エレキギター用語集 ク

[記事公開日]2013/9/1 [最終更新日]2013/9/1
[編集者]神崎聡
クラシック・ギター/classical guitar
クラシックなどを演奏する目的で作られた伝統的なアコースティックギター、ガット、ナイロン弦を使用する。スパニッシュ・ギターもその一種と言える。クラシック・ギターと同意語。ボサノヴァ、ジャズ、カントリー、民族音楽などで使用される。
クラック/crack
湿度や気温の変化などが原因で、ギターの木材や塗装がヒビ割れすること。特に乾燥時期など、ソリッド材を使用したアコースティックギターに多く見られるトラブル。塗装のみの場合は、ウェザー・クラックとも呼ばれる。
クランチ/crunch
中低音域をややブーストさせたエレキギターのサウンドのこと。ディストーションより歪みは弱いが、ロックやブルースなどのジャンルで広く使われている。
クリシェ/cliche
作曲・編曲技法のひとつ。単調なコード進行パターンを避けるために基本のコードは変えずに、半音階や全音階の装飾的・慣用的なメロディーラインを創る(クリシェ・ラインといいます)手法のこと。メロディッククリシェ(単音を変化させていくクリシェの場合)、ハーモニッククリシェ(二音以上を変化させていく場合)、ベースラインクリシェ(ベースにおかれる場合)が存在する。
クリーン/clean
音を歪ませない、楽器が持つ純粋なクリア・サウンドのこと。ギター・アンプなどのコントローラー/チャンネル名としても使用される。
グリッサンド/glissando
ギターの演奏方法、テクニックのひとつで、ほぼスライドと同じ意味。左手で任意のフレットを押えてピッキングした後に、別の音程に対して押弦したまま上行または下行する演奏テクニック。
クロス/cloth
楽器を拭くためのやわらかい布のこと。ポリッシュなどの液体を含ませ磨くことで楽器をクリーニングするために使用する。
クロス・ピッキング/cross picking
ギター奏法のひとつ。次に弾く弦が1弦側にあればダウンで弾き、6弦側にあればアップで弾く奏法。離れた弦への移動がスムーズに行いやすいのが特徴。アウトサイド・ピッキングと同意語。
クロマチック・チューナー/chromatic tuner
ギターなど弦楽器だけでなく、1オクターブ内の12音すべての調律が可能なチューナー。変則チューニングを行うときにも使用される。


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