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この記事では2025年11月に国内で発売(または取り扱い)が開始された新製品をまとめて紹介していきます。

「Fender」は、The Smithsのギタリスト「ジョニー・マー」氏が自身のジャガーを新たにアレンジした限定モデル「Limited Edition Johnny Marr Signature Special Jaguar」を発表しました。
グロスブラックのニトロセルロースラッカーフィニッシュを施したアルダーボディにカスタムシェイプのメイプルネック、22フレット、9.5インチラジアスのローズウッド指板を組み合わせ、Custom-Wound Kent Armstrong Johnny Marr Single-Coil Lipstick Pickupsを3基搭載。
明るく煌びやかなバッキングから、スムースで音楽的なリードトーンまで幅広いサウンドを鳴らすことができます。
Mustangサドルを備えたJaguarブリッジやヴィンテージスタイルのフローティングトレモロなど、伝統的なルックスと機能性が両立されたモデルです。

六弦かなで「ジョニーさんはオアシスのノエルさんにも影響を与えたギタリストなんだって!レジェンドの1人だね!」

ギター博士「ソロよりもバッキングにこだわりをもったジョニー氏らしいサウンドが体感できるエレキギターじゃな!」

「Gretsch / Limited Edition Abbey Road Studiomatic Hollow Body with Bigsby」は約100年にわたり数々の名作を生み出してきたアビーロードのサウンドエンジニアと共同開発されたモデルです。
2.25インチ厚のラミネイテッド・メイプルボディ、Classic “C”メイプルネック、22フレット、12インチラジアスのエボニー指板にCustom Filter’Tronピックアップを2基搭載。バランスの取れた明瞭なアタック、柔軟なトーンバリエーションを持ち、1954年に開発されたクラシック回路から着想を得て作られたRumble Filter回路により、余分な低域をカットし、クリアなサウンドを実現しています。

六弦かなで「ビートルズが使っていた有名なスタジオだよね!すごいコラボレーション!」

ギター博士「Rumble Filter回路はサウンドのプロであるエンジニアならではの着眼点じゃな!」
「Gretsch」は、東京の夜景をテーマにした特別仕様の「Falcon Hollow Body with String-Thru Bigsby and Gold Hardware」も発表しています。
深い輝きをもつTokyo Midnight Sparkleカラーを採用したスプルーストップのラミネートメイプルボディ、Standard U シェイプのメイプルネック、22フレット、12インチラジアスのエボニー指板にPRO-FT Filter’Tronピックアップを3基搭載。
ホロウボディならではの豊かな胴鳴りと高域の鈴鳴り、力強い低域を備え、クリーンから歪みまで対応できるサウンドが特徴です。
ストリングスルーBigsby、Adjusto-Maticブリッジ、ロッキングチューナー、強度の高いプレート式ジャックなどステージ仕様の装備も充実し、暗いステージで視認性を高めるサムネイルインレイも採用されています。

六弦かなで「ブラックカラーのボディにゴールドパーツはゴージャスでかっこいいね!スペシャル感ある!」

ギター博士「世界一美しいと言われるホワイトファルコンと対になるような見た目、サウンド共に一級品なモデルじゃのう!」

IFG-AC-24 Heart

MFG-AC-24 DUO
「ZEMAITIS」から新しいモデルとして「IFG-AC-24 Heart」「MFG-AC-24 DUO」の2本が登場しました。
「IFG-AC-24 Heart」はアフリカンマホガニーボディ、セットネック構造のアフリカンマホガニーネック、24フレット、12インチラジアスのエボニー指板にDragon Burstピックアップを2基搭載。
「MFG-AC-24 DUO」はジュラルミントップとバウンドエボニー指板、Dragon Classicピックアップを採用しており、CTSポット、オレンジドロップキャパシター、スイッチクラフト製のアウトプット・ジャックなど見た目の華やかさだけでなく、パーツ等のディティールにもこだわって作られています。

