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Bognerのフラッグシップモデルの120Wアンプヘッド「Ecstasy」
アンプヘッドといえば Marshall の「JCM2000」や「JCM900」など、リハーサルスタジオで見たことがある/使ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。ですがプロ・ギタリストが使用しているアンプの中には、聞いたことがないブランドを使っているなと感じる人も多いでしょう。
このページでは、エレキギターの持つポテンシャルを最大限に活かすことができる「超音圧でギターが主役になる音楽にはもってこい」な、ギター・アンプヘッドの中でも出力の大きい100W以上のおすすめアンプヘッドを紹介していきます。
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1: リハーサルスタジオにも置いている?定番の大出力アンプヘッド 1.1: Marshall JVM410H 1.2: Marshall JCM2000 TSL100 1.3: Mesa Boogie DUAL RECTIFIER/TRIPLE RECTIFIER 1.4: Diezel VH4 1.5: Hughes&Kettner TRIAMP MKII / MKIII 1.6: Orange Rockerverb 100 MkII 2: ヘッドアンプの最高峰「Bogner Ecstasy」 3: 大出力、だけどリーズナブルなモデル 3.1: BOSS KATANA-HEAD 3.2: MARSHALL CODE100H 4: その他の大出力モデル
一昔前はリハスタのアンプヘッドといえば「JCM2000」や「JCM900」「JCM800」などマーシャルアンプが定番となっていましたが、近年モダン・ハイゲイン・ディストーション・サウンドの要望が高まり、リハーサルスタジオによっては様々なメーカーのアンプヘッドを豊富に揃えているところもあります。まずはリハーサルスタジオでも見かけることが多くなってきた大出力アンプヘッドについて紹介していきます。
「JVM410H」はクリーン/クランチ/OD1/OD2の4ch仕様に加え、各チャンネルにグリーン/オレンジ/レッドと歪みの質が異なる3モードのサウンドを搭載、澄み切ったクリーントーンから名機1959やJCM800をモデルにしたクランチ、ハイゲインディストーションまで、伝統的なMarshallサウンドが1台で楽しめる現行Marshallアンプの最高峰モデルです。
出力は100W。真空管はプリ管に「12AX7」x5本、パワー管に「EL34」x4本を搭載。エフェクトループ/デジタルリバーブを搭載、チャンネル毎のボリューム操作が可能です。
その他6wayのフルプログラマブル・フットスイッチに対応。アンプヘッド単体でサイレントレコーディングを可能とする「スピーカーエミュレート機能」を搭載し、オーディオインターフェースやミキサーに接続するだけで、自宅での演奏やレコーディングにも対応できます。多機能ながらこのクラスのアンプヘッドとしては比較的リーズナブルな点も魅力的です。
Marshall JVM410H – Supernice!ギターアンプ
「王道のロックサウンド」という言葉が相応しい1台、それがJCM2000 TSL100です。完全に独立した3チャンネル仕様や2系統のFXループ、操作性の良いコントロールツマミなど、ギタリストに不満を感じさせないMarshallアンプの優等生です。
現在は生産されていませんが、元々高い評価を得ていたモデルということもあり、中古市場でも人気の高いアンプです。
Marshall JCM2000 TSL100 – Supernice!ギターアンプ
Mesa Boogieの代表的モデルである「DUAL RECTIFIER」と「TRIPLE RECTIFIER」は、独立した3つのチャンネルに8つのモード、チャンネル毎に出力を変えることができる「Multi-Watt機能」など、多種多様な音作りを可能とするモダンハイゲインサウンドの代表的なアンプヘッドです。
「DUAL RECTIFIER」と「TRIPLE RECTIFIER」の違いは出力数で、前者が「100W」、後者が「150W」となっています。「5U4G」という「整流管(レクチファイアー)とダイオードをそれぞれ搭載しており、整流管の歪みとダイオードの歪みを切り替えて使うことができます。ハードロッカーやメタラー、パンク/オルタナティブなど激しい歪みサウンドが必要なギタリストはチェックして欲しいアンプヘッドです。
