2025年版:弦3本までで弾ける!!エレキギターのソロ/旋律15選

[記事公開日]2025/10/25 [最終更新日]2025/11/11
[ライター]小林健悟 [編集者]神崎聡

エレキギターのソロ

ロックの名曲には必ずと言って良いほど、印象的なギターの旋律が奏でられます。イントロやギターソロなど、ここまで弾けたらさぞ気持ちよかろう、なんて思いをめぐらしたこと、ギタリストならば一度や二度はあるのではないでしょうか。同じように弾いてみたい。しかし!メロディ弾きって尋常じゃなくムズくないですか?そんなわけで今回は、初心者さんも比較的練習しやすいギターの旋律を、「弦3本まで」という縛りで厳選しました。ぜひチャレンジしてみてください!

小林健悟

ライター
ギター教室「The Guitar Road」 主宰
小林 健悟

名古屋大学法学部政治学科卒業、YAMAHAポピュラーミュージックスクール「PROコース」修了。平成9年からギター講師を始め、現在では7会場に展開、在籍生は百名を超える。エレキギターとアコースティックギターを赤川力(BANANA、冬野ユミ)に、クラシックギターを山口莉奈に師事。児童文学作家、浅川かよ子の孫。

エレキギター博士

ガイド
エレキギター博士
コンテンツ制作チーム

webサイト「エレキギター博士」を2006年より運営。現役のミュージシャンやバンドマンを中心に、自社検証と専門家の声を取り入れながら、プレイヤーのための情報提供を念頭に日々コンテンツを制作中。


  1. 難易度判定(Level 1~5)の指標
  2. 弦1本で弾ききれるギターソロ
  3. 弦を2本使って演奏するメロディ
  4. チョーキングを使わず、弦3本で演奏できるギターソロ
  5. チョーキングが使われる、弦3本で演奏できるメロディ
  6. 弦を3本使う、チョーキングで歌うバラードのメロディ

難易度判定(Level 1~5)の指標

本記事では各曲について、弦の本数や使用するテクニック別に紹介しています。これに加えて5段階の難易度(Level)も添えていますが、この分け方については、以下に並べる5つの指標による合計点数で判定しています。合計が0~4点でLevel 1、5~9点まででLevel 2、10~14点でLevel 3、15~19点でLevel 4、20点以上でLevel 5です。
これは初心者向けメロディ練習曲としての順位なのであり、音楽としてのレベルを現しているのではないことに、くれぐれもご留意ください。

BPM

「BPM」については楽曲のBPM(テンポ)を調べ、15曲が比較的均等に分けられる5段階で点数を付けています。BPM=60以下が1点、BPM=61~100が2点、BPM=101~120が3点、BPM=121~150が4点、BPM=151以上が5点です。該当するメロディに16分音符や6連符が使われていたり、楽曲が8分の6拍子やスウィングのリズムが採用されていたりなど高度な要素のあるものには加点されますが、その合計が5点を超えることはありません。

弦の本数

「弦の本数」はそのまま、そのメロディを弾くのに弦が何本必要かを数値化し、本数をそのまま点数にしています。資料によって増減の可能性もありますので、あくまで参考値として解釈してください。

音域

「音域」は、該当するメロディを弾くのに必要な音域を、最も低いポジションから最も高いポジションまでのフレット数で現しています。3フレットが1点、4~5フレットが2点、6~9フレットが3点、10~12フレットが4点、13フレット以上が5点です。なお、開放弦はカウントしません。

必須テクニック

「必須テクニック」は、該当するメロディを演奏するのに必要なテクニックです。「チョーキング」、「

P,Hなど指技」、「スライド/グリッサンド」、「オルタネイト・ピッキング」、「アーミング」、「ナチュラル・ハーモニクス」、「チョーキング多め」、「ビブラート」、「顔で弾く」があり、各1点の加点方式、5点満点です。

楽曲のポイント

「楽曲のポイント」は、その楽曲をライブ演奏するための必要な要素や注意点です。「コーラスあり」、「ハイレベルなリード」、「ハイレベルなバッキング」、「転調あり」、「フィードバック奏法」、「ピアノやキーボードパート有り」、「音色切替必須」、「メロディ要素多め」、「ドレスコードあり」、「二人目のボーカリスト」があり、各1点の加点方式、5点満点です。

