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「メイドインジャパン・ヘリテイジ」は、かつての名機の姿を可能な限り再現することを目指すシリーズです。各部にヴィンテージ・スタイルをしっかり採用した上、USA製品から得たデータに基づいて設計されており、実在のヴィンテージギターと同一の形状を達成しています。またネックシェイプとピックアップに各年代ごとの特徴を反映させ、カラーリングについてはその色調に至るまで、しっかり再現しています。
ネックについては共通して、ナット幅約41mmという細めの寸法です。ボディもネックもトップコートにラッカー塗料を使用しているため、時を経るに従ってゆっくり育っていく経年変化を楽しむことができます。
各年代それぞれに合わせて設計された専用ピックアップは、配線「フォームバー(Formaldehyde Varnish)」やエナメル線など、当時のものに限りなく近い材料を選定しています。
「ヘリテイジ」版の50Sテレキャスターは、アッシュボディ、1ピースメイプルネック、1952年の形状を再現したネックシェイプ、50年代式の専用ピックアップ、ブラス製3連サドル、という構成です。カラーリングはホワイトブロンドと、定番色のバタースコッチブロンドの2タイプあります。ツマミ類もこの年代に採用された仕様に従っているほか、サドルのイモネジにマイナスネジを採用するというマニアックなところまで再現されています。
「ヘリテイジ」版の60Sテレキャスターは、アルダーボディ、ローズ指板、60年代を象徴するCシェイプネック、60年代式の専用ピックアップ、鉄製3連サドル、という構成です。この年式のサドルは「Threaded(スレッデッド。ネジ山のある)」と呼ばれる通り、ネジのギザギザが刻まれているのが特徴です。カラーリングは3カラーサンバースト1択です。
「ヘリテイジ」版の60Sテレキャスター・シンラインは、アッシュボディ、貼りメイプル指板、60年代を象徴するCシェイプネック、60年代式の専用ピックアップ、鉄製3連サドル、という構成です。シンラインの誕生は、60年代でも終わりがけの1968年です。そのため3連サドルは「Slotted(スロッテッド。ミゾがある)」と呼ばれる、弦を受け止めるミゾが刻まれます。またこの年式のシンラインでは、フロントピックアップの両脇に高さ調節ネジが付きます。
《伝統と、終わりなき探求を》Made in Japan Heritage Series
カスタムショップなどUSA製品の設計で使われるものと同じデータをもとに設計されているとは、とても頼もしい話です。
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JV Modified ’50s Telecaster/JV Modified ’60s Custom Telecaster
’50s(上)と’60s(下)。2モデルでボディとピックガードの色調が反転しているのが興味深い。
ジャパンヴィンテージの名を冠する「JVモディファイド」シリーズは、メイドイン・ジャパン「トラディショナル」シリーズをアップデートさせた2022年限定モデルです。50’sと60’sの2モデルとも、ネックは肉厚なVシェイプにサテン仕上げを施し、ミディアムジャンボフレットを打ち込んでいます。また4WAYセレクタースイッチにより直列/並列2つのミックスポジションが選択でき、トーンポットにはフェイズスイッチが仕込まれており、サウンドバリエーションが大幅に強化されています。
両モデルともロック式ペグが備わるほか、50’sにはアノダイズド・アルミニウム製ピックガードが、60’sにはボディの表裏にバインディングが採用されます。
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「ジュニアコレクション」は、もともと欧米人の体格に合わせて設計されているギター/ベースを日本人に合わせて小型軽量化させた、日本国内限定のラインナップです。ボディの大きさを約94%に、弦長を25.5インチから24インチ(約94.1%)にスケールダウンさせていますが、日本人の平均身長が男女ともアメリカ人のだいたい95~96%という数値からも、まさに日本人にぴったりの寸法に設定されています。パーツ類は標準サイズなので、将来的な部品交換にも心配はありません。
Fender Made in Japan Junior Collection 軽くて持ちやすいのにちゃんとグリップ感がある、バリバリ使えるギター。ワシだったら孫にプレゼントしたいかも?!