Mesa Boogie TRIPLE RECTIFIER – Supernice!ギターアンプ
ハイエンド・アンプメーカーとして名高いDiezelの「VH4」は、独立した4つのチャンネルを搭載したハイゲインアンプの最高峰モデルです。ハイゲインアンプはクリーントーンがあまり美しくない印象を持ちますが、VH4のクリーンチャンネル(1ch)からは、ブライトで澄み切ったクリーントーンが得られます。その他クランチチャンネル(2ch)、ディストーションチャンネル(3ch)、ウルトラハイゲインチャンネル(4ch)から選択することができ、美しいクリーンから激しく歪むディストーションまで、非常に幅広いサウンドメイクが可能です。
ヘヴィメタルやハードコア・パンクといったジャンルのギタリストに親しまれているアンプですが、マーシャルとは一味違う普遍的な王道ロックサウンドを持ち、ロックやポップスなど幅広いジャンルのギタリストに使われています。
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0:20〜1:24の演奏は、KEMPERでプロファイリングしたDiezel VH4のリグを使用。本物のアンプサウンドではないものの、VH4の汎用性の高さが伺えます。
Diezel VH4 – Supernice!ギターアンプ
Hughes&Kettnerのアンプヘッドは、スイッチをONにすると青いLEDがフロントパネルで輝くという非常に特徴的なアンプです。中でも「TRIAMP」シリーズは重厚なミドルとキメ細かい歪みが織りなすモダンなハイゲインが特徴のフラッグシップモデルです。「MKII」で非常に高い人気を得たのち、2015年に最新モデル「MKIII」が発売となっています。
Hughes&Kettnerのアンプは、甘い飽和感のあるサウンドとは反対の、ガラスが割れるようなシャープでクリアなサウンドが特徴的で、クリーントーンのサウンドの評価が非常に高いことでも知られています。もちろん「TRIAMP MKII」「TRIAMP MKIII」でもキラキラとした透き通るようなクリーントーンが得られます。クリーントーンだけではなく、クランチ・ハイゲイン共に個性のあるサウンドとなっています。
Hughes&Kettner TRIAMP MKII – Supernice!ギターアンプ
Hughes&Kettner TRIAMP MARK3 – Supernice!ギターアンプ
Orange を代表とする Rockerverb の現行モデルが Rockerverb 100 MkII です。100Wの大出力、独立した2つのチャンネル、幅広い音作りが可能になる「MIDコントロール」など、Orange 特有のジューシーなサウンドを堪能できる1台です。
中でも特徴的なのが「アウトプットバルブセレクションスイッチ」で、この機能により「パワー管のバイアス調整が不要」となります。真空管を交換して音の変化を楽しむことができるのも、本機ならではです。
Orange Rockerverb 100 MkII – Supernice!ギターアンプ
真空管ギターアンプの最高峰に位置すると言われているのがBognerの120Wアンプヘッド「Ecstasy」です。購入者の大半がプロギタリストという極めてハイエンドなアンプヘッドですが、それを納得させるだけの圧倒的なサウンドが得られます。創設者の「リチャード・ボグナー」は元々Marshallの改造アンプで有名な人物で、Bogner のアンプは Marshall サウンドを踏襲している印象を受けます。
Ecstasy はキラキラとした「煌めくクリーン」に、耳触りの良い「上品なドライブサウンド」が特徴です。性能はもちろん価格も最高峰となっており、ギタリストならいつかは所有したい逸品です。Bognerからは「Ecstasy」のサウンドを基にしたエフェクターペダル「Ecstasy Red」「Ecstasy Blue」も登場しています。
Bogner Ecstasy Head – Supernice!ギターアンプ