弦1本で弾ききれるギターソロ

Nirvana「The Man Who Sold The World(ending)」


Nirvana – The Man Who Sold The World (MTV Unplugged)
2分32秒〜

僅か1本で全てを表現するミニマルなソロ

弦を一本しか使わないのはフレーズを作る手法としては一般的ですが、ギターソロ全体を弦一本で弾いてしまうというアプローチはなかなかありません。そんな中、この曲のエンディングでは、3弦2フレットの1音チョーキングを使ったリフを挟む、弦一本で完了するギターソロが使われています。ポジション移動にスライドを利用するのは、弾きやすさと音楽表現を両立させた巧みなアプローチです。

レーダーチャート:The Man Who Sold The World 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=113
弦の本数 1点 1本
音域 3点 9F
必須テクニック 2点 チョーキング、スライド/グリッサンド
楽曲のポイント 0点 なし
1994年 リリース
合計:9点 /(25点満点)
Level 1

弦を2本使って演奏するメロディ

Elvis Presley「Heartbreak Hotel(solo)」


Elvis Presley – Heartbreak Hotel (Official Lyric Video)
1分22秒〜

エレキギターならではの歌い回しで存在感を発揮

特にロックンロールやブルースといったジャンルでは、シンプルさとストレートさを突き詰めた、しかしエレキギターならではのリードプレイが喜ばれます。前半部分で弦を2本同時に鳴らすプレイは「ダブル・ストップ」と呼ばれ、ここで言う「Stop」には押弦の意味があります。後半部分は2弦15フレットを1音チョーキングした音と1弦12フレットを普通に押さえた音を同時に鳴らす、「ダブル・チョーキング」が使われます。
いずれもサックスやピアノでは真似のできない、エレキギターならではの歌い回しです。

レーダーチャート:Heartbreak Hotel 指標 点数 内容
BPM 2点 BPM=94
弦の本数 2点 2本
音域 2点 4F
必須テクニック 2点 チョーキング、スライド/グリッサンド
楽曲のポイント 1点 ピアノやキーボードパート有り
1956年 リリース
合計:9点 /(25点満点)
Level 1

My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜(ending)」


My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜」
4分11秒〜

印象的なイントロを使った効果的なメロディ

イントロの圧倒的な印象度を誇る、90年代J-popの名曲。普通のロックギタリストならチョーキングを使うところを敢えてスライドで歌うところに、透明感や一抹の切なさを感じさせます。エンディングでもこのメロディが使われますが、オブリガード(裏メロ)としてボーカルを引き立てる控え目なメロディが追加されています。
本物に近づけるにはオーバードライブに加え、オクターバーやピッチシフターを導入し、1オクターブ下を薄く重ねましょう。

レーダーチャート:Hello, Again 指標 点数 内容
BPM 2点 BPM=99
弦の本数 2点 2本
音域 3点 9F
必須テクニック 1点 スライド/グリッサンド
楽曲のポイント 2点 ハイレベルなバッキング、転調あり
1995年 リリース
合計:10点 /(25点満点)
Level 2

Bon Jovi「You Give Love A Bad Name(intro)」


Bon Jovi: You Give Love A Bad Name – 2018 This House Is Not For Sale Tour
1分46秒〜

ポジション移動なく、暴れながらでも演奏可能

ディストーションのかかったギターをチョーキングで熱く歌わせる、80年代のロックシーンを象徴するリードプレイ。今回紹介する15曲の中で唯一、ポジション移動がありません。しかしそのシンプルさでここまでのクールな旋律を作ることができたのは、偉業と呼ぶべきでしょう。慣れてくれば、ある程度大きなステージアクションをしながらでも演奏可能です。

レーダーチャート:You Give Love A Bad Name 指標 点数 内容
BPM 4点 BPM=123
弦の本数 2点 2本
音域 1点 3F
必須テクニック 3点 チョーキング、P,Hなど指技、ビブラート
楽曲のポイント 2点 コーラスあり、ハイレベルなリード
1986年 リリース
合計:12点 /(25点満点)
Level 2