六弦かなで「MFGも豪華でかっこいいけど、IFGのハート柄が可愛くていいよねー!」

ギター博士「キレのある中音域が欲しいならDragon Burst、コンプ感があり、ゲイン強めが欲しいならDragon Classicがおすすめじゃ!」

左からBoden Standard N2.6, Boden Standard N2.7, Boden Standard N2.8, Boden Original N2.6, Boden Original N2.7, Boden Original N2.8
「strandberg」の人気モデル「Boden」に新設計のボディデザインやネックにチタン補強を施した新しいシリーズ「The Boden N2 Series」が追加されました。
「Boden Standard N2」はバスウッドボディ、チタン製補強ロッドを内蔵したローステッドメイプルネック、マルチスケール24フレット、20インチラジアスのメイプル(もしくはローズウッド)指板に、Seymour Duncan Pegasus, Sentientピックアップを搭載。
「Boden Original N2」はネック、指板等はStandardと同様ですが、メイプルトップのスワンプアッシュボディ、Fishman .strandberg POWR:Dピックアップを採用しています。
いずれも6弦、7弦、8弦モデルがリリースされており、クリアで反応の速いモダンサウンドを持ち、軽量ヘッドレス構造とEGS ARCハードウェアにより長時間の演奏でも快適な弾き心地と高いチューニング安定性を実現している点も特徴です。

六弦かなで「ヘッドレスギターって弾きにくそうなイメージがあったけど逆なんだね!軽くて持ちやすいなら初心者にもおすすめだね!」

ギター博士「Fishmanとの共同開発によって作られたPower:Dピックアップは、3つのトーンモードを持ったアクティブピックアップなんじゃ!

左からLimited Edition San Dimas SD1 MPL, San Dimas SD1A H RW, San Dimas SD1 HH MPL, San Dimas SD1A MPL
「Jackson」からは、メーカー黎明期となる1980年代に生まれたサンディマスモデルを現代仕様でよみがえらせた新シリーズ「Pro Origins 1985 Series」が発表されました。
アルダーボディ、グラファイト補強ロッドを内蔵したボルトオンメイプルネック、22フレット、12〜16インチコンパウンドラジアスのメイプル(ローズウッド)指板を採用。「Limited Edition San Dimas SD1 MPL」「San Dimas SD1 HH MPL」はJ-90C, J-50Nピックアップを搭載したHHスタイルで、「San Dimas SD1A H RW」「San Dimas SD1A MPL」はJ-90Cピックアップ1基のみのシングルハム仕様となっています。
いずれのモデルもクラシックメタルからモダンなヘヴィサウンドまで幅広く対応でき、トップマウントのFloyd Rose 1000トレモロにより激しいアーミングでも高いチューニング安定性を確保している点も特徴です。

六弦かなで「ツー・フェイスカラーのリミテッドモデル可愛いし、かっこいいね!メタルっぽくないのが逆にいいかも!」

ギター博士「San Dimasはスーパーストラトを語る上で外せないモデルだゾイ!ちなみにJacksonが拠点を構えていたカリフォルニア州の地名からきておるのじゃ!」

Pro Plus Series Signature Misha Mansoor Juggernaut HT7

Pro Series Signature Misha Mansoor Juggernaut HT7P
「Jackson / Pro Series & Pro Plus Series Signature Misha Mansoor Juggernaut」は、プログレッシブメタルバンド「Periphery」のギタリスト、「ミーシャ・マンソー」氏のシグネイチャーモデルです。
「Pro Series Signature Misha Mansoor Juggernaut HT7P」 は、ポプラバールトップのバスウッドボディ、グラファイト補強ロッド内蔵のキャラメライズドメイプルネック、24フレット、20インチラジアスのキャラメライズドメイプル指板にJackson MM1ピックアップを2基搭載。
「Pro Plus Series Signature Misha Mansoor Juggernaut HT7」は、ポプラボディ、エボニー指板を採用し、それ以外のスペックは共通です。
どちらのモデルも5ウェイスイッチとプッシュ/プルのトーンコントロール、ロールオフエッジ指板や蓄光サイドドットなど本人のこだわった部分が随所にみられるモデルとなっています。

六弦かなで「HT7のイエローカラーも可愛いし、HT7Pのバールトップもカッコいいから迷っちゃうなー!」

ギター博士「メンテナンス製の良いヒールマウントトラスロッド調整ホイールの採用など細かい部分も要チェックだゾイ!」

「VOX」からは1960年代のクラシックなVOXスタックアンプ「Superbeetle」をモチーフにしたコンパクトなポータブルアンプ「Micro Superbeetle Guitar」が発表されました。スタック時は4インチ・ウーファーと1.5インチ・ツイーターによる2WAYシステムで最大20Wのサウンドを実現し、ヘッド単体では5Wフルレンジとして機能し、3種のトーンモードとBluetooth再生機能も搭載しています。
スタイリッシュなルックスに加え、着脱式アンプヘッドと充電式バッテリーも備えており、自宅・屋外・移動先など場所を問わず演奏できる汎用性の高いスタックアンプです。