KATANA-HEADは、BOSSのフラッグシップ・アンプヘッド「WAZA Amp」のサウンドを継承した、100W出力を備えながらもコンパクトなアンプヘッド。メインの音作り用にMASTER/PRESENCE/GAIN/VOLUME/3バンドEQツマミを搭載。クリーントーンからハイゲインまで鳴らすことのできる5つのアンプキャラクター(CLEAN/CRUNCH/LEAD/BROWN/ACOUSTIC)を選択することができ、ステージでの使用に耐えうる本格的なロック・サウンドが得られます。
真空管を使わないソリッドステートなのでメンテナンスの負担もほとんどなく、
など、従来のアンプヘッドでは考えられない様々な機能を搭載。一つ持っておいて損はないアンプヘッドでしょう。
BOSS KATANAシリーズ – Supernice!ギターアンプ
CODE100Hは、マーシャルのモデリング・アンプ「CODE」シリーズの100W出力アンプヘッド。14種類のプリアンプ/4種類のパワー・アンプ/8種類のスピーカー・キャビネットのモデリングを搭載し、JTM45/1959/JCM800/JCM2000/JVM410など、ヴィンテージ・マーシャル・アンプからモダン・ハイゲイン・アンプまで歴代のマーシャルアンプのサウンドのほとんどを網羅した、マーシャルサウンド全部のせアンプとなっています。
エフェクトもコンプレッサー/ディストーション/オートワウ/ピッチシフター/コーラス/フェイザー/フランジャー/トレモロ/ディレイ/リバーブなど24種類を内蔵。専用アプリを使ってBluetoothでの遠隔操作、USB接続によるオーディオインターフェイス機能など、「BOSS KATANA-HEAD」に劣らない多彩な機能を扱うことができます。
MARSHALL CODEシリーズ – Supernice!ギターアンプ
6505はエドワード・ヴァン・ヘイレンが使用した伝説的名機、「5150」の正統後継機です。数あるハイゲインアンプの中でも最高峰のディストーションサウンドを鳴らすことができ、「極限まで歪む」そのサウンドに魅了されたギタリストは世界中にいます。
プリ管に「12AX7を5本」、パワー管に「6L6GCを4本」搭載し、定格出力は120Wという大出力アンプです。PEAVEYアンプ特有のアクティブ・レゾナンス&プレゼンスコントロールを操作することで、パワー溢れるドンシャリサウンドから、伝統的なMarshallサウンドまで、幅広い音作りを可能とします。
PEAVEY 6505+ – Supernice!ギターアンプ
EVH は世界的ギタリスト、エディー・ヴァン・ヘイレンが自身で立ち上げたブランドで、エディが描く理想のサウンドを実現したアンプを発表しています。エディが当時使用した5150を改良し、独立した3つのチャンネルに加え、最新技術を駆使することで「5150III」を開発しました。
特徴的なのは、驚異的な歪みとサステインを作り出すリードチャンネルです。どこまで歪ませても「音が潰れない」ため、ピッキングニュアンスが失われません。ハイゲインアンプの最高峰に君臨する本機の愛用者は多く、ヴァン・ヘイレンファン以外にも強くオススメしたい1台です。
EVH 5150III – Supernice!ギターアンプ
Blackstar は元 Marshall のエンジニア陣が立ち上げたブランドで、全体的に Marshall を意識したモデルが多いことでも知られています。「S1-104 EL34」は Blackstar の代表的モデルであり、プリ管に 12AX7 を4本と 12AU7 を1本、パワー管に EL34 を4本を使用している大出力アンプ。「S1-104 6L6」はパワー管に 6L6 を4本を使用したモデルです。
「S1-104」には基本的なコントロールの他に ISF(Infinite Shape Feature) と呼ばれるサウンドキャラクターを調整するツマミが装備されています。右に回すと箱鳴り感の強いブリティッシュサウンド、左に回すとタイトなアメリカンサウンドになります。イコライジングによる音作りだけでなく、サウンドの方向性も細かく調整できるので、様々なジャンルで使える優等生です。
Blackstar S1-104 EL34 – Supernice!ギターアンプ
Mark Vは数あるMesa Boogieのアンプの中でも、「クリーンの評価が高い」モデルです。Mesa Boogieといえば、迫り来る壁のような轟音ディストーションが特徴ですが、Mark Vのチャンネル1はゲイン自体が低く、透明感のあるクリーンサウンドを鳴らすことができます。
いわゆる「レクチシリーズ」が歪みに特化しているモデルなのに対して、Mark Vは様々なジャンルに対応できる万能モデルとなっています。