Def Leppard「Animal(solo)」


Def Leppard – Animal
2分40秒〜

サビの盛り上がりにつなげる、整ったメロディ

達人級の演奏技術を持つギタリストが、ラストの盛り上がりにつなげるという役割に作曲能力を全振りして完成させたギターソロ。近い形のフレーズを反復させるのは「一人コール&レスポンス」と呼ばれるジャズやブルース、ロックにおける代表的な技です。
フレーズの印象を深めるとともに、一本の長いメロディとして整っているように感じさせます。なお、毎回同じポジションで同じ高さのチョーキングを放てるようになるには、一定の練習量が必要です。

レーダーチャート:Def Leppard 指標 点数 内容
BPM 4点 BPM=120(2拍3連による加点1)
弦の本数 2点 2本
音域 2点 5F
必須テクニック 4点 チョーキング、スライド/グリッサンド
ナチュラル・ハーモニクス、アーミング
楽曲のポイント 3点 コーラスあり、ハイレベルなバッキング
1987年 リリース
合計:15点 /(25点満点)
Level 3

涼宮ハルヒ(平野綾)「God knows…(intro)」


Gibson Replays『God knows…』(ENOZカバー)
40秒〜

基礎力と身体能力が問われるタフな内容

初心者用の練習曲としてこんな凄いものを紹介して良いのか、と疑ってしまいそうなタフな内容。しかしフレーズ自体はシンプルであり、どこまでテンポを上げられるかで自分の上達を数値化&可視化できる、非常に優秀な練習フレーズです。
開放弦を利用した高速ピッキングの場面では、押弦時のピッキングが毎回入れ替わるのがポイント。連続プリングの場面では、ピッキングでタイミングを安定させるのがポイントです。

レーダーチャート:涼宮ハルヒ 指標 点数 内容
BPM 5点 BPM=150(16分音符&6連符で加点2)
弦の本数 2点 2本
音域 3点 9F
必須テクニック 3点 P,Hなど指技、スライド/グリッサンド
オルタネイト・ピッキング
楽曲のポイント 3点 コーラスあり、ハイレベルなリード、転調あり
2009年 リリース
合計:16点 /(25点満点)
Level 4

チョーキングを使わず、弦3本で演奏できるギターソロ

HY「AM11:00(solo)」


HY – 「AM11:00」 Live Music Video
4分7秒〜

歌の続きを歌うような、伸びやかなメロディ

ボーカルのロングトーンに被せて始まる、歌うような旋律。高いミで伸ばすボーカルと同じ音から始めることで、歌の続きを引き継ぎ続きを歌っているような効果が得られています。伸びやかなフレーズの反復を使って印象を濃くしておいて終盤には高い音へ移行し、しっかり盛り上げてからボーカルにパスする、間奏のお手本のようなギターソロです。
なお、能ある鷹は爪を隠すの格言のように、この曲におけるリードギターは目立つところでは技巧を抑えた歌うようなフレーズに終始する一方で、伴奏はメロディ要素が多く、なかなかにテクニカルな内容です。

レーダーチャート:HY 指標 点数 内容
BPM 2点 BPM=98
弦の本数 3点 3本
音域 3点 9F
必須テクニック 1点 スライド/グリッサンド
楽曲のポイント 3点 ピアノやキーボードパート有り、メロディ要素多め
二人目のボーカリスト
2003年 リリース
合計:12点 /(25点満点)
Level 3

あいみょん「マリーゴールド(solo)」


あいみょん – マリーゴールド【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
3分7秒〜

徐々に上り詰める、歌詞を引き継ぐようなソロ

こちらも技巧を控えた伸びやかなメロディ。休符が息継ぎのような効果を発揮しており、歌詞を載せて歌えるメロディのように聞こえます。ビブラートを抑えたさっぱりとした演奏内容はさわやかであり、曲調にうまくマッチしています。
徐々に高いポジションへと移動していくフレージングは、思いを寄せる相手への気持ちの高まりを表現していくかのようです。