六弦かなで「小さくて可愛い!だけどサウンドは本格的なんだね!ちょっと欲しくなっちゃうなー!」

ギター博士「Superbeetleはその名からも分かる通り、アメリカでの大規模ツアーを行う際に開発された高出力アンプなんじゃ!」

「Electro-Harmonix / Bender Royale」に限定のオレンジカラーモデルが登場しました。
ヴィンテージの「Tone Bender MkⅢ」を基にしたジャーマニウム3トランジスタ回路を、現代的に拡張したファズペダルとなっており、クラシックなVOL、FUZZ、BASS の3ノブ構成に加え、FATスイッチによるロー/ローミッドの強化、CLIPスイッチによるゲルマニウム/LEDのクリッピング切替、BIAS調整でゲート感のあるスパッタートーンまで幅広くコントロールできる設計が特徴です。
TREBLEのアクティブEQ、ドライ音を加えるBLENDノブ、ラッチ/モメンタリ両対応のソフトフットスイッチやトゥルーバイパスを備え、幅広いファズサウンドに対応する1台となっています。

ギター博士「MkⅢ系の特徴を押さえつつ、細かい調整によってクラシックから現代的なファズまで1台で幅広く対応できるゾイ!」
Electro Harmonix Bender Royale – Supernice!エフェクター

左からBelle Epoch+, Epoch Boost Mini, Fuzzrite mini
「catalinbread」からは新たに3台のエフェクターが登場しました。今回リリースされたのは、Echoplex EP-3 のテープエコー回路を徹底的に解析し、タップテンポ、3種のテープエイジ、改良型プリアンプなどを備え、クラシックなリピート感を幅広い設定で再現した「Belle Epoch+」、EP-3 プリアンプ特有の周波数変化とパンニング的挙動をコンパクトな筐体に収め、常時オンの音質補正として高い信頼性を持つ構造に仕上げられた「Epoch Boost Mini」、Mosrite公式協力のもと、1960年代回路を忠実に再現し、アメリカンファズ特有の粗さと鋭い倍音を扱いやすく調整できる「Fuzzrite Mini」の3モデルとなっています。

ギター博士「Echoplex EP-3 はアナログテープを使用したいわゆるテープディレイだゾイ!しかもプリアンプ内蔵という当時としては最先端のエフェクターだったんじゃ!」
Catalinbread Belle Epoch+
Catalinbread Epoch Boost Mini
Catalinbread Fuzzrite mini – Supernice!エフェクター

「KarDiaN / Crotonin」は、「Serotonin」の開発過程で生まれたプロトタイプを基に設計されたオーバードライブペダルです。
LEDクリッピングと高レスポンスのオペアンプを組み合わせることで、ピッキングの強弱に対する反応が極めてオープンな歪みとして現れ、カップリングコンデンサの特性変化やオペアンプ自身の歪みも音作りに組み込み、広大で荒々しい質感を備えたサウンドを形成しています。
筐体には「世界一黒い塗料」を採用し、深い黒の上にあえて通常黒塗料で印字を重ねる独自のデザインも特徴です。

ギター博士「人気の国産ブティックブランドらしい仕上がりじゃな。反応の良いオープンな歪みからゲート感の効いた鋭いトーンまで操れる一台じゃ!」

「Seymour Duncan JB Jr. for Tele」はSeymour Duncanの「JB」ハムバッカーの力強さを取り入れたテレキャスター用ピックアップです。ブリッジ用シングルサイズながら、オリジナルJBが持つパンチのある出力、ハーモニックな輝き、鋭い高域を忠実に再現。
テレキャスターの標準的なルーティングにそのまま適合し、無加工で導入できる点も魅力であり、4芯リード線により直列・並列・スプリット接続に対応し、クラシックJBの柔軟性をそのまま生かした多彩なサウンドメイクが可能です。

ギター博士「4芯リード線を採用していることで、直列接続、並列接続、スプリットコイル接続の配線可能なのが良いのう!」
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