Mesa Boogie Mark V – Supernice!ギターアンプ
CUSTOM 100はイギリスのハイエンドアンプメーカー、HIWATT が手がける「ブリティシュサウンド」が特徴のモデルです。「CUSTOM」という名称通り、基板ではなく「手配線(ポイントtoポイント)」で製作されており、構成されている全てのパーツに最高品位な物を使っています。
職人の技術と拘りが織りなす、いわば「芸術品」のようなギターアンプです。
HIWATT CUSTOM 100 – Supernice!ギターアンプ
Egnater(イグネータ)のArmageddon(アルマゲドン)は、プリ管に「12AX7を6本」、パワー管に「6L6を4本」を使用した120Wの大出力アンプです。完全独立の3チャンネル仕様、ISP DecimatorG-STRINGによる高品位な「ノイズリダレクション」、中音域の操作を柔軟に行える「Midレンジコントロール」など、クリーンから激しいディストーションサウンドまで楽しめる万能アンプです。
主にハードロックやメタルを好むギタリストに愛用されています。
Egnater Armageddon – Supernice!ギターアンプ
JCA 100 Hはブティック系アンプの大手、「Soldano」の創設者である「マイク・ソルダーノ」がデザインしたアンプです。プリ管に「12AX7を5本」、パワー管に「6L6を4本」使用しています。大出力アンプとしてはリーズナブルな価格設定となっていますが、Soldano特有の「モダンハイゲイン」を継承した素晴らしい1台です。
ノーマル、オーバードライブといった2つのチャンネルを装備、簡単操作で手軽にチューブサウンドを楽しむことができます。
JET CITY AMPLIFICATION JCA100H – Supernice!ギターアンプ
KRANK のREVOLUTION-1 PLUSは地面を揺るがす「超重低音サウンド」を鳴らすハイゲインアンプです。プリ管に「12AX7を4本」、パワー管に「6550を4本」搭載しています。本機の特徴は、真空管アンプでありながらも、トランジスタアンプの「硬質で冷たいサウンド」を得ることができるという点です。ザクザクとしたリフを重低音でかき鳴らしたいギタリストにもってこいのモデルでしょう。
独立した2つのチャンネルを装備しているため、バッキングとリードを切り替えて使うと良いです。チャンネル切り替えを足元で操作できるフットスイッチも付属しています。
KRANK REVOLUTION-1 PLUS – Supernice!ギターアンプ
LANEY(レイニー)は1967年に創業されたイギリスのアンプメーカーで、中でもGH100Lは人気が高い看板モデルです。シンプルな1チャンネル仕様、ハイゲインアンプながらも美しいクリーントーン、倍音豊かなドライブサウンド、どれをとっても素晴らしいものです。
サウンドのキャラクターとしては、いわゆる「ドンシャリ」の傾向がありますが、セッテイング次第で様々なジャンルに対応できます。
LANEY GH100L – Supernice!ギターアンプ
ドイツが誇るアンプメーカー、ENGL (エンゲル)のINVADER 150は、名称通りモダンハイゲインアンプ界の侵略者とも呼べる1台です。クリーン、クランチ、ドライブ1、ドライブ2といった独立した4つのチャンネルを装備。ENGL アンプ特有のキメ細かい歪みは、多くのハードロッカー、メタラーを魅了しています。
定格出力が150Wなので、大ホールでも余裕を持って使うことができ、アンプ本体に高性能ノイズリダレクションを搭載することで、激しく歪ませてもノイズに悩まされることはありません。
ENGL INVADER 150 – Supernice!ギターアンプ
Koch(コッホ)はオランダ発のブティックアンプメーカーであり、様々なハイエンドアンプを発表しています。中でもSN120Hは驚異の「5チャンネル仕様」、フロントには合計28個のコントロールを装備している多機能アンプです。
SN120Hには「OST」という別のパワーアンプを使うことで低音をブーストするスイッチがある他、電子的にスピーカーコーンの振動を抑制する機能など、従来のギターアンプとは一味も二味も違うモデルに仕上がっています。
Koch Supernova SN120H – Supernice!ギターアンプ
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