レーダーチャート:あいみょん 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=106
弦の本数 3点 3本
音域 4点 11F
必須テクニック 1点 スライド/グリッサンド
楽曲のポイント 1点 コーラスあり
2018年 リリース
合計:12点 /(25点満点)
Level 3

Green Day「Holiday(solo)」


Green Day – Holiday [Official Music Video] [4K Upgrade]
2分25秒〜

メロディもリズムも表現する、的を得たソロ

歌うようなキャッチーなメロディでありながら、ロングトーンに相当する場面にリズムに乗った連打を行なっているところがポイント。メロディのシンプルさとストレートさを保ちながらスウィングのリズムも伝える、効果的な手法です。この場合、弦を一本しか弾かないとはいえ手首のスナップを利かせたキレの良いオルタネイト・ピッキングが求められます。

レーダーチャート:Holiday 指標 点数 内容
BPM 5点 BPM=167(スウィングの加点1)
弦の本数 3点 3本
音域 4点 11F
必須テクニック 2点 スライド/グリッサンド、オルタネイト・ピッキング
楽曲のポイント 2点 コーラスあり、ハイレベルなバッキング
リリース
合計:16点 /(25点満点)
Level 4

チョーキングが使われる、弦3本で演奏できるメロディ

Nirvana「Smells Like Teen Spirit(solo)」


Nirvana – Smells Like Teen Spirit (Live At The Paramount, Seattle / 1991)
2分42秒〜

歌メロをなぞるキャッチーなソロ

間奏で歌のメロディを演奏する手法は、ロックが誕生する遥か昔からいろいろな楽曲で採用されてきました。しかし、ことロックという分野でこの手法を用いた代表例としては、この曲を置いて他にはないでしょう。比較的覚えやすく弾きやすいソロではありますが、「Fm」というキーはギタリストにとってなかなか弾きにくいため、ポジションマークに惑わされないよう練習が必要です。
本物に接近するためには、Electro Harmonix「SMALL CLONE」など効果のはっきりしたモジュレーション・ペダルを使いましょう。

レーダーチャート:Smells Like Teen Spirit 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=117
弦の本数 3点 3本
音域 3点 8F
必須テクニック 2点 チョーキング、スライド/グリッサンド
楽曲のポイント 1点 音色切替必須
1991年 リリース
合計:12点 /(25点満点)
Level 3

HOTEI「Battle Without Honor or Humanity(theme)」


HOTEI – “Battle Without Honor or Humanity” live at Saitama Super Arena
32秒〜

戦いの緊張感と恐怖を表現した秀逸なメロディ

「気合のチョーキングをぶちかます」という、ロックにおける熱い表現のお手本のようなメロディ。気合を入れ過ぎて初手からピッチを上げすぎないような、チョーキングのコントロールが要求されます。ライブでメロディをちょっと変えるのは「メロディフェイク」という技で、ライブに対する気合の入り方や情熱の盛り上がりが表現されます。

レーダーチャート:HOTEI 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=95(16分音符の加点1)
弦の本数 3点 3本
音域 2点 4F
必須テクニック 3点 チョーキング、アーミング、ビブラート
楽曲のポイント 1点 ピアノやキーボードパート有り
2000年 リリース
合計:12点 /(25点満点)
Level 3

Guns N’ Roses「Sweet Child O’ Mine(interlude)」


Guns N’ Roses – Sweet Child O’ Mine (Alternate Version)
1分35秒〜

日なたで口ずさむような朗らかなメロディ

熱く燃え上がるギターソロとは対照的な、朗らかなメロディ。4拍目ウラでピッキング、1拍目にプリングを持ってくる洒落た歌いまわしには、並々ならぬセンスを感じさせます。プリングのタイミングはルーズになりがちなので、しっかり1拍目に合わせられるよう練習しましょう。
チョーキングで歌う後半では、チョークダウンでノイズが鳴ってしまわないように注意してください。この曲をライブ演奏する場合には、スラッシュ氏に敬意を払って黒いシルクハットをかぶりましょう。

レーダーチャート:Sweet Child O 指標 点数 内容
BPM 4点 BPM=125
弦の本数 3点 3本
音域 2点 4F
必須テクニック 2点 チョーキング、P,Hなど指技
楽曲のポイント 3点 コーラスあり、ハイレベルなリード、ドレスコードあり
1987年 リリース
合計:14点 /(25点満点)
Level 3

The Beatles「Back In The U.S.S.R(solo).」


The Beatles – Back In The U.S.S.R. (2018 Mix / Lyric Video)
1分21秒〜

とにかくチョーキングを叩っ込む、ロケンローなソロ

ジャンボフレットもエクストラライトゲージ弦もなかった時代に、よくここまでやったなと感心させられるパワフルなソロ。特にブルースやロックンロールでは、このようなチョーキングを連打する歌いまわしが使われます。前半では毎回同じピッチまでキッチリ上げられるよう気を付けましょう。
後半ではチョークダウンの音だけが聞こえますが、これを実現させるにはチョーキングでピッチが上がる音をピッキングで消す、「チョーク・アップ」という技を身につけましょう。

レーダーチャート:Back In The U.S.S.R 指標 点数 内容
BPM 4点 BPM=142
弦の本数 3点 3本
音域 5点 13F
必須テクニック 2点 チョーキング、チョーキング多め
楽曲のポイント 2点 コーラスあり、ピアノやキーボードパート有り
1968年 リリース
合計:16点 /(25点満点)
Level 4

弦を3本使う、チョーキングで歌うバラードのメロディ

Eric Clapton 「Wonderful Tonight(intro)」


Eric Clapton – Wonderful Tonight [Official Live]
20秒〜

愛情あふれるチョーキングとビブラート

情熱よりむしろ、愛情を感じさせるチョーキング。この繊細なタッチを完全にコピーするのは至難の業ですが、ピッキングがハードになりすぎないよう、ピックの勢いや弦への当て方をいろいろ試してみてください。また、エリック・クラプトン氏のビブラートはなかなかに独特で、親指をネックから離し、肘を支点に前腕全体を細かく揺らします。
ドライブサウンド時にはノイズが出やすいため使いにくい技ですが、クリーン系のサウンドにおいてはなかなかに有効な表現技法です。

レーダーチャート:Eric Clapton 指標 点数 内容
BPM 2点 BPM=96
弦の本数 3点 3本
音域 4点 11F
必須テクニック 4点 チョーキング、P,Hなど指技
スライド/グリッサンド、ビブラート
楽曲のポイント 2点 コーラスあり、ハイレベルなリード
1977年 リリース
合計:15点 /(25点満点)
Level 3

Gary Moore「Parisienne Walkways(intro)」


Gary Moore – Parisienne Walkways (Live at the Royal Albert Hall)
3秒〜

・・・ギターが泣いているぜ

いわゆる「泣きのギター」とは、短調で感情的に、あたかも泣いているかのように表現するギターの演奏スタイルです。特にチョーキングとビブラートを駆使したフレージングが特徴的で、名手による泣きのギターはボーカルよりも雄弁に哀愁を語ります。
ゲイリー・ムーア氏は、顔で弾く名手としても世界的に有名です。この曲を弾くときには、チョーキングのたびに顔をくしゃくしゃにして、亡きムーア氏に敬意を示しましょう。また、ライブにおいては尋常でないロングトーンが放たれますが、これが正真正銘のフィードバック奏法です。良く鳴るギターで太くてでかい音を鳴らしてこそ実現できる技ですが、ぜひ挑戦してみてください。

レーダーチャート:Gary Moore 指標 点数 内容
BPM 3点 BPM=60(6/8拍子&16分音符の加点2)
弦の本数 3点 3本
音域 4点 11F
必須テクニック 5点 チョーキング、P,Hなど指技
スライド/グリッサンド、ビブラート、顔で弾く
楽曲のポイント 2点 ハイレベルなリード、フィードバック奏法
リリース
合計:17点 /(25点満点)
Level 4

以上、メロディ弾きの練習におすすめの15曲を紹介しました。キレの良さが求められるリズム弾きと対照的に、メロディ弾きでは音と音がつながる「テヌート」での演奏が要求されます。次の音を鳴らす前にさっき弾いた音が止まってしまわないような、適切なフィンガリングとピッキングを身につけてください。

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