏」「ロック的な荒々しい演奏(ラフなプレイ)」と高く評価されています。不要弦のミュートをしっかり習得していなければ、他の弦が鳴りすぎて何を弾いているのか分からなくなってしまいます。しかし逆に完全にマスターするほどに腕前が上がると、こうしたロック的な演奏に工夫が必要となります。練習を通して、ミュートの奥深さをぜひ感じてください。
ブリッジミュートを効かせたサウンドは、特にロック系では必須と言って良いので、是非とも身につけておきましょう。
ブリッジミュートはブリッジより少しネック側付近の弦の上に右手(ピッキングの手)側面を乗せるように触れ、通常のピッキング時よりも出音を抑える奏法です。低音を強調した太く重量感のあるサウンド効果を生み出し、リフやバッキングを弾くときに用いられます。
完全に音が消えない程度に、右手(ピッキングの手)は力を入れす弦に触れるのがポイントです。またミュートのかかり具合は右手(ピッキングの手)をリア寄りにするかフロント寄りにそえるかで調節します。ピッキングによってエッジを効かせ方を調節し、リフに表情をつけると良いでしょう。
#1 ギター博士のテーマ – ギター博士の30日間ギターチャレンジ
1小節目、3小節目のそれぞれ3,4拍目のフレーズがブリッジミュートのフレーズです。
ギター博士の30日間ギターチャレンジではこの他にもブリッジミュートが登場する練習曲がいくつかあるので、気になる人はチェックしてみてください。
ギター博士の30日間ギターチャレンジ
ブリッジミュートを用いたリフの練習フレーズ
全編に渡って6弦のブリッジミュートが主役となっているリフの練習フレーズ。低音弦のブリッジミュートは、ロック/ハードロック/ヘヴィメタルといったジャンルの音楽には欠かせないギターテクニックです。テンポの早い16分音符の細かな刻みが入り、タイトに演奏するにはなかなか難しい内容となっています。まずはスローテンポでしっかりと演奏できるように繰り返し練習してみましょう。
エレキギターは「鳴らすより鳴らさない方が難しい楽器」だと言われます。弦を1本鳴らしたいだけなのに、他の弦が勝手に鳴ってしまうからです。すなわち「1本だけ鳴らすのに5本ミュートする必要がある」わけで、7弦など多弦ギターでは鳴らしたくない弦がどんどん増えていくことになります。極めるにはそれなりの練習が必要ですが、練習を重ねていけば、きっとできるようになります。なお、ちょっと弦高を上げておくと、不要弦のミュートはしやすくなります。
弦高を調整する
パワーコードのミュートのやり方【ギター博士流】
6弦/5弦/4弦ルートそれぞれのパワーコードでのミュート方法について、動画ではギター博士のやり方を紹介しています。以下それぞれの場合のミュートの指使いです(画像はクリックで拡大)。
6弦ミュート
人さし指、小指の腹で1,2弦をミュート
5弦ミュート
中指の腹、人さし指の先で6弦をミュート
人さし指、小指の腹で1〜3弦をミュート
4弦ミュート
中指の腹で5,6弦をミュート
人さし指の先で5弦をミュート
小指の腹で1,2弦をミュート
ギター博士「パワーコードはドライブ・サウンドの時によく使われるので、余った弦はしっかりミュートして、キレのある、ロックンロールサウンドを出しておくれぃ!!」
カッティングでのミュートのやり方【ギター博士流】
単音・コードカッティングが入り混じったフレーズを例に、フレーズを4つのセクションにわけて解説していきます。
6弦5フレットの単音を弾く時
・5弦は親指の腹でミュート
・1〜4弦は人差し指の腹でミュート
1,2,3弦のコードカッティングを弾く時
・4弦は人差し指の腹で軽く触れる
・5,6弦は親指の腹でミュート
4弦のハンマリングは
・5,6弦は親指の腹でミュート
・1〜3弦は人差し指の腹でミュート(4弦を押さえている状態で指を少し浮かせる)
2,3弦のコードカッティング時は
・5,6弦は親指の腹でミュート
・4弦は人差し指の腹で軽く触れる
・1弦は人差し指の腹でミュート(2,3弦をセーハしながら少し指を浮かす)
ギター博士「カッティングの時のミュートは色々と工夫することがあるので、はじめは難しいと感じる人もおるかもしれんの。今回は握るフォームのミュートの仕方を紹介したんじゃが、手が小さくて握りにくい/ネックが太くて握りにくいといった人は、決して無理のないように練習しておくれ!!」
親指を使った6弦ミュートのコツについて、ギター博士が動画を交えて解説しています。
Q&A.90 親指を使った6弦ミュートのコツ
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