可愛いのからクールなのまで、カラバリも豊富。
日本人に合わせて小型軽量化したギター Fender Made in Japan JUNIOR COLLECTION
「ハイブリッドII」シリーズは日本製フェンダー史上初めて、オーソドックスなスタイルで22フレット仕様が採用された歴史的なモデルです。
ネック仕様は9.5″指板R、ナロートール・フレット、モダンCシェイプグリップというUSAフェンダーの標準仕様にナット幅を日本人に合わせた42mmに設定、現代的な演奏スタイルにおいても握りやすく、かつ弾きやすい設計です。電気系においては日米スタッフのコラボでイチから開発したピックアップを装備するなど、スタンダードモデルの域を脱した高いスペックでまとめられています。
ブラックやサンバーストといった定番色のほかシリーズのオリジナルカラー「モデナレッド」と「フォレストブルー」もある、バラエティ豊かなカラーバリエーションが魅力。
《日本製初のモダン系スタンダード》Fender Made in Japan Hybrid IIシリーズ
「トラディショナル」シリーズは、ヴィンテージ・スタイルを基本とした設計に、ちょっとだけモダン要素を加えるというバランスで組んだギターです。金属パーツや電気系などに目立った追加機能を採用せず、シンプルにまとめた言わば基本モデルです。やはりピックアップは共通なので、弾き比べてみるとギター本体の仕様による音の違いを確認することができます。
約42mmのナット幅と9.5インチRの指板という現代の標準仕様、やや厚みのあるUシェイプというネックに小さめのヴィンテージタイプ・フレットが打ち込まれ、ネック裏はピッカピカのグロスに仕上げられます。グロス仕上げのネックはヴィンテージ・スタイル本来の姿で、適度なホールド感があります。
50年代式は、バスウッド製ボディに1ピースネックという本体で、バタースコッチブロンドとホワイトブロンドの2色で展開しています。また5点留めピックガード、頂上を丸くした「ドームノブ」、円柱状のセレクターつまみ「ラウンドノブ」、3連ブラスサドルといった50年代仕様をしっかり再現しています。
60年代式は、バスウッド製ボディにローズ指板という本体に、レイクプラシッド・ブルーとヴィンテージ・ホワイトの2色で展開しています。また8点留め3層のピックガード、頂上がやや平たい「バレルノブ」、特徴的な形状のセレクターつまみ「トップハットノブ」、ネジのギザギザが刻まれた鉄製3連サドルといった60年代仕様をちゃんと再現しています。
70年代はフェンダーの設計に大きな変革が起きました。トラスロッドはヘッド側に開口され、調節部分には調整用の「バレルノブ」がチラリと顔を出します。フェンダーの「F」が刻まれたペグは、「Fキー」と呼ばれます。ネックは3点留めで、仕込み角を調整する「マイクロティルト」を備えます。
70年代式シンラインは、空洞とFホールを持つアッシュ製ボディにメイプル1ピースネックという本体で、カラーはナチュラルのみです。ワイドレンジハムバッカー特有の高い出力と鋭い立ち上がりを、ボディに由来するエアー感が優しく包むサウンドを持っています。
70年代式カスタムは、アッシュ製ボディにメイプル1ピースネックという本体で、ブラック1本で展開しています。フロントピックアップがワイドレンジハムバッカーになっていることが最大の特徴ですが、シングルコイルとハムバッカーが同居するピックアップ構成は、おそらく人類史上初めての仕様です。
70年代式のデラックスは、アッシュボディにメイプル1ピースネックという本体で、カラーは3カラーサンバーストのみです。ワイドレンジハムバッカーを2基備えており、鋭さと力強さを併せ持っています。
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「MIYAVIテレキャスター」は、サムライギタリストの異名をとるMIYAVI(みやび)氏が「これ1本で、どこでも闘えます」と称賛するシグネイチャーモデルです。サムライに相応しく日本製で、楽器本体はヴィンテージスタイルながら、3ピックアップ仕様、アーム&サスティナー搭載で、あらゆる音楽表現を可能とする多機能なギターに仕上がっています。
《あらゆる音楽表現を可能とする多機能なギター》Fender MIYAVI TELECASTER
リッチー・コッツエン氏のシグネイチャーモデルは、フレイムメイプルトップとゴールドパーツによるゴージャスなルックスが目を引きます。ピックアップはディマジオ製で、リアがハムバッカー構造になっています。操作系はなかなか特殊で、トーン回路の代わりにロータリースイッチが備わっており、ミックスポジションでの直列/並列を切り替えることができます。
ネックもかなり個性的で、12″の平滑な指板Rにジャンボフレットを打ち込み、ネック本体は他に例のない「ラージ”C”」でグロス塗装です。テクニカルなプレイをバシバシ弾く指板仕様でありながら、ぶっといネックをガッシリと握る古き良きフィーリングが得られます。
You Can’t Save Me (Richie Kotzen Live 2015)
卓越した演奏技術を決してひけらかすことのないスタイル、トラッドなロックに対する深いリスペクト、そしてルックスが良くて歌もウマい。かつガンダムが大好きで、「機動戦士ガンダム」シリーズの楽曲を英語でカバーしたアルバム「哀 戦士・Z×R(2006)」をリリースしています。
SCANDAL所属ボーカリストHaruna女史のシグネイチャーモデルは、ホワイトとゴールドでまとめた個性あるルックスに、ディマジオ製ピックアップを備えます。ネック仕様にポイントがあり、丸い指板に小さめフレットのヴィンテージ・スタイルとサテン仕上げのネック裏という組み合わせは、現在の日本製テレキャスターでは唯一の存在です。またピックアップのThe Chopper T(DP384)/Twang King(DP172G)という組み合わせは、特にアタックの立ち方を重視しています。
SCANDAL – 「マスターピース」 / Masterpiece – Music Video
白いギターを弾くHaruna女史の背後には、同じ色調のSHINOS製アンプが。
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「MIJリミテッド・トラディショナル60sテレキャスター・ビグスビー」は、MIJトラディショナルシリーズの60sテレキャスターにビグスビーを取り付けた2022年限定モデルです。表現の幅が広がるとともに、ボディ側に重心の移動した独特のボディバランスが味わえます。
フェンダー設立75周年を記念してリリースされたF-ホール・テレキャスター・シンラインは、アッシュボディにキルテッドメイプルトップ、フレイムメイプル製1ピースネックという木材構成、カスタムショップ製ピックアップ、ゴールドパーツ、べっ甲柄バインディング&ピックガード、というプレミアムな仕様です。ネックもボディもニトロセルロースラッカーのグロス仕上げとなっており、使い込むほどに味が出てきます。
Limited Collection Telecasterを…
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ここからは、本記事で紹介して生産が終了した旧モデルです。日本製フェンダーのかつての姿、ちょっと見ていってください。
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