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エリック・クラプトン氏は、ギタリストとして、ボーカリストとして、作曲者として常に第一線で活躍し、60年代から現在に至るまで積極的に活動を続けているアーティストです。ロックミュージックが誕生して発展し、成熟していく過程には、常にクラプトン氏の姿がありました。
現代の感覚ではロックミュージックに分類されるクラプトン氏ですが、ご本人は常にブルースと共にあり、いつの時代においても現代のブルースを奏で続けました。華々しいキャリアの陰には、音楽を続ける上でのストレスに加え、相次ぐ親友の死や息子の事故死、恋の悩み、アルコールや薬物の依存など、深い深い苦悩もありました。ブルースには、技巧より精神性が重視されます。クラプトン氏はさまざまな苦境を乗り越え、ブルースに深みを増していったのです。今回は、このエリック・クラプトン氏に注目していきましょう。
Eric Clapton – Motherless Children (Live In San Diego)
スライドの名手デレク・トラックス氏について、クラプトン氏のツアーで初めて知った人も多いことでしょう。クラプトン氏のキャリアを追っていくうちに、さまざまな名手やブルースの巨人についても知ることができます。
エリック・クラプトン氏のキャリアをざっと追ってみましょう。半世紀にも及ぶ長さですが、
だいたいこういった感じです。
エリック・クラプトン氏は1945年3月30日、英国はサリー州りプレーに生まれます。少年時代よりブルースにのめり込み、遂には祖父母に頼み込んでアコースティック・ギターを買ってもらうことになりました。’60年代初頭、学生時代の友人にルースターズを紹介されるも、半年ほどで解散。そんな時、ヤードバーズからのオファーがクラプトンのもとに転がり込んできました。このヤードバーズに参加したことがクラプトン氏にとってもヤードバーズにとっても大きな転機となるのでした。
ローリング・ストーンズが全米デビューしたことで、数多くのクラブからバンドの出場枠が空きました。そんな中にストーンズの後釜として抜擢されたのがヤードバーズでした。クラブの中で徐々に人気を博していったヤードバーズに目をつけた一人の男がプロデューサーのジョージオ・ゴメルスキー氏です。彼とマネージメント契約を結んだヤードバーズは念願のメジャー・デビューを果たし、全国規模のツアーをこなし、バンドの知名度は上昇していきました。
ゴメルスキー氏はさらに売れるためにブルースよりも多くの一般に受け入れられるポップ路線にバンドを走らせようとします。そのため氏は3rdシングルにポップス調の「For Your Love」を用意します。明らかなヒット・チャート狙いのゴメルスキー氏のやり方に不満を抱いたクラプトン氏は「For Your Love」で完全にキレてヤードバーズを脱退するのでした。クラプトン氏の後にはジェフ・ベック氏、ジミー・ペイジ氏が参加し、以来「ヤードバーズの三大ギタリスト」という呼び方が定着しました。
次にクラプトン氏が加入したのは、当時のブリティッシュ・ブルース・シーンで人気を誇っていたジョン・メイオール氏のブルース・ブレイカーズでした。そこで残した作品『Bluesbreakers With Eric Clapton』は今でも名盤として名高い作品です。
この時クラプトン氏が使用したのは、マーシャルアンプにつないだ1960年製ギブソン・レスポール・スタンダードでした。太く熱く、そして甘美なディストーションは「極上のサウンド」と評されます。パワーがありすぎて重いことで不人気だったレスポールは再評価され、1968年に再生産が開始されました。
その後、自分の音楽性の追及により’66年に“史上最強のロック・トリオ”クリームを結成。3人のアドリブの応酬によるライヴが話題を呼び絶大な人気を誇ることになります。しかし、3人の個性が衝突して出来上がるものだっただけに確執も深まりクリームは’68年に解散してしいます。
この時代のクラプトン氏は、トリオ編成でデカい音を出す必要があったため、ハムバッカー・ピックアップを備えたSG、ファイアーバード、ES-335というようにギブソンのギターを使用していました。また、フロントピックアップのトーンを絞ったセクシーな甘い音「ウーマントーン」を世に知らしめました。
Eric Clapton – I Shot The Sheriff (Live from Crossroads 2010)
レゲエ・ミュージックの神、ボブ・マーリー氏の楽曲をギターの神、クラプトン氏がカバーした、いわば神々の競演。ライブで見せるアドリブの完成度はさすがですが、スタジオテイク版にギターソロはありません。70年代のクラプトン氏はギターを弾くことにこだわらず、音楽全体を俯瞰(ふかん)していこうとしていたようです。
次にクラプトン氏は当時スーパー・バンドと呼ばれたブラインド・フェイスを結成、その後、ブラインド・フェイスのアメリカ・ツアーで出会ったデラニー&ボニーの影響でデレク&ザ・ドミノスを結成するも’71年に解散。その後しばらくドラッグとアルコールに入り浸る隠遁生活を続けます。リハビリによってドラッグとアルコールを克服したクラプトン氏は『461 Ocean Boulevard(1974)』で完全復活を遂げます。
この時期のクラプトン氏は拠点を故郷の英国からアメリカへ移し、ソウル/ファンクのテイストを採り入れた「スワンプ・ロック」、ゆったりくつろいだ隙間を楽しむ「レイド・バック」や「レゲエ」といったサウンドを模索します。いろいろやった結果、シンプルなバンド路線へと帰結したアルバム「Slowhand(1977)」が完成した時、現在に通じるエリック・クラプトンの音楽的アイデンティティが完成したとされます。
以降クラプトン氏は独自のソロ路線を突き進むも彼に"愛する息子の死"という悲劇が訪れたのでした。これに対し「Tears In Heaven」を息子に捧げます。
https://youtu.be/3gWw8QSBYmI
에릭 클랩튼 Eric Clapton – Tears in Heaven (MTV Unplugged)
天国の亡き息子に思いを馳せつつも、自分にはまだそこには行けない。まだやることがあるんだ、と静かに決意を固める歌詞は、世界中のファンの胸を打ちました。
2000年代からのクラプトン氏は、アルバムリリースやツアーなど、安定的な活動を続けています。1999年から定期的に主催している「クロスロード・ギター・フェスティバル」は、氏が個人的に選んだミュージシャンがこぞって出演する、大変贅沢な内容です。ジェフ・ベック氏、B.B.キング氏、ラリー・カールトン氏、ジョン・マクラフリン氏、バディ・ガイ氏ら往年の名手、ジョー・ボナマッサ氏、ジョン・メイヤー氏、デレク・トラックス氏ら新進気鋭の若手プレイヤー、はたまたスティーヴ・ヴァイ氏、アラン・ホールズワース氏ら意外な名手まで、各ジャンルの有名ミュージシャンが参加しています。
2020年時点で御年71歳、まだまだ元気です。
Eric Clapton – Change The World (Live Video) | Warner Vault
映画のサントラに参加するためにカバーした「Change the World」は、ベイビーフェイス氏のプロデュースも手伝い、世界的なヒットを記録しました。
ヤードバーズ、ブルース・ブレイカーズ、クリームでのプレイ、ブラインド・フェイスの全米ツアーで知り合ったデラニー&ボニーの南部ロックへの憧れに始まる後のソロ作から現在まで、ブルースの名曲をカバーすることもしばしばあり、直接的であれ、間接的であれクラプトン氏は一貫して大枠でブルースというスタイルを離れたことはありません。クラプトン氏にとってブルースとは、いわば「絶対的なもの」としてあり、「永遠の憧れ」であり、「信仰」であり、常に戻っていける「安息の地」なのです。
ことブルースにおいては、技巧より歌い手の精神性こそが重要視されます。自らの内面に向き合い、その中から音を出していくことが、ブルースには必要なのです。薬物依存を克服してから書いた「Cocaine(コカイン)」、愛息の死をテーマにした「Tears in Heaven」などはその最たるもので、クラプトン氏は自己の嘘いつわりのない思いを曲に託すことで、説得力のある音楽を作っているのです。
Eric Clapton – Cocaine (Live Video Version)
薬物依存から抜け出して書いた名曲「コカイン」は、そのあまりに直球なタイトルが物議をかもしました。ありのままの自分を見つめ、否定も肯定もしない、それが彼のブルース。
英国の写真家兼世界的なモデル、パティ・ボイド女史との一件においても、クラプトン氏の赤裸々ぶりが発揮されています。親友ジョージ・ハリスン氏の妻として紹介されたパティ女史を、あろうことか本気で好きになってしまった。その思いは、「Have You Ever Loved a Woman(女性を愛したことがあるか)」のカバーで表現されました。詞では、親友の彼女を好きになってしまった苦しさが歌われています。しかしふっ切れたクラプトン氏は、名曲「Layla(いとしのレイラ)」で思いをぶちまけます。この曲で言う女性「レイラ」は、パティ女史のことです。結局パティ女史は1977年に破局、1979年にクラプトン氏と結ばれます。パティ女史とパーティに出かけて帰宅するまでを歌ったのが「Wonderful Tonight」です。
Eric Clapton – Wonderful Tonight (Live In San Diego)
ライブの定番曲「ワンダフル・トゥナイト」。ライブごとにアレンジを変化させ、楽曲を常にアップデートし続けるところに、クラプトン氏のミュージシャンシップを見ることができます。
クラプトン氏のフレーズは、ペンタトニックスケールを主体としたシンプルな音づかいながら、印象に残る美しさを持っています。あらかじめ周到に準備していたかのような完成度の高いメロディをアドリブで演奏できる、ここが氏の本当にすごいところです。
氏の演奏スタイルは、かねてより「スローハンド」と呼ばれていました。速いフレーズを弾くときでも指の動きにまったく無駄がなく、ゆっくり動いているかのように見えるのです。ポジション移動以外はほぼ目に頼らず、いかにも簡単なフレーズを弾いているかのように見えます。ところがこれをコピーしようとすると、滑らかな移動や細かなニュアンスに溢れており、弾きこなすまでにはなかなかの修練を必要とします。
細かいところでは、ビブラートの手つきに特徴があります。氏のビブラートは手首から指先までをいったん固めて、肘から先の全体を上下に揺らします。このとき掌はネック裏から離れ、左手は弦にしか触れていないようです。細かく均一なビブラートの得られる動作なので、興味のある人はぜひ身につけてください。「このビブラートはな、エリック・クラプトンから教わったんだぞ」なーんて自慢することができます。
永年にわたってストラトキャスターを愛用しているクラプトン氏ですが、アームを使うことは決してありません。一説には、ジミ・ヘンドリクス氏の演奏を見て「コイツを越えることはできねぇ」と悟ってアームを使うのを断念したと言われます。ビブラートは必ず左手を使用し、滑らかで大きな音程変化が欲しい時にはスライド奏法を用います。
アームを使わないからと、ハードテイルのストラトを試したものの、欲しい音と違っていたそうです。シンクロナイズド・トレモロユニットにはブリッジ直下に重たいトレモロブロックがあり、ボディ背面にスプリングが張ってあります。クラプトン氏にとって、ストラトキャスターに求めるサウンドにはこれらの部品による作用が必要だったわけです。
愛用したエレキギター:56年製フェンダー・ストラトキャスター「blackie」
最も有名で長年愛用した"ブラッキー"(’56年製のフェンダー・ストラトキャスター)の愛称を持つギターは、友人でもあったジミ・ヘンドリックス氏がライブパフォーマンスでよくギターを壊すことから、彼へのプレゼントとして、ツアー先で楽器店に立ち寄る都度、程度の良いストラトキャスターを見つけては購入していました。しかしツアーが明けエリックが買い求めた幾本ものギターをプレゼントする直前に、彼はドラッグ・オーバードーズで死んでしまったため結局プレゼントするにはいたりませんでした。
エリック氏は自身が買い求めた同じ型のギターをパーツごとに分解し、それぞれのパーツで最も良いものを1つずつ選んで一本のギターにしたのがブラッキーだという逸話もあります。
エリック・クラプトン・シグネイチャーの「ブラッキー」は、50年代式をベースにフレット数を22へ拡張、強力な電気系を備えた実用的なギターです。一見何の変哲もないただの黒いストラトながら道具としてたいへん優秀で、プロミュージシャンが愛用する例も多々あります。
ヴィンテージノイズレス・ピックアップを3基備え、マスタートーンは「TBX回路」を採用して丸い音も鋭い音も作ることができます。さらには25デシベルまでブーストできるミッドブースターを備えることで、クランチ設定のアンプ一台でチャリチャリのクリーンから図太いオーバードライブまでを得ることができます。
ブリッジ直下の木製ブロックでトレモロを固定しているのは、ご本人と同じ仕様です。チョーキングにもブリッジが動じなくなるのでチューニングの安定度が高まるほか、トレモロとボディとの設置面積が広がることから弦振動の伝達にも有利です。「じゃあなんでアームバーが付属しているのか」という話ですが、木製ブロックを外すことで、普通にアームを使用することができるわけです。
フェンダーから「エリック・クラプトン・ストラトキャスター」として、またフェンダー・カスタムショップから「エリック・クラプトン・シグネイチャー・ストラトキャスター」としてレギュラー生産されているほか、クラプトン氏担当のマスタービルダー、トッド・クラウス氏ご自身の作による「マスタービルド版(MBS)」が限定生産されたこともありました。
Eric Clapton シグネイチャー・ストラトキャスターを…
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2017年5月、フェンダー・カスタム・ショップからリリースされた新しいシグネイチャー・モデルのストラトキャスター。ソフトVシェイプのメイプルネック、3基の「Vintage Noiseless」ピックアップ、取り外し可能なトレモロユニット、クラプトンのサイン入りヘッドストックと、氏のこだわりを凝縮したモデルとなっています。2ピースアッシュのボディ材は、うっすら杢目が透けて見える上品な仕上がりに。「オーナーチェンジを繰り返しているが、比較的キレイな状態」を再現、ダメージの具合が比較的少ないレリック加工が施されています。
フェンダーからJourneyman Relic Eric Clapton Signature Stratocaster登場 – ギターニュース.com
クライベイビーのワウ、コーラスやフランジャーを好んで使用しています。ゲイン調整をギター側で行なうことから、ライブの足元は超絶にシンプルです。あるツアーでは、アンプで基本の音を作っておいて、足元は「ワウとレスリースピーカーのスイッチのみ」でした。
エリック・クラプトン エフェクター – Supernice!エフェクター
エリック・クラプトン氏はこれまで、70枚以上のアルバムをリリースしています。半世紀以上のキャリアで、ブルースを前提にしながらも時代ごとに異なる一面を見せてくれる、まさに掘り甲斐のあるアーティストです。しかしそこまで付き合いたくはないぞ、という人には、比較的コンパクトなベスト盤やライブ版がお勧めです。
「クラプトン・クロニクル」は、1984年から1999年までの名演を厳選して1枚に収めた、コンパクトなベスト盤。円熟の極みに達したクラプトン氏の名演の数々を確認できます。選曲については、濃いファンからすればあの曲もこの曲もあるのに、と言いたくなるかもしれません。しかし、クラプトン氏がどんなミュージシャンか知ってみようという人の入り口としては、まさにぴったりです。
「ワンモアカー、ワンモアライダー」は、2001年のワールドツアーを収録したライブ版です。スタジオテイク版では曲調を優先してか大人しくしている昨今のクラプトン氏ですが、ライブとなると一変、鬼のように弾きます。ネイザン・イースト氏(Bass)、スティーヴ・ガッド氏(Drums)という最高のリズム体をバックに、「Layla」「Trears in Heaven」「Change the World」「Wonderful Tonight」など、超のつく名曲が立ち並ぶ内容です。
ヤードバーズのポップ・ヒット・ナンバー「フォー・ユア・ラヴ」に嫌気がさし、グループを脱退したクラプトン氏が純粋なブルースを求めて、ジョン・メイオール率いるブルース・ブレイカーズに参加した唯一のアルバムです。
クラプトン氏の歴史上においても屈指の名演が収録されています。
ロック史上最強のトリオと言われたクリームは、ブルースをルーツに自らの音楽を追求すべくクラプトン氏と、ブルースやジャズに根ざした新たな音楽を模索しようとしていたジャック・ブルース氏とジンジャー・ベイカー氏の二人が結成。
デビュー・アルバムでの荒削りな部分を修正し、完成度の高い仕上がりになった彼らの最高傑作。
ヘヴィなギター・リフとリズムが後のハード・ロックやヘヴィ・メタルの元祖ともいうべき名曲「サンシャイン・ラヴ」、古典的なブルースをベースにしながらも、クラプトン氏のヴォーカル共々独特の浮遊感をもつ「ストレンジ・ブルー」等サイケデリックでダダイズムな世界観を展開
実験性や革新性のスタジオ盤と、怒濤の如く白熱したインタープレイを聴かせていたライヴ盤が収録された二枚組みアルバム。
名曲「ホワイト・ルーム」、ブルース自身が弾くチェロの響きがなんとも不思議な感覚を起こさせる「お前の言うように」、ブルースのチェロと敏腕プロデューサー、パパラルディ氏の弾くヴィオラがクラシカルで独特の雰囲気を残す「荒れ果てた街」など聞き所満載です。
ロックギター名盤アルバム Vol. 2:Cream「Wheels of Fire(クリームの素晴らしき世界)」
名曲「いとしのレイラ」を含む、彼の最高傑作に推すファンも多いロック史上に輝く名盤。
ファンクやソウルの要素を取り入れた「スワンプ・ロック」の名作として有名ですが、ゲストとして、オールマン・ブラザース・バンドの“スカイドッグ”ことデュアン・オールマン氏が参加し、素晴らしいスライド・ギターを弾いているところも聴きどころです。
ヒット曲となったボブ・マーリー氏のカヴァー曲"アイ・ショット・ザ・シェリフ "、またクラプトン氏の音楽の根幹であるブルース性は、ロバート・ジョンソン氏、エルモア・ジェームズ氏のカバー曲の中に息づいています。
ドラッグ中毒からの復帰作で、ライブはまさにクラプトン版癒しミュージック。レイドバックした、リラックスしたライブでゆったりと聴けます。
前作ので聴かせたレイドバック・レゲエ・サウンドをさらに深く掘り下げたアルバム。
正攻法の南部風レイドバック・サウンドといった感じですが、アコースティックなフォーク風のギターとスライド・ギターの絡みがなかなか渋い魅力を持っています。
前作までのレイドバックサウンドと変わって、本作では再びシンプルなバンド・サウンドに立ち返っています。
「Cocaine/コカイン」、「Wonderful Tonight/ワンダフル・トゥナイト」、「Lay Down Sally/レイ・ダウン・サリー」と冒頭から立て続けに3曲も超有名曲を収録。現在につながるアイデンティティの確立を果たした作品。
1992年3月に出演した『MTV アンプラグド』の模様を収録したライヴ・アルバム。実の息子であるコナー氏の死、朋友スティーヴィー・レイ・ヴォーン氏が事故死など、彼の身に悲劇が降りかかった時期の作品。
グラミー賞を3部門獲得し、アコースティックのサウンドが見直されるきっかけとなりました。またこの作品により、アコースティックの意味で「アンプラグド(unplugged。電源を使わない)」という言い方が流行しました。
これまで随所にブルースの名曲をカバーしていたクラプトン氏が初めて発表した、ブルースのカバーアルバム。マディ・ウォーターズやフレディ・キング氏ら名だたるブルースマンの名曲ばかり16曲を、ほぼ一発録りで仕上げています。自らの音楽活動の基盤となっているブルース・ミュージックに対してありったけの敬意を込めようとする彼の姿が見て取れます。
彼が常に敬愛してやまないブルースマンの一人であるB.B.キング氏とのコラボレーション・アルバムということで、ロック・ファンのみならずブルース・ファンにも注目の一枚となりました。以前から何度か共演をしていましたが、二人で共にアルバムを制作するのはこれが初めてです。
Eric Clapton and B.B. King – Let Me Love You (Official Audio)
生前のB.B.キング氏は、クラプトン氏を「ヘイ、ボーイ(おい、そこの小僧)」と呼ぶことのできた世界でただ一人のギタリストでした。ニコニコ顔で運転手を務めるジャケ写に象徴されるように、憧れのギタリストと共演できる慶びが伝わってくるようなアルバムです